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補習の採取や狩猟のクエストをしていると、
模擬戦がそろそろじゃない?とシモツキが教えてくれる。
まるで応援するように声をあげているようだ。
どうやらこの中には、村人が8名、人狼が1名いるようだ。
使い魔 シモツキが「時間を進める」を選択しました。
補習の課題になってる素材はこっちに提出。
課題じゃないけど持ち帰ってきた素材は自己管理するか……、
あっちの小屋の中に置いとくかしといてくださいね〜。
[グラウンドに集まってきた生徒達にまったりと指示を出しています**]
/*
というわけで無事に始まりましたよおおおお!
お集まりいただいた皆さんありがとうございます!!!
思えば企画の元型があがったのが去年の8月後半とかだったので、
ちゃんとした形になるまでが長かった……主にあかつきさんのリアル事情のせいだったのですが
/*
光魔法、の中でも素攻撃系ではなく、
屈折をいじって姿を視えなくさせるやつとかやっぱり屈折をいじって遠くを見れるようにするとか、
そういう地味系ばっかり修得しております。光と幻影ー
/*
ふにゅん。どうも精神が落ち着きをみないのです……。
意見を求められて戸惑いが強かったりしたのは、きっと考えが違うからなのですね。
バトルしたい、で挙手したのではなく、やってもいい、であったのに視点を置けば良かったっぽいですね。
──グラウンド周辺──
[よく育った太陽茸を半分に切って、それを3〜5mm程度の厚みにトントンと小気味良く切ってゆく。
アン茸も同じくらいの厚みに、タマ茸は育ちきっていないそれらを適度な厚みに切って、深紫色の珊瑚のような形の茸は少し迷った後に、適度な量に手で千切る。
火を二つに分けて、片方に水をいれたお鍋をかけた。もう片方は、茸を炒めるフライパン用だった。]
ふにゅう。
甲殻蜥蜴を先に狩れれば新鮮なお肉があったのです。
誰かに分けて貰ったり出来ないでしょーか?
[駄目なら干し肉があるけれども、どうせなら演習林で狩ったお肉を使いたい。誰か顔見知りがお肉をグラウンドに持って来ていたら少し貰って、代わりにスープとお肉と茸のパンのサンドを分けることも出来る。
ニースが誰も見かけないなら、このまま料理は進むだろう。]
──グラウンド周辺──
[お鍋のお湯が沸くまでの間、ニースはびっくりドングリの殻を剥き始めた。殻を剥いて砕いて、後でパンの種に混ぜて焼くつもりだった。*]
>>0:142
………
[姿勢を低くして、腕で銃を支えながら手に炎の球を生み出す
蛇は迫って来ているものの、まだこちらに気付いていない
ならば炎を飛ばして撹乱するか。だが、ギフトと蛇の距離が近い
ちら、と傍にいる魔犬に眼をやる]
グリム!!
[魔犬の名を呼ぶ。
動物やモンスターなどの人ならざる生物は存外賢い。主人が追われている今、何をするべきかは彼にも解るだろう
臆病な彼が実際に動く事ができるかどうかは、また別の話だが]*
―― ある時の少年の情景 ――
[春。
草木がいっせいに萌芽し動物が冬ごもりから目覚め、
メローネ学園に新入生が入学する季節。
少年も新入生のひとりだった。
大きな夢を胸に抱いた少年は、
入学したばかりの頃から落ち着きのあんまりない生徒であった]
[新入生オリエンテーションの一環で、演習林の主要ポイントを案内されている最中も、
少年はやっぱりはしゃいでいた。
草原に、黄金に輝く綿毛がびっしり生えているのを目撃した際には、]
綿毛がたくさん! すっっげーーー!
[などと叫びながら風をまとった状態で綿毛のじゅうたんとも言える地帯に飛び込んだり、
綿毛のふわふわに実った草を摘んで積極的にふーふーしたりして、
黒いマントをたいへん綿毛まみれにしてしまった]
[そのため引率の教師からは大変叱られた。
あの黄金の綿毛も、生徒が実習で使う大事な素材でありそれを無駄にしちゃって……と。
それまで少年は自然界の植物のことをおおむね、
遊びに使えるか否か――もしくはちょっと進んで(?)、
食べられるか否かでしか判断していなかったが。
この一件が少年の判断材料、もとい、見識を大きく広げる一端となったのであった。
落ち着きがないのは相変わらずであったが*]
/*
すまない…挙手したは良いけど「もう一戦やって」って言われてもキャラがえぇーってゲンナリする未来しか見えなかった…
PLはバトル好きだけど、PCをいきなり戦闘狂に覚醒させるのもなんか違うしなぁ
──新入生オリエンテーションの記憶──
わぁあ!わぁ、あっちには花畑があるのですっ!
あっちにはおっきなドングリがあるのですっ!
向こうには美味しそうな実がなっているのですっ!
この森凄いのですっ。何でもあるのですっ!
[春。
メローネ学園に入学しての演習林オリエンテーション。
同じ一年生のラキアと同じく、黄色い声をあげて引率の教師の制止も聞かず、道を外れ、興味の赴くまま歩いた結果、ニースはその時迷子になっていた。]
[無事に皆と合流はしたものの、引率の教師からニースも叱られたのは言うまでもない。
その頃から、ニースはとてもマイペースだった。]
……そういえば新入生のオリエンテーションで綿毛を見たような気がするのです。
きんわた塗れがいたのですっ。
[黒髪黒目黒マント。
目以外は少しだけ似たような容姿の少年が金色の綿毛塗れになっている姿が唐突に脳裏に閃き、ニースはびっくりドングリの殻を剥く作業に力が入った。
先程の1.5倍は速やかに殻が剥かれるほど力が入った。]
[情けなく泣きつく後輩を見て取ったアルジャーノンの反応は迅速だった>>0:141
実に滑らかな動作で魔銃を構え、ギフトを避難誘導する。
流石は魔獣科、とても頼もしい。
思わず立ち止まって見惚れかけたのだけれど、背後でとぐろを巻き、赤い舌をちらつかせる蛇の存在を思い出してぶんぶん首を振った。
油断した瞬間にがぶりと噛みつかれたのでは、先輩に申し訳が立たない。
アルジャーノンが魔犬を呼ぶ声に視線を移せば、先ほどまで気持ち良さげに目を細めていた魔犬が、蛇を睨みつけ、毛を逆立て低く唸り始めるところだった。
とはいえ、完全に腰が引けている様子を見るに、脅えの極致なのだろうと思うけれど。
先輩の気持ちはとても有難いけれど、ここは親馬鹿を発揮しようと思う]
グリム、戻って!
[言いながら、走る勢いを緩めずに指をぱちんと鳴らす。
自慢であるグリムのもふもふの毛並が途端に立体感を失い、魔犬の形を失って黒い光の塊と化す。
それはすぐさま、ギフトの手の中に現れた杖の中に吸い込まれるようにして消えて行った。
魔犬を魔石に還元すると、ギフトは足を止めて振り返る。
斑青蛇は思いの外敏捷だ。
みるみる縮まる距離に唾をのみ込みつつ、杖を振り上げた]
シェイド、出てきてっ!
[とぉん、と杖で山道を叩けば、にじみ出る黒い影。
今度は、グリムの時と違って影は影のままそこに蠢いている]
……シェイド、あれ取ってきて。
[声を落として、ひそひそと“影”のモンスターへ命を下す。
山道の上を這う影が、器用に親指を立てた手を形作り、するすると音もなく滑り出していった。
熱も臭いもない故に、蛇の意識にはおそらく引っかかりにくいだろう。
シェイドは無事にスケッチの元までたどり着くと、ぶわりと膨れ上がって自らの中にスケッチを吸収。
数秒おいて、ギフトの目の前で人型を成して盛り上がり、ぺいっとスケッチを吐きだした。
わぁすごい、こういう雑なとこも造り主に似るんだね!
ともあれ、これで先輩の杞憂の元は解決できただろうか]
せんぱい、お願いします!
[杖を手放しキャッチしたスケッチを掲げてみせながら、アルジャーノンへと声を張った*]
ー回想・入学前ー
[恐らく、その足跡を見なければアルジャーノンがこの学校に来る事も無かったのだろう
故郷の山中に残されていた、見た事のない魔物らしき足跡。
元々絵を描くのは好きだった。時間をかけて、できるだけそれを正確にスケッチした
そして彼は決意した。足跡の正体を確かめようと
既に発見されていようと構わない。正体さえ判ればそれでいい
好奇心に突き動かされるまま踏み出した歩みは、いつか研究家という大きな目標に変わって行った]
──グラウンド周辺──
えっと、確かきんわたを、
どこで見たのですと尋ねたのです。
そうしたら、オリエンテーションで歩いてて見つけたって言ってたです。
[だったらと、ニースは少し思い出した。
オリエンテーションで歩いて見つけたくらいだから、演習林でよく使う主要ポイントの何処かかもしれないと。
オリエンテーション叱られ仲間として、ラキアのことは知ってるし見かければ話すことも多い方だった。
若干、手を抜くようなサボリ魔っぽい気質のあるラキアと、マイペースなニースの叱られポイントは違うものの、授業への誠実に少し足りていない部分は似たようなものかもしれない。*]
[ラキアの歓声と旺盛な食欲に表情を緩めた。>>0:149
タレがないのが残念だけど……いや、そういえばタレではないけれども。
思いつき、ごそごそとかごの中を探る]
塩、飽きたら。これも。
絞る。
[取り出したのは山檸檬。腰のナイフ……もちろん鰐を捌いたあと丁寧に洗った……で二つに切ると、半分をラキアに差し出した。
率先して焼けた鰐に絞って食べる。
柑橘類特有の酸味が口の中に広がった]
酸っぱい。
平気?
[もぐもぐしながら、思い出したように問いかける。
もっとも、切り口からばっちり酸っぱい匂いが漂っているので、苦手ならこちらが声をかけずとも回避できただろう]
[デザートも気に入ってもらえたようでなによりである。>>0:150
手を洗って、火の後始末もしなければいけない。鰐の解体の後処理はもう済んでいるけれども。
そんなことを考えながら、ごちそうさまの声にこっくりと頷いて>>0:152]
ごちそうさまでした。
[お粗末さまでしたと言おうかとも思ったけれど、鰐を仕留めてくれたのはラキアだ。結局鸚鵡返しにごちそうさま。
どうやらこちらの自己紹介は通じたらしい。またこくこくと頷く]
よろしく。
[たどたどしい片言で、そんな挨拶をしてから、二人でご飯を食べた後にこんなことを言うなんて、今更だなあとちょっと苦笑した]
[演習林に放されている魔物は即座に死に至るような危険な種はおらず、対処法さえ守れば学生でも狩れるものばかりだ
加えて、結界に護られて外にいる種類は入って来ない
傍の魔犬は唸り声を上げつつも、腰が引けているようだ>>11
ギフト自身もそれは解ったようで、指をぱちんと鳴らしたと思えば杖の中に戻って行った>>12
そして入れ替わるように影の塊が壁のように現れる]
おお、走りながら喚び出したのか。すごいな!
[状況に似合わず、感嘆の声が漏れたのはギフトも決して弱い訳ではない事を知っているからだ
ただ、能力の使い方が上手くいっていないのだとアルジャーノンは分析していた
地面よりせり上がった黒い影に蛇の頭がはじかれる>>13
暫くぐわんぐわんとうねっていたが、火の玉に気付いたらしく両の目がこちらを向いた
しめた。そのままこっちへ来ると良い。その後方にスケッチも見える
そして蛇の来る方向とは反対側にずりずりとゆっくり遠ざかるギフトが見えた]
[蛇の後方で"影"が蠢き、紙を器用に取り込んだ>>14
そして主人の前に来たかと思うと人型を成してぺいっと吐き出す。少し紙が濡れていないか心配になったが、今はそれどころではない]
ーー…!
[紙を掲げて示す後輩に親指を立てて、ウィンクもしてみた
よくやった、と声を出さずに口で伝える
蛇が再びギフトに興味を示す前に手の上の火球を5つに分離。それぞれの指の上に乗せ、振りかぶれば5つの小さな火の玉が蛇に真っ直ぐ飛んで行き、小さな爆発を5回起こした
攻撃の為ではなく、怒らせることが目的だ
狙い通りシャァァアという警戒音と共に蛇が真っ直ぐ向かってくる
真っ直ぐに魔銃で狙う–––2(3)。
1.頭に当たった
2.眼に当たった
3.喉に当たった]
[銃弾は蛇の眼を捉えた。シャァァアアとひときわ大きな音が辺りに響く
まだ致命傷にはなっていない。蛇は3(4)
1.尚向かってきた
2.その場でじたばたしている
3.暫くして、動きを止めた
4.逃げてしまった]
…………。
[蛇はその場でしばらくのたくった後、力尽きたように動きを止めた
腰に下げたポーチから解体用のナイフを取り出しながら近づいて、念のため喉を切った
同じくポーチから布を取り出し、蛇の血を拭き取る
そこでやっと息をつく]
……ふぅ…。焦ったねぇ…
本は無事だったかい。あ、スケッチありがとうね!
[腰を落として、へらりとギフトに笑いかける
そういえば、焦って探していた本は無事だろうか]*
うおおお!! レモンすげー!!
[あますことなくレモン果汁のかかった鰐肉は、
先程までとは異なるさっぱりとした味わいに。これもまた美味であった。
やがてデザートまで出たとなれば、
まさにフルコースを堪能した気分……といっても模擬戦を控えている身、
食べ過ぎないようには気を付けているつもり。
やはり彼女の名前はパサラのようだ。>>18
つられてぺこぺこと首を縦に振って、]
オレの方こそよろしくー! ……といってももう十分よろしくされちまった後だけどな!
ワニ解体してもらったしおいしい食べ方も教えてもらったし、 ――っくしゅん!
[と、突然のくしゃみである]
うわ風邪か? うーん……、
[風邪ひかないことにかけてはかなりの自信があるのだが。
すっかり乾いたマントを羽織りつつ首を傾げる。
よもやオリエンテーション叱られ仲間のニースが、>>10
金の綿毛まみれになってた時分の少年のことを思い出していたせいとは、
夢にも思っていないのであった。
黒髪赤眼のちんちくりんな生徒。
オリエンテーション後理由は違うがともに叱られたということで顔は早くから知っていたし、
見かければ普通に話す間柄であった。
きんわたをどこで見かけたか訊ねられた時には、>>16
答える前に思わず「さてはおまえも綿毛で遊びたいのか!?」と訊き返した辺り、
案外似た者同士な雰囲気を彼女から感じ取っている少年であった]
[山檸檬もラキアのお気に召したらしい。>>25
好き嫌いのないのは良いことだと思う。
ラキアからのよろしくに添えられた、美味しい食べ方を教えてもらったとの言葉には、嬉しそうな顔をして]
調理科冥利。
[調理科冥利に尽きる、と言いたいらしい。
突然のくしゃみにはぱちぱちと瞬いて]
風邪?
[そういえば派手な水音をさせていたのだった、と出会いを思い返して少し心配そうに眉を寄せる]
薬学科。
風邪、言って。
[また自身の胸を指差して、一応伝えておいた。
食べられるものだけではない。かごの中には、薬草の類も採取してある。
もしも風邪だった場合は思い出してくれたらいい]
──グラウンド周辺──
[お鍋が完全に煮立つ前に薬草の根を擂り潰したものを入れる。
味付けは素材の味をそのままにするつもりだが、茸だけでは物足りないのも確か。]
やっぱり干し肉を入れるです?
[ニースは険しい表情をした。
深紫色、鮮やかなオレンジ、それに赤や黄色と、見た目楽しい茸達の色。茸だけでも美味しいコクは出るだろうが、干し肉を入れれば旨味は出るだろう。
でも演習林の動物のお肉を入れたかった。
今から狩りに行くのは遅過ぎるので、ニースは先に甲殻蜥蜴を探さなかったことを後悔していた。
ドングリを剥き終わった後の砕く作業にも力が入った。]
ー回想・入学前ー
[アルジャーノンが魔物研究を志すようになった切欠は好奇心のみという訳でもない
スケッチにある足跡と一緒に、山に入ったまま帰ってこなかった両親の変わり果てた姿も見つかった
故郷の村の近くで見つかる魔物ではない。少し大きい町に行って図書館の本を参照しても、似た様な形はあれど一致するものは見つからなかった
もしかすると、新種なのかもしれない。その考えは瞬く間に衝動となった
そしてメローネ学園に入学して1年が経ったころ、とある本の虫である少年と出逢うことで彼の中に一つの疑念が生まれることとなった]
────くしゅん。
はわっ、少し冷えたのでしょうか?
でも大丈夫なのですっ。
薬草の根を入れたので体は暖まるのです。
[ニースは思い立って、グラウンド周辺に生える茎の太い植物を採取した。これも食べれるもので、淡白な味わいで色んな味付けに合うものだった筈だ。
煮込めば口の中で溶けるようになる、ほこほこフキだった。
これもトントンと食べ易い大きさに切ると、鍋に詰めるように入れてゆき、その間に茸を入れるようにした。]
[こくこくと頷かれて、心配そうな顔を少し緩めた。>>31
もっとも、補習に参加している生徒には、きっと医学科を専攻している者もいるだろうし、薬学科の出る幕はないかもしれない。けれどまあ、覚えておいてもらえれば、もしもの時の保険くらいにはなるだろうと思う]
後片付け。
[使い魔が飛んでくると目を瞠り、片付けの話に頷いた。>>32
川で手を洗い、水をかけて焚き火の後始末。しっかり消火したあと、残骸は埋めておく。環境への影響は最低限にしなくてはならない。
鰐肉の残りは予定通り防腐効果のある葉っぱに包んでかごの中へ仕舞い、グラウンドへ向かうことにする。
訛り全開で絶叫したことに気づいていないのは幸いだった。覚えていたら恥ずかしすぎて、間違いなくよろしくするどころではなかっただろう]
[この学園に来て早3年目と言うのにちょくちょくこんな状態に陥る程度の方向感覚と気質の性でいまひとつな評価を貰いこの補習と相成るわけなのですが。]
[がさがさと藪を掻き分けて収集リストにあるボンボン笹の群生地にて実を捜してる最中、掻き分けた先に――]
あ。
[ぶるる、獣くさい荒い息と二本の牙、*11火星*猪とこんにちは、目が合いました。
きっと彼?もボンボン笹の実を捜して食べていたのでしょうか?
この演習場区域にはそう危険度が高い生物は居ないのではあるがそれも人数と準備と場合次第でもあって。
複数人であればその野趣溢れるその肉と毛皮に牙と十分価値はあるのだけれども、一人で不意打ちからと言ったら出来る事は一つなのであります。]
あ、あら、お邪魔さんでし、た……?
[そ〜っと抜き足差し足でゆっくり後退、そのまま一件落着となるかなー、とは思った、思った、期待した。けれど。]
何でこんな時にぃぃぃぃぃ!
助けてぇええええぇぇ!!!
[案の定、強制的鬼ごっこの開始となり。
川を渡るか木に登るかグラウンドまで逃げるかは兎も角、今は全力で走る事を強要されたのでした。*]
あ、はい大丈夫です!
ボクの方こそ有難う御座います……!
[片手で抱えた本を示しつつ、杖を腕輪に戻して彼の元へ小走りに向かう。
手にした彼の大事なスケッチは、ご安心あれ、シェイドが血肉を備えた生物ではない故に、元の状態で綺麗なままだ。
それを彼の方へと差し出して、えへへと緩みきった笑みを浮かべた。
……なお、落とした時の土汚れは多少付いているかもしれない]
やっぱり、せんぱいはすごいですね!
叔父さんみたいです!
[ギフトの叔父は、野外活動をメインにする魔法具の研究家だ。
研究家、とはいっても、実際には古い遺跡にもぐって魔法具を発掘したり、調査をしたり、という活動がメインで、研究らしい研究はなかなか行えないのが実情らしいけれど。
よって、その能力はとても実戦向きであり、対応力に優れている。
ギフトの目下の目的は、保護者でもある彼の補佐ができる程度の魔法使いになりたい、という事である]
叔父さんは銃じゃなくて弓を使うんですけれど、命中率が凄いんです!
……弓と言えば、4学年に腕の良い魔弓使いのせんぱいがいますよね。
弓と銃って、色々勝手が違うと思うんですけれど、どちらがいいんでしょうね?
使い手との相性とか、あとは場面なのかなぁ……?
[感動からやや早口に紡がれる言葉は、徐々に世間話の色を帯びてゆく。
その先輩とは何度か図書室で顔を合わせていたのだけれど、言葉を交わすようになったのは2年生になって以降のことだ。
彼女が読んでいる本が以前、ギフトの読んだものだったので、つい声を掛けてしまったのが切っ掛け。
同好の士を得た喜びのあまり、うっかりネタバレを口走ってしまったことは、本好きとしては悔やむべき思い出である]
[ともあれ、武器の使い勝手と用途について聞いたところで、ギフトがそれを扱うわけではない。
そうして根掘り葉掘り聞こうという好奇心も、状況を思い出したことでなりを潜めるのである]
……っていうかせんぱい、時間が!
[色々あってすっかり時間を潰してしまったけれど、模擬戦が始まるのはいつだっただろうか。
そろそろ集合しはじめているのでは、と思い起こすと背筋が冷えた]
ボク、あと星雫の花の朝露を手に入れれば最低限のラインはクリアなんです……!
せんぱいは大丈夫ですか?
[位置的には近い、ギフト自身はまだ間に合う範疇だ。
一方、彼の方はどうなのだろうか。
足を引っ張ってしまった手前、ハラハラして仕方ない。
ただでさえ、マタンゴ事件>>137で彼に迷惑を掛けてしまっているというのに……!*]
―グラウンド―
…………?
[すん、と鼻を鳴らして首を傾げた。いい匂いがした気がしたのだ。
調理科たるもの、鼻と舌には自信があった。あと食いしん坊だとも自負している。
かごを地面に置くと、きょろきょろとあたりを見回した]
そういえば……、
[鰐が美味すぎて何かを忘れている気がする。うーーん]
まっいっか!
[考え込んでも分からなかったので、そのまますたすた。
忘れていたのは、どうして鰐回収前のような面白い喋り方をしないのか、
パサラに訊ねること、だったので。
忘れたままだったのは彼女にとっては幸い以外の何物でもなかっただろう**]
/*
Q.救いのエンジェルとはいったい……(せるふつっこみ)
A.ここぞとばかりに普段のあかつきさんが使わないフレーズをぶっこんでる気がしなくもない
とりあえず自キャラ以外のみんながもふもふ対象すぎて たのしい(でも見てるだけになったらいかんぜ あんまり)
ありがとう。君のおかげで大事なものを失くさずに済んだよ
[受け取ったスケッチ>>37を、胸にあるポケットに仕舞った。土は多少付いていたが問題ない
そしてギフトから叔父さんの話が出ると、くすりと笑う]
またそれかぁ。本当にギフトは叔父さんのことが好きなんだね?
研究職の叔父さんを助けるのが目標だったね。応援してるよ!
[補佐することを目標と掲げられるほどに自慢の叔父なのだろう。もう十数回は聞いている
それでも語り足りないほど、グリムは叔父さんのことが大好きなのだ
ぐ、と握り拳を作ってグリムに差し出し、励ました
そしてその気持ちは両親のいないアルジャーノンにとっては少し眩しくも見えた]
[角兎族の亜人は野山も整地も問題にせず駆けれるからに、極端なヘタを打たなければ追いつかれはしないけれども、手を打たなければ問題の解決にもならないのも確かなのである。
そしてテンパった頭ではどうこうし様がないのも確かなので、結局は走りに走って逃げに逃げた結果。]
うわぁぁぁぁぁん!
[いつの間にか、グラウンドにまで戻ってきていたようで。
がさがさばさぁ、と道なき道から必死の形相で火星猪を引き連れた状態でグラウンドに突入するだろうか*]
ああ、パサラ先輩の事だろ?あの人は凄いよね
魔力で矢を作りながら狙いを定めるのは難しそうなのに…
[ギフトが魔弓使いの先輩について言及する>>39と頷いて、小柄な一年上の先輩のことを思い出す。
彼女の魔力を矢の形にして打ち出す技量は賞賛に値すると考えていた]
[確か初めて会ったのは魔獣科で最初の狩猟実習の折だった
初めての狩猟で緊張気味な時に声をかけられた
それから調理科である彼女にも、後輩として色々と動物やモンスターの知識を分けて貰った
ギフトが入学してからは、図書室でよく一緒になっているのを見た
希少生物の保護と新種の魔物の発見。互いに目的は近くあるが故に情報交換は円滑だった
だが、時折意見が対立する時も中にはあったかもしれない
訛りに関しては、彼女はアルジャーノンの前で焦るような事はあっただろうか]
弓と銃の違いかぁ…。まあ、もちろん相性もある
銃は使うのに慣れが必要かな。そのぶん狩る力は強いけど
弓の方は…こっちも力がいるけど、銃よりは扱いやすい。あと、遠くの獲物も狙いやすいね
[何か重要なことを忘れているような気がしながらギフトとの世間話に花を咲かせる
だが、ふとギフトが気づいたように叫ぶ>>40]
時間?あっ––––……
[見ると、空気を読んで使い魔のシモツキくんが黙ってこちらをじいっと見ていた
空を見ると先ほどより太陽が幾らか動いていたか。
そういえば、補講の中に模擬戦があるのだとプリントに書かれてあった!
急いでプリントを確認してシモツキくんに向き直ると彼は心持ちニヤニヤしながら頷いた]
うわぁ。まだ天王星鰐と{01魔術師:逆}イーグルを仕留めないといけないのに…!
いや、急いだら間に合う…多分!
模擬戦ってギフトの方が先だろ?早めに星雫の花を探しに行った方が良いんじゃないか?
と、とりあえず僕は残った課題を済ませて来るよ!じゃ!
[わたわたと荷物を纏めながら、ギフトにも促した
そして準備が終わればぴっと手を上げて、ギフトと別れた
焼くと美味な蛇の亡骸に未練が無かった訳ではなかったが、放っておいても他の生物が食べてくれる。
無駄にはならないだろうと割り切って、その場をせわしなく後にした]**
──グラウンド周辺──
はわわわわっ、ラキアくん、鹿さんが猪さんに襲われているのですっ。
[よく見れば、それが亜人で鹿の角と尻尾を持つ生徒だと分かる筈なのだが、一陣の風のように過ぎ去り、グラウンドを駆け始める姿に、ニースはそれだけしか口に出来なかった。
ラキアに挨拶もせず、お肉を所望し、混乱が巻き起こって初めてラキアに呼びかけるその様子は、ニースの平常運行だった。]
真っ赤な色した猪さんです。
[火星猪という名の通り、真っ赤な毛皮をしている。
牙も火の様な彩りを差しているようだ。
星の名を冠するのは、何処かに星の様な特徴があるのだろう。
耐魔・耐衝撃結界を張られているし少々のことではグラウンドの整地は乱れないだろうけれど、先頭を走る生徒は大変なランニングを強いられているだろうか。
ニースは鹿さんの姿を確認するために視線を向けてみる。*]
[提示されていた生物はウラギリイーグル。
同じ群れの中でも抗争が激しく、特に繁殖期は凄まじい
特徴的な生態は、一度つがいになってもオスメス共にしょっちゅう相手を変えることだ
それが原因で群れ内の抗争が絶えず、何代もかけて泥沼化しているのだと分析する者もいる
図書室に並んでいる恋愛サスペンスものも真っ青になる生態である]**
[アルジャーノンの応援>>45に、口元を緩めてくすぐったそうに笑み崩れる。
ギフトにとっての叔父は、保護者であり、魔法の簡単な基礎を教えてくれた師のようなものでもある。
この学園に入学するよう、勧めてくれたのも叔父だから、彼なしには今のギフトはいないと言っても過言ではない。
相手によっては、「もっと大きな目標を」とか「その程度の理想なのか」と言われてしまうだけあって、彼の心からの励ましはとても有難い。
この先輩の、こういった優しく穏やかなところがギフトは好きなのだった。
そうして、そんな多幸感に浸ってしまっているので、彼の内心を慮れない。
結果として、彼の耳がタコになるほど大好きな叔父さんの話を聞かせる羽目になるのである]
で、ですよねー!
お時間取らせてしまって申し訳ないです……っ!
[課題達成のための余裕がないのは、やはり彼も同様だったよう>>52
慌てる様子にひえっと青ざめて、ぺこりと急いで頭を下げた]
そうなんです、ボク模擬戦の順番が早いから急いで採収しないと……!
せんぱい、色々とお世話になりました!
補習をクリアできるようにお祈りしてます……!
[蛇食べたかったなぁ、とちょっと呑気に考えたのはあえて言わないでおこう。
身を翻す彼に倣って、ギフトも急ぎ足に山道を行く。
目指すは星雫の花。
ちゃっちゃと片付けて、すぐにグラウンドへ向かわなくては……!**]
──グラウンド周辺→グラウンド──
お鍋、見てて欲しいのですっ。
えっと、お肉を入れて調味料をいれれば後は完成なのですっ。
[一先ず、お鍋のことはパサラに任せることにしたようだ。パサラがお鍋を仕上げるなら、パサラの味付けが反映されるだろう。
調味料は色々あった。
ニースは、お鍋と、あとはフライパンで茸を炒めてパンに挟み、茸サンドを作るつもりだったが、お肉が一品加わったのなら、茸とお肉のサンドに出来るだろう。
お肉は蜂蜜で照り焼きにしても美味しい。
しかしながら、ニースはそこまでは口に出来ず、ラキアを促す。]
ラキアくん、一緒にあの猪さんを仕留めるですっ!
あれもご飯にするですっ!
[力強い声だ。
食にかける心意気だ。
もし猪肉ではなく蛇肉であってもご飯にしたと思えるほどの声だった。蛇肉サンドも美味しいので。]
──グラウンド周辺→グラウンド──
お鍋、見てて欲しいのですっ。
えっと、お肉を入れて調味料をいれれば後は完成なのですっ。
[一先ず、お鍋のことはパサラに任せることにしたようだ。パサラがお鍋を仕上げるなら、パサラの味付けが反映されるだろう。
調味料は色々あった。
ニースは、お鍋と、あとはフライパンで茸を炒めてパンに挟み、茸サンドを作るつもりだったが、お肉が一品加わったのなら、茸とお肉のサンドに出来るだろう。
お肉は蜂蜜で照り焼きにしても美味しい。
しかしながら、ニースはそこまでは口に出来ず、ラキアを促す。]
ラキアくん、一緒にあの猪さんを仕留めるですっ!
あれもご飯にするですっ!
[力強い声だ。
食にかける心意気だ。
もし猪肉ではなく蛇肉であってもご飯にしたと思えるほどの声だった。蛇肉も美味しいので。]
──グラウンド周辺→グラウンド──
お鍋、見てて欲しいのですっ。
えっと、お肉を入れて調味料をいれれば後は完成なのですっ。
[一先ず、お鍋のことはパサラに任せることにしたようだ。パサラがお鍋を仕上げるなら、パサラの味付けが反映されるだろう。
調味料は色々あった。
ニースは、お鍋と、あとはフライパンで茸を炒めてパンに挟み、茸サンドを作るつもりだったが、お肉が一品加わったのなら、茸とお肉のサンドに出来るだろう。
お肉は蜂蜜で照り焼きにしても美味しい。
しかしながら、ニースはそこまでは口に出来ず、ラキアを促す。]
ラキアくん、一緒にあの猪さんを仕留めるですっ!
あれもご飯にするですっ!
[力強い声だ。
食にかける心意気だ。
もし猪肉ではなく蛇肉であってもご飯にしたと思えるほどの声だった。蛇肉の鍋やサンドも美味しいので。]
先に一撃しかけるです。
ですから、ラキアくんは確実に仕留めて欲しいのですっ。
[ニースはラキアへとお願いすると、リュック近くに置いてあった円匙の持ち手を握り、飛び出した。]
こっちなのですーっ。
鹿さん、こっちですっ!
お肉をこっちに連れて来て欲しいのですっ!
[グラウンドに飛び出したニースは逃げるジャッカに呼びかけた。ジャッカはニースとは知り合いだったろうか?
女性寮なら同じく顔を合わせたり話をしたりしたかもしれないし、マイペースのニースのことを何処まで知っているかは分からない。
この混乱状態だから、今は反応が無くてもニースは気にしないだろう。]
[ニースは、ジャッカへと、こちらへと猪を連れて来るように走りを声で誘導する。
ニースは円匙の持ち手部分を両手で握ると、持った主軸の手とは逆側の肩の方へと振り上げ貯めを作る。
ジャッカがニースの後方へと、行き違うように逃げて駆け込めば、ニースは突進してくる猪へ向かい、気合い一閃、そして声をあげる。]
スラーッシュ!なのですっ!
[技の名前などではなく掛け声。
刃の様な衝撃波が円匙の先端、軌跡をなぞるように放たれ、火星猪の胴から足下を斜めに襲う。
血飛沫が起こったかはさておき、猪の勢いは大いに削がれた筈だった。
ニースは、勢いの無くなった猪の突進先からひょいっと外れる。ニースが突進先から居なくなれば、現れるように待ち受けるのはラキアだろう。
蹌踉めいた火星猪を仕留めるのは、容易い筈だった。**]
[記憶を頼りに山道を進むこと数分、横手に目を凝らさねば見落としてしまいそうな獣道が見えた。
ここを進めば、目指す花園はすぐそこだ。
低木と下草の繁茂する獣道を、視界に張り出す枝や垂れ下がる蔦を掻き分けて進んでゆく]
うわっ、蜘蛛の巣に引っ掻かった!
蜘蛛さんごめんねー!
[途中、精緻なレースを編み上げたような蜘蛛の巣を台無しにしたりはしたものの、そう時間をおかずに視界が開けた。
満開の時期からずれてしまったので、花園と呼ぶには少々寂しい風景だけれど、いくつかの花がぽつぽつと咲く様子が見受けられる]
[目指す星雫の花は、華やかさを競う花々の合間にひっそりと存在していた。
少し背の高い茎がすらりと伸びた先に、ふっくらとした蕾がわずかに項垂れている。
星、という名前が示すのは花の形ではない。
どこか百合にも似たその花の、中心に入る白い模様が星のように見えることと――、それから、夜に咲く事を示している。
日が昇る頃に花を閉じる星雫の花は、それゆえに蕾の中に朝露を抱き込んでいる事が多い。
今回頂戴するのは、そういった朝露たちだ。
朝露自体に特別な効能はないのだけれど、他の薬品を混ぜ合わせる時に使うと成功率が跳ね上がる、優れた触媒である]
[荷物の中から小瓶を取り出して、ぽんと軽快な音を立てて栓を抜いた。
準備オーケとにんまりすると、ひとつひとつ星雫の花の蕾を緩め、小瓶の中に朝露を頂戴していく。
小瓶の半分程度が朝露で満たされれば上々といったところ。
さて、その成果は――2(3)
1.大満足! 半分どころか2/3も集まったよ!
2.まぁこんなものだよね! ちょうど半分くらい。
3.あれぇ、思ったより集まらないや……。1/3くらいだ]
[成果は上々。
この量が集まれば、まず問題ないと言えるだろう。
半分ほどが朝露で満たされた小瓶を軽くゆすって、上機嫌に栓を閉めた。
ついでだからと辺りを見回し、いくつかの素材を採収する。
真っ先に目に付くのは、花色が鮮やかな火竜涎草。
名前の通り、火竜が涎を流すほど好むというこの薬草は、陽光を集めて熱を放つ珍しい品種だ。
それゆえに、ただでさえ目立つ赤い花が熱で仄かに輝いている。
全草が有効活用できるのだけれど、特に効能が高いのは根っこだ。
火傷しないよう気を付けながら、根までしっかり掘り起こして水蜘蛛の糸で織った布でしっかりくるむ]
[次いで、火竜涎草とは対照的な、目を惹く青い花を摘み取った。
こちらは海燕草。
煮出すと鮮やかな青い色が溶けだして、見事なブルーの薬液ができる。
そのまま飲めば飛んでいるかのような酩酊感を感じ、やがて寝入ってしまうという代物で、錬金科の生徒の間では不眠解消によく使われている。
……もっとも、中毒性があるので本来はご法度な使い方だ。
正しく活用するつもりなら、他の薬品と混ぜるべき代物である。
最後に、地面から二本の足が天を向いて生えているように見える、イヌガミの霊草を引っこ抜いた。
毒薬だけれど、配合する量を上手く工夫すれば優れた薬草になる。
なお、引っこ抜いたら根が上半身の形をしていた、という事はあまりない(稀にあるようである。レアものとして喜ばれている)
マンドラゴラと違って悲鳴も上げないので安心だ。
ただし、途中で切ると赤い液がにじみ出てくるので精神衛生上はあまりよろしくない]
[他にも気になる種は数種類あったけれど、時間も時間なのでここで採収は終了。
指を鳴らして腕輪を杖に変換し、すぐさまグリムを魔石から呼びだした]
グリム、集合場所まで急ぎ足でゴー!
ボクの模擬戦、すぐだからね急いで!
[グラウンドまで到着すれば、模擬戦の相手も知れるだろう。
戦闘苦手だなぁ嫌だなぁ、とお腹のあたりを押さえてため息を吐きだしながら、グリムにまたがり風を切った*]
――グラウンド――
[到着したグラウンドには、何故かお鍋の煮える良い香りが充満していた。
ついでに、猪と他の補習生たちの戦いが繰り広げられていた]
うそボク遅刻しちゃった……!?
[もう模擬戦がはじまっているのだろうか、という誤解に狼狽え、慌てふためいてあたりを見回す。
乱戦状態になっているから考えれば模擬戦じゃないとわかりそうなものだけれど、取り乱した亜人の頭にはそんな事を考える余裕などちっともないのであった**]
[生物の世界は弱肉強食が基本。
人間とて社会というものに身を投じていなければ例外なくその中に組み込まれる
ただ魔物に食われたという事であれば、正体を突き止めることが死んだ彼等に報いる事だと思っていた
だがギフトのように人工魔物を使役する者が他にもおり
襲わせた人間がいるのだとすれば、話は全く違うものになる]
[ギフトに人工モンスターの術者についていくつかの質問をしようかと思ったことが何度もあった
だが、疑念を話してしまう事は相手にも少なからず同じものを背負わせてしまうことになる
何よりアルジャーノンはギフトの夢を心から応援している。純粋な彼の夢に陰りをさすような事はしたくない
ギフト自身は力の使い方を間違わないだろう。そう確信はあるけれど]
はぁっ、は、はー‥‥……。あぁ…
[ギフトと分かれ、天王星鰐の生息する川まで息を切らして一目散に駆けてゆく
…と言いたいところだが少し走っては樹に手をついて息を整え、再度走り出すの繰り返しだった
鍛えておけば良かった。今までで一番強く思った
図書室で借りてきた本を自室で読む時間と生物観察の時間が惜しいが、それぞれ削れば良い話
何度かそうしているうち、水面に反射した光がぎらぎら光るのが見えてきた。川に着いたのだ]
ー演習林・川ー
[着いたのは川の中流といったところ。山道からなだらかに坂になっていて、ゆるやかな河原があり、その先に川の水面がある
天王星鰐は透き通る鱗が美しいが、川岸からは見つけ辛い
綺麗に仕留められれば頑丈な鱗や鋭い牙が武器や防具、ひいてはアクセサリーに加工されたりもする
肉も美味くて有用な素材だけに、魔獣科と調理科と鍛治科であらかじめ狩って良い数が決められていたりもする]
……ふぅ、ふぅ……。さて、と…
[息を整えながら、周囲を観察する
ふと、勾配の激しい坂が眼についた。河原から山道に向けて急な坂になっており、一本の樹を境にしてその先は切り立った崖のようになっている]
ふむ。あそこにおびき寄せるか
まずは……
[あらかじめ腰のベルトに巻きつけておいたロープを解く。
ひも状のものが一本あれば何かと便利なものだ
そして近くにある拳2つ分程度の大きさの石を拾い上げ、ロープの先にしっかりと括り付けて行く]
–––––ふ んっ!!!
[中流は下流よりも水位が深いため、鰐も潜ってしまっていることが多い
それをおびき出す為に、石ロープを頭上で数回回したのち、水面に向けて放った。
ばちゃん、と大きな水飛沫が立ち、水面付近にいた小さな魚が驚いて跳ねた
ロープを手繰って石を回収、そしてもう一回同じことをする。
今度はざばぁ、と水面から大きな顎が現れて、水面の魚を丸呑みするように口の中に収めた]
おおっと、危ない危ない
[ロープが食われそうになるのを、手繰って回避する
鰐が水面の魚を食うのに夢中になっている間に再度、石付きロープを手元に戻した
そしてこちらに興味が向くように、炎を出して投げつける
先ほど蛇に放った牽制よりも温度は高くしてある]
[一発当たった程度では、目玉がちろりとこちらを向いただけだった
二発、三発と食らわせて行くと流石に鬱陶しくなったのか、大きな口を開けて威嚇の体勢だ
こっちに向かってくる。しめたと心のうちで笑い、先ほど見た坂へと向かう
その間にもやろうとしていることを悟られないように二、三発、炎の球を当ててちょっかいをかけた。少し楽しい]
[が、それは鰐を尚更怒らせる結果となり、向かってくるスピードが速くなる
それでいい。そう考えながらも我が身はかわいい。もう鰐の様子は見ずに坂道を全速力で駆け上がりながら、ロープを再び手に持つ]
届けぇぇぇえ!!
[樹にほど近くなれば枝の一つに向けて石付きロープを投擲!2(4)
1.ざんねん!外れてしまった
2.成功!枝にくるくると巻きついた!
3.枝に思いの外複雑に巻き付いた!
4.コントロールが狂った!幹に弾かれてロープを手放してしまった]
よっし!!
[心の中でガッツポーズをキめ、ロープをしっかり握って坂道の頂上を蹴る
体が空中を舞い、眼下に崖から落ちる天王星鰐が見えた。落ちた衝撃でひっくり返っている
尤も、アルジャーノンの体重と石は釣り合わない
山道の盛り上がった場所に着地しようとするも、思ったより早くロープがするすると解け–––1(4)
1.尻を打った
2.背中を打った
3.なんとか上手く着地した
4.なんと!鰐の腹の上に降りてしまった!]
ッ!?う、ぐ…。あぁあああぁあぁ
[調子に乗って野人よろしく足を上げてしまったからなのか、尻から着地してしまった。
じんじんと尻が、否、骨盤が痛む
何とか耐えていると後ろは勾配になっていたようで、ぐらりと身体が後ろに傾く
踏ん張りがきかない。一気にごろごろと転がり落ちてしまい、止まれば目の前にあるのはひっくり返ってじたばたしている鰐の姿だった]
………。
[基本的に生物は弱肉強食だ。ふだん獲物に同情をすることなどは無いのだが
今回ばかりはもっと賢い相手に狩られたかっただろうに、と思いながら短剣を抜いた
解体用のナイフでも良いのだが鰐の皮膚は厚い。止めを刺しきれない可能性がある
短剣を鰐の喉元に刺し、完全に動きを止めた]**
ー東屋ー
[鰐はイノシシ程重くはなかった。ロープの石を外し、鰐に括って手近な小屋へと運んだ
モンスターの身体の一部を剥ぎ取っても良いことになっていたが、鱗も牙も用がない
気付いた他の生徒が取って行けばいいと、小屋付近の目立つ場所に置いておいた]
いっててて…。
[小屋にあった薬を塗って、包帯を巻いてみたものの鈍い痛みが中々取れない
まあ、時間が経てば治まるだろう。楽観視しながら井戸の水で顔を洗い、濡れた手で土のついた髪を軽く梳いた
それほどお洒落に気を使っている訳ではないが、このままではあまりにみっともない]
…さて。
[頭を軽く振って、山道に眼を移す
次の標的であるウラギリイーグルは演習場の一角にある高い針葉樹の群生地に巣を作っている
幸い、ここから距離もそう遠くない。荷物をまとめて向かった]
ー針葉樹の群生地ー
[ウラギリイーグルの生息地が見えてくれば、ギャアギャアと騒がしい声が次第に大きくなる
気付かれている訳ではない。同じ種族同士で牽制しあっているのだ
繁殖期で無くてもウラギリイーグル達は基本的に仲が悪い。
生態を聞いた時は良く今日まで種を存続できたなと思ったものだった]
[樹の一つに身を隠して、腰を下ろす
先に魔銃の準備に取り掛かる
魔銃は威力は高いものの、まだまだ発展途上の武器だ。1日に撃てるのはせいぜい6発が限度
それ以上はオーバーヒートを起こしてしまい、故障する。
魔銃は学校のものであるため、そうなれば弁償である
備品は大事に扱おう
気付かれないようにしながら、腰のポシェットから小型の丸い笛を取り出す。それを口に当てるとピューイピューイピューイと高い音が出る
吹き方次第でモンスターの声に似た音を出せる笛だ。高い音は、繁殖期のウラギリイーグルの求愛行動時に出す鳴き声に似せたものだ]
[ギャアギャアと騒ぐ声が一際大きくなる。中には同じようにピューイピューイと高く鳴いているものもいたか
バサバサバサと、樹の上にある巣で喧嘩をしているらしき音が聴こえはじめる
そして、二羽のウラギリイーグルが絡まりながら落ちてきた
一匹がもう一匹をマウントし、嘴で攻撃を仕掛けている
よっぽど酷いウラギリがあったのだろうか。苛烈である]
…………。
[笛から口を離して、やられている方に照準を定める
弱い個体であればじきに巣の力関係からあぶれて追い出されるか。あるいは抗争の末に命を落とすだろう
早いか遅いかの違いだと、アルジャーノンは考えた
ダァァン–––
魔法でできた銃弾が、的確にイーグルの急所を捉える。攻撃を加えていた個体は驚いて飛び去った
獲物は一瞬で沈黙した。念のため首を切り血抜きをして、脚を持ったまま小屋へと戻る
暫く針葉樹林は静寂に包まれた] **
[葉っぱで包んでいた鰐肉を取り出す。食べやすいサイズに切り分けた。
別の鍋を火に掛ける。このままキノコの鍋に入れてしまうのは良くない。
温まった鍋に鰐肉を入れて、塩を振る。軽く焼き目をつけてから、キノコ鍋に投入した。
周りは戦闘中。土ぼこりに少し眉を寄せたが、そちらをちらりとも見ずに、鍋に全神経を集中させている。
ニースやラキアを信用しているというのもあるが、調理科として料理に全力投球なのだった]
味付け。
[あとは調味料で味を調えれば完成だ。そして調味料は色々用意されているようだ。さすがグラウンド。持ち歩いていた塩しかなかった川辺とは違う。
完成させてしまっていいのか少し迷ったが、ニースがわざわざ調味料を入れれば完成と言ったということは、かまわないということだろうと解釈する]
……おぉ。
[さて、何味で仕上げようか。調味料を一瞥して、思わず小さく声を上げた。
なんということでしょう。調理科が開発した、アレがあるではありませんか!]
[迷わず手に取ったそれは、豆を発酵させたもの。発酵食品は体にいいのだ。なにより、美味しい。
にっこにこ笑顔で加減しつつ投入。味見をして、ドヤ顔で頷いた]
完成!
[かくして、ニースとパサラの共同作業なお鍋(味噌味)が完成したのだった……!*]
[さて、ご飯はできたけれど、いや、猪狩りが成功すれば、もう一品くらい増えそうだけれども、補習参加者はそろそろ全員集合するだろうか。
そういえば、と思い浮かべるのは知り合いたちの顔。確か彼らも補習に参加するとか言っていたような気がする。
鍋を沸騰させてしまわないように火加減に気をつけながら、そろそろ集合し始めた生徒たちの顔を眺める]
まだ?
[一人は図書室の本仲間。初めて言葉を交わした時は、盛大にネタバレを聞かされてしまったものだが、怒りよりも先にぽかーんとしてしまい、「それはネタバレだべえええええ!」と突っ込まずに済んだのは幸運なことだった。
それから時々感想を伝え合うようになり、テンションが上がってつい訛りをぽろりしたりしてしまったこともあったかもしれないが、訛りのことはばれてないんじゃないかな。ばれてなかったらいいな。希望的観測だけどね!と思っている]
[もう一人は学年こそこちらの方が上だが、歳はあちらの方が上なので、先輩呼ばわりをされるのが実は少し居心地が悪い。
初の狩猟実習で緊張している様子に、思わず声をかけてしまったのが言葉を交わすようになる切っ掛けだったか。>>50
といっても、口下手というよりほとんど話せない身だ。「平気?」と声をかけて、お手製の飴玉を進呈するくらいしかできなかったのだけど。
それから、志を近しくするもの同士として、時折ぽつりぽつりと情報交換をしていたのだが、ある時……。
「おら、それは違うと思うだよ! 納得いかねえべ!!」
意見が対立し、ヒートアップしてしまい、思わず訛り全開で持論をぶちまけてしまったのだった。
あの時のことを思い出すと、穴があったら入りたくなる。全力であの日の自分を止めに行きたいが、生憎時間魔法は門外漢であり、叶わぬ夢だ。
ともあれ、二人とも補習者だと聞いた気がしたが、姿が見えない。
お鍋が煮詰まってしまう前に帰ってきたらいいなと思った**]
[グラウンドの片隅で、グリムを侍らせて一人でオロオロしていると、目に入るのは見覚えのある先輩の姿>>84
ほっと胸を撫で下ろして、グラウンドを駆けてそちらへと向かう]
パサラんせんぱい、こんにちはー!
あの、もしかして模擬戦、もう始まっちゃってますか……?
[勘違いをそのままに、不安げな面持ちで問いかけた。
遅刻して模擬戦に遅れたなんてことになったら、落第を免れる気がしない。
もし落第なんてことになったら、どんな顔をして叔父さんに会えばいいのだろうか。
胃がキリキリするようと項垂れつつ、ふと視線を横に逸らした瞬間。
目に入ったのは、実に美味しそうなお鍋だった]
……わぉ。
[ぐぅ〜、と盛大にお腹が鳴った。
先ほどまでの動揺はどこへやら、一瞬にして頭の中が『お腹すいた』に塗り変えられる!
恐るべし鍋の効果、恐るべし食欲……!
こころもち、グリムまでそわそわしているようだ。
お行儀よくお座りしているけれど、鼻先がすんすんと鍋の香りを追っている]
これ、パサラんせんぱいが作ったんですか?
すごく美味しそうです……!
[率直な感想を述べてから、はたと我に返って取り出したるは火竜涎草。
働かざる者食うべからず。
材料を提供していないギフトは、鍋を食べるためには物々交換を申し出るしかないと判断したのである!]
[とはいえ、そこまで切り出すより先に、思い出すのは模擬戦のこと。
視線を移せば、対戦カードがグラウンドの隅に特設された掲示板に張り出してある]
……ニース。
[と、いえば、天然マイペース娘として名高い小柄な少女だろうか。
噂をきいた時点で「うわぁ親近感を感じるなぁ」と思っていたので、一方的に親しみのようなものを感じていた相手だ。
模擬戦、ちょっとやり辛いなぁ、と思いながら、火星猪と戦う彼女を遠目に眺めた**]
―― グラウンド周辺 ――
うおっ! ニース!
[調理科でなくとも嗅ぎ取ることのできた、
何かの煮えるいい匂いの出所を探っているところに、彼女は現れた。
挨拶代わりにいっちょう驚いたのも束の間、
女生徒二人の間でお肉という単語のみによる意思疎通が繰り広げられる。>>44>>46]
鰐鍋かー。うまそうだな!!
[狩った本人は非常に興味津々である。
とはいえあとはお肉を入れるだけならやることもあるまい。
まずは天王星鰐の牙を提出して鱗をどっか安全なところに置いて……などと考えていると、
咆哮響かせ猪がグラウンドに飛び込んできた。>>47>>48
というか、誰かを追っかけている?]
[拳が猪の身体とぶつかって強風が巻き起こる。
ふとお鍋のことが心配になったが(火が消えちゃわないかとか)、
放たれた拳はもはや止めようもない。
よろめいていた猪の巨体を後方にちょっと吹き飛ばすのは、
案外たやすいことだった。
すかさず追撃して逆の拳でもう一発。ダメ押しでさらに一発。
それでようやく猪は地面に倒れ伏した。
ズズゥン、という音がなんともいえない余韻をもって響き渡る]
…………。
[ぜぇはぁぜぇはぁ。
気合いを入れて殴りすぎてしまったのでひたすら息を整えているところである。
強風によって巻き起こる砂煙が収まった頃には、
ばっちり仕留めた真っ赤な猪の姿を拝むことができるだろうか**]
[砂埃が舞う中、料理をするのはいかがなものか。
しかし蓋を閉めるとますます温度が上がって煮詰まりやすくなってしまう。一旦火から離すべきか。
眉を寄せてそんなことを考えていたら、名前を呼ばれて顔を上げた。>>86
見れば、こちらに向かって駆け寄ってくるのは、まだ来ないのだろうかと心配していたうちの一人だ]
まだ。
[模擬戦が始まったのかとの質問に、そう言って首を横に振る。
砂埃の原因の方を見遣った]
あれ、ただの狩り。
[正確に言うと生徒のひとりを追いかけてきた猪を倒そうとしているところだが、猪=食材であるからして、こちらからしてみれば狩りというか食材確保である]
はわわっ、ふわっ。
[近くで強風の影響を受け、踏ん張っていなかったニースはころころ転がった。
器用に、ニースの身長よりも長い円匙は持ったままで。]
や、やったです?
[ころりんとして砂埃を払い、砂煙が晴れる先に現れたのは、息を整えているラキアの姿と、火星猪が倒れる姿だった。]
ラキアくん、やったのですっ!
お肉なのですっ。
[わぁと歓声をあげてラキアに駆け寄るとみせて、ニースはラキアの元を過ぎ去り、火星猪へと近づいた。
倒れて薄目を開けている火星猪の目元を、手で覆い、目を閉じさせる。]
いただきますです。
[拝むように手を合わせた後、後ろを振り返り呼びかける。]
お肉なのですっ!
真っ赤な猪さんを解体……、解体するのです?
[はたと、完成したお鍋の匂いが鼻をくすぐった。
まだニースはご飯を食べてなかったので。]
[小屋に向かおうとしたそのとき、目の前にシモツキくんが現れる
わたわたとせわしなく翼を動かして、空中で円を描いた
そして中心で直線を描くような動きをする。時計を示しているのだとすぐわかった]
もしかして、時間やばい!?
うわ、急がないと!
[イーグルを手に持ったまま、できる限りの全速力で駆け抜ける
グラウンドには監督の先生もいる。直接持って行って報告するのが小屋に置くより手っ取り早いだろう]
[肉の気配だとかなんとか言われてる事はさて置き、こっちは一生懸命なのだ、一生懸命逃げているのだ。
火星猪の餌場でかち合ったせいなのか執拗に追われているがアレは不可抗力だと思っても猪に話は通じないのでありました、魔獣科ならばそれも可能なのかもしれないけれど。
と、ふと呼ばれた気がして>>58無我夢中で其方の方に方向転換の後。]
助けうひゃああぁぁ……!?
[ひゅん、と魔力の流れる感覚か、角にピンとくる何か。
グラウンドの砂埃に巻かれる中、裂帛の気合>>92とずしんと重い何かが倒れる音が耳に入り、恐る恐る其方を振り向けば、倒れている真っ赤な猪と、助けてくれた二人が見えました。]
………うひゃぁ、助かったんだゾ……。
[強風のあおりを受けてニースがころころ転がったのはちらりと見えていた。>>97
一発ぶちかます前に気を付けろ、とでも一言告げといた方がよかっただろう。
次に共闘の機会がある時は気を付けようと心に決めた少年だった]
おう! やったぜーーー! 美味い肉ゲットーーー!!
[転倒から復帰したニースとともに、猪を仕留めたのを確認。
その後ニースがこっちに駆け寄るのを見て、>>99
さては……と思って両手を肩の高さまであげ、
いつでもハイタッチできそうな体勢になったが、
狙い外れてニースは少年の元を通り過ぎて真っ赤な猪の方へ。
がくっと脱力して手を下ろすのだった]
──グラウンド──
わぁ、ありがとうなのですっ!
パサラさんに、お願いするのですっ。
[きゃぁと小さな歓声をあげ、解体をパサラ>>102にお願いすることにした。]
あのっ、ラキアくん。
猪さんの心臓は、半分こでいいです?
解体はパサラさんですし仕留めたのはラキアくんですけど、食べたいのです。
[ラキアへとやや頬を染めて尋ねる。
言っている内容で頬を染めているので、残念ながら告白の類でないことはハッキリと分かる。]
ギフトさん?
はいなのですっ!
[よく事情は分かって無かったが、お鍋を分けることを断る事情は無い為、きょとんとしながらお鍋を分けることに了承した。]
ーグラウンドー
はぁっはぁ…!!はーーー……!遅れましたぁ!
[ずざざざ、と音がする勢いで駆け込んだグラウンドには、土煙が立っていた>>93
山道を走っていて見た時に既に見えていたそれは、もしや模擬戦が既に始まっているのではと思わせた
上がった息を一先ず整えていると、砂煙が晴れて真っ赤な猪の巨体が現れる]
あ、れ…?火星猪?
[お肉なのです!と元気な声が聞こえた>>99。声の主は先ほど欲望蜂の巣の辺りで見かけた小柄な生徒だ
見通しの良い場所で見れば、調理科との合同演習にて何度か姿を見かけた。確か名前はニースだったか
パサラと一緒にいる所もたまに見ていたかもしれない
そしてグラウンドの様子に混乱する。すっかり模擬戦が始まっているものだと思っていた
だが、どうやらここでも狩りをしていたらしい
見るに、模擬戦はまだのようだ。だが殆どの生徒が既に集まっている。ある意味では遅刻のようだ
そして、独特の調味料の風合いと肉の旨みが凝縮されたような薫りが鼻をつく
落ち着いて見やれば、ちょうどギフトと話をしていた調理科の先輩が鍋を作っていた]
おや、パサラ。
[先輩の名前を呼ぶ
今は"先輩"は付けないようにしているが、本人のいない所ではつい出てしまう
どうやらニースに頼まれて仕留めた火星猪を解体するようだった]
その猪も鍋に入れるのかい。
[一旦、イーグルを目立たない所に置いて火星猪に近付く。
と言っても、今山道から出てきたばかりだ。既に到着していた生徒とは距離がある為に、鍋に近付くと言うのが正しいかもしれない
猪を入れる事に関しては異論なく、確認の為に口を開いた
加えてパサラ自身が解体するのであれば、任せられる
尤も、鍋の中に既に何が入っているのかは自身は知らないが]
入りきるかどうかわからないけど、ウラギリイーグルの肉も入れちゃどうかな。
ただの鶏肉と違って程よい歯ごたえがあるよ
[ついでにどうか、と調理科であるパサラに提案をしてみる]*
[心臓には特に興味はないので、ニースとラキアの間で折り合いをつけてもらえればいいと思う。>>105
頬を赤らめている様子は可愛らしいけれど、セリフとのギャップがすごいなあなんて思ったが、これから猪の解体をしようとしているお前が言うなという話ではある]
あ。
[よいしょ、と猪を持ち上げようとしたその時、姿が見えず少し心配していた人物の二人目が帰ってきた>>107]
おかえり。
[アルジャーノンには訛りは完全にばれているが、他の生徒たちもいるところで不用意に発言したりはしない。
安心したように笑顔で迎えたが、ちょうど血抜きするべく喉元にナイフを入れたところだったので、見た目はちょっと怖かったかもしれない]
[猪を鍋に入れるのか、との質問に、少し考えて首を横に振った>>109]
鰐鍋。
[正確に言うと鰐鍋ではないが、鍋には鰐が入っているということが伝われば十分だ]
猪は。
[どうするんだろう。よくわからない。
少し困ったように首を傾げた。
なぜ解体しているのか、と問われれば、そこに猪がいたから、としか答えようがない。
ニースが猪もご飯にすると主張していたことは知っているが、生憎パンに挟んで食べたいと思っていたことまでは聞けていなかった。>>57
しかし食材が増えるのは大歓迎だ]
ウラギリイーグル?
美味しい。
[しかし鍋に入れるのはどうだろう。鍋には鶏肉によく似た鰐肉が入っている。歯ごたえが違うとはいえ、少しもったいないような気がする。
特有の歯ごたえを生かせそうな料理は、と真剣に考え始めた]
/*
さすパサ(流石パサラ)なのです。
新たな料理を創造するっ、そこに痺れる憧れるのですっ!
いえ、鰐鍋に鳥は…なのに同意だっただけなのですw
ー回想・パサラとの出会いー
[最初の狩猟演習の折、目の前にいきなり飴が差し出された>>85のが始まりだった
リラックス効果がある薬草を混ぜ込んだお手製の飴だったか。
後に彼女は薬学科であると知った
それから時折、資料を探しに図書室に赴くと彼女の姿を見かける事があった
最初は他愛もない世間話だったように思う。そのうちにお互い専門的な話をするようになり、ある日、議論は対立してしまった
当時のことを思うとアルジャーノン自身も若く、視野が狭かった。自分自身、あの時の事を思うと頭を抱える
そしてもうひとつ思い出すのは、ヒートアップした彼女の訛りだった
あの時は派手に笑ってしまった。謝ったものの、今でも彼女には申し訳なく思う
結果的には笑う事で熱が冷め、冷静になれはしたのだが]*
──グラウンド──
えっ、心臓美味しいですよ?
[半分ではなく全部くれるというラキア>>112の大判振る舞いにニースは吃驚した。お肉好感度は大きく上昇する。
これが恋愛なら好感度メーターは振り切り、放課後の夕暮れ時に告白イベントが起こるほどの上昇だったが、残念ながらお肉好感度だった。]
血抜きして、塩を降って火で炙るだけでも、
頬っぺたが落ちそうなほど美味しいですよ?
[しかし一度ラキアがくれると言ったのだから、もう返さないつもりだった。牙と毛皮はラキアが持ってゆくらしいので、これでイーブンではあった。
戦果だけではなく、武器や防具の素材にするのかもしれないけれど。]
いえーい、なのですっ!
[同じくぺしぺし、とニースからもラキアの手に押し付ける。ガントレットの硬い感触がした。]
ラキアくんって子供っぽいのですっ。
[楽しそうにそんな言葉を口にすると、ニースはお鍋の方へと向かう。]
ラキアくんも、鹿さんも、お鍋食べるです?
[闘争のラキアと逃走の鹿さん改めジャッカに声をかけて、お鍋の元へと。*]
ただいま。
[パサラ>>110に手を振って挨拶。そういう彼女はナイフを猪の喉元に入れた所だった
小柄ながら大きな生物も解体する手腕は確かだ。見慣れている光景だが、人によっては怖い光景かもしれない
そして短く鰐鍋と聞くと火からおろされている鍋を見遣った]
鰐って、天王星鰐か…。
クセが強いけど、パサラなら大丈夫だね
[魔獣科ではあるものの、腕を信頼もしている
猪は鍋に入れる訳ではないことを聞くとふむ。と唸る]
[そして、イーグルをどうするかについては迷っているようだった>>111
鍋に既に入っている鰐肉は鶏肉によく似ている。マッチングはあまり良くない
どうしようかと思っていると別の生徒から焼き鳥という提案が出た>>114]
おお、それ良いね!手軽に食べられるから模擬戦前に食べ過ぎちゃう事もない。
でも捌くのには少し力がいるから、それは僕がやろう
…で、君の名前はなんだっけ…。僕はアルジャーノンと言うんだけど
[ナイスアイデア!と手を叩いて焼き鳥を提案した生徒の方を向く
黒髪黒目と、特徴的な生徒だった。仕留めた獲物を鍛治科に持って行った時に何度か見かけた憶えはあるものの、会話はしていなかったように思う]*
/*
ちょう多角である。
3dまでにのんびり終わらせるつもりが集合ムードになってたからね…なんか来なきゃいけない感じだったよね
みんなとびこんでますよ
──グラウンド周辺──
[お鍋の元へとニースが戻ると、ギフトだけではなく、鍋元に首無し鳥を持った長身で長髪の生徒がいた。]
はっ、この香りは味噌なのですっ。
今、波が来てる調味料を使ったのです。
それがほこほこフキのほんのり甘い香りと鰐肉を包み込んでいるのですっ。
[食への心意気。
ニースは完成したお鍋の匂いを近くで嗅ぐことで食欲を更に刺激された。]
パサラさん、あのっ、
心臓も血抜きして貰っていいです?
心臓を切って茸と炒めてパンサンドにしようと思うのですっ。
[肉はさておき、心臓以外のモツも早めに食べた方が良いのだけど。
パサラの解体の労力の代わりに、後で料理に使わなかった食用の茸やドングリを渡そうと思いながら、ニースは円匙を置き、リュックからお椀のような深皿とお玉を引っ張り出して、具を寄そう。
自分が食べる食器くらいは、お鍋を囲む生徒も持っていると思っていたけれど、無いようならニースは他の器をリュックから引っ張り出して来て貸すだろう。]
──グラウンド周辺・鰐鍋──
はふっ、はふっ、あふあふっ。
あふいのですっ、おひひいのですっ!
[とろとろに溶けたほこほこフキと、美味しい出汁と香りを味噌とマッチさせた茸達、そこに絡む白い鰐肉が絶妙だった。
薬草の根を擂り潰したものは体を奥から暖める。]
ずずーっ。
[見る見る間に器の具を平らげ、ニースは味噌味の出汁を飲み干した。]
お代わりなのですっ!
[また、お玉で鍋を器に寄そう。]
──グラウンド周辺・鰐鍋──
はふっ、はふっ、あふあふっ。
あふいのですっ、おひひいのですっ!
[とろとろに溶けたほこほこフキと、美味しい出汁と香りを味噌とマッチさせた茸達、そこに絡む白い鰐肉が絶妙だった。
薬草の根を擂り潰したものは体を奥から暖める。]
ずずーっ。
[見る見る間に器の具を平らげ、ニースは味噌味の出汁を飲み干した。]
お代わりなのですっ!
[また、お玉で鍋を器に寄そう。*]
なんだと!? おまえだけには言われたく、ねーっ!
[ぺしぺしハイタッチしつつ、
子供っぽいと言われれば渋い顔になった。>>115
眼前のニースを(いくら本人が否定しようとも)ちんちくりん扱いしているがゆえに。
といってもニースの実際の年齢は知らないのだが。
完全に見た目だけで判断している]
オレも食べるぜ! さっきのでまたお腹空いてきたしな!
あんたは……えーっと……。
[“鹿さん”ちらっちらっ。
名前は何だとかどうして猪に追われていたのだとか、
色々気になることがいっぺんに出てきて一瞬言葉に詰まっていたが]
まいっか。みんなで鍋囲もうぜ!!
[切り替えの早い少年であった]
──グラウンド周辺・鰐鍋──
[鰐鍋の具材は、最初はスープを作ろうとしていた為>>3、茸はお鍋にしてはやや薄目に切られている。(この茸はサンド用も兼ねておりサンド分は別にしている)
薬草の根は擂り潰され見えず、ほこほこフキは口の中で溶けるほど>>28>>29、柔らかくなっている。
これだけでは寂しかったお鍋は、鰐肉をいれることで、ぐっと豊かになった。
更に味噌を溶くことで、茸と鰐肉から溢れた味わいと薬草の根を擂り潰したエキスが合わさり、旨味を吸ったほこほこフキの味わいも増していた。
お肉は偉大だった。
味噌も偉大だった。
お鍋を囲む生徒はギフトやアルジャーノンと何人か居たが、ニースは一先ず器一杯を平らげた後、人心地付いたように、ジャッカに口を開く。]
大丈夫だったです?
ええと、鹿さん……。
[ではなく、メローネ学園の生徒だった。
女性寮で見かけたことはあるだろうか?
欲望蜂の蜂蜜を苦もなくゲットした生徒>>0:89>>0:93と気付く余地もない。燻しっきりにして逃走したので。]
一年生のニースなのですっ。
[ニースは自己紹介する。
美味しい鰐鍋を囲むことで、先程の混乱も解けていたのなら、話し易くなっているけれども、ニースはマイペースに話しかけた。]
[運びやすいサイズに切り分けた肉を持って、水場へと。汚れた手もナイフも全部洗ってしまうつもりだ。
しかし、うっかりグラウンドで血抜きをしてしまったため、グラウンドの一角の地面がすっかり血に染まって凄惨なことになってしまっている。あれもなんとかしなければならない。
最初からここまで運べばよかったのだが、後の祭りである]
気、つけないと。
[食材を見つけると、そういう判断を誤って、ついスピード命で解体してしまうのは悪い癖だと思う。
溜息を吐きながらじゃぶじゃぶと手を洗った]
──少し前・グラウンド──
心臓はもう返さないですっ。
[それは宣言だった。
もう絶対返さない宣言をラキア>>126に伝える。
でも、ラキアが食べたいなら、料理したのを少しあげようかなと思うくらいの隙のある返さない宣言だった。]
ニースはラキアくんよりも大人なのですっ。
レディーなのです。
[と言いながら、精神年齢は会話から伺える程度の精神年齢だった。つまり、ラキアと五十歩百歩だった。
むしろ、ニースの精神の成長は遅いかもしれない。
そして、そもそもレディは返さない宣言などしない。
ちゃんとした突っ込み役がいないからこその、ニースによるラキア>>123への子供扱いだった。]
あんたとは初めて話すけど……オレはあんたが魔獣科だってのは知ってるぜ!
狩ってきた獲物を持ち込んだ時に見たことがあるし、
あと、そん時、珍しい武器をこの手で改造してみたいって、
先輩が話題にしてた気がする!
[鍛冶科の実習で製作させられる品は剣がメインだが、
この世界には色んな武器がある。
中でも弾丸を発射する金属の筒――銃は珍しい代物だという知識はあった。
だいたい武器マニアの気のある先輩からの受け売りだが]
ちょーっとその武器見せてもらってもいいか?
それでウラギリイーグルも仕留めたんだろう? バシュンと。
[自分に武器マニアの気はないと思っているが、
影響は受けてしまっている。気にならずはいられるか。
模擬戦をちょっとでも有利に……という下心は、
これっぽっちも抱かず、素直に期待のまなざしを向けるのだった**]
/*
あっびっくりマークがたりないっっ
あとニース相手にしてるとツッコミ役におさまりがちな血が騒ぐんだけどこいつにツッコミ属性は……ない あくまでどんぐりの背比べレベルのならありだーね
/*
生徒の自主性にまかせてあんまし便利な魔装具とか用意してなさげですかねー むむん。
(本音を言うといいようにつかわれたい)
[水場に行く少し前、ラキアにサムズアップされて頷いた>>128]
焼き鳥、美味しい。
[それは知っている。ただ、焼き鰐をあれだけ食べた後でも焼き鳥を食べたくなるというのもすごいと思っただけだ。
いや、確かにウラギリイーグルは美味しいけれども!]
気に入った?
[ウラギリイーグルにも檸檬を、と言われて、こっくり頷く。気に入ってもらえたというのは調理科冥利に尽きる。
山檸檬はまだかごの中にあった。あったが……残念なことに、今、猪の解体で手が血まみれだった。こんな手で他の食材は触れない]
あとで。
[結局そう言い置いて、水場へと向かった**]
レモン……
[無邪気な少年>>128が元気よく焼きイーグルにレモンをかけてみようと提案するのを聞くと、じゅるりと唾を飲み込む
熱によって滲み出た脂にさっぱりしたレモンの果汁は相性抜群で、酒のお供に最適…ではなく非常に美味である]
ん、ラキアか。
…どうしたんだい?
[名乗った少年からじぃと興味深げな視線を向けられる。
土だらけだから恥ずかしいな。などと思っているとどうやら興味は別の所にあったようだ>>131]
嬉しいね。憶えてくれてたんだ!
君は鍛治科だろう。僕も君の姿を見てたよ
…へぇ?武器をねぇ…。
[武器を改造してみたいと先輩が言っていた、と聞くと少し意外そうに目を開いた
改めて手持ちの魔銃を見る
そして少年は、イーグルを銃で仕留めたことを見抜いた。
イーグル自体に弾痕が残っていたからだろうか。なかなか鋭い勘をしているなと、目の前の少年に可能性を感じた
笑って、ラキアに銃を差し出す。触っても良いという意思表示だ]
良いよ。…あ、ここのレバーを上げると銃弾が装填されちゃうから気をつけてね
でも、僕のじゃないんだ。改造をしたいなら学校に掛け合わなくちゃならない
そしてもう一つ。これを作っているのは工業科職員のドワーフさん達だ
だからまずは、内部構造を教えてもらう所からのスタートになるかも。
……まあ鍛治科の今後の発展のため、ということにすればチャンスあるかもしれないね
[最後は悪戯な笑みを浮かべて耳打ちしつつ、ラキアの先輩からの好奇心にはそう回答を
鍛治科の今後の発展だって嘘では無いだろう。そもそも武器好きが多く集まる学科だ
自身にとっても、技術の発展は歓迎すべき事柄だった
そして工業科とは機械技術の開発を行ったり、それらを用いた武器の研究を行っている学科だ
壊れた物品の修理なども請け負っており、生徒の他に工作技術の高いドワーフ族が多く在籍している
みだりに量産されないよう、魔銃の詳細な仕組みは現時点では工業科のみが知っている
だからこそ、珍しい武器である銃に鍛治科が興味をそそられるのもよくわかる]
[ふーはー、と少しだけ息を整えて。
アレだけの距離を走ってもそう疲れていないのは良いことだが、なんというか。
ベルトに提げた短剣をちらと見やって今度はため息一つ。
剣技科も取っている身としてはダメダメじゃんか、となるわけで。]
……いや、本当に助かったんだゾ。
うっかりボンボン笹の藪でばったり今日はしちゃってさー……
[助けてくれた二人の片方は女子寮で見たことあったし、もう片方の男の子は確か剣技科体術科合同の訓練時に見かけた事もあったが生憎二人とも名前は知らない、けれどもどちらも1学年だと言う事に、尚自分が情けなくて恥かしい気持ちを抱えることになったりするのでした。]
あー、うん、私はジャッカ。
えと、3年生なんだゾ。
[あ、そういえばボンボン笹の実を採集できてない。
反れどころじゃなかった、と思う間も無く今度は補習の進み具合に頭を抱える事になりそうなのでありましたが――
なんと幸運な事に猪の牙に笹の枝が引っ掛かっているのを見つけてそれから実を無事?採集して。]
……あ、アルジャーノンくんも補習だったの?
いやはや、忙しいね。
[鳥を片手に同学年の姿が見えればやあ、と片手を上げて。
若しかして匂いにつられたかな、なんて思うけれど獲物片手な辺り、半分はそうではないかなとも思うのでしたが如何に。]
[ちゃかちゃかと解体されていく火星猪とその作業者の手際の良さに少し見惚れつつも鍋をつつくのですが。
1から10までの解体がこの場で行われたので若干どころじゃなくスプラッタな状況になっているが見なかったことにしよう。**]
[ラキアは暫く銃を見ていただろうか。迂闊に危険な箇所に触ってしまわないように気を払いながら、目線を少しグラウンドの掲示板の方に移した
そこには模擬戦の組み合わせが大きく張り出されている。一回戦のニースとギフトの後に自分の名前を見る
そしてその相手こそ、先ほど名前を聞いたばかりで今まさに目の前にいる、ラキアだった]
…ああ。君の名前、聞いたことがあると思ったら模擬戦の相手なんだね!
よろしく頼むよ。互いに悔いのない戦いをしよう
[ラキアに手を差し出して握手を求める。もしかしたら違う意味に取られたかもしれないがそれはそれだ]
(きゅるるる)
[だが差し出した瞬間に腹が鳴る。どうにも格好がつかない]**
/*
んー。キャパ的に難しいのでアルジャーノンはスルーしたというか出方を伺っていたですが、何かもう無理なのではと感じているです。
[そんな楽しい交流の時間に、彼女の訛りが飛び出してきたのはいつのことだったろうか。
たしか、錬金科の研究と夜更かし読書に忙しく、寝不足のギフトが間違えたことばかり口走るので、ツッコミを入れてくれたのだったと思う。
彼女らしからぬ言葉使いに一瞬驚きこそしたものの、ギフトは「すごく感情を込めてツッコミを入れてくれた」と解釈した。
ツッコミとは勢いと意外性が最重要。
そう、あの時の訛りもまた、彼女がツッコミを極めんとした結果生じたものなのだろう、と。
訛りが出るのが恥ずかしいから短い言葉でしか喋らないのだ、と気付かないあたり、ギフトもやはり一般的な感性から盛大にズレているのであった]
[何とか無事に課題を達成したらしいアルジャーノンが帰還しているのを横目に、ニースの具材の説明を聞く。
噂だけは聞いていたけれど、実際に目にするのは初めての味噌を用いたスープ。
そこでじっくりと煮込まれた具材は、採りたてのほこほこフキと、淡泊ながらも他の味を邪魔せず上手に引き立てる鰐の肉。
……ごくり、と喉が鳴る。
そんな鍋、美味しくないわけがあるまい]
いっただっきまーす!
[食材となった命に感謝しつつ、椀を傾けまずはつゆをひと口。
真っ先に襲い掛かってきたのは、芳醇な味噌の香りだ。
遅れて、滋味豊かな味噌の溶け込んだ汁自体の深い味わい、すりつぶされた薬草の複雑な風味が追いかけてくる]
ん〜〜〜、美味しい!
[身体の中からぽかぽかと温まる、優しくも引き締まった味わいのひと口だった。
もうひと口、と汁をすすりたい気持ちを堪えて、具材へと箸を伸ばす。
とろとろのフキと、白く美しい鰐の肉。
それらを一度に口の中に押し込み、噛み締めると、優しい汁の味わいに遅れてフキの甘さと苦みが織りなす絶妙なハーモニーが舌に絡み合う。
とろけるフキと対照的に、柔らかくも噛み応えのある鰐肉が口の中で解け、フキの癖を柔らかく包み込んで調和した。
いつまでも噛んでいたい、そう感じる至福のひと時。
もぐもぐしながら頬を緩めに緩めきっていると、ひもじそうなグリムの視線が頬に突き刺さっているのを感じた]
……え、えへ!
ごめんグリム、ほら鰐肉だよお食べー!
[椀の中から大き目の鰐肉を取り出すと、掌に移してふーふーしてからグリムの口元へ運ぶ。
ぱくりと一口で呑み込んだグリムは、千切れそうに尻尾を振って歓喜をあらわにした**]
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