人狼物語(瓜科国)


1669 【完全RP村】剣と魔法のファンタジー学園〜補習編〜【飛入歓迎】


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本の虫 ギフト

『いつしか炎は猛り狂い、煌々と城内を照らし出していた。
絢爛たる装飾品の数々――、ドワーフの手で生み出された精緻な蔦細工の金食器、エルフの職人が数年を掛けて織り上げた魔法のタペストリー、大粒の紅玉と青玉が飾られた一対の白鳥と黒鳥の像――等が、貪欲な炎に飲まれてゆく。
それと同じように、この城で血を流し、骸となった人々の遺体も、とうに灼熱の舌の餌食となってしまった事だろう。

「ウィル! ――ウィリアム!」

どこかそう遠くない所で、何かが崩れたような轟音が響いた。
床を伝う振動に崩落の時が近い事を悟りながらも、スティーヴンは異母弟の名を呼び、広い廊下を走り続ける』

( 48 ) 2016/02/28(日) 15:10:55

本の虫 ギフト

[ごくり、と喉を鳴らしてページをめくる。
演習場の片隅、森の木々と茂みによって覆い隠された窪地に身を潜めているのは、浅黒い肌の少年だ。
鬱陶しいほどに長い髪の隙間から覗く、赤みを帯びた眼が一心不乱に追いかけているのは、臙脂の革表紙の書物。
背表紙に踊る箔押しの文字が、『スティーヴン物語 ―血塗られた玉座―』という表題を刻んでいる。

『スティーヴン物語』とは、今一部生徒の間で人気のシリーズものの小説である。
旧家の跡取りである主人公スティーヴンが、庶子の異母兄弟ウィリアムを従者に活躍する冒険活劇で、時に推理ものやアクション要素をも兼ねる。
その中で、血塗られた玉座は現在7作出ているシリーズの、最新刊。
つい先日、念願かなって図書館に収められた待望の一冊だ]

( 49 ) 2016/02/28(日) 15:11:28

本の虫 ギフト

あぁ、この素晴らしい物語を、ゆっくりと堪能できないなんてなんて勿体ないんだろう……。

[熱っぽく陶然とした言葉を零し、愛おしげに書物を撫でる。
真新しい革表紙はまだ馴染みきっておらず硬いまま、けれどその手触りを堪能できるのは、最初に本を開いた者の特権だ。
読みまわされてよれよれになったり、黄ばんだりしていない、張りのある白い紙の感触もまた格別。

この降り積もったばかりの新雪のような純真無垢な本が、長い歳月を掛けて熟成され、趣深い古書となってゆくさまを想像するだけで、背筋がぞくぞくしてきそうだ]

( 50 ) 2016/02/28(日) 15:12:09

本の虫 ギフト

[一刻も早く、邪魔の入らない場所でじっくりと、この物語を隅々まで読み解きたい。
このシリーズには物語では詳細に語られていない謎が幾つか残されていて、その考察がまた白熱する部分なのだ。

昨晩も蝋燭が溶けきるまで夜更かしし、中盤までを一気に読み進めた。
蝋燭が燃え尽きたとなると、今度はウィル・オ・ウィスプを召喚し――、たのだけれど、彼の方が術者より常識的だったために、すぐ魔石の中に還られてしまった。

そんなわけで、ギフトの心は今、補習うんぬんより『スティーヴン物語』一色に占められている。

ぺらり、また一枚ページを繰り、物語の尻尾を追いかける。
ぶぶぶぶぶ、と聞こえてきた不穏な羽音など、物語を盛り上げる効果音ほどにも耳に入っていない]

( 51 ) 2016/02/28(日) 15:12:52

本の虫 ギフト

『「ウィリアム、何故……」

悲壮なスティーヴンの呟きに、ウィリアムが口元を歪めた。
日頃の快活さの損なわれた、歪な、張り付けたような笑み。
対峙する二人の間に横たわる距離が、そのまま彼らを分かつ断崖のようだった。
あれほど共に数々の事件に挑んできたというのに、今スティーヴンには、相棒が何を思っているのか、推しはかる事ができない。

「スティーヴン様、私はもう、貴方の側に戻ることなどできません。もうご存知でしょう? 此度の事件は全て、愚かな母が企てたこと」

「だったとしても!」

紙面を読み上げるように単調な相棒の乾いた声に、覆い被せるよう声を張る。

「だったとしても、それがお前自身と何の関係があろうか。お前がこの事件を望んだわけじゃあるまい!」

彼は無我夢中で相棒へ手を差し伸べた。
戻ってこい、そう呼びかけようと思った刹那、ぶつりとひときわ大きな音が響き渡る。
不吉な調べに顔を跳ね上げた彼の目の前で、ダンスホールを鮮やかに彩っていたあの巨大なシャンデリアが、チリチリと鈴のような音を奏でながら墜落してきていた』

( 52 ) 2016/02/28(日) 15:14:29

本の虫 ギフト

あぁぁぁ、スティーヴンとウィリアムがぁぁぁぁぁ。

[物語はここで場面が移り変わり、事件を追っていた間抜けなオスカー刑事のパートに切り替わる。
オスカー刑事には悪いけれど、この部分を読み飛ばして、事の顛末を追いかけたくなった。
彼のパートは物語で言うのなら緩急の緩の部分、シリアスに挟まれたコメディ、ある種の心のオアシスだ。
しかし今、ギフトが求めているのは心のオアシスではなく、このカタルシスに任せて主人公たちの行く末を知ってしまいたいという好奇心なのだった。

そうこうしている間に、ぶぶぶぶぶという羽音はより大きさを増してゆく。
その羽音は巣を脅かした不届きもの>>43を逃した蜂の群れの無念の叫びであり、無論、その矛先はところ構わず側にいる者へと向く。
欲望蜂は普段は温厚だが、巣を脅かされると一気に凶暴化する性質だ。
そうなった蜂たちは実に攻撃的であり、見境なく周辺に飛びかかってゆく]

( 53 ) 2016/02/28(日) 15:15:26

本の虫 ギフト

……カチカチ?

[カチ。カチカチ。
それは狸の背負った木の枝に火をつけるべく、兎が火打石を打ち鳴らす東方の童話の不吉な旋律……ではない。
怒れる蜂たちが立てる威嚇、俗にいう警戒音であり、聞いたらすぐに逃げろと言う件の音だ。
とはいえ、どちらも不吉には変わりない。
事ここにいたって、ギフトはようやく書物から顔を上げた。
その時には周辺を蜂の群れが取り囲んでいるわけであって――]

△〇□×〇〇△×〜〜〜〜〜!?

[言葉にならない奇声を上げた亜人の少年の逃走劇が、今その火蓋を切った**]

( 54 ) 2016/02/28(日) 15:16:29

魔獣科 アルジャーノン

はあ、はあ、はあ……

[1キロも走っていないのに息が上がる。それは険しい山道のせいもあっただろう
ウサギを見失わないようにするのが精一杯で、距離は一向に詰まらない
むしろ開いていっている気さえする]

―――はぁっ!!

[ならばと一か八か、ウサギに向けて全身を使い飛びかかる
だがウサギは軽やかにジャンプして回避!そのまま山道を駆け上がり、アルジャーノンはといえば山道にしたたかに全身を打ち付ける結果となった]

いたい…。

はぁ。やっぱり罠でも無ければ無謀だったか…

( 55 ) 2016/02/28(日) 16:02:45

魔獣科 アルジャーノン

[じんじんとした痛みが消えるのを待って、髪が汚れるのも厭わずその場にごろんと仰向けになる

空は快晴。長閑な日和だ

調理科と合同で森林ウサギを追い詰めた時のことを思い出す。
あの時は皆で協力して罠を張った地点まで追い込んだのだっけ

回想に耽りつつ、頭の中で演習場に生息する魔物のリストを頭の中に並べていく
その中から狩りやすい獲物を絞りはじめる
はたから見ればただぼんやりと寝っ転がっているだけに見えるだろうが]**

( 56 ) 2016/02/28(日) 16:02:52

【独】 魔獣科 アルジャーノン

/*
今夜はもう一回誰かをナンパしに行こうかな(語弊あり)

( -25 ) 2016/02/28(日) 16:06:53

【独】 魔獣科 アルジャーノン

/*
図書室繋がりでギフトと縁がありそう

( -26 ) 2016/02/28(日) 16:33:10

うっかり生徒 ニース

──演習林・茸──

  あれれ?あそこに見える深紫色の茸は、
  もしかして、補習クエストの茸ではないでしょーか!

[ぽけーっとして休んでいる>>43と、目についた茸に声をあげる。
 ポケットから補習クエストの紙を引っ張り出して、ぺらぺらと捲ると、そこにはドクトル茸と、*10金星*ぽい斑点と萎びた姿が目印のカンゾウ茸、そして{19太陽:正}茸の名前がある。]

( 57 ) 2016/02/28(日) 17:28:06

うっかり生徒 ニース

──演習林・茸──

  紫色なのです。
  珊瑚みたいな形の茸なのです。

  確か茸辞典には、こう書かれていた筈なのですっ。

[ニースは、リュックを一度降ろし、中から袋や皮袋を取り出し、円匙の半ばを掴んで茸に近づいた。
 辺りを見回せば目が慣れて来たのだろう、一つ見つければ同じ形である他の茸達も目に付き始めた。]

( 58 ) 2016/02/28(日) 18:04:20

うっかり生徒 ニース


  ドクトル茸は薬や調合の材料になる、
  お医者さんの名前に相応しい基本茸のひとつなのです。

[色は、銀鼠系統。]

  カンゾウ茸は少し甘くて、
  鎮痛や解毒や色んな効果のある茸なのです。
  風邪薬にも使えるのです。

[カンゾウ茸は甚三紅系統。]

  太陽茸は食べて美味しい食材なのですっ。
  笠が開ききってるのが美味しいのですっ。

[拳をぎゅっと握る。]

( 59 ) 2016/02/28(日) 18:07:37

【独】 うっかり生徒 ニース

/*
うーん。誰かが日本人の現実感性を持ち込むと、アンズ茸には毒があるんだ!と躊躇するロールをしそうな気がして悩みますね。。。(潔癖感を持ち出されると困ったり惑う感)

( -27 ) 2016/02/28(日) 18:27:21

うっかり生徒 ニース

[太陽茸は黄色〜オレンジ色の茸で、オレンジ色に近いほど、とても美味しいと言われている。]

  よく見てみたら、太陽茸もあれば、あっちにはアン茸、こっちにはタマ茸、マッチュ茸は無いみたいですけど、選り取りみどりなのです〜っ。

[可愛らしい歓声をあげて、先ずは目の前の深紫色の茸を、円匙の先端で掘り起こすようにして採取し、土を払って袋に入れる。]

  焼いても煮ても美味しいのですっ。
  どんどん採るのですよ〜っ!

[続いて、群ではなく一本一本生えているものは、小さな採取ナイフで、根元を切って採取して袋へ入れてゆく。
 その中で、補習の茸は太陽茸はあったが──3(4)
 1.ドクトル茸だけあった
 2.カンゾウ茸だけあった
 3.両方ともあった
 4.他の補習茸は見当たらなかった。]

( 60 ) 2016/02/28(日) 18:33:50

うっかり生徒 ニース


  多分、これがドクトル茸で、
  これがカンゾウ茸の筈ですっ。

  これで補習完了に一歩近づいたのです!

[ニースは、銀鼠色のドクトル茸と黄色み掛かった紅色のカンゾウ茸と思われるもの、そして太陽茸は補習分だけ別々の小袋に入れて、他の可食や薬用に使われる茸達は大袋へと入れてゆく。
 分からない分はまた別の袋にいれて、つやつやしたぬめりがありそうな茸は皮袋へと入れていった。]

  わー、大量だったのですよ。

[一頻り、袋が一杯になれば採り終えて、ニースは大袋や小袋や皮袋を抱えて、リュックのある場所へと戻り、潰れないようにリュックに入れた。]

( 61 ) 2016/02/28(日) 18:46:04

うっかり生徒 ニース

[軽く手を払い、服についた葉などを払っていると、ふと別の茸に気がついた。
 光に晒されて色が褪せたような、白にほぼ近い薄い水色をした茸だ。
 程よい形に笠が開いた茸と、まだ笠が開ききっていない茸の二つが寄り添い、生えている。]

  この茸は。
  ……後で使えそうなのです。

[ニースは頷き、リュックから瓶を取り出す。
 簡単にロック出来る瓶で口径も広めの瓶だった。
 ニースは、下の土ごと二つの茸をその瓶に納めて土を落ち着かせると、きっちりとロックしてリュックの中に仕舞う。]

( 62 ) 2016/02/28(日) 18:55:39

うっかり生徒 ニース


  うんしょっ。

[ニースはリュックと円匙を背負う。
 欲望蜂のことも気に掛かるが、ニースが目にやったのは次なる補習クエストの紙だった。そのクエストとは、1(2)
 1.薬草採取
 2.甲殻蜥蜴の甲殻。]

( 63 ) 2016/02/28(日) 19:13:14

うっかり生徒 ニース、「薬草採取もするのですっ。」決意を新たに足を踏み出す。**

( A2 ) 2016/02/28(日) 19:14:11


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