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長いのに、内容が無いよう…。
盤面上もほぼ私死亡確定で良さそうなので、
安心して死にに行けますね。
とりあえず、ダート様には入れておくけれど。
自殺票がないのですねー。
― ときのほこら ―
………?
えっ
チャペさ、
[剣を抜く音。鞘に擦れる金属の音。
疑問を感じて振り返れば、そこにはふらふらと台座に近付くチャペの姿。慌てて声をかけようとして――地に、光の剣が落ちる音が響いた。
光が溢れたのは、同時だっただろう。
抱擁のような。
陽だまりのような。
視界を塗り潰す程の輝きに包まれて――目を開けば、そこは]
― 神樹 ―
――――……、
[草の群に駆ける柔らかい風よりも。
大樹の葉擦れに鳴るざわめきよりも。
草原に――大樹の前に立つ人影よりも。]
…………え?
[唐突に場所が切り替わった事実に、頭が追いつかず。
少女は、ふたつ、みっつと瞬いて。]
ここ、ど……だ、だれ……?
[口をついた疑問は。女神の姿を教会で焼き付ける程に見た人にとっては、酷く不躾にすら聞こえるものだった。*]
― エンフェルケスーカ ―
[>>+33アロラの物言いに、"ナジ"はただただ嗤うだけだ。
可笑しそうに目を細め腰を曲げている]
その様なルールは人間だけのもの
貴女も魔の者に生まれ変わったらわかりますよ
[そもそも世界である自分に高々世界の一部である人間のルールが適用されることはない。
それをさも当然とばかりに言う魂が愉快で仕方がなかった]
さて、そろそろつきますよ
最期に一つお土産をつけて差し上げましょう
ええ、何、礼など不要ですから
[感覚を遮断するアロラ。
その魂に一つのマーキングを行った。
それはアロラと深く関わった魂に伝わっていくことだろう。
今は影響はない。
アロラ自身も感じることはないだろう。
いずれ魂すべてにマークが付けば、その時こそ"エンフェルケスーカ"は動き出す。
そうしていれば魔王城にたどり着くだろう。
工房のある場所で空間を撫でればそこに線が入り、亀裂が入る。
そこを潜れば魔王城の工房へと"ナジ"とアロラだったものが入った麻袋と、ダンガリザのようなモノは出ていった**]
っ!
[耳に届く声と頭の中に響く音に、頭が可笑しくなりそうだ。
朗々と響く声が夜明けの来ない薄闇の如く、嘆きを騙る。
彼女を包み込むのは魔の装礼だろうか。>>124
鎧に固められた身体は澄んだ音を鳴らし、刃を通さない。
響く朗唱は何らかの魔法をもたらすものと察知して、
返す刀で喉を狙うも、またしても首まで覆った鎧に阻まれるか。
そうしているうちに陣が形成される。
不吉な赤暗い光を放ち何らかの術が形成される。
舌打ちをして2ステップで距離を取り、
フリッツへと封を開けた回復薬を投げる。]
フリッツ!
[運が良ければ彼にぶつかりその中身をぶちまけ、
体力と魔力を回復させるだろう。
悪ければ、地に落ちるだけか。]
[余所見をしたせいか、目の前で振るわれる槌に対応が遅れる。]
っぁあああ!!
[ナイフと槌を扱う手は、根本的に速度が違う。
手を狙う一撃など、当たるはずがないだろう。
だが、通常ならば避けきれるはずのそれを
まともに受けてナイフが弾き飛ばされる。
痛みに涙が滲む血走った目で、司教を睨みつけた。]
……れなら。
それなら、呼んでくれればよかったじゃない!
一緒に旅に出ようって!
私にアンジェのような力はないけれど、
傍にいることはできたわ。
何の為に私が修行してたと思っているの…
全部、ぜんぶ!アンジェと共にいるためよ。
あなたを一人にするためじゃない!
[骨が折れ、奇妙な方向に曲がり変色した手が光に包まれる。
痛みが引き高速で癒される手に背筋が凍る。
なぶり殺しにする気だと、そう直感して。*]
[突然景色が変わった。
何かの幻影か? いや、違う。自分は確かにこの場所に立っている。
あの人、誰かに似ている。]
あなたが、チャペたちをここへ呼んだの?
[こんな摩訶不思議なこと、まともじゃあない。まさか敵ではなかろうか。
猫は警戒しながら相手を射竦める。]
── 神樹 ──
[神樹の元に在る、ときのほこらの台の上に光の剣は乗っていたろうか。]
私は女神トルニータ。
ここは神樹の足下です。
[チェロの音色のような暖かい声。]
よくぞ、ここまで辿り着きました。
ダリア
アルシェス
そして、
[ここは女神の領域、魔の力、魔神の力及ばぬ場所。
女神はチャペに何も言わず、名だけ呼ばう。]
チャペ
[そこには、ダリアやアルシェスの名を呼んだ時と同じよう、慈愛の響きがあった。*]
― 魔王城 工房 ―
(邪神に気をつけろ……?)
(魔神……か? ディーマンは魔軍の守護神では無いのか?)
[連想で思考を繋いでゆくが、人がディーマンを呼ぶかのような魔王の態度。
会話から覗き見える魔王の思考は崇拝者等では無い。
油断ならない敵のような言動に、魔王側も複雑な状況を抱えている事は理解でく。]
(圧倒的な魔族の力により世界の覇権を握る訳では無く世界を滅び、終わらせる?覇道を目指すのではなく終焉を無を望むのか。)
[>>*28
魔王の視線に人魂を保護する結界が粉砕され、カンテラを模した檻のガラス質の表面に罅が入る。
室内に吹き込む雪風のような言葉。魂の希薄化が進んでゆく中で紡がれる言葉に乱れは無い。
それを見れば、工房の作業員は合わてた様子で再利用作業の手順と檻の補修を始める。
人魂に向けて魔王に対する無礼を咎めるような声が飛ぶが気にした様子は無い*]
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