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アイスさん、ダリアさんを迎えに行きましょう。
人はそれぞれ逃げたわ。私たちも、逃げましょう。
ダリアさんがいなくて悪いけれど、乗せてもらえる?
[話しかけて竜の背を撫でた。**]
/*
凄く、こう、返す返すも、もっとやり方あったような…。
割と展開する前に終戦してしまったしな…。
まあ、リリさんの格好良いところ見れたから、
私は眼福だったんですけどね!(いろいろとひどい)
[相手がただのニンゲンであれば、そのまま惑わすつもりでいた。
そうでなければ、瞳を見て己が何者であるかを把握させよう。
それが、猫にとって一番危険の少ない方法に思えた。
もっとも、目の前の相手が真実を語るかどうかまでは想像に及ばなかったが……]
[フリッツと共に諸国を巡る事で社会階級を通してしか自分を見ない人々から離れて久しい。
そのような呼ばれ方をする事にも慣れている。
このような状況で視線を向けてくるフリッツのある種の律儀さに対し見えないように微苦笑を浮かべる。]
ほう、勇者の仲間か……
勇者候補は何名か知っていますが勇者がいるとは
[くつりくつりと"ナジ"は嗤う]
何者?
それ以上でも、それ以下でもないが?
仮に魔王だとでも言えば信じるのかな?
[対外的にそれ以上を答えることはない。
紫色の外套の奥。
そこから覗く瞳が細くなった]
[やはり、生きていたのか。
気丈な修道女の顔が浮かぶ。ダートの胸中で、彼女は何度も穢され愉悦をもたらしていた。]
……やかましい。
[少しの沈黙の後、吐き捨てた。]
人の指図を受けるは好かぬ。
いかに魔神殿からであろうとも。
[無謀にもそばを駆け抜けようとした侍女を捕まえ、引き裂いた。]
俺は、俺の好む時に狩る。
[気合と共に杭を放ち、守備兵達をなぎ倒した。狼を駆り、城の奥へと進む。]
[魔を帯びる猫の瞳。
その魔の力は本来であれば人を誑かせることができるのであろう。
しかし、エンフェルケスーカの渡り人は魔の力を受けても動じることはなかった。
奔流の中にある静寂。
凪の中心地、或いは魔の力を吸引する渦であろうか。
猫の力を受けながら、紫色の外套の内に潜む影は力を感じ愉悦に揺れた]
どうか、したか?
いいや、チャペよ
お前こそ、"何者"なのだね
[そうして、何事もなかったかのように、告げた]
[怯えているのか振りなのか。
弱弱しい声はどもりながら敵意がないことを告げる。
着地の寸前に見せた小さな稲光は彼女の身を包み勢いをいくらか和らげたように感じた。
であればただの少女というわけでもないだろうが。
悪意があるようにも見えず、手は柄に添えたまま困惑の色を浮かべた。]
移動手段…。君は一体…。
[彼女が何者だろう、それもまた疑問ではあったのだが。
道を譲ろうとする少女にもう一度問を重ねる。]
僕は逃げるわけにはいかないよ。
王を護らないと。
君は…?君はどうするつもりなんだい?
[不思議な雰囲気を纏う少女の上から小さな悲鳴>>264が聞こえたような気がした。]
信じると言って、笑ってくれるのならね。
[ここから先は踏み込ませないということか。猫は悪い冗談を言うと、にやりと口元を緩ませる。
ならばこちらもそれ以上与える必要はあるまい。]
あなたと同じ、嘘つきよ。
[少女は、この守る鎧も攻める武器も持たぬ少女は自分に逃げろと告げて、己はどうするつもりなのだろう。
既に王も側近いない城は騒然としておりこうやって話している間にも兵士がそこらを駆けずり回っていた。いまも、逃げようとする兵が入口の方へと向かっているだろうか*]
≪バルコニーの様子を見てこい≫
[駆けながら、連れていた刻印兵に命ずる。ダート自身は別方面へと向かう。
人間どもを引裂くたびに指輪の力が増してゆく。その波動はまさに先に感じた魔神のものと同種であり、力が増すほどに己が魔神の掌にある事を自覚させられる。]
……くそが。
[人であった時と何が違うのか。
違う。今は、力がある。人の命など塵芥のように扱えるほどの力が。]
ぐぶっ……ぶぶ、ぶ、あぁぁ!
[出会う人という人をなぎ払い、ダートは城内を蹂躙していく*]
― ゴルガンタ城前 ―
私は、――――その
[どうするつもりなのか。
具体的な手段を問われてしまえば、少女は閉口する。
城の前からでも、幾らかの屍は見えている。逃げ遅れたのだろう。或いは城の前までやってきて、何者かに捉えられたのだろうか>>226。
中には子を護ろうとしたのか。抱き抱えたまま、子と共に貫かれてしまっている者もいる。――お腹から見えている鮮やかな腸のいろ。血漿と体液とが交じり合い、元あったいろがうすまっていた。
僅かに眼を細め。それでも、震えそうな声を抑えて。]
まだ、少しでも生き残っているひとがいるのなら
私は……!
[言おうとしたその時だっただろうか。頭上から、悲鳴と怒声と、――護ろうとした人々による呪詛が、降りかかったのは。>>264]
……レティーシアさん……?
[何があったのか。
耳に届くあらゆる音が遠く、くぐもって聞こえる。
血の凍えるように冷える指先を、握りしめた。]
/*
ロードオブザリングの人の王なふいんきのダートさんです。
**以下映画のネタバレ**
フロド君は最後ワシの背中に乗って死の火山を脱出するのだけど、そんなん最初からワシに乗って指輪捨てに行けばええやんと思ったのを思い出した
[程なくして。現れたのは見知った青年の姿。
眼を見開いて。彼が鎧の青年へ向けた言葉に、僅かに視線を傾ぐ。]
……………、フリッツさん
[レティーシアは、魔をたおすために旅をしている、と言った。
フリッツもまた、勇者の剣になると誓いを立てていた。
それでも――街を侵す災禍が止まることなく。
焼け爛れた肉のにおいが、風に乗って運ばれてきた。]
…………、
………………、ごめん、なさい
[小さな呟きは、誰に向けてのものだったのだろう。
――月を失った夜気に、何もかもが掻き消えていく。*]
/*
魔王の警戒の現れは、墓設定にも反映されてしまっていたな。でも、>>*22は、ダリアが居なくても元々全生命循環設定ではあったな。
何を……。
話すのは後だ!急げ!
[視界に入ったのは勇者を探していた少女。
謝罪の言葉は何を意図するかもわからない。
ただ、こうして言葉を交わす間に情勢は悪化してゆく。
横合いから飛びかかってくる獣人を薙ぎ払えば皆に声をかけた。]
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