情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
― ゴルガンタ城前 ―
[着地の寸前、唱えた言葉は咆哮のそれ。
されども電荷の如き魔力を帯びたのはごく僅か。
少女の身体に纏わりつくようにして、衝撃を緩和した。]
あ、――――
[思わず、息を呑む。目の前には人。
堅牢そうな鎧に身を包んだ姿はしかし、戦禍を走り抜けた跡が幾らか見えていた。>>254]
私は……、て、敵ではありません
[突然の問いかけ>>262に、返す答えはたどたどしいもの。]
お城の中に、いどうしゅだんがあります
お兄さんもはやく逃げてください
[ひとつ深呼吸をして。城への道を譲るようにして告げる。
彼が、探していた勇者アインその人だとは、気付かないままに。]
[アイスに乗ってくれれば、という言葉>>247に小さく噴き出す。
「多すぎて乗せきれないんじゃないかしら?アイスさんが困っちゃうわ」
と返しただろう。
レティーシアが身を削り使った脆弱な"奇跡"は、魔に満ち限界を超えている元アンジェの起こした奇跡には到底及ばないだろう。
少女が呟く言葉>>249に、ふらつく身体を押さえ、また1本、魔法回復薬を口にする。
…1日の限界摂取量を超えている。魔力は回復しても、意識が朧気だ。
ふいに、少女が名前を呼ぶ。>>251]
え?……えええー!?
[城の入り口に飛び降りる少女を追って、バルコニーの手すりに掴まり下を覗き込めばそこには小さく少女の姿が見えた。
どうやら無事らしい。思わずアイスを見上げれば、竜は当然と言わんばかりに平然とそこから少女を見下ろしていただろう。]
――――――盗賊ギルド?
[猫はすぐには2人の男が死んだあの出来事を連想することができなかった。あの者達は"ギルド長"とは言ったが、"盗賊ギルド"とは言っていない。]
名前を聞いているのなら、チャペだよ。
普段は勇者と一緒にいる。
[一介の盗賊がなぜここにいるのだろう。火事場泥棒するにしても、ニンゲンであるならば危険すぎる。
猫はその得体の知れない素性に警戒する。]
あなたが盗賊ギルドのナジだって事は分かったよ。それで、
"何者"なの?
[猫は相手を試すように、普段は隠している魔の力をその瞳に宿す。]
「…そんな甘言にだまされるか。
お前が逃げ道を知って、皆をみな殺しにする気だろう!」
[誰かが、そんな声をあげた。
非難の声に振り返ると、この町の役人らしき男がこちらを指差している。]
「忠告は受け取る。だが、お前に逃げ道は教えぬ!
おしまいだ。もう、もう全ておしまいだ!
ははっあはははははは!」
[狂ったように笑う男に気圧されたのか、ばらばらとその場にいた人はばらばらに逃げていく。
女は少し困ったような視線を竜へ向けた。]
…ね。言ったでしょう?人は弱いものよ。
こんな状況で助け合うのって、とっても難しいの。
だから、ね。…逃げ切ることを、女神様に祈るしかないわね。
[真っ直ぐに城内を見つめて告げる目と言葉は冷たい。]
アイスさん、ダリアさんを迎えに行きましょう。
人はそれぞれ逃げたわ。私たちも、逃げましょう。
ダリアさんがいなくて悪いけれど、乗せてもらえる?
[話しかけて竜の背を撫でた。**]
/*
凄く、こう、返す返すも、もっとやり方あったような…。
割と展開する前に終戦してしまったしな…。
まあ、リリさんの格好良いところ見れたから、
私は眼福だったんですけどね!(いろいろとひどい)
[相手がただのニンゲンであれば、そのまま惑わすつもりでいた。
そうでなければ、瞳を見て己が何者であるかを把握させよう。
それが、猫にとって一番危険の少ない方法に思えた。
もっとも、目の前の相手が真実を語るかどうかまでは想像に及ばなかったが……]
[フリッツと共に諸国を巡る事で社会階級を通してしか自分を見ない人々から離れて久しい。
そのような呼ばれ方をする事にも慣れている。
このような状況で視線を向けてくるフリッツのある種の律儀さに対し見えないように微苦笑を浮かべる。]
ほう、勇者の仲間か……
勇者候補は何名か知っていますが勇者がいるとは
[くつりくつりと"ナジ"は嗤う]
何者?
それ以上でも、それ以下でもないが?
仮に魔王だとでも言えば信じるのかな?
[対外的にそれ以上を答えることはない。
紫色の外套の奥。
そこから覗く瞳が細くなった]
[やはり、生きていたのか。
気丈な修道女の顔が浮かぶ。ダートの胸中で、彼女は何度も穢され愉悦をもたらしていた。]
……やかましい。
[少しの沈黙の後、吐き捨てた。]
人の指図を受けるは好かぬ。
いかに魔神殿からであろうとも。
[無謀にもそばを駆け抜けようとした侍女を捕まえ、引き裂いた。]
俺は、俺の好む時に狩る。
[気合と共に杭を放ち、守備兵達をなぎ倒した。狼を駆り、城の奥へと進む。]
[魔を帯びる猫の瞳。
その魔の力は本来であれば人を誑かせることができるのであろう。
しかし、エンフェルケスーカの渡り人は魔の力を受けても動じることはなかった。
奔流の中にある静寂。
凪の中心地、或いは魔の力を吸引する渦であろうか。
猫の力を受けながら、紫色の外套の内に潜む影は力を感じ愉悦に揺れた]
どうか、したか?
いいや、チャペよ
お前こそ、"何者"なのだね
[そうして、何事もなかったかのように、告げた]
[怯えているのか振りなのか。
弱弱しい声はどもりながら敵意がないことを告げる。
着地の寸前に見せた小さな稲光は彼女の身を包み勢いをいくらか和らげたように感じた。
であればただの少女というわけでもないだろうが。
悪意があるようにも見えず、手は柄に添えたまま困惑の色を浮かべた。]
移動手段…。君は一体…。
[彼女が何者だろう、それもまた疑問ではあったのだが。
道を譲ろうとする少女にもう一度問を重ねる。]
僕は逃げるわけにはいかないよ。
王を護らないと。
君は…?君はどうするつもりなんだい?
[不思議な雰囲気を纏う少女の上から小さな悲鳴>>264が聞こえたような気がした。]
信じると言って、笑ってくれるのならね。
[ここから先は踏み込ませないということか。猫は悪い冗談を言うと、にやりと口元を緩ませる。
ならばこちらもそれ以上与える必要はあるまい。]
あなたと同じ、嘘つきよ。
[少女は、この守る鎧も攻める武器も持たぬ少女は自分に逃げろと告げて、己はどうするつもりなのだろう。
既に王も側近いない城は騒然としておりこうやって話している間にも兵士がそこらを駆けずり回っていた。いまも、逃げようとする兵が入口の方へと向かっているだろうか*]
≪バルコニーの様子を見てこい≫
[駆けながら、連れていた刻印兵に命ずる。ダート自身は別方面へと向かう。
人間どもを引裂くたびに指輪の力が増してゆく。その波動はまさに先に感じた魔神のものと同種であり、力が増すほどに己が魔神の掌にある事を自覚させられる。]
……くそが。
[人であった時と何が違うのか。
違う。今は、力がある。人の命など塵芥のように扱えるほどの力が。]
ぐぶっ……ぶぶ、ぶ、あぁぁ!
[出会う人という人をなぎ払い、ダートは城内を蹂躙していく*]
― ゴルガンタ城前 ―
私は、――――その
[どうするつもりなのか。
具体的な手段を問われてしまえば、少女は閉口する。
城の前からでも、幾らかの屍は見えている。逃げ遅れたのだろう。或いは城の前までやってきて、何者かに捉えられたのだろうか>>226。
中には子を護ろうとしたのか。抱き抱えたまま、子と共に貫かれてしまっている者もいる。――お腹から見えている鮮やかな腸のいろ。血漿と体液とが交じり合い、元あったいろがうすまっていた。
僅かに眼を細め。それでも、震えそうな声を抑えて。]
まだ、少しでも生き残っているひとがいるのなら
私は……!
[言おうとしたその時だっただろうか。頭上から、悲鳴と怒声と、――護ろうとした人々による呪詛が、降りかかったのは。>>264]
……レティーシアさん……?
[何があったのか。
耳に届くあらゆる音が遠く、くぐもって聞こえる。
血の凍えるように冷える指先を、握りしめた。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 エピローグ 終了 / 最新