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[サイエが思うよう火の狂戦士は、何者かではある。
名前は残らず、何者か、のみが残る。
徴のように。
人としてなら纏わるであろう人となり、などなく、火の狂戦士とのみ語られる。
そこに人は無く、人は無い。
残るのは行為のみであり、火の狂戦士、としてのものである。]
─ 岩の足場〜岩壁・溶岩地帯 ─
[『氷の巨獣』は、硬い氷が割れる音を残し、一体の氷像を潰し>>129、白煙立ち籠める境界>>130に降り立った。
『氷の巨獣』は、並の巨像を複数撚り合わせた大きさ。
【氷の巨像】達の群れを、六脚だけでなく、焱宿る豪腕で、『氷の巨獣」が打ち砕く。
勿論、内側に居る狂戦士にも分厚い腕で囲まれているとはいえ、衝撃が伝わる。その度に、焱は燃え盛り、豪腕を灼熱の凶器足らしめる。
白煙に飛び込んだ後ろでは、【氷の巨像】達が『氷の巨獣』の重量で砕かれ、或いは亀裂が入った姿が残されていたか。
白煙の中、自らも毀れかけた姿で相対する『氷の巨獣』は、冬の神の被造物にして、狂った存在。いや、“間違わされた”存在。]
[次に出たのは、赤黒い片腕。
素手のそれは、血と火と煤とで彩られた斑模様。]
ぅう、フゥゥ、フゥゥ……
[怒りの呼気を吐き出し、氷の豪腕から生まれるように這い出そうとする。*]
[分別を失えば弱者にも劣る、と。言ったのは自分だ。
私は何をしている?
うたい共鳴するためにこの虚身に渦巻くのは、怒り、憎悪、凍てつく殺意。
これは闘いだと、自らへと繰り返し告げて。
苦痛に身を捩る。
私は、私はこの地に希望を見たのだ。だから闘う]
[氷の巨獣は敵を粉砕し、踏み潰し。
自らも溶け燃やされながら、赤く噴き出す焱で薙ぎ払った。
サイエはいずれ掴まっていられず、巨獣から地へと投げ出される*]
[周囲で蒸気が上がる。もしくは、煙だろうか。
繰り返される爆発音と、じゅうじゅうと何かが焼けるようにも聴こえる蒸発音>>136。
それらが間近にも、遠くの出来事にも思える
空気の振動に囲まれて、頭の何処か冷静な部分が
また耳がおかしくなりそうだ、と嘯いた]
アア……ッぁああアアアァァァアアアアアア
[戦況すら確認できないまま、光り輝く地点に風を注ぎ続ける。
だが瞬間、視界の端に異物を見た。灼熱の真っ赤に染まるそれ。
丸い形を持つ其れは–––––––陽の雫の僅かなかけら
其れが光の中に飛び込み、瞬間、弾けた]
[爆発は其れ程、大きくは無い。だがほど近くにいたアメシストは上方まで吹き飛ばされる
かつて"陽の雫だったもの"が、熱によりて、焔を得た
かつて"陽の雫だったもの"が、この地で奇妙な共存関係にある
そして今、ふたつの"陽の雫だったもの"が相見える
小さな小さな"本体"の帰還。
かつて陽の雫であり、金属であり、鏃であったものが、今あおじろい焔をやうやう増して浮かび上がる
線で繋がった先の焔も共に呼応し、天の星のように浮かび上がった
それらは形を変え、ある姿を模しはじめる]
………燃え盛る、ひと
[目の前が灰と白と橙と蒼の斑に染まるなか、最後に確かに見た。
あおじろく光るそれは、ひとの骨格のごく簡単なものに見えた
そこでアメシストの意識は一旦、途絶えた]
[ひときわ大きく燃えるそれが、更に勢いを増せば、線で繋がった先の焔も燃える
それが赤と黒の混じる溶岩に倒れ伏す。するとみるみるうちに溶岩の表面があおじろい焔を灯してゆく]
[………………]
[そして、あおじろく燃え盛る溶岩は盛り上がり、形を変えて立ち上がる
燃え盛る、焔の人形が岩壁に姿を現した]
[体長は大人8人分くらいはあろうか。それが、"水のようなもの"を阻むように両腕のような箇所を広げて両脚のような箇所を折り、地面につける
遅れて とぷん、と人形の背中の辺りで音がした
アメシストが落ちて、人形の中の溶岩に取り込まれた音だった]*
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