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……む。素のままの俺。
[そう言われると>>2:=4、急にムズムズしてきてしまう。
役を演じていない自分が求められることなど初めてで。
やはりこういうときに、どう反応していいか分からない]
いや、むしろお礼をしているのは俺の方であって……。
[もごもごと口籠って。
『司書さんいつもありがとう』なんて素直に言える帽子屋ではない]
とりゃっ。
俺は司書たちと違って容赦しねェからな!
[問答無用でグルメ本の棚たちにガンを飛ばす。
ひいぃっ、と声をあげた本をポイポイっと本棚の中におさめた]
んー、おまえは……。
[1冊のグルメ本を手に取って、ふんふんと話を聞く]
ああ……そりゃあ、ツラいなァ。
分かるぞ分かるぞ。
誰にも手に取ってもらえない本ほどツラいもんはねェ。
[涙を流しながら頷くと]
よォし、任せときな。
おまえさんに美味しい料理を見せてやるからよォ。
[ビシッ、とグルメ本にガッツポーズ]
今からお洒落なカフェに連れて行ってやる。
それで満足なんだろ?
その代わり、あとで大人しく本棚に戻るんだぞ。
[そう言って一文無しの帽子屋は、カフェへ向かうのだった**]
>>1
[現れたのは第三の刺客である!]
さっきの?
何を言ってるにゃあ?
[何も知りませんとも!そう、リングを奪うばりに代理との蜜月なんかを奪ったりなんかしていませんから!TSUNA●I的なラブストーリーの一片すらありませんから!]
[邪魔が入った。が、躊躇無く届け色々。]
おい、代理。
聞こえるか?
俺の声が聞こえたら、反応しろ。
[ついでに、キャシーにも声が届きそうな予感。]
[第一関門は突破のようだ。]
お前、もうお別れはしたか?
代理、お前の職業は本当にカフェの店長代理なのか?
良ければ、俺にお前の事を教えてくれないか。
お前が、どんな生き方をしているのか知りたい。
[これは口説くとは全く別なのですよ、ええ!
矢継ぎ早に質問を繰り出します。]
急に呼びかけて来たと思えば、唐突な質問だな。キグルミ君。
[代理は微苦笑を浮かべる。本気で困ってはいないのは、雰囲気からも分かるだろうか。]
いや、まだだ。
お客も来ているからな。
きみもある程度察していると思うが、私の職業は店長代理ではないよ。
しかし、どうしたら直るかねえこれ…?
[通信機が混信していて調子が悪いらしい]
こういうときにはこうすればいいんだっけ?
[ちょいなと通信機を叩いてみるだろう。
叩けば直るって一昔前のテレビじゃあるまいし…]
おーい、はろーはろー聞こえるかいリコチェ?
[通信機の調子を見るためにカフェにいるだろうリコチェに通信を入れる]
[カフェについたと言っていたリコチェットに通信機で呼びかける。
しかし、この時彼は気づいてはいなかった、
いつの間にか図書館迷宮に入り込んでいたことを…]
天の川銀河という銀河を知っているかい?
[話し始めれば、色がついてゆく様に、声音の抑揚が深くなる。]
その銀河のオリオンの腕にある、太陽系第三惑星が私の故郷なのだが、そこで私は自然環境の保護官をしていたんだ。
青い星だよ。
[眼差しに慈しむ様な優しさが混ざる。]
[誰も読んでいない時の本の中の住人たちの様子を見てみたい。
しかし、そう思って本を開いても、それはクラーラという読者のいる状態になるわけで。
つまり、どうやったって見ることはできそうにない。
むむ、と口を歪めた]
こうなったら、皆さんに本から出てきてもらうしか!
[それは無茶ってもんである]
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