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[リコリスとヒイラギにさくやが何かを渡すのは視界の端に。
槐の話題。
かの木の植えられている場所や効能は+表+表/裏:知っている。/知らない。
今の自分は運転手なので、そうした話は耳を傾ける程度に収める。
クラ―ラとフリードリヒの様子がおかしい事には+裏+]表裏:気付いた/気付かなかった。]
[槐の木は、魔厄除けとして家の鬼門に植える事が多かったのを思い出す。
また、縁就、延寿と読み替えて、縁結びや長寿にご利益があるとされていた筈だと。
特に神社の境内に生えている槐の木はその身に強い力を宿しており、触れる事でご利益を得るといった考え方があった。]
…リコリスちゃん、ヒイラギさん。
それ、大切にした方がいいですよ。
[運転席からそんな風に言葉を掛けた。
クラーラとフリードリヒの様子には気付かずに、青年は二人は仲がいいなぁなどと思っていた。
そのまま運転を続けていると+チョキ+
ぐー:手形が硝子窓に映ったような気がした。
ちー:血の雨が降っているのが見えた。
ぱー:周辺はあまり変化はなさそうだなと思った。]
[空からぽつり、ぽつりと降るのは赤い雨。
男は運転をしながら顔を蒼褪めさせる。
それはまるで――のような。]
…っ。
[鮮紅色のその液体は、水よりも重たいらしく。鈍い音とともに車体にぶつかり、硝子に纏わりつき、赤く染めていく。
男はワイパーを使って窓を洗浄した。
暫く水を掛けてゆけば、押し流されていっただろうか。
それが何であるのか。
確かめる勇気はない。
誰かに止めるように言われなければ、赤い色水だと、そう必死で自分に念じてそのまま車を走らせる。]
えっと、その。はい。
[浮かぶ微笑みに青年はしどろもどろに応えを返す。]
困った時はお互い様、ですし。
[女神の話に返ってきた相槌は透き通るように静かで。
青年は目下の役割である車の運転に集中する事にした。*]
…嘘だろ、そんなに時間が立っている筈…。
[そうして進んでいった先。
車の進路には分かれ道が現れる。
曇っていた空は晴れていったのだが――空は暗く、星や月が浮かんでいた。
体感的にはそんなに時間は経っていない筈。
じわりと背中に汗が滲む。]
え?あ、はい。
[ヘッドライトが何かのシルエットを映し出し、クラーラの制止に従って車を止める。
そうして彼女が何かに近付いていくのを見守った。]
モーゼか、イカロスか、ですか…。
先刻の看板は、正道が邪道って事でしたけど。
[クラ―ラに看板の内容を教えて貰えば、青年は車を降りて二つの道をしげしげと眺める。
左手にはかすかな灯りが見えるが、右手は暗く。]
…その。
俺は+裏+左/右の方がいい気が。
…先刻の看板から考えると、
明かりの方じゃなくて暗い方を進んだ方がいいんじゃないかなって。
[青年は遠慮がちに自分の考えを述べる。
先程からの奇妙な出来事。
異界に彷徨い込んでいる可能性があるので、明かりも無条件に信用する事は出来ないと。]
でも、あの言葉はあそこ限定だったのかな。
んんん…、皆はどう思います?
[とはいえ、意見の多かった方に車を走らせたいと皆の意見を求めた。
タチアナが運転の交代を告げるのならそれに従う心算。]
[青年はクラーラの方を見やる。
そうしてアルルの方にも視線をやって。]
…一体、どっちが正しいんでしょうね?
[その顔には困惑と、僅かな憔悴が浮かんでいる。]
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