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[少女の説教が終わった後、答えを求めるように周囲を見回す。
シードルも首を傾げていることに、なぜだかほっとする。
部屋の片隅、グノがレディの髪を結っているのが見えた]
…………。
[肩の上で切りそろえた自分の髪を、くるくると指で弄ぶ。
変わったつもりは無い、と思っていたけれど、そうでも無いのかも知れない。
帝国にいた頃の自分は、髪をもっと長くして、それはいつも使用人の手で華やかに結い上げられていた]
[>>260やがて、少女が可愛らしい衣装に着替えてライフ達の元へ。
自分の座っている位置からも近いのだが、少女の素性を詳しく聞くのは何だか怖かった。
ライフも、ノチェロも、当然のように彼女を「ライリー翁」「じーさん」と呼んでいる]
え、ええっと……ライフ、はノチェロと仲がいいのね。
少し意外だったわ。
[関係ないことを呟いた。
いろんな意味で青年貴族の見本のようなライフである。
あの無鉄砲で無教養な奔馬と親しげにスキンシップを取るのは、不思議な光景だった]
[頭痛で目が覚めた。小さく呻きながら目を開けると、見慣れない、どころかやけに低い…あれは天井だろうか。板張りの天井なんてレプリカでしか見たことがないぞ。何度か瞬いて凝視し、状況を理解するとゆっくりと身を起こす。誰かが掛けてくれたらしい毛布>>18がずり落ちた。]
………………
[後頭部がずきずき痛む。これは間違いなく二日酔いだ。室内を見廻すと、大方は自室に引き上げたのか。自分が寝入った後に、ある程度は誰かが片付けてくれたらしい。>>3]
情けない…羽目を外すにも程があるな。
[溜息混じりそう言うと、そこらへんに転がっているだろうノチェロを跨いで流し台へ歩み、蛇口を捻ると頭から水を被るついでに顔を洗う。昨日買い入れたタオルを適当に取るとぽたぽたと水が垂れる髪を乱雑に拭きながら、102号室の(無い)扉から出る。ちょうど大家の部屋を訪ねたジキルと行き合わせただろうか。>>25]
やぁジル、おはよう。早いね。
[>>23参謀であっても軍人だから、腕立てくらいはトレーニングメニューに入っているけれど。片腕立てが100回を終えて、もう一回となった時にはさすがにマジで、と思わざるを得なかった。
腕立ての相手に合わせて、ホウキを持ったまましゃがむ]
なるほど。
……君の部隊は随分と強そうだ。
[さらりと述べられる内容に、明らかにこれは序の口ですという香りが漂っている。片腕で軽々と自分の体を上げ続ける彼女に、片腕立て伏せとはそんなに簡単だろうかと錯覚するくらいだ]
……。よ。
[なんでか、つられて片腕立て伏せの体勢]
ああ、俺?
帝国軍参謀。名前はサファイアだよ。
君は?
[だいぶ遅れたカウントを始めながら答えた]*
―101号室―
おはざまーっす!
昨日からお世話になりましたジキルっす!
[自室の表札には「時切」と書いてあったけど、もちろん当て字なんて読めてなかった。
「time slice」なんかカッコイイ入り口だなと思ったっけ。
ゴミこことを聞いて
「ああそうね、ゴミの日は火曜金曜日が燃えるゴミで…」
なんて言わかけたけどチンプンカンプンな様子を見れば、
こちらが外国人であることを思い出して、もう少し詳しく教えてくれた。
「じゃ、このお茶は知ってる?」
なんて「湯呑み」に注がれていたお茶が鮮やかな緑色をしている事には面食らった。
茶って何かしら茶色を帯びているものじゃなかったっけ?
その淹れ方も簡単だからと教えてもらう。
礼を言って101号室を後にした]
[102号室にはディタがいる限りは留まって、
結局朝になったかもしれない。]
皿は回収する。
[誰かいたならば、そう告げて、皿とか酒瓶とかをとりあえずまとめておいた。
水で流してみるが、汚い。
まぁ、そうだろう。機動兵機も外観は宇宙塵で損なわれることもある。おそらく活性剤か何か使い、洗浄する必要があるだろう。]
わからんな。
老女に尋ねるか。
[そして、101へ。]
─ 掃除の方 ─
おはよう。
ああ、こっちはもうすぐ終わるから大丈夫。
[>>25元気に挨拶するファルコンに、ふは、と笑う]
片付けする? ああ、朝飯がさきかな。
[先に片付け始めるなら、割れ物だけは素手で触らないようにと言葉を向けて。すぐ行くから、と見送る。
すぐ行く、とはいったものの、そのあとしばらく、ちりとりで延々後退し続けるトラップに捕まるのだけれど]**
>>29
おはっす!
皇子さんも早いっすね。
[爽やかな挨拶からは昨日ノチェロと一緒に結構な量を呑んだはずなのに、その余韻が微塵も感じられなかった。
呑み方を知っているんだろうな。]
丁度オーヤさんからお茶の淹れ方を教わったんすよ。
皇子さんのところにも持って行くっすけど、何がいいすか?
[お茶の類は酒通の王子様がついでに買ってきてくれたかもしれない。よく探してみよう]**
/*
途中で部屋に帰ったパターンと朝まで102号室にいたパターンをメモ帳に書いてあるけどどっち貼ろう
もう少しシードルの様子を見る
― 101号室 ―
[誰かと入れ違いになったり、もしくは一緒になったかもしれない。
ピンクのジャージを着たまま、いわゆる、オーヤと呼ばれる老女の部屋へ。]
すまない。あの食したものの、皿はどうすればよいかわかるか?
[すると、老女はおやおや、などと言いながら、101のキッチンへ。
そこにおいてあった小さな飲料摂取用の容器(湯呑)を海綿体(スポンジ)のようなもので洗浄を行う。]
なるほど、そうするのか。
しかし、その道具は、艦長は購入していただろうか?
[すると、スポンジ一つだけ、差し出してくれる。
あとから新しいのを返してくれればよいとのこと。]
そうか、すまない。
だが、その洗浄するような液体はあったように思う。
[そして、オーヤに礼をいって、102に戻る。]
― 102号室キッチン ―
[102に戻ると、キッチンに積み上げられた皿を前に、よし、と気合を入れた。
オーヤがくれたスポンジたるものに、艦長が買ってきていた液体をつける。それが高級ラインフローラルのシャンプー&リンスであることなどは知る由もない。]
やけに華やかな匂いだな。
オーヤのものは、もっと清々しかったが。
[色も透明ではなく、乳白色だ。
ちょっと違うような気もしつつ、でも、手もみすると、泡立った。
問題ないだろう。
そして、皿を洗いはじめる。]
[何分酔っているから大雑把であるし、既に今の姿のライリーにすっかり馴染んでいる為、ディタの戸惑いは拾う事は出来ず。]
ん?
[小さな呟きに>>28顔をそちらに向けた。]
そうか、僕は士官学校時代は殆ど皇宮には戻っていなかったからね、ディタに話す機会もなかったか。ノチェロとは士官校の同期なんだよ。こうして実際に顔を合わせるのは、随分久しぶりだけれどね。
それに、ノチェロを士官校に入れるよう取り計らったのは、なんとライリー翁とサファイア参謀という訳さ。これは僕も今知ったところだけれど。
[それは、ディタの問いたいこと、気質的なものとは外れた回答だったかもしれないが、本人的にはそれで充分説明したというようだ。そしてまた、目の前の少女を翁と呼ぶ。]
[ライフの自分に接する態度は、基本的にレディに対するものであったから、同性の友人とこんな風にくだけて笑っている姿は新鮮だ。
時折薦められる料理や菓子を口にしつつ、酒は飲まなかった。
そんな風にしばらく過ごすうち、幾人かは寝入ってしまった。
また、部屋に戻ったのだろう、姿の消えている者もいた。
自分も立ち上がり、シードルに送られて201の部屋へ]
あの。
……あなたも、ちゃんと寝てね?
……おやすみなさい。
[その時点で、けっこういい時間だった気がする。
そして、結局眠れずに床に座ってぼんやりしていた。
けっして寝具の使い方がわからなかったからではない。けっして]
―翌朝―
[濡れた服に生乾きの髪、という淑女にあるまじき姿で部屋を出る。
清潔を、衛生を保とうとしたのだ。
精一杯努力したのだ。
朝食はどうしようかと、102へ顔を出す]
おはよう……。
何してるの?
[>>39ピンク色の後ろ姿に、声をかけた。
彼の手元からは、自分の髪と同じ香りがする]
[サンシアが部屋を訪れていた時は、少し眠っていただろう。
ライフが頭を洗う時は、皿は退ける。
転がっているメンツはどれくらいだろう。
ライフのやや具合悪そうな顔には、少しだけ視線を飛ばし、
小さく、おはよう、と言った。聞こえていたかどうかはわからない。
ただ、今までは声だけきいていた相手。
ディタを想う声だけ、をきいていたが、
こうたった一晩、見ていただけで、不思議なものだ。
皇の、面影は、重なるものがあると思った。]
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自分の動きが何というか漫画とかラノベとかで「作者がヒロイン推してるけど読者に嫌われてる女性キャラ」みたいで申し訳ない
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