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[不思議な光景だった。
帝国軍と解放軍が一緒に飲んでいる。
その面子はいわゆる主要と言われる者たちで。
ディタが帝国軍の中、ライフの横にいる。
グノたる氷の女王も、帝国軍アイドルの髪を結い、
穏やかたる空気。
帝国軍のエースや、へレス艦長。
ファルコンことジキルもこんなばに顔を出している。
ああ、何でここはこんなに穏やかなんだろう。]
[寝潰れたもの。部屋に戻ったもの。
それを見ながら、いわゆる、後片付けを行う。
考えたくなくても考えてしまういろいろなこと。
ディタは、本当は、帝国に戻れば、優遇されるのだろう。
彼女がこちらにいる理由。それを想ってから、でも、彼女個体をかんがえれば、ライフの傍はとてもそぐっている気しかしなかった。
そう、帝国軍のやつらも、悪いやつじゃない。
それはわかっている。
わかっているけれど、
俺は解放軍としてだけではなく。]
黒翼の機動兵 シードルは、ハッカー「ファルコン」 ジキル にうしろゆびをさすことにしたよ。
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
帝国軍 ノチェロは アパートの大家 ラスティに せきにんをまるなげしたよ。
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
帝国軍参謀 サファイアは アパートの大家 ラスティに せきにんをまるなげしたよ。
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
ハッカー「ファルコン」 ジキルは アパートの大家 ラスティに せきにんをまるなげしたよ。
−宴会の後−
[自室にあてがわれた部屋へ向かう前に補給物資のかから使えそうなものを探す。
極彩色のショートズボン>>9が男性人数分あったので、色とりどりの規格服と合わせて着るためのものだろうと納得して、1枚もらっておく。
体や髪を洗う道具もあったらしいけれども>>2:25、全身洗浄殺菌装置(フロ)がどんな風に作用するか分からなかったのでこれは使用しないことにした。
口腔洗浄剤と補助具のほうなら分かりそうなのでこちらも一そろいもらっておいた。
シードルのピンクの規格服もなかなか板についてきたようだ。
オーヤさんの服と比べれば、なんとなく今のままの服装のほうがよっぽど原住民のそれに近くね?という疑問はおいといて、
流石にそろそろ着替えたかったので、シードルの部屋の規格服はこっそり回収。]
[105号室に戻ると、身体洗浄についてはガスコンロと鍋と洗面所で見つけた固く絞ったタオルを使って済ませて、タオルは円柱箱へぽい。
洗浄後に装着した極彩色のズボンは足の隙間がスースーした。
その上に着た小麦色の規格服は通気性はイマイチぽかったけど、そんなことより]
お、落ち着くっ…!
これは作業機能を向上させるための服というより…
身を横にしてチョコレートバーを食べながらホログラムサッカー中継を見るとかいうことに向いてなくね??
[見た感じとてもニート。
真っ黒なモニタと連動しているっぽいコントローラーを弄っていると突如電源が入りミスティの音声が流れる>>2:#0]
対象は"ミス、なんて言っちゃって切れたのはミスティのAIが転送された可能性が高いって事だよな。
本来の形に戻るってことはミスティがいなくて大丈夫なわけぽ?
[ほっと一安心。
でも俺今戻ったら、転移の原理調べるとかなんとかで忙しくなりそーでやな予感。
てか、現状解放軍、帝国軍そろってしまいにゃ酒も入ってえらい和やかだったんすけど。]
解放軍で呑んでるのって俺だけだったっけ。タダ酒に手を出さない流石の警戒心、皆わきまえてんなー。
なんちゅうか、帝国軍のヤツらそんな「ヤな奴」なんて1人もいなかったじゃん?
非常時に本性が表われるっていうけど、
いろいろ協力して物資補給や飯の支度とか出来たわけだしな。
帰ったらまた戦争かな…
[投降後の戦犯は縛り首、そんなこと分かってる。
大半の庶民は生まれや育った地域で敵味方に分かれちまうんだ。
死んで石碑が立つより俺は生きて投降したほうがマシなんだけどな]
ヘレス艦長にだけは縛り首なんて目にあって欲しくないんだよな…
戦地での俺のホゴシャみたいなもんだし。
[押入れの布団を引っ張り出して畳でごろごろ。
寝転びながら歯も磨く。
硬いのとふわふわの2枚あるけど、この部屋ってツインなのかな?
つらつらと考えているうち眠りに落ちていた]**
―回想・102酒盛りの時間―
画像つきで丁寧に説明しているパッケージがあったのですよ。
見よう見まねです。
こちらの肉も、見事に焼きの加工がされているじゃないですか。
補給所には、原材料状態の食品が各種揃っていました。
このようなテキストを参考に、熱変性時間などを手動で
調整していくのでしょうね。
技術があるのかないのか不思議な状態ですけど。
[ジキルに神とか言われたもやし炒め作成についてはそんな説明。
シードルが作った焼肉も、生でも炭でもなく焼けているので全員の調理練度は自分と同程度だと思っていた。]
あれ?ジキル君お酒飲んで…!!
……あ、そうか。もう18歳になったのでしたね。
8年も経っているなんて…早いなぁ。
[出会った当初、小さな子供だったジキルがもう
解放軍の飲酒年齢を超えている事に不思議な気持ちになる。
この経過年数は、そのまま戦場に立った年数とも同じ。]
…良いですね。こんな雰囲気。
色々、忘れそうになっちゃいます。
[酒盛りの雰囲気は終始和やか。
皆思い思いに、飲んで食べて明け透けに会話を交わしている。
自分は酒を飲むと記憶が途絶えるので
飲用しないよう気をつけているのだが。
こんな場に混ざりこむ事は嫌いじゃなかった。]
お先に失礼します。
食器は…台所に運搬しておきますね。
洗い方は、朝にでも考えましょう。
[その場にいた者に挨拶をして、205号室まで戻っていった。
その後は、室内チェック…の前に少しだけ寝台の上(押入れの中)で休憩。
…そのまま力尽き昼まで熟睡**]
艦長 ヘレスは、ハッカー「ファルコン」 ジキル にうしろゆびをさすことにしたよ。
― 朝早く ―
[ジャージに着替えた後、また部屋に戻ってテレビを見ていた自分は、いつの間にかそのまま眠りに落ちていた。
目が覚めたのは早朝になってからのこと。]
……あー。
朝日が、まぶしい、ですー……。
[布団も何も敷かず畳の上に雑魚寝していたので、ちょっと体が痛い。
というより、普段の自分なら勝手に眠りこけるなんて不用心なことはしない筈、なんとも不思議である。]
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