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[>>102サンシアが思いがけないことを言い出すのへ、目を瞠る]
「姫騎士」がたくさん……?
[自分がその立場にあって何だが、身分の高い女性が大勢戦いに出なければならないという状況が、ちょっと想像できない。
「ころせ」は「殺せ」なのだろう。生きて虜囚の辱めを受けず、という気構えはわかるが]
戦場に立つ以上、勝ち負けがあるのは仕方ないけれど。
「よく負ける」のなら、戦い方か、戦いに出ること自体を考え直すべきだわ。
姫ともなれば、そう簡単に殺してなどもらえない。
[自分の言葉が刺さったように、眉を顰めた]
>>94
[つーんとしたが、
結果、ノチェロからはばしばし叩かれた。
じろっと睨む。]
笑う?
そうだな。
きっと、己の目的を果たした時は笑うだろう。
[お姫様も喜ぶ、には、またノチェロの顔をじっとみる。]
そういうものなのか?
[純粋な問いを投げかけつつ、絡んでくるさまには、やっぱり最終的にはウザいと訴えただろう。もちろん、笑われて終わってしまうわけだが。*]
あら、艦長、おはようございます。
[>>109律儀にノック音を再現する様に表情を和らげ、キューブを渡した。
それから、自分の分に視線を戻す。
キューブの上で入り交じる赤と青、まるで今の生活のようだと、思った]
[グノとレディは、おそらく元の場所へ転送されたのだろうと聞いた。
他の者たちも、いずれ戻る可能性が高いと。
ならば、また戦いの日々が戻ってくる。
敵も、味方も。
個人として触れ合えば、みな変わらない。
性格や能力に違いはあれど、それぞれに良いところも悪いところもある、人間だ。
それは、この奇妙な共同生活を体験するまでも無く、
帝国と解放軍の両方に身を置いた自分には、わかっていたこと。
自分がすべきは、本当に帝国へ刃を向けることだったのか。
そんなことを考えながら、二色ソースのかかるキューブをひとくち]
〜〜☆○※★▽△!!!!?????!?
[飲み込んでしまってから、衝撃は来た]
― 102号室 ―
口から?火が出る?
いかに異なる文明とて、まさかそんなはずが……
[ノチェロに差し出された液体>>98をぐいと傾けて一口含む。
そのハイテンションさに嫌な予感はしたものの、かといって回避するのも何だか癪で、ままよ、と挑戦したのだが―…]
……!!
ゲッ、うぇ、げほっ、い、いや、これは……ウマイナ?
[噎せながらドンと膝をつく。
一瞬毒か、と思ったが、どうやら呼吸は普通にできるし、吐き気もない。
辞書の働きにより瓶に書いてあった文字は『死汁』と言う意味と知ったが、いかにノチェロとはいえ死ぬほどのものを出しはすまい、と思い、1人でも多くこの苦しみを共有するため、味については黙っておくことにした]
火……出なかったぞ、この山猿が。
[涙目でそう言いつつ、口元をぐい、と拭った。
ジンジンする舌に顔をしかめつつ、火種を探そうと、キッチンをいじりだした]*
ディタ嬢!?
[>>112青と赤、二つのソースが混ざり合ったものが口に運ばれるのを見ていた。
なんということもないと、食べる姿を、それから、聞いた。
声にならない悲鳴を>>112]
だ、大丈夫か!? おい、しっかりしろ!
[肩を掴む。
まさか毒が、と、青くなった]
ああ、いかんいかん。まだ頭がガンガンするぞ。
ディタ殿下、そのエネルギーキューブと言うものを一つ頂けまいか。
[探し物の手を一旦止め、皆にならってその真っ白な食品らしいものを手に取る。
周りをまねしつつフィルムをはがそうとしたのだが、妙にしつこいそれはビィーと音を立ててわずかな裂け目を作っただけだ。
仕方なく、指圧でフィルムを破く。
ぐちゃりと潰れて指にくっついてきたその白い塊を舐めてみると]
……味がせぬの
[いまだに痛い舌には丁度良かったのだが、流石に途中で物足りなくなり、そこら辺にあった金茶◆の調味料らしきものを適当にふりかけた]
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