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ほう…!
[スーパーの中に入れば、ずらりと並んだ棚にびっしりと並べられた物資に感嘆の声を漏らす。]
辺境の地と侮っていたが、中々どうして充実している。
うん、棚に並んでいる物資を、自分で選べばいいんだね。
[ディタの、昔行ったお店みたい>>2、という言葉に頷き、あれは?これは?と手にとってはためつすがめつし、店員を呼び止める。]
あぁ君、この細くて短い棒の集合体のようなものはなんだい?ツマヨウジ…?歯の汚れを取る、ふむ、衛生器具としてはどうかと思うね。使い捨てなのか、こっちは?この柔らかい、真ん中に穴の空いた波上の円盤のようなもの…しゃんぷー、はっと??これも衛生器具なのか…入浴時に、使う?目の痛みを防ぐ…。うん、よくわからないが、おもしろい。これも一つ貰おう。
[ピンク色のシャンプーハットをぽーいとカートに放り込む。既に当初の予定を忘れたように、如何にも珍しそうにスーパー内を物色している。店員さんも「日本に初めて来たガイジンサン」なりの対応をしているので、困ったなりに和やかな風景に見える。]
― 102号室 ―
……。
ノチェロくん、格闘センスもあるんじゃない?
[>>16謎の獲物を吟味しすぎて見えてなかったよごめんね♡
心の中でシナを作って謝っておく。表面上は真顔で褒めておこう。
新たに出てきた桶状のものは、どうやら装備品らしい]
フィッティングだったらこっちの方が良さそうじゃない?
[勝手にノチェロのメットを網目状の半球系のものに取り替えてみる]
……。ふは。
[短い髪が編み目から出てた。
無言で元の装備に戻しておいた]
[部屋を見回す。
うん、まあさすがに散らかったというか、嵐通過後だ]
食事の前に掃除しておいた方がいいかな。
[その前に料理という未知の行為があることを、男は完全に失念している!]
ええと。
……よし、聞いてくるか。
[探索中、それらしいものは見つからなかった。
しかし、一部屋に一台はなくても、共有の掃除ロボットがあるかもしれないし、と思い至る]
[部屋の扉を正しくスライド(手動)させて102号室をでると、扉をノックする。ラスティはすぐに対応してくれた]
突然すみません、掃除しようと思いまして。
ええ、靴の泥と、あと……あ、いやそれほどでもないですよ。
それで、掃除――道具の、場所を教えて頂けたらと。
[そこまでで、なぜだかものすごい喜ばれた。
そしてガイジンサンだからそうよね、わからないわよね、などと納得された]
……なるほど。
[指さされたのは、101からすぐの、一段下がった床がある場所に置かれた縦長のロッカー。いくらかの単語とともに成された僅かな動作はたぶん使い方だったのだろうが、熟練すぎて追い切れない]
ありがとう、お借りします。
[玄関掃除よろしくね、の意味はわからなかったがともかくこれで掃除はできそうだ。
コミュニケーションは笑顔から。礼を言ってロッカーに向かう]
[木製の、ロッカーだった。開閉のボタンを探すがこれにも当然のようにない。くぼみに手をかければ、少しがたがた言わせただけで自然と開いた]
あれ、俺、掃除って言ったよな。
[出てきたのは、なにか大きな刷毛のようなもの。柄のついたアルミ製の板は、端が立ち上がっている。先ほどノチェロがかぶったのと似た金属製の桶もあり、可動式の柄がついていた。
大きな刷毛を握ってみる。機動兵のブレードを思い出させる用具だ]
……。
え、まさか掃除って、
[敵を一掃する、の掃除だろうか。入り口から、敵が?**]
探そうと思ってるワケではないんだけどサ
ちゃんと被ってるのすげーなって。一方の俺様は透け透けかなァァ?シースルー?
[店内をうろうろしていると、肉の焼けるような香ばしい匂いが漂ってきた。「ゴシショクー、イカガデスカー」と呼び掛けの様な声も聴こえる。近くに寄ってみると、黒い円盤状の台の上で、親指先程の大きさに切り分けられた肉を加工したもの…?が熱されている。香ばしい匂いはこれが元のようだ。先程のツマヨウジがそれらに刺さっている。]
マダム、これは…?
[白い衛生服のようなものを来た女性に問い掛けると、さ、一口どうぞ、とぐいぐいと肉塊が刺さったツマヨウジを手に押し付けられる。]
いや、僕は…、え?食べる?これを?
[配給所なのか…?笑顔ながらもぐいぐいと押しの強い女性に勧められると、恐る恐るツマヨウジの先の肉を口に入れた。]
[>>1:285、目的を同じとしていない、この参謀長はなんて当たり前の事を何できくのだろう、ジキルには感覚的に理解できなかった。]
そういえば、昔ウチんところから盗った戦闘機動のデータって、って今どうなってんすか?
ちゃんと解析出来たっすか?
[この参謀長はレディの上司らしい。
水の入ったグラスを渡しながら逆にこちらから質問してみた。
正規の手続きでアクセスしないと最終的は消去されるように組んだプログラムが入っていたはずだけど。
>>1:259の昔、少年兵の動作を見ればハッキングしていたのは気づいていたけれども、自分もやってる事だし、当時は挑戦者が現れた程度にしか思ってなかった。
そっと帰ってくれたら放置したかもしれないのに、
端末ごとなくなってるから、いくら素敵な子守唄>>1:260を歌ってくれたとしても、ユターという偽名から何から喋ってやった。
偽装入所カードからも足取りを辿ったっけ。]
紅茶は研究所で淹れてたっすよ。
自分苦いの嫌なんで。
[もちろん宇宙式、設備としてのスライド式のサーバーポケットに茶葉のカートリッジを差し込んでボタンを押すだけのもの]
…これはなんというか…学生時代の味を思い出しますね。
[口の中で弾力のある、香辛料の効いたそれは、まず質より量、の訓練生時代の寮の食事を思い出させた。]
うん、懐かしい。幾つか頂いていいですか。連れが何人かいるので彼らにも食べさせた…。え?あぁ、持ち帰りはこっち、と。しかし、これは冷たくないですか?できれば温かいものを彼らにも…あぁ、焼く。
[本当は一人3パックまでだけど、お兄ちゃんにはオマケしてあげる、と5パック持たされた、冷凍ハンバーグと書かれたパッケージを、カートの山に更に積んだ。]
だれかにめんどうをおしつけちゃうよ。
氷の女王 グノは アパートの大家 ラスティに せきにんをまるなげしたよ。
[ついでのサービスでもう一つ貰ったご試食用のハンバーグの欠片を片手に持ちながら、]
この区画は…うん、酒か!酒はどんな状況でも必要だね。
慰安にも必要だし、消毒にも使える。あぁ、君、この棚一段を…、いや、折角だ、この地域でお薦めの酒は何かな?
[ブルジョワ必殺。棚買いを行おうとして、アパートにいる人員の数を思ったらギリギリ留まった。代わりに、ショウチュウを半ダースとビールを2ダース。他にもシードルやディタが引いていたカートを思い出し。]
ふむ…、しかし相当な荷物になったな。女性には持たせる訳にはいかないし、男手にも限りがある。何か輸送車の様なものは手配できないかね?宅配?あぁ、それは助かる。目的地は…
[酒を大量に仕入れた事で、宅配フラグが建ったようだ。食料品とは逆区画から、衣類や日用品を大量にカートに積んだヘレスとレディを見掛けると]
ヘレス艦長、補給物資はこの施設の職員が輸送するよう段取ったよ。
[そう声を掛けながら、試食のハンバーグをもぐもぐと食べた。]**
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