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殿下、私にもいただけますか。
[顔を上げ、ライフに向き直る。求めているのはもちろん酒だ。
飲もう。飲んで、忘れてしまおう。生憎、びっくりするほど酒には強く、記憶が飛んだことなど皆無なのだが。
しかしそんなことはどうでもいい。
何もかも、酔っ払いの戯言にしてしまえばいいのだ]
サンシアさんは、我が軍の中でも特に優れた戦士です。
隊を率いて、厳しい敵陣へも斬り込んでくれています。
…ただ、危うく見える部分はありますけれども。
動きが、勇敢すぎます。
その辺りが、気紛れと関係しているのでしょうか。
ライリー翁。
[のんびりとした口調の世間話。
呼びかけ方は、わざとライフが使っていた言い方と被せた。]
[自分の服はなぜか原住民の服のフォルムに最も近いように思える。しばらくはこの服のままで作業しても問題ないだう。]
給湯所と思わしき場所より1段下がった所に白無地の縫い目のある四角い布が複数あるのを見つけた。
掃除ロボの原理を応用すればこの砂だらけの室内も綺麗にできるかもしれない。
精密機械の多い環境に砂埃は厳禁とされているので、今の状況は落ち着かない。
まずは1枚目で床を濡らし、2枚目で吹き上げて、乾燥の送風は自然のものに任せるとして…
1枚目の全く絞らない雑巾をべちゃり、畳の上に押し付けて擦ろうとして気付いた]
なんだこりゃ、水を吸い込む床って意味わかんね!
[やっと雑巾を絞る事に思い至って、畳の一部に染みをつくりつつも、目立って泥で汚れているあたりは拭いておいた。]*
よし、焼けたかな。
[そして、冷凍ハンバーグも焼き終えると、
とりあえず、先般の肉、ハンバーグとそれぞれをデカい皿に盛り、
酒宴している場所に、どん、と置く。]
ディタもちゃんと食べろよ。
[そう告げつつ、まだその場にいない連中がいるなら、なくなる前にくるといい、と思った。
そして、キッチンで水を飲み彼らの食事を見守る。
いや、あくまでこんな場でも、ディタの護衛を気がけながら。]
お、来たか。
[と身を乗り出すと、食器の傍らに纏めて置いてある先が分かれた鉄棒で、ハンバーグを切り分け(ちなみに一緒に置いてあった2本一組の棒の様なものはツマヨウジの大きなものだろうか?と思っている)]
これが、士官学校の寮の加工肉の味にそっくりなんだよ。一時期あっただろう、調理プログラムが処理ループして、やたら濃い味付けになった時が。
[などといいつつ、切り分けた肉を口に運ぶ。流しの側に立ったままのシードルを不思議そうに見ると]
君は?食べないのか?酒もまだあるぞ。
— 102号室 —
[尊い犠牲の地、もとい、ゆかいな実験場、ではなく、ノチェロの部屋である、いちおう。
シードルが手際よく調理の指揮をとっているさまを一応監視しつつ、酒があるのならレディもお相伴にあずかる。
サファイアがいるのなら彼の左位置をキープするべきなのだが、今は窓際の、部屋の隅っこで壁にもたれかかって膝を抱えた。
正直、つかれた。
すごくすごくすごー……く、疲れた。
アイドル活動よりよほどこたえる。なんだか少し、眠くもある。]
んー。
……髪の毛を自分で結ぶのって、むずかしいのね。
[ちゃらちゃらとハートマークのかざりがゆれる髪ゴムで、せめて髪の毛を後ろ一つにまとめようと試行錯誤するのだが、髪がほろほろとくずれて上手くいかない。]
― 階段下 ―
ふふ……切れ者、という噂は真じゃったの。
隠すつもりは無いよ、わしがその老いぼれだ。
もっとも今はこのような格好だが。可愛いかろ?
[そういうと、先ほどから良い匂いやら騒がしい声のする102号室へ向けて行くか?と動作で示す]
わしはこの腕を振るうこと以外に能のない頑固者ゆえ、おぬしと直接やりあえぬのが残念じゃの。
のうおぬし、なんでもおぬしは体内から特殊な生体電波を発して、周囲の自律神経に直接作用することで自らに心酔させるという、あの噂は真か?
おぬしならサンシアをも飼いならせるかもしれぬな。
おっと、つけあがるなよ、いずれディタ様は必ず取戻す。
ゆえに監視などみみっちいことは言わぬわ。
[ふふんと笑って軽口をたたいたが、その時には彼の憎めなさにアテられつつあった]*
/*
お互い英雄レベルなら顔名前に特技位は知ってるんじゃないかと思ってたけどもしかしてコレ皆初対面前提か……ミスったぞ…(頭抱え)
これは……お湯を入れてから、少し時間をおくのね。
[湯を入れてから、もう一度頼りない蓋をかぶせた「わかめラーメン」。
その蓋に書かれた文字を読む。
3分、というのはどのくらいの長さなのか。
ともあれ、肉を先に食べることにする。独特の形状のピックが添えられていたので、それを使う]
うん、おいしい。
よかった。ここでどれくらい過ごすのかわからないのだから、まともな食事が取れるのは本当にありがたいわ。
皆のおかげね。
[もぐもぐ。
>>204追加の料理と共に声を掛けられれば、ありがとう、と頷く]
あなたも、食べてる?
へーェ。懐かしいなァ!そんなこともあったっけなァ!
[早速むんずと掴んでもぐもぐもぐ。んん、濃いが普通にうめぇ。とまらないぜ…皆が来る前になくなったらすまんな。
シードルを誘うライフと一緒に焼酎の瓶を振って手招き。]
…エッ?マジかよ……
[ふりふり…瓶を振っていると目に入ったのは酒を躊躇なく飲み干す女王サマ。酒にも強ェのかよ。最強かよ。
目を見開きながらその様子を眺めていた].
>>205
郷に入れば郷に従えというだろう?うん、うまい。
はは、胡座をかいて飯を食うのに、上品にしていても仕方ないだろう。
そういえば翁を見掛けないな。
叱られたら、では翁にこの場での正しいマナーを披露して貰うか。ははっ。
そういえばノチェロは今の姿になったライリー翁しか知らないか?
今はあの様な姿だが、白兵では伝説的な方だぞ。
学生時代の意趣返しに、どうだ、酒の余興に一戦挑んでみるのは。
[周囲の叱責なんのその、学生時代は皇宮に寄り付く事もなく、学びもしたがよく遊んだものだ。特に一民間人の体で、夜の酒場をふらつくのは楽しかった。]
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