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【銀河☆エンパイア☆アタック】
作詞 ミラクル☆スター
作曲 帝国特級表現歌団
ドキドキが止まらないの(DOKI☆DOKI)
だって運命の大勝負(O☆YEAH)
絶対(Z☆TAI)負けられないから(IZI☆PPARI)
エンペラーお願い!見守ってて!(LOOK☆LOOK)
狙うよアイツのときめくハート(BAQ☆N)
テクニシャンなの知ってるでしょ?(I☆KNOW)
引き金に指をかけて(3☆2☆1)
ギャラクシー☆アタック!(×3)
願いよ届け……(LOVING♡YOU)
銀灰の ライリー がやってきたよ。
銀灰の ライリーは、おまかせ になれるよういのったよ。
― 帝国軍・第3戦艦内 ―
ふむ、おぬしは腰砕けだの。左足が逃げたがっておる。
[敵艦制圧に備えた歩兵部隊や、出撃前のパイロット待機している帝国軍の艦内。
小柄な少女は空軍士官章をつけた青年将校を前に、訓練用のゴム製ナイフを構えた]
よいか、ナイフは腕だけで振るうものではない。
踏込み、腰、肩の動きが調和すれば腕一本だけの力など―
[そう言いながら来い、と指を曲げる。
青年は頷き、最小限の動きで切りかかる。
それを迎え撃つように、真正面から飛び込んだ。
相打ちだ。
が、躊躇いのない踏込みの距離だけ、一瞬早く振るわれた少女のナイフが青年の手首を捉えた。
ぼやけた音とともに弾き飛ばされたナイフが床に落ちる]
[けらけらと笑いながら、右手のナイフでとんとんと自身の肩を叩く。
笑い声に合わせ左肩に年季の入った銀の紋章が揺れる]
ほれ、儂より体重のあるおぬしが打ち負けることこそ、腕以外がつかえておらぬ証拠じゃて。
ま、おぬしの得意とするところはコレではあるまい。
ここまで近づかれる前に、とっとと仕留めることじゃな。
[転がった相手のナイフを指し、けらけらと笑ってやった。
もっとも、若くして士官になっただけあり、青年も決して筋は悪くないと思う。
が、こちらは歩兵部隊を率いて数十年、老いたりとは言え近接戦闘で若造に負ける気などさらさらなかった。
―たとえ、今は重さ48kgの可憐な少女の姿だとしても、だ]*
/*
>>5
wwwwwアイドルレディやろうかなと思ってたんだけど
やらなくてよかった
こんなイイのできない!
人数比 帝1:解1
[とある一個小隊が、色とりどりの光線を発射しながらにぎやかしく宇宙空間を進む。
その戦艦たちはまるでハリセンボン(注記:地球に生息する海洋生物)のようなシルエットをしていた。
特に大きなハリセンボン艦の腹部分は、透明なドーム上となっている。
その中で、帝国軍シンボルマークのホログラムを背景に、歌い踊るのは“レディ”。
歌も、その姿も、最新式の投影装置によって宇宙空間にどでかく放映されている——この銀河で、彼女の存在を知らぬものはいない(※帝国軍調査部調べ)。
レディは帝国軍が用意したプロパガンダアイドルでありながら、戦場の前線に立ち艦隊の指揮をとる軍人でもあった。]
みんな〜〜〜〜〜〜!
今日もあたしの歌聞いてくれて、ギャラクシー☆感謝よッ!
もっと、も〜っと☆シンガソングっちゃうから
ファイティン☆戦ってね♡
[胸の前で両手をくんで、上目遣いからのウィンクだ。彼女の動きに合わせてコンピュータグラフィックも舞い踊る。きらめく星のCGを周囲にちりばめながら、レディはにこりとほほえんでいた。*]
帝国軍 ノチェロ がやってきたよ。
帝国軍 ノチェロは、おまかせ になれるよういのったよ。
ヒャッフゥゥゥ行くぜ行くぜェェ!!!
[部隊長が制止するのも無視して相棒の戦闘機(名前考え中)に乗って母艦を飛び出した。
スピードはMAX。向かう先はもちろん一番激しい前線。
辿り着くなり大音量でスピーカーから声を流す]
アーアー…ドーモドーモ。キコエマスカァー
解放軍の紳士淑女のヤロー共。ヤローって男だっけ…まァイイヤ。
アノーココは俺様がやってきたんでェ…アレ、アレだよアレ。逃げるならお早めにドーゾ?――――ブツッ
ふふふ……ふふはハハアヒャヒャヒャヒャ!!!
……ゼェ…ゼェ……ふゥ……あー、たのし♡
[俺はノチェロ。にじゅう……年は忘れた。戦うの好き。命令は無視。隊列も無視。こんなん勝てりゃァいいんだろ?
士官学校を5(5)浪してまだデビューしたてだけどそこそこ戦果はあげてるし?この前なんてほとんど俺が敵を散らしたお陰で勝ったし?
ま、所謂期待のルーキーってやつじゃねェかな(ドヤ顔)
今回は初めての大舞台。そんなん楽しくないわけないだろってなァ]
俺様の名前もそこそこ売れてきてんじゃねェ?
ほら、こうして毎回叫んでるし。
みんなビビって逃げてんじゃねーの(ぷぷぷ)
[ブルンブルンと音を蒸して素早く敵機の間をすり抜ける。
後ろに付く機体に対して急回転して弄んだり、時には味方が追い詰めているのを横取りしたり。
ちょこまかと動く1機は敵味方双方の邪魔になっているが来たことで戦況が大きく動き始めているのも事実であった*]
[手負いの敵艦へと攻撃を浴びせ、あっけなく行動不能に陥れる]
みんな、よくやったわ!さあ、次は……
[自機が感知するのは、>>8煌びやかな光、そして華やかな歌と音楽。
『アイドル』が前線に現れれば、帝国軍の志気が上がるのを感じる]
ったく、騒々しいったら。
こちらも負けずに、派手な花火を上げてやるわよ!
― 回想 ―
[幾多の戦場を駆け抜けた軍歴も、始まりは先代にまでさかのぼるだろうか。
かつて、新たな惑星の植民地化を強力に推し進めていた帝国軍にあって、通称シルバーパックと呼ばれる部隊があった。
彼らは小銃や格闘による戦闘を主とし、地上戦における重要な役割を担っていた。
指揮官は眼光鋭い、鷲鼻の男、ライリー。
がっしりとした機械混じりの体つきに加え、恐ろしいまでの執念をもつ彼は、帝国の忠実な猟犬として、軍の戦闘に立って獲物を追い続けた。
銀灰の、という二つ名は、白髪交じりであった彼の頭髪とその銀章にちなんでつけられたものだ]
[で、それがどうしてかくもいたいけな少女の姿をしているかと言うと、まあ、戦傷である。
ざっくりいうと、数年前、とある星でうっかり致命傷を受けてしまったとき、一か八かで近くに倒れていた少女型アンドロイドに薄れゆく自我意識を転送した。
アンドロイド体の乗り換えは本来の機能として備わってはいるが、無線での転送は通常しない。
結果が御覧の有様である。
しかも、無理な転送が祟ってか、妻や子のこと、自身の子供時代や好物など一部記憶が欠けてしまっているらしい。
従って、成人男性のアンドロイド体への再乗り換えも、危険が伴うということでドクターストップがかかった。
まあ、軍人として生きてきた人生、家族の記憶はそもそもあまり多くは無かっただろう。
それに、鈴を転がすような声で爺言葉を話すのを聞く若造どもがどうにも居心地悪そうなのが、とても愉快だった。
そういうわけで、狡猾な一面のあるこの老将は、今もこうして少女生活を謳歌しているのである]*
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