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あら、付きまとわれてなどいないわ。
私達は、同志として共に戦っているの。
[>>135黒翼へ向けられた親族の言葉へ、やや苛立ちを含んだ声で返す]
明星だなんて、お世辞がすぎるわ。
私は、帝国を内から変えるほどの力は無かった。
だから、この宙翔ける紅を纏うことにしたのだもの。
同志たちの力を得るために。
[真紅が、黒が、金羽の隊が舞い、光の矢が飛び交う。
簡単に片付く局面では無かった]
【TOKI-MEKI GAME】
作詞 ミラクル☆スター
作曲 帝国特級表現歌団
TOMERARE・NAINOYO・LOVE-GAME (イェイ!)※
近ごろ人気のパイロット
あたしのDAI-SUKIなハンサム・ボーイ
どうしよ!ライバル多すぎ!?(ピンチ!)
チャージ☆TOKI-MEKI☆(ドキン!)
不意打ち☆左からまわりこんで!
後ろにご注意☆爆風を味方につけて!
そうよ今こそ一斉射撃!
※繰り返し×3
こちら、巡洋艦フライハイト。非確定情報ですが、
送信した座標域に氷の女王の艦隊が向かっているとの情報があります。
指定地域の全艦載機及び小型艦艇は一旦宙域3-9-5まで後退。
ここに示す指定座標に航宙巡洋艦の
レディー・サラ、グロリアU、それからフライハイトが待機しますので
一番近い艦に臨時移乗して下さい。
補給と情報分析の後、追加指令を出します。
……はぁ…長く、なりそうです。
[冷めてしまったコーヒーの飲み残しを一気に呷り、
ため息をついて艦長席でうな垂れた。
もちろん、この最中は映像をOFFにするのは忘れない。*]
ありがとう、わかっているわ。
[>>144黒翼の忠告に、気を引き締める。
無理に首級を挙げようとして、自分の命を落としてはならない。
機の動力を奪われ、捕縛されるのは最悪の展開だ]
……さすがに手強いわね。
後退か、援護を呼ぶか……。
[艦長へ連絡を取ろうとしたタイミングで、丁度向こうからの回線が開く。>>151
落ち着いた声に心強さを覚えるが、その内容には眉を顰めた]
グノ隊が……?
……わかりました。
[部下に出すのは、後退の指示]
全員、旗艦へ戻って!
[『氷の女王』の二つ名は、それこそ聞いた者を凍り付かせるだけの威力がある。
姫騎士もまた、その力を幾度かは目の当たりにしてきた。
中途半端な態勢では、迎撃できない]
シードル、あなたも。
指定座標に合流を。
[ここから無事退けるかどうかも、難題ではあるが*]
[別に死ぬつもりも誰か味方を殺すつもりもないけど、俺様にだって過去に思い馳せる時だってある。
俺の生まれは貧困街。所謂スラム街出身ってヤツ。
親なんていねーし。いや、さすがの俺様でも卵からは産まれん。顔は知らんってコト。
盗賊の下っ端として拾われて育ってたけど、俺はカッケーのが好きだったから士官学校に行きたかったんだよなァ。
ある時襲った集団が帝国軍の遠征帰りの1団でよ。アッサリやられたワケ。あー俺様死んだわって思ったら気づいたら士官学校にいたんだよ。
ちなみに襲ったのは当時はまだそのままだったライリーのじーさんの部隊。当時の俺様はガキンチョだったから拾われた。ラッキーってヤツ。
そんでサファイアのおっさんが手回ししてくれて士官学校入れてくれたんだってすげェよな。
ちなみにあの頃から俺様の強さは神がかってたと思う(ドヤ顔)
学生の時は俺様みたいな馬鹿がなんでいんだよって言われてたけどそん時はライフが庇ってくれたしすんげー遊んでくれた。庇うとかいらねーけどな。アイツらしいし嬉しかった。まじあんがとな。直接言わねーからここで言っとこ。]
[俺様の人生初のデビュー戦は何年前か忘れたけど今でも覚えてる。
めっこめこにされたんだよ。黒いヤツとオヒメサマ隊に。
あの時も今みたいに最前線に突っ込んでったらいつの間にか囲まれててさァ。
オヒメサマの軍隊の動きシンクロ率半端ねェし。息ぴったりってまさにこのことかって思った。
黒いヤツはマジで戦闘機とシンクロしてんじゃねェかってぐらい機能フルパワーだしはえェし。
こりゃヤベェ俺様死んだなって思ってたら氷の女王サマがやってきて助けてくれた。
俺様を囮に使われてたって知ったのは1(3)年後だった。ちょっぴり悲しかったけどやっぱりすげーなって思った。
直接会って言うの怖ェからここで言っとくわ。あざっした。]
[そういやあのモニターに写ってるデカイ艦。
アレに向こうの指揮官ヘレスってヤツが乗ってんのかなァ。
アイツ、すんげー運がいいらしい。俺様とどっちが上かなァ?きっとアイツかな。
運で指揮官にまで成り上がったって言ってるらしいけど嘘だろ。きっとすげー頭イイんだろーな。
1回アイツの映像見たけど人が良さそうな顔してたな。
士気を高めるのもうめェし俺様もモニターの前でうぉぉぉって言っちまった。
俺様が解放軍に拾われてたらアイツの下で戦えたんかな。ま、俺様は帝国軍が好きなんだけどな。
そういやソイツの右腕か左腕か両足かしらねェけどすげーハッカーがいるらしい。
ちなみにハッカーって俺様は発火をする人だと思ってたけど違った。なんか情報操作とかなんか難しいことができるらしい。名前も顔もしらねーけど。どんなヤツなんだろーな。]
―フライハイト艦橋―
良かった…姫騎士さんの隊の進路変更、確認できましたね。>>152
前線に出て頂けるのは心強いのですが彼女には、
落ちられると困りますしね。
帝国の皇族に連なる方が私達に賛同し、協力して頂けるというのは本当に有り難いです。
戦いを終結させる為にも、帝国の事情に詳しい彼女の知識と人望は欠かせない。
我々にもっと力があれば、危険な宙域を避けてもらうのですけど…
戦力的につい、あてにしてしまうのですよねえ…
天は割りと二物を与えていますよね。
[こうしている内に、指定座標に到着。
前方に偽装と簡易シールドを兼ねたデブリを放ち、
サンシアの隊の回収と、来るなら他の隊の着艦も待つ為に艦の動きを停止させた。]
氷の女はやっかいだ。
寒いのは苦手でな。
[これは、冗談ではなく、
生体としてのシンクロ率が高いということは、それだけ、生体に近しい弱点もある。
といっても多少の寒さなどものともしないが、あの氷の女は別だ。]
――……わかっている。
皇は後回しだ。
フライハルト艦戦との合流に協力する。
[>>153ディタの意に沿うことを告げる。
そう、帝国から見れば、黒翼がディタに肩入れすることには疑問を抱かせるかもしれない。
もちろん、その理由は、皇をおびき寄せるというものもあるが、
それだけで、この男が動くわけはなかった。
つまり、そのディタの、>>147つよい意志と行動力。
それに敬意を示す出来事が過去にあったということだ。
―― 巡洋艦フライハイト・艦橋 ――
と言うわけ、でー。
ブラッディ・サンシア参上しました、よー。
[>>158フライハイトとの合流を済ませ、艦橋のクルー達にご挨拶。
形式張ったことは苦手なので、敬礼が崩れているのはご愛嬌。
ちなみに《血染め》という二つ名は自分でも結構気に入っている。
でも鬼の大隊長はちょっと微妙。]
そういえば、ここに来る途中、でー。
例の襲われた戦艦の状況確認しました、けどー。
あれはおそらく私の古巣の仕業です、ねー。ふあぁ。
[適当な壁に寄りかかって欠伸をしながらという緊張感の欠片も感じられない姿勢で、それなりに重要な情報を語る。
自分が元帝国軍で、あの部隊の所属だということは周知の事実だろう。]
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