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ふむ…。君が皇族に連なる何らかの情報を得ようとしているのは知っている。その為に、我が親愛なる血族、ディタに付き纏っているのもね。
率直に言うと、僕はディタの元なら臣下の礼を取ってもいいと思っている。帝国の明星たる彼女の側に君のような影がまとわりつくのは憚りにも程があると言うものだよ。
[姫騎士の心や決意を知らずや>>123、回線オープンにしたまま明け透けに。]
そして、我々血族には、命を代りにしようとも、生憎君達に分け与えるものはなくてね。
[戦死者以外にも、彼に囚われた者は幾人もいるのかもしれない。しかしそれでも彼が、求めるなにかの情報を得ていないのがその証。]
― 艦内 ―
だって。
[>>94ライリーを送りだそう、と思うよりも早く、現地より希望が届く]
『グノさん、「氷の女王」聞こえる?
君に任せたい獲物でてきたよ』
[雪の女王への回線を開く。
同時にライフのいる座標を簡単な暗号化して送る]
今、交戦中?
いいよ、根こそぎやったあとでも。そんなにかからないでしょ?
「雪の女王、とわざと回線に乗せるのは、それを聞くモノに聞かせるため。
座標位置が簡単に解けるような暗号であるのは、罠であると臭わせるため」
[さっきから部隊長の声が通信機から嫌なほど漏れている。]
たいちょーこっち来るんすかァ?
いいよー俺様がほとんど殲滅してっからさァ!!へへへ
手柄はたいちょーにあげるから許して♡
[んなわけあるかー!!なんて声が聞こえてくるけどそんなこと気にせずお菓子ぼりぼり。]
アッそーいえばサファイアのおっさんからのメッセージ聞いた?ちゃんと怒らないであげてね♡って言ってた?
[お前参謀に何言わせてんだこの野郎!!とか言ってる。
いーじゃん。おっさん俺様の無茶ぶり受けるようないい人だし。]
さんぼーってなんか偉そうにしてんの思いつくけどさァ
あのおっさんそんなんねーしよ。俺様のこと怒らないから俺様結構好き。
アッ何だかんだ俺様たいちょーも好きよ。へへへ
[帝国軍恨まれてばっかりだけどおっさんもたいちょーもじーさんもレディ様もライフもイイヤツばっかなのに何でだろうなァ。馬鹿な俺にはわからねェや]
アァ…あの冷たい人は俺様ちょっぴり怖い。でも強ェから好き。
―フライハイト艦橋―
[通信画面の相手が切り替わる。>>124
陸戦隊第一大隊の隊長サンシア・オヴレセール。
モニター越しでは目のくりっとした美少女だが、
血染だの鬼の大隊長だの、ついてくる渾名はかなり物騒だ。]
あぁ、背後を守るために今、そちらの艦は動かせない感じですねー。
結構重い任務の後ですが移動、いけそうですか?
個人的には、貴女達に前線に来て頂けるのは助かります。
宙域ナビとランデブー地点の指定を送りますので
よろしくお願いいたします。
[本来の移乗命令は、休息時間を加味してもう少し後を
想定していたのだが、本人達の申し出があるのはとても有り難い。
すぐに了承し、フライハイトまでの航路を送信した。]
いつの間に、最上級の薄絹よりも、粗麻を好むようになったかな?
まぁいい、「こちら」に戻れば、すぐに自分の立場というものを思い出すだろう。
[黒翼を得て、益々闊達になる彼女に苦笑しながら。
紅嬢と、黒翼を相手どりながら、平静の相を崩さないのは、帝国最高の知将、サファイアの采配を疑っていないから。]
だけど、来ないって判断して動くには、「雪の女王」の名は、でかいよねえ。
――ミスティ。
雪の女王の位置を完全遮蔽せよ。600秒後解除する。即時実行。
[旗艦メインAIへ呼びかける。
実行可能である答えと、実行、完了の答えはすぐに返ってきた]
あとは相手さんがどうでるか、な。
[全面のスクリーンに視線を戻す*]
― 帝国軍・艦内 ―
さて、まずはステルス強襲部隊か……
[部隊の再出撃準備を整えると、サファイアの言葉を思い返す。>>133
いつもの癖で口元に手を当てつつ思考にふける。
己ならどのように兵を動かす?兵站が奪取されていたということは、強襲部隊のすべてが戦闘員ではなかったはずだ。
運搬を行う人員が要るが、余分に人員を運ぶ余裕もないだろう。
理想論なら、数は絞り単独戦闘が出来る精鋭のみで固めるだろう。
同時に、獲得物の運搬するだけの艦内空間を確保する。
しかし、それが本当に可能なのか?
此方の軍備を突破する戦闘技術もステルス技術も、現実にはありえないものに思えた。
しかし現に強襲は行われたのだ]
飼い犬を甘やかし過ぎたか……礼儀知らず共が。
[いつのまにか大きく膨らんだ解放軍にちっと舌打ちをした]*
[勿論ライリーの武功を疑うものではない>>-136。ただ、機動性を、―線の動きをするものには、面で対処をするまでだ。全てを氷原に帰す、彼女が今は最適である。
ふ、と、戦場全てを網羅する、ホログラムに目を移すと。]
君と卓を並べ、酒精に笑い、時に拳を交えた日々はとても楽しかった。
…僕も君のように、自由に動けたなら。
[指揮官の命を知らぬとでも言うように、無軌道に戦場を駆けるノチェロ機を見てそう呟いた。]**
/*
そしてノチェロさんの隊長wwww
素晴らしいお方だwwww
ノチェロさんホントサファイアさんに何言わせてんのwwww
>>135
俺を影と評すのか。
よほど嫌われ者らしいな、本望だ。
そして、それほどにディタは明けの明星たるのか。
彼女を帝国に誘うのならば、まず、俺を殺すことだな。
だが、残念ながら、お前の殺意は俺に効かん。
[ディタを護ることを大前提に、黒翼は、攻戦にも映る。
同時に、生体としての本能として、この地に、洗練たる陣営が集まる予感も感じている。]
ディタ。
深追いはするな。
お前は傷つくな、わかるな?
[解放軍の要となりはじめている姫には、そう釘を刺す。]
/*
しかしアレですね、皆さんの小物がとても素敵。
サファイアさんのゲーム盤とか、六角形?立方体?複数盤?って想像が膨らむし。
ライフさんのドレス発言とか、自販機のコーヒーとか偉い人のお菓子とか。
SFなのにオーバーテクノロジーじゃないあたりがイイネ!
[そうして、攻を焦った愚か者たちを容赦なく攻撃中>>89、耳に入る通信>>136]
殿下のご指名とは光栄だわ。
[通信と共に送られてくる座標に、その簡単な暗号化に、目を細めた。
その意味がわからないほど愚かではない。
そう、人には役割というものがあるのだ。レディが帝国軍の士気を高揚させるように。氷の女王の名にも、そこそこの効果がある。
レディとは真逆の、解放軍の士気を挫くという効果が]
了解したわ。
そうね、さほどかからない。
[目の前に広がる光景。宇宙に咲く火花は、愚か者たちが散らす命だ。
見慣れた光景を無感動に見つめながら、淡々と返事する。
サファイアの意図は伝わっている。
それでも、ここが片付けば、本当に向かうつもりはあった]
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