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[美術部の展示。
南沙絵の作品は――――あの、合格発表の光景。>>0:88
白黒は色あざやかに変化している]
結構いい感じに仕上がったでしょ?
私ね、描くのが楽しいの。
だからね、我儘だけど……お金貰う仕事にしたくないなって。
[それは職業に選びたくない理由の片鱗>>221]
[流石に校内を回るのは恥ずかしかったので着替えました。其の予定
沙絵から残念そうな視線を向けられたら、そのままかもしれないけれど
さて、それから彩莉の応援に沙絵と向かえば、
何故か生足をじーっとみる彼女に
苦笑しつつそんな彼女らを1枚52]
[そして]
写真展のあれ、ビックリしたけど。
う、嬉しかったのも、本当なんだからね?
……ありがとう。
それでね。
私、千秋に1つ頼みがあるんだ。
なんだかんだ、言いそびれちゃってて、あの、
[美術部の展示は人影も疎らだった。
ふたりで立ち止まって話していても、誰も聞いていない。
聞かれても気にしないけど]
― 文化祭の少し前 ―
[文化祭を数日に控えたある日。
家のほうにはあらかじめ「文化祭の準備があるから遅くなる」と連絡していた。
それはもちろん嘘ではないし、実際きちんとその日の準備を終えてから帰路についたのだけど。
今日はいつもより少しだけ寄り道をしていくことにしていた。
腕につけた時計を確認して、自転車をこぐ足が自然早くなる。
このままだと門限に間に合わないかもしれない。
あまり遅くなると、祖父も祖母もいつも心配するから。
ましてや最近は、あの日も近いから余計にそう思う]
…っと、間に合った。
[目一杯自転車を漕いで、たどり着いたのは
駅から自転車で十数分ほど離れた場所にある大型書店。
中学の頃から何度かここの店には来たことがある。
勝手知ったると言った体で、向かったのは児童書のコーナー]
[制服姿ではあったけれど、特に見咎められるということもなく、
平積みになっている目当ての本を一冊手にとる。
今回の本は、どうやら銀河鉄道をモチーフにしているらしい。
蒼玉黄玉のアルビレオ、砂糖菓子の鳥、紅い蠍の火。そして、天の川]
……天の川、か。
[少し違うけれど、文化祭の出し物を決めるときに
牽牛と織姫の話が出てたことをふと思い出す。
――うん、そうだ。これにしよう。
小さく一度頷いて。それから読み終えた本を閉じる]
剣道部 遠野護は、神楼学園教師 ナタリア を希望することにしたよ。
[ちょうど近くに来ていた…小学生くらい、だろうか?
小さなテディベアのついたリュックを背負った女の子が、
ちょうど自分が読み終えたばかりの本を手にレジのほうへと向かっていった。
――…。
なんだろう、知っている人の本がこうして買われていくのを見るのは
自分のことみたいに思えて、胸の奥がほんわかと温かくなる。
参考書を二冊、レジで会計を済ませて店を出る。
さっきの本は、買って帰ることはできないから*]
― 回想 ―
[いつからだったか。
どうして、自分に両親はいないのだろうと考えるようになったのは。
決して『自分の家族』に不満があったわけではない。
一緒に暮らしている父方の祖父も祖母も、時折会う母方の祖母たちも、皆、自分に優しかった。
彼らがいなかったら、身体の弱い自分がここまで生きてこれたかわからない。
彼らには、本当に感謝していて、
そしてそれ以上にかけがえのない大切な人達で。
――だからこそ、自分の誕生日にどうして彼らが悲しい顔をするのか、幼かった自分にはよくわからなかった]
[毎年、誕生日にはいつも祖父母たちが祝ってくれて。
それがとても嬉しかったのだけど。
いつからだったか、彼らが笑顔でお祝いしてくれるその裏で
何かをとても悲しんでいて、そしてそれを自分に気づかれないようにしようとしていることに気づいたのは。
それが、両親の命日を悲しんでいるのだと知ったのは、小学校に上がった年のことだったか]
[両親の顔は写真でしか知らない。
祖父母たちは自分が物心つく前に亡くなった両親について
それこそいろんな話を聞かせてくれて。
元々祖父の誕生日に父が万年筆を贈ったのがきっかけで
祖父が万年筆を集めるようになったのを今度は自分が受け継いだり。
そういう、ささやかなところで確かに影響は受けているのだな、と感じる。
でも、自分にとって『家族』というのは祖父母たちを置いて他にはいなくて。
だけど、その『家族』にとってはやはり我が子である両親はかけがえのない存在で。
――彼らから大切な『家族』を奪った『事故』のことはきっとずっと、忘れることができないのだろう]
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