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こんな感じのうた
人の命は平等じゃない
https://youtu.be/sSg6YlarsHM
明るいのよりこういうののほうが中の人は好きだったりします(笑)
[窓側の席に座り腰を下ろす
何時も男性が奢る側、と思っていた自分だが]
……あ、ぁ。その時は、頼む。
[今度は、の言葉に思わず頷いてしまったのは
再び彼女と出かけたかったからで
あれだけ美味しかったワッフル。
でも、美味しそうに向かい合わせでチョコソースとイチゴのトッピングの其れを頬張る彼女を見たら]
(あ、れ?)
[味がしない、というか
胸がどきどきして緊張して、今まで感じていた味を感じない、ような
心に正直に、という大吉のアドバイスを思い出すが、
ならこれは、何だ?]
味わうことは大事だとはよく聞くな。
南の舌にあったなら、よかったよ。
こうしてゆっくりとした時間を過ごすのもいいもんだな。
[君と。過ごす時間がいいな、と
ほろ苦いチョコレートソースと、
甘くて苦いバナナ・ママレードソース
2つのソースは、まるで今の己の心を映しているかの様だった]
[そして幾時か経った頃だろうか>>156
フォークが置かれ、告げられた悩みに、此方も動揺する
確かに最近、絵を描く姿を見ていないとは思っていたが]
……心臓?
[一番、気になったのは其処で]
絵だけなら、夏バテで体力が落ちたかな、とは思ったが
でも、手が止まって、心臓が痛くなるっていうのは
……ちょっとだけ、違う気がする。
[心臓が痛くなる、事には覚えがあった
最近自分を悩ませているのも、それだったから
沙絵みたいに好きなものに手がつかない、なんてことはないけれど
気が付けば、目で追っていたり
視線がそれた時はぎゅっと痛んだり
でも、其れは。彼女の病状とは関係ないかもしれない
暫し考え]
その、心臓が痛むときってどんな時だ?
若しかしたら感じる痛みが解消したのなら、
他に描きたいものが見つかるんじゃないかな。
心臓っていうより……心の、問題の様な気がする。
若し心当たりがないなら――そうだな、
一度気分転換してみる、とか。
[例えば旅行に行くとか、例えば――]
誰かとお祭りに、行くとか。
[”誰か”、と告げる時に
ああまた、心臓がぐっと、痛む**]
― 5月19日、朝 ―
うーっす、あんがとなー
[大吉から渡されたピンクのリボン付きチャッカマン。
これを贈られるのは事前に聞いていたので準備は万全だ。
扉を開けて大吉を迎えた彼は西部劇のようなテンガロンハットをかぶっていて、さながらカウボーイか保安官かのように、チャッカマンを受け取ると引き金のところに入れた指を中心にくるくると回して見せて、後ろ手に回しながら上に放り投げ、背中越しに体の前に落ちてくるところを銃を構えるポーズのままキャッチして決めるパフォーマンスを敢行。
1:成功 2:失敗 3:着火 3(3) ]
かがくにんぽうひのとりだー
あー
やっぱあぶねーことはしちゃダメだな
ガッコに持ち込まず、家でちゃんと使うわ
[大吉だけなので歌えば誤魔化しきれるかと思ったけど良心の呵責に耐えられそうもなかった。
テンガロンハットとガッチャマンをいったん家に置き、共に登校開始]
― 登校途中 ―
[衣梨からメールが来た。
シンプルだけれどこういう礼節をしっかりしているのが何とも彼女らしい。
場留多在住の方が朝が早いだけで、彼女にとっては朝一番と言った時間帯か。]
『あんがとな、あと林間学校のときのあんがとも
それと、オレはどの一年も素敵だぜ?』
[とだけ返した。]
― 教室 ―
うーっす
よっ、うっす
[大吉と一緒に登校して来た彼の荷物は、日ごろと比較すると愛用の鞄だけでなく明らかに異質な物もあった。
2泊3日でちょっとグアムかサイパンへ行って来ますと言えそうな、赤いポリカーボネートの2輪式スーツケース。
明らかにこの日を狙って引き転がして来ていた]
お?
お、おう…あんがとな
って、いくらなんでもこの色のセンスは地味すぎじゃね?
ノートかよ、実はすっげ使ってるのなんで知ってんだよ
すっげ助かる
[悪友が悪友なのにきっちり誕生日祝いに来る(>>33)ことは予想はしていた、が実際におめでとうと言われるとどうしても面食らう、というか照れる部類に入る。
直視に耐えられなくて目線を外して下に映せば、どこで調達したのか柳煤竹色の包装紙だったものだからおかげで紅潮は一瞬で冷め戻った。
そして開けてみれば大学ノートのセット。
彼は授業中、板書は全て写メで撮っていてノートに書き写すことは一切やらないのだが……復習時に撮った写真を元に彼のセンスで再構築してノートに書き出している。
それがかなり枚数がかさむ使い方をしているものだから、ノートはいくらあっても足りないと言える毎日だったのだ。
バレてることには肩をすくめざるを得ないが、悪友には素直に感謝した。]
[――その数分後。]
なぁ鍵谷、さっき貰ったノートなんだけどさ
記念に自撮りすっから、ここにサインくれね?
[大学ノートの包装を一部解き、紙を露出させた部分を指で示した。
千秋が快くサインしてくれた場合、それが映るように一緒に自撮りしてみせた、その出来栄えは27点。
――なお、4ヶ月後にもう一度活かされることになる。*]
― 昼休み・職員室 ―
ちゃーっす
今日オレの誕生日なんすよ
何かいいの無いっすかー?
[誕生日プレゼントを自らせびりに行くのは彼らしいが、それを教師相手にやるのがまた彼ならではだ。
貰いに来た物は……そろそろ処分しようかと考えられていた古い教材。
教師たちが授業のために使い込んで手垢まみれになった教材には当時の下線があり書き込みがあり付箋紙があり――彼にとっては学業において最新の参考書よりも遥かに役に立つもの。]
あざまーっす
[貰った教材をスーツケースに詰め込んで、大きく礼をして職員室を出て行った。
説教で呼び出されるのも含めて顔馴染みの強みだ]
― 放課後 ―
[帰り際、もう一度同じ席を見つめてみた――が、そこには姿は無く。]
……ま、考えたら何にも知らねーもんなオレ
[千秋にイタズラするときのように自分が思い描いた通りになるわけではない。
分かってはいるのだが、ここまで痛感したことは無かった――スーツケースを転がしながら帰路につく。]
これだけでもすっげ嬉しいけど……
オレにとって今日いちばんの誕生日プレゼントが何かってーと、オレわかった
今こうして目が合ったことだ
だから2つもプレゼント貰っちまったことになるから、今度はオレからお返しするよ
んっじゃなー
コレ家で開けてみて嬉しくて明日までもたねーって思ったらメールか何か送るーっ
[スーツケースには入れないで、自分の手で箱を抱え持ったまま。
別れを告げて校門を出て――彼女に手を振りながら帰るには箱とスーツケースの他に腕がもう1本要るのだという読み違いだけが残念に思った。]
― その夜 ―
ハッピバースデートゥーミー
ハッピバースデートゥーミー
ハッピバースデーディアオーレー
ハッピバースデートゥーミー
[小さなローソクをホールケーキに立てて、大吉のプレゼントのチャッカマンで火をつけて。
歌と手拍子と、息と、そして読み上げと最初の一口]
おたんじょうびおめでとう らんより
……やっべ、うっめぇ
林間学校の辛いのがこうビターなのになったのがなんつーか……
[部屋で1人でやっているが、本人はちっとも寂しげではない
至福を噛み締めた40秒ほどの動画が蘭のところに届くことになるだろう]
[翌日。
彼が使うコーチンの根本に結わえられているストラップ。
林間学校のオリエンテーションで獲得した石をあしらって製作してもらったものだ。
そんな愛の守護者に、キャティちゃんのキーホルダーも付けられていることに気がつく人は少なくないだろう――*]
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