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― 回想 ―
[いつからだったか。
どうして、自分に両親はいないのだろうと考えるようになったのは。
決して『自分の家族』に不満があったわけではない。
一緒に暮らしている父方の祖父も祖母も、時折会う母方の祖母たちも、皆、自分に優しかった。
彼らがいなかったら、身体の弱い自分がここまで生きてこれたかわからない。
彼らには、本当に感謝していて、
そしてそれ以上にかけがえのない大切な人達で。
――だからこそ、自分の誕生日にどうして彼らが悲しい顔をするのか、幼かった自分にはよくわからなかった]
[毎年、誕生日にはいつも祖父母たちが祝ってくれて。
それがとても嬉しかったのだけど。
いつからだったか、彼らが笑顔でお祝いしてくれるその裏で
何かをとても悲しんでいて、そしてそれを自分に気づかれないようにしようとしていることに気づいたのは。
それが、両親の命日を悲しんでいるのだと知ったのは、小学校に上がった年のことだったか]
[両親の顔は写真でしか知らない。
祖父母たちは自分が物心つく前に亡くなった両親について
それこそいろんな話を聞かせてくれて。
元々祖父の誕生日に父が万年筆を贈ったのがきっかけで
祖父が万年筆を集めるようになったのを今度は自分が受け継いだり。
そういう、ささやかなところで確かに影響は受けているのだな、と感じる。
でも、自分にとって『家族』というのは祖父母たちを置いて他にはいなくて。
だけど、その『家族』にとってはやはり我が子である両親はかけがえのない存在で。
――彼らから大切な『家族』を奪った『事故』のことはきっとずっと、忘れることができないのだろう]
>>227ゆずるっち最上段
大吉もおおむねそんな感じに生きております
記憶が消えた訳じゃないので、たまにこころを飛ばしてはぼんやりもするけれど
背景設定重いわりには能天気だもんな、こいつ
僕の場合はえりちゃんがなにも言わず笑ってくれたのがクリティカルすぎて
しょーちゃんの告白に追従するなら、僕が恋を自覚したのはあの瞬間だった
ではでは、つたないPLPCではありましたが、エピでお会いしましょう
ありがとうございました、soukaでした**
沙絵が絵を職業に選ばない理由も、わかる
俺もそうだ。写真を撮るのは楽しい
でも、それを職業にしたいとは思わない。
色を映して、閉じ込める楽しさを
知れたのはきっと、沙絵のお蔭だ。
俺こそ、ありがとう。
皆が、でも一番は君がいてくれたからきっと俺は、
こうして、自分の気持ちに気づく事が出来たし
毎日が楽しくて
君と共に過ごせる幸せと、君とともに笑いあっていたいって
そう思えるようになったんだと思う。
[事故だったと、聞いている。
不幸だけど、悲しいかなどこにでもあるような、そんなありふれた交通事故。
そして僕の両親はそれに巻き込まれて亡くなった。
臨月を前にした瀕死の母親のお腹から生まれた僕を、一人遺して。
僕がほかの人より少し身体が弱いのは、そのときまだ生まれるには早かったせいもあるのだろうと、両親の事故について話してくれた親戚のおじさんに、そう言われたことがある。
そして、その事故で亡くなった人は何も僕の両親ばかりではなくて。
同じようにぶつかった車にはもう一組、別の家族が乗っていた。
そして同じように生き残った、子供が一人いた。]
[当時、まだ小学生だった“彼”はあの事故で
家族を亡くしてたった一人生き残った。
そうして、彼は周りの大人たちから責められたらしい。
「お前の親のせいでたくさんの人が死んだのだ」と、
まだ幼い彼にそう言葉を投げつけた。
その“彼”を責めた大人たちの中には、自分の祖父母たちもいたのだという]
[その話を最初に聞いたときは、正直なところ、とても驚いた。
祖父も祖母も、自分にとってはとても優しい人たちで。
彼らが誰かを理不尽になじる姿なんて全く想像もできなかったから。
だけど。
毎年、自分の誕生日におめでとうと笑顔で言ってくれる彼らが、僕の知らないところで悲しんでいることを僕は知っている。
僕の生まれたその日が、大切な『家族』にとって、
大事な人たちを亡くした日なのだということを僕は知っている。
そしてそれを、彼らがどんなに悲しんでいるのかも。
自分たちよりもずっと小さな男の子に、
理不尽な怒りや悲しみをぶつけずにいられないくらい
とてもとても深い苦しさであることも。]
……?頼み?
[そして頼まれた事には、破顔して一つ頷いて]
俺で良ければ喜んで。
[告げれば、ぎゅっとその手を握りしめて*]
[“彼”について調べて、そうして今は作家として本を出していると知ったのは中学の頃。
SNSのコミュやブログを持っていることを知って、少し悩んだけれどメールを送って。それから、“彼”と交流を持つようになった。
彼に対して思う気持ちはいろいろあるけれど、少なくとも恨んだり憎んだりといったことは全然ない。
両親が死んだのも、自分がこんな身体に生まれついたのも確かにその事故のせいではあるけれど、それは決して“彼”のせいではないから。
むしろ、祖父母や近しい家族に支えられて今まで安穏と生きてきた自分なんかより、家族を失ってひとりぼっちで生きてきた彼のほうがよっぽど大変だったのではないかと思う]
…あ。
[家に帰って、PCを開くとちょうど彼からメールが届いていた。
そこには「最近仕事でも私生活でも少しばたついていたけれど、先日やっと落ち着いた」と書かれていた。
その報告にホッとすると同時に、そこに綴られた『家族ができた』という報告に、一瞬目を見開いてから]
この学校を卒業しても――近くて遠い未来もずっと
沙絵と一緒にいたい。
君が好きだよ、誰よりも。
[人が見ていないならそのまま
見られそうなら手でその愛しい顔隠してしまって
俺の彦星様――君の唇そっと奪ってしまおうか*]
…よかった。
[心からの思いだった。
もう彼はひとりぼっちではないんだ、と。
早速メールを開くともらったメールの返信を送る。
いただいたメールについてと、今日読んだ新刊についての感想と、それから]
『僕も、好きな人ができました。
あなたのように大切にできているかは、正直わかりません。
だけど、あなたと同じくらい相手に幸せになってほしいと思っています』
[しばらく悩んで推敲した文章をそのままメールで送る。
少しだけ、ほっとしたような、心にささっていた重荷が降りたような、
なんとも言えない不思議な気持ちを感じながら息を吐いて天井を見上げた*]
― 10月12日 ―
あ、柚奈さんおはよう。
[朝、教室にやってくるといつものようにお弁当を受け取る。
ありがとうとこれまたいつものようにお礼を言ってから]
えっと、よかったらこれ。
[そう言って差し出したのは、透明な包みに入れられた
夜の空を思わせる藍色と蒼のグラデーションに星のラメと金色のパーツが封じ込められたペンダント。
https://static.minne.com/produ...]
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