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[夏休みは姉夫婦や親友夫婦に会ったり、行きつけの喫茶店で甘味三昧で2(10)キロ増量して、慌ててダイエットして1(10)キロ痩せたり。
海だとまた色々考えてしまいそうなので山やプールや遊園地などに行って意外と充実して過ごしたり。
登校日、生徒たちがどんな様子か遠巻きに見てによによしたり]
高校生ってあんまり成長しないイメージだったけど、偏見だったみたい。
[ナタリアとお茶した時にそんな事話したり。
何故か登校日にも営業している学食の夏季限定メニュー、どれを食べようか悩んだり。
学校の先生って夏休みでも仕事があるみたいだけど、用務員は週に一度掃除とかしに行くだけなので楽だった。大人になって夏休みがもらえるなんて役得だと思った**]
アプローズという薔薇なんだがな。
青紫というか、薄紫色といっていいかもしれん
[上ずる声に目をぱちくりとさせつつ、
サントリーという企業が作ったのだと説明する
白薔薇に青インクを吸わせるものとは違い、
少しばかり色は落ちるものの綺麗だよと]
青は不可能とされていたけれど、
開発された事で奇蹟や夢叶う、って花ことばになったんだ
[前のめりな様子に、くすくす笑いながらそう告げる
夢叶う、ってなんだかいい言葉だなって思う
――薄紅と白、という彼女の好みは、
確かに沙絵に似合う色合いの気がした]
確かに、白も薄紅もきれいだ。
白といえば、君の着ていた浴衣を思い出すな
白地のそれが、良く似合ってたから
ふふふー。 ここは海で、今は夏だけど、冬はこれつけるよ〜。
http://ecx.images-amazon.com/i...
薄紅の物も、ベレー帽に添えれば映えそうだ
[呟けば、薔薇の花を頭に飾った彼女を思い描く
また1つ、心臓が跳ねる音が聞こえた気がした]
本数に、よって……其れは知らなかった。
南は物知りだな。今度調べてみる事にするよ
[気恥ずかしそうな様子に、言い添えて
彼女の良く家族と行く店での話
定食屋、という響きに目を輝かせ]
定食屋、というとよくドラマとかで出るあれか?
かつどんとか、焼肉定食とかそういったものの出る
がっつり食べるのには適しているかもしれないな
……南?
[少しばかり寂しげな様子を見れば、少し、躊躇いつつ]
小さな頃は、来ていたのか?
[こういった店に
寂し気な声音を、労わる様に彼女の瞳を見つめて尋ねる]
定食屋には、是非。
行ってみたい。どんな味、なんだろうな
……俺も。君といろんな場所に行きたいと思う
公園とか、プラネタリウムとか、いろんな場所に
[思い浮かべたのは、鮮やかな色彩纏う場所達
彼女が喜びそうな場所は何処だろう
――いつの間にか、彼女を喜ばせたいと、願う自分に気が付く]
[小さく首を振る様子をみれば、心のままに言葉を紡ぐ]
南の、行きたい場所に。思い出の場所に
――見てみたい、場所に
連れて行ってほしいな。君の瞳に映る景色を
一緒に、見たい
[そう告げた頃か。注文の品が届き、
スコーンとクローデットクリームに目を輝かせる様子に]
それはクローデットクリームといって、
ミルクの甘みが生クリームより少し濃いんだ
ジャムを混ぜる所もあるみたいだよ
[君の口に合うなら、よかった
告げる言葉を彩るのは、彼女に向けられたはにかんだ笑み*]
[此方を覗きこむ大吉の瞳は、夕焼けを閉じ込めた大地の色に似ている>>119
頷き、何やら思うところのある様子に
少しだけばつの悪い思いを抱く
――こんな気持ち初めてで。なにがどうなのかわからないのだ
でも、すこしずつではあるけれど
彼の言う通りになっている気がする]
もう、ちょっと?
[わくわく、どきどき、きらきら
それは沙絵と過ごしている時に、ふと胸に巣食う感情だ
きりきりとした痛みもあるけれど
横顔を、後姿を目で追って。視線が合う瞬間に訪れるもの]
……お前が言うと大丈夫に、なれる気がするよ
ってこらこら。
[てちてちっと太腿を軽く叩く様子に苦笑はすれど為すがまま
彼の言う通りもう直ぐ答えがでそうな。そんな予感がした]
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