1612 怪談短歌村2 〜 猫の集まる喫茶で 〜
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さび猫 なまくら
に゛ゃああ。
[これは一度抜けば血を吸わずには済まぬ妖刀。
今宵、貴様の血を月に捧げようぞ。
……と言ってはみたけれど、やっぱり刀は抜けなかった。
だって猫だもの。]
ナツ
それを知ってるアズサもよっぽど渋いと思う……
[などと呟きながら店内の猫ちゃんをパシャパシャし始める]
いやあそれにしてもみんな可愛い。
この可愛さを糧に、明日も生きる！
[無駄にきりっ]
【独】 スナノ
101 猫カフェに 色とりどりの 百の首 とき来ればみな カッと目をひらく (ま)
102 世の中の 根に持つ恨み 決まってる 食い物の怨 勝るものなし (ま)
103 化野の 露と絶えにし 破れ家に いまなほ待てむ 白無垢のひと (な)
104 怪談の本の匂いを嗅いだんで 降りる階段「一段多い」 (う)
105 借りてきた スーツケースに 注意書き 鍵掛けないと 人を噛みます
ナツ
――数日後・自宅――
お帰りなさい。
[出張から帰って来た旦那を部屋を暗くしてお出迎え。
少々季節は外してしまった感じはするが……]
見て分からないかなあ。怪談話の雰囲気作りよ、かいだん。
「猫の森」で誰かから聞いた話なんだけどね……**
喫茶店マスター ジロ
[マスターが片づけていた怪談短歌の束から、一枚ひらりと床に落ちる。
張られていたかどうかもわからないそれ。]
集まりて 百語られし 怪談の
百一話目は あなたの横に **
【独】 グルメ猫 まんじゅ
/*
スナノにゃん！まとめ、ありがとうございますにゃん。
村建てのマスター！ありがとうございますにゃん。
同村頂いた皆々様！ありがとうございますにゃん。
食欲の秋！どこかで又、お会いしましょうニャン！！
スナノ
今日のも美味しかったよ、ごちそうさまでした。
今度、俺が彼女つれてきても怪しむなよー
[その子、絶対、猫目当てな気がするけども。**]
短足猫 真ん丸
[他の子が詠んだたくさんの短歌を覚えて帰らなきゃ。
この次ミーコに会った時に教えてあげよう。
でも、その前に]
にゃーんっ。
[今いるみんなとも、たくさん遊んでから帰ろう。**]
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