1611 who are you?〜そして誰かがいなくなった〜
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( -41 ) 2015/08/20(木) 19:55:39
……ありがとうございます。
[断られたなら、脅されたなら、“対価”を払うことも考えなければならなかっただろう。
けれど極力それは避けたい。
今の自分はあくまで修道女のクリスタだ。
>>45頷くキリクへ深々と頭を下げる。]
昼食の後で、ちゃんと休憩しますので……大丈夫です。
それよりも、キリク様こそ……手は、大丈夫ですか。
[ちらりと映った手の甲は腫れているように見える>>37
自分の気のせいでないなら、ちゃんと治療した方が良いのではと、ゆるく首を傾げながら問うた**]
( 46 ) 2015/08/20(木) 20:11:13
…そうですか。わかりました。
[あくまで昼食の準備を手伝おうとする彼女>>46にそれ以上の無理強いは出来なかった。
手のことを言われ、初めて気づいたようにぱっと目をやって]
ああ、ちょっと掠ってしまったみたいです。
単なるひっかき傷ですから大丈夫ですよ、ありがとうございます。
でも、ちょっと洗ってきますね。
[そう言って、特に引き止められなければ食堂を後にしようとする。
ややあって平静を取り戻せば、ふと思い浮かぶのは彼女が口走った2つの言葉。
忘れろと言われたせいで、しばらくは忘れられなさそうです]*
( 47 ) 2015/08/20(木) 20:25:14
― 食堂 ―
っ……、……?
[何かが裂ける音>>32。
嵐だからね、とぼんやりする意識が、食堂の方の皿が割れる音>>36で我に返った。いろいろと壊れる日である。キョロキョロと辺りを見回してから、足元を確かめ進んだ]
──何か、したんですか?
[台所の入口の二人が何やら言葉を交わしたのを眺めた後、目を伏せてキリクの横を通りざま、そっけなく呟く。
牧師と修道女。違和感を繋ぎ合わせられないぼやけた頭でそう思い込んでいるから、まだ信じていられる者同士で何かあったんだろうと]
( 48 ) 2015/08/20(木) 20:39:32
[ぎゅっとトレイを抱え直した。
呼び止められなければ、入れ違いに用を済ませにいくだろう。
なんとなくクリスタの顔色が悪いようなのを見てとり、落ち着かなげに瞳が揺れる。彼女は、騒動のあとでも『普通』に見えたから、聖職者とはそういうものだと思っていた]
……片付けだけ、させてくださいな。
[言葉が見つからなかったから、トレイの食器を流しに下げようと台所へ。昼食の準備が進んでいるようだ。何か言われる前に大きい破片を除け、洗い物の準備を始める。
洗い物が済んだら、箒でも取りにいこう。
苺を眺める振りをして、いつも通り互いに線を引いておく]
( 49 ) 2015/08/20(木) 20:48:17
[食堂を辞すキリク>>47を、目で見送っていれば、問いかけの声>>48]
……マイダ様。
私が、あちらの音に驚いて……お皿を割ってしまったんです。
[廊下方面を指さしながら告げて、]
あ……足元に気をつけてください。
[>>49既に破片を避けているようなので大丈夫だとは思うけれど、念を押す。]
[彼女が自主的に洗い物をしているようなので、自分は箒と塵取りを取ってこようか。
彼女が取りに行くというなら、昼食の準備の続きに勤しむだろうが。]
( 50 ) 2015/08/20(木) 20:59:44
― 食堂 ―
あ、マイダさ―…
……してないですよ、何も。
[むしろ、何もできなかったというべきか。
彼女の言葉を『自分が』『クリスタに』何かをしでかしたのか、という問いだと解釈してそう答えた。
彼女が嫌だというなら、自分はもう関わらない方がいいというのは分かっている。
けれど、拾ってくれた恩師をはじめとする亡くなった村の人々のことを思うと、ここで諦めてしまうのは見捨てることと同義ではないかと思えて、結局どっちつかずの態度をとり続けている]
破片、気をつけてくださいね。
[立ち去ろうとしていたのだが、しばしその場で破片を片付ける彼女>>49を見ていた。
が、やがて背を向けてその場を立ち去った]*
( 51 ) 2015/08/20(木) 21:02:55
/*
なんでだろう、ティーンPCと沢山ロル回してきたけど、これほどこいつロリコンじゃねと思えたことはなかった。
( -42 ) 2015/08/20(木) 21:05:09
そうですか。……。
[「気をつけて」>>51と言われれば、小さく頷く。
祈りを拒んで八つ当たりしても、どうして彼はこう変わらないんだろう。彼にとっても取り返しが付かないものが多すぎるのに。破片に差し伸べた手が、いっそう汚く思えた]
そういえば、向こうの方で何かあったみたいで……。
箒を取ってくる時にでも、見てきます。
クリスタさんのご飯、待ってる人がいるだろうから。
[キリクを見ないよう壊れて戻らない破片を見つめて、そう呟いた]
( 52 ) 2015/08/20(木) 21:30:00
ー アリスの部屋 −
[何処かでカタカタと何かが震える音がする。
俺じゃ無い、私じゃ無いと命乞いの声がする。
最後に人狼だったと言う客に辿り着いても、
その客に爪や牙は生えなかった。
爪が生える筈の手には松明が炎を孕み、
自ら惨劇のあった宿と共に燃え尽きて逝った。]
( 53 ) 2015/08/20(木) 21:39:48
[あの客が燃え尽きてから、人喰い事件は起きなくなった。
だからあれが人狼なのだと結社は言った。
本当だろうか。
死者を見る能力者しかいなかった村。
占い師がいればもう少し早く何とかなったかも知れないと
呟いた結社員の言葉が忘れられない。
そんな能力者がいるなんて、全てが終わった後に知った。]
( 54 ) 2015/08/20(木) 21:40:06
う……ん? あれ、寝ちゃったか。
アリス?
[自分の魘される声で漸く目が覚めた。
アリスを撫でながら気付けば自分も転寝をしていたらしい。
ベッドに寝ていたのは自分だけ。
サイドテーブルには空の皿があった。]
アリスを見舞いに来たのに。
あたしがこれじゃ、駄目だねぇ。
[張り付いた髪が、汗を掻いたのだと教えてくれる。
べたつく不愉快さに、今まで見ていた悪夢を思い出し、
誰もいない事を良い事に溜息を吐いた。]
( 55 ) 2015/08/20(木) 21:40:40
全く……生きる為には、
誰か死ななきゃいけなかったんだよ。
[苦虫を噛み潰した表情をしているだろう。
だが今はそれを見る部屋の主もいない。
何処へ行ったか探しても良いが、その前にもう一度顔を
洗った方が良いだろう。
不自然に音を立ててでも歯車を回し続ける為に、
空の皿を手に部屋を後にした。]
あたしがしっかりしなきゃ。
[手首にアリスが付けただろう、掴んだ手の痕が残る。
痕が付くほど握り締めたアリスは何を思っているのか、
他の皆も心配だが、後で話を聞いてあげよう。
部屋から出ると不安を掻き鳴らす様に、
ガラス窓がカタカタと震えていた。]
( 56 ) 2015/08/20(木) 21:40:46
…………私の……。
[待っている人がいる>>52
その言葉に、目をぱちぱちと瞬く。]
……そう……ですね、お願いします。
そろそろお腹も空いてくる頃でしょうし……
私は、皆様の分のオムレツを用意しておきます。
[けれどきっとその言葉に特別な意味はないのだろう。
片付けの用具は彼女に頼み、調理を続ける。]
[台所の机には、先程自分用に試作がてら作ったオムレツ>>18
上に散らされた魚の身は若干焦げているけれど、皆へ作る分は大丈夫のはずだ、多分。]
( 57 ) 2015/08/20(木) 21:46:32
( -43 ) 2015/08/20(木) 21:50:21
− 廊下 −
[カタカタと震える窓から空を見上げると、
朝よりも雲は厚く、風も強い。
本格的に嵐の訪れを予想させる。]
こりゃ今の内に脆そうな所を補強していた方が
良さそうだねぇ。
[牧師様が滞在した時は屋根や壁の補修をお願いしたが、
彼にばかり頼るのも申し訳ない。]
ランスやマコトも頼りにしないと。
[1人にばかり頼り過ぎてはいけない。
喪った時に倒れてしまうから。
戻らない思い出に引き摺られない様に、
今生きている者達へ想いを向ける様に目当ての男達を探す。]
( 58 ) 2015/08/20(木) 22:01:43
[親しみこめて牧師様、先生、と呼ばれていた老牧師に、自然と語られるまで時を待ちなさい、と教えられていた。キリクの身の上については然程詳しくない。ねだって聞いた村の外のこと、兄弟がいたらしいことくらいか。
いずれ、聞く機会もなくなるだろう。
結社員が来たら、或いは結社員になれたら。
ふいに現れた牧師。
住人同士というふうには見えない男と修道女。
彼らが何に導かれ何を思おうと、結局騒ぎは避けられなかったのだから、深く考えるのはやめよう。神様と"聖職者"の記号を恨んでいなければ、芯をなくした自分一人で抱えきれないから]
( 59 ) 2015/08/20(木) 22:19:32
……はい、いってきます。
お疲れさまです。
[食器の水気を拭き取り、こくりと頷く。
目を瞬く様子>>57を不思議そうに見たけれど、いかにも娘らしい仕草の奥にある過去には無論思いもよらない。
銀の髪に青い瞳の若きシスタークリスタ。
見える情報と娘の常識では、なんら特別ではないことに思えた]
お昼、食べられる?
今日はね、オムレツですって。お魚嫌いは、ダメなんだからね……。
[虚空に囁きかけながら洗い物を終えて、掃除用具を取りに出た**]
( 60 ) 2015/08/20(木) 22:20:20
[呪詛と罵声が耳鳴りのように木霊する。
けがらわしい。
それは彼女に向けられた言葉>>0:97。
ひとりめの処刑対象は普段から素行が悪く、鼻つまみ者だった。
最初の犠牲者のすぐ近くで酔いつぶれて寝ているところを見つかり、誰もがこいつに違いないと思い、そして選ばれた。
男は手を下すどころか、その最期を見る事すらできなかった。
誰もが年若い娘にその役目を押し付けて、罵るのを止める事も出来なかった。
意味のない謝罪を繰り返し、目を逸らし続けた。]
( 61 ) 2015/08/20(木) 22:24:36
( 62 ) 2015/08/20(木) 22:24:43
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