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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が3名、占い師が1名、霊能者が1名、狩人が1名、C国狂人が1名、憑狼が1名いるようだ。
茶屋 アリスが「時間を進める」を選択しました。
/*
あ、素村だ。
ほっとした反面ちょっと残念でもある(
吊られにいきたいけどこう、他の人と死に別れてハートフルボッコも味わってみたい〜〜〜
/*
お任せのままでした
ちょっと暑気にやられすぎじゃないですかね……(震え)
たぶん、今度はニイナが霊に目覚めて苦しむのを見て苦しむランスぐへへとか思ってたのを見透かされたのでしょう。
流れる雲に追い付く様に風が音を立てて木々の間を抜けていく。
追い付かれた雲はその重さを棄てる様に雨を吐き出し始めた。
最初はすぐに止むと思われた雨は激しさを増し、
窓や扉を揺らす風は今にも叩き割らんばかり。
特別な結社員達が近々訪れると先日伝えられていたが、
この嵐の中で予定通り辿り着くのは難しいだろう。
まだ誰も知らない。
止まない嵐が新たな悲劇を呼び起こそうとしているなど。
皆、嵐でもこの建物の中なら安心だと信じている。
皆『人』だと信じているから。
だが嵐の重さに引き摺られる様に、惨劇の蓋は開こうとしていた**
―― 食堂>>0:130 ――
お口にあえばいいですけどね。
[どうやら楽しみにしてくれている様子>>0:130
その事に笑顔を浮かべつつ駆けて戻る姿を見送る>>0:131.
やがて、食堂へとやってきたヤーニカへ]
もちろんですよ、ちゃんと全員に足りる分作ってありますから!
[食事の心配をする年上の彼女にクスリとしながら、シチューの入った皿を差し出した]
そんなに楽しみにしてくれるなら、明日の朝食も期待しててくださいね!
[そう言って腕まくり。味付けが濃いヤーニカの料理も嫌いではないけれど。
一番好きなのは、彼女が作ってくれたケーキ。
とても美味しくて……優しい味だった覚えがある。少なくとも私には]*
[暗に資料室の片づけなども手伝う事を言うけれど、彼女からの返事はどうだったか。
思い出したようにマイダが振り向いて、資料を差し出されながらの言葉には]
え、ランスさんが?
いいよ!届けておくね!
[そう言って、資料を受け取り、資料室の外へと]*
/*
村3占霊狩―狼狂 計8(ダミー含む)
8-7>5>3>ep 最終日5d3人 憑依×2
8-7>5>4>ep 最終日5d4人:5d襲撃パス 憑依×1
▼2人▲2人で最終日へ
最終日までに狂人墓落しでPP/RPP回避
狼宣誓:
@噛み先はストーリ展開を最優先します。
A狂人さんを大切にします。
Bボケるのはメモと灰ログだけにします。
C村人の引き立て役としての敵キャラに徹します。
合う合う。
ニイナの味は、甘酸っぱい思い出の味がするんだよ。
[食堂の扉の向こうにあったのはニイナの笑顔>>1
同じように笑い返して、甘酸っぱさを強調する。
彼女と出会わなければ食べられなかった味。
出来れば会わずに済むのがきっと一番だったのだろうけど。]
そこまで張り切られたら、楽しみでしょうがないね。
あ、牧師様からもその気になったら、と言われたたから。
明日はあたしもアップルパイでも作ろうか。
[それが良いと、自分の考えに頷きながらシチューを
口に入れて幸せそうに微笑んだ。
食べ終わったら、この美味しいシチューをアリスにも
食べさせなければと妙な使命感を持ちつつ
最後の一滴まで綺麗に胃の中に。]
―― 廊下 ――
[資料室を出てしばらくして、窓に大粒の雨が叩きつけられ始める。
どうやら嵐になってきているようである]
……あれ?雨?
[朝からどんよりとした雲が漂っていたのは知っているけれど、これは大雨になりそうだ。
洗濯ものは確か室内に干されていたはずだからいいけれど]
んー……あんまり続くといやだな。
[嵐の日は思い出す。
あの騒動を。そして兄がいなくなった日の事を]*
じゃ、これアリスに届けてくるわ。
[宣言通り、冷めないうちにと温かな湯気を上げる皿と
パンと水をトレイに載せてアリスの元へと向かう為に
食堂を出て行った。
出て行く前に修道女の姿が見えれば、ぎこちない
様呼び>>0:147に、ガラじゃないから止めとくれと、
軽く背を叩いただろう。]
− アリスの自室 −
[誰がどの部屋を宛がわれているか知っていても、
構造もドアも全て同じ作りなら間違う事もある。
コンコンコンコンと鍵の掛かっていない扉を
叩いては覗きを繰り返し、漸くアリスの部屋へ辿り着いた。]
アリス、おはよう。
起きて……寝てるのかい?
[彼女が空を見ていた事は知らない。
だから随分お寝坊だと苦笑しつつ、トレイを
ベッドのサイドテーブルへと置いた。]
早く起きて食べなよ。
折角のニイナの力作だ。
──っ?
[軽く髪を撫でてから離れようとした手を突然掴まれて
思わず彼女を見下ろした。]
なんだい、お寝坊の上に寝惚けてるのかい?
[ベッドの上の彼女は目覚めてはいなかった。
ただ腕を掴んだ力は強く、眉間に寄った皺に、
自由な手を伸ばし、皺をならすように何度も何度も
撫でてやった。]
ちょっとだけだよ。
[ほんの少しだけ、彼女の眠りが安らかになる様に。
ベッドに腰を下ろしてその髪を撫で続けてやった**]
―廊下―
[薄暗くなる空を眺めるうちにぽつり、ぽつりと降ってきた大粒の雨が窓を叩き始める。
雨漏りをするかもしれない。
この建物の放置加減からそれを心配して、男はゆっくりと廊下を歩き出す。]
そういえば、結社員が来るんだったか。
[いや、結社員になるのが正確か、と内心訂正する。
結社員になったその後は、考えかけると耳鳴りがして軽く頭を振る。
何故だろうか、クリスタと話した後は耳鳴りが酷い。]
[窓枠が揺れている。降り始めた雨も止みそうにない。
なにやら結社員の訪れがあるとは聞いていたけれど、荒れそうだ。
シチューの残りをパンでこそげて口に放り込んだ。
もうお手本になる必要もないから、行儀なんて知らない]
……本当にどうしようもなくなったら、お願いするね。
[先ほどニイナ>>4に返した言葉を繰り返す。
引き受けてくれて、良かった。
グサヴィエの姿勢には、共感を覚える一方で、どこか苦しくなる。自分が老牧師やふわっとしたキリクに慣れていて刺青の男性が怖いから、ではないだろう。
先の事を考えるにしても、少しくらい残された者同士で羽を休めるといい。なんて、自分が出来ていない事を思う]
[少し時間を置こうと複数の能力者が出た時の対処案に目を通していたが、雨音が気になって仕方がない。
食器を下げて、状況を聞いてみようか。
引きこもりのせいで、よく分かっていなかった。
トレイを抱えて、そっと資料室を出る**]
/*
Service Temporarily Unavailable
The server is temporarily unable to service your request due to maintenance downtime or capacity problems. Please try again later.
― 現在:やはり食堂にて ―
……チッ。
[鍛錬でもと外へ出ようとして初めて気付いた。天気があまりに悪い。
雨、むしろ嵐が来そうな空模様。
色々な事をはっきり思い返し始めかけて、それが嫌で踵を返してきていた。]
今日は一日資料探して読んでるか…
[騒動が起きた村で人々が目覚めたり、元々持っていたりする能力が一纏めにされた資料を始めとして、目星を付けて探しては読んでいた、
資料室でよく見るマイダ>>0:105に何を探しているか伝えて、手伝ってもらう事もしばしば。
虚空へ話し掛ける姿に思う所がないでもないが、なるべく触らないようにしていた。]
の、前に珈琲でも飲むか。
[そうやって淹れて戻ってきて、窓辺へ立ったまま珈琲を啜っていれば、彼の目>>0:143にも留まる事だろう。]
さあて、もう一度ゲームを始めようか。
[ぽっかりと食い千切られた意識の虚で、何かが赤い声をあげる。
くすりくすりと、獣は半ばまどろみながら明日を思い、愉しくてたまらないという様子で笑う。
惨劇の幕間の眠りから、完全に目覚めるまであと少し。
それまではおろかな宿主の意識に包まれて、嵐の匂いに嗅覚を楽しませていよう]
― 台所 ―
[料理に集中したいのに、雨音がうるさい>>#0
否が応でも窓の外が気になってしまうじゃないか。]
……随分遠くへ来たのだもの。
来るわけがない、とは思うけれど……。
[自警団に見つかって捕まれば、貧民街に連れ戻されて処刑される。
ここは結社の庇護下にあるとはいえ、絶対にここまで追ってこられないとは限らない。
結社によって人間であると証明されれば、自警団に追われる理由はなくなる。
自警団は「人狼の」娘を追っているのだから。
だからそれまでは――]
…………あ。
[考え事をしていたら、オムレツに使うつもりだった魚が少し焦げてしまった。
雨に叩かれる窓を小さく睨むが、焦がしてしまったのは自分だ。責任を取ってこの部分は食べよう。]
― 食堂 ―
すみません、ランスさん。
いきなりで申し訳ないのですが。
[雨音の騒々しい窓辺でコーヒーを啜る男>>15にそういって差し出したのは、定期的に補充される物資>>142にあった、包帯と抗生物質だ。
噛むのも失礼だとおもい、いっそ潔くラストネームを使っている]
マイダさんの傷の状態、見てやってもらえませんか。
ここと…ここに、衛生面を考えると、包帯を替えたほうが良いと思うんです。
[そういって、自分の首と肩、左腕までを指さした]
あなたと、ニイナさんに。
筋違いな頼みですが、彼女のこと、お願いできませんか?
[活気を取り戻しつつあるニーナと、その支えとなっているらしいランスが、未だに逝ってしまった者達との会話を繰り返す彼女を引き戻してはくれまいか、と淡い期待も込めて。
にこにこと差し出した包帯と薬は受け取って貰えただろうか?]**
[泡立てた卵に火を通す。
余計なことは考えずに集中しよう。
パテとサラダを前菜に付けるのもいいだろうか。
デザートには果物をふんだんに使ったパイを……]
[“仕事”をしていた頃から、食事を作ることは好きだった。
作っている間は叩かれることもなかったし、“家畜”である事も忘れられる。
そして――もっと別の理由もあるのかもしれないけれど、娘にはそれが何かわからなかった。]
[食事が出来上がる頃には、きっと時刻は昼食時だ**]
ん、ああ。どうしたんすか?キリクさん。
[顔を上げた先にいたのは、牧師>>17。
物腰の柔らかい印象が悪くない彼が差し出したのは、包帯と薬で。
残りの珈琲を飲み干して窓辺へカップをおけばそれらを受け取る。
ファーストネームを噛まれるのは、よくある事だ。]
俺でいいなら、わかりました。
ずっと巻きっぱなしは確かに良くないすね。
[指さされる位置をマイダに当てて思えば確かにと頷く。
その続きには幾らか表情を落として]
あぁ…はい。ニイナにも声かけときます。
つっても、何かできるかって言われたら、わかりませんけど。
[あればかりは、お願いされて直ぐどうこうできるとは思えない。
けれど気にかける位なら、そうする間に少しずつでも良くなれば、そうは思う。]
あ、そうだ。
あの雨で予定潰れたんで、何か手伝える事とか他にないすかね。
特に力仕事とか、あったらやりますよ。
[身体か頭かを動かしていないと、立ち止まって動けなくなりそうで。
だから訊いてみる事にした。勿論先ずはマイダの事だが。**]
―― 嵐の気配と共に ――
[嵐の気配と共に何かを感じた。
惨劇の記憶と共に心の奥底にしまっていた感覚]
……おにい、ちゃん?
[騒動では兄が人狼であった。少なくとも私はそう思っている。
この嵐の中で、兄と同じ匂いのようなモノをほんの少しだけ感じ始めていた]*
―― 回想:17年前から10年のとある村>>0:114>>0:115 ――
[最初は怖い人?と思った。
だって、ずっと包帯をしているんだもの>>114。
案の友人だからと言って、最初は兄の背中に隠れてみるのが精いっぱいだった]
おにいちゃん……あのひとこわいよ……。
[少し怯えながら言った言葉には、兄の困ったような声でたしなめられた事を覚えている。
そんな事はないから安心しろ、って。
私は、それでもしばらくは不安だったけれど、兄の背中からずっとランスを見ているうちに怖くないのかなと思い始めて、最終的には兄とランスの後をずっとくっついているような、それくらいなついて行った]
/*
ああああああああああニイナさんとマイダさんだけはああああ
子供は辛い…とても辛い……
ううん、ニイナさんこんな頼りない狼だけどよろしくね
いや、ここは前向きにランスさんにターゲット☆オンだな。
最終日進行なら、3dランス噛み→4d▼or▲ニイナが良いのだろうか。
そして計算間違えてた、最終日は4dか。
―― 廊下 ――
[どこか雨漏りしている所はないか見回っている最中、今日のマイダの様子を考える。
見えない誰かに話しかけているのはよく見かけているけれど、私に何かできる事はないだろうか。
いつも話しかけてる人物はきっと近しい人物か親しい人物だったのだろう。
そう言った人がいなくなった経験は私にもあるのだから、その気持ちは少しだけでもわかってしまう]
――あれ?
[そういえばそろそろ結社員の一団がやってくるらしいけれど、嵐になったならどうなるだろうか。
雨の中に紛れて、何か妙な予感がしたけれど、ふとそんな疑問]
――お兄ちゃん。
[今は亡き兄。村を騒がせた人狼の一人だったかもしれない存在を思い出し、表情に暗い影を落とした]*
/*
<これランスさんフルボッコフラグじゃないですかヤダー
自分用メモ:
@ニイナさんが狼と対等な狂人or可哀そう系狂人のどちらを希望しているか見極める。
A赤窓はできるだけ断定口調で、躊躇いや疑問は極力しない。吊られendを目指すうえは、ep で赤窓が公開された時に、後味が悪くならないように。
― 食堂 ―
ああ、ありがとうございます。よろしくお願いします。
[包帯と薬を受け取って貰えれば>>19、ほっとしたように表情を和らげた。
目つき、言葉づかい、顔を覆う入れ墨と、一見近寄りがたい要素も持ちながら、実際のところ彼はそう悪い人間ではない]
ええ、私も何ができるかは分からないのですが……
ただ、彼女が誰かに頼りたい、となった時には、縋る相手がいてやってほしい、と思うのです。
[それは彼我の最大の違いかもしれない、なんて思う。
ただ物柔らかなだけの自分とは違い、彼には信頼したい、頼りたいと思えるような、優しさの奥に強さの芯があるのだろう]
ふふっ…あなたは意外にいい人だ。
実はあなたのこと、もっと粗野な人だと思っていました。
あなたのような人にこそ、人は閉じた心を開くのでしょうね。
綺麗なごとだけではないと、苦しみも後ろ暗いことも纏めて受け止めてくれそうに思えるから。
[たとえばニイナのように]
[しかも面倒をすんなり引き受けてくれただけでなく、更にこうやって人に手を貸そうという]
そうですね…礼拝室の祭壇に十字架をしつらえたいのですが、1人では難しそうです。
今日は木材を伐りに行けそうにないですが、お時間のある時に手伝って頂けるととても助かります。
雨漏りも気をつけないといけないですし>>10、修繕が必要なところも何箇所かありそうです。
あとは…そうですね、ヤーニカさんが特製アップルパイを焼いてくれる気がします。こう、故郷の味、というか、懐かしくて優しい味で本当に美味しいんですよ。
とはいっても、台所の手は十分ありそうです。
[一つづつ思い浮かべながら、最後はだいぶ仕事とは関係の無い話になってしまったが、朗らかにそう伝えた]**
/*
中の人の心はくっそ抉られたけどな!
この一本取られた感。そして立ち位置おいしいですふへへ
操られオーダー入ったので精一杯頑張るよ!
▲ランスさんに加担して、墓下で苦しみながらもランスさんの度量に浄化されていちゃこらしながら成仏するがいい!
他の役職どうなってるんだろう。マコトさんの耳鳴りは能力フラグかな?
……あれ?
[そういえば、どうして自分はパイを作ろうなどと思ったのだろう>>18
貧民街にいた頃はその日を生きられる量を作って食べるだけで精一杯で、デザートを作る余裕なんて、止事無い客人へ出すときくらいしかなかったのに。]
…………。
[以前誰かが作ってくれたことがあったような気はする。
仕事の仲間か、顔も思い出せない母親か、それとも……。
だから無意識にそのときの事を思い出していたのだろうか。
ああ、違う。
食堂へ来たヤーニカが、アップルパイを作る>>5と言っていたからか。]
明日……ね。
[ならば今日はやめておこう。苺の砂糖がけでいいだろうか。
そんなことを考えながら手を動かし、とりあえずは以前作って寝かせていたパテや野菜など冷たいまま食べれるものを、食卓で誰かが話をしていたとしても気にしない素振りで、黙々と運んでいく**]
/*
人狼の容疑が晴れたら貧民街に戻るつもりはある。
人狼として人を殺したわけではないにしても、主を死なせた事実は消えないし。
多分自警団は引っ立てられるだろうし、貧民街では数ある殺人の一つに過ぎないから、処刑までされることはないだろうけど。
と娘は思っているけど、まず結社に始末されそうなんですよね。
あはっ……よかった………よかった……。
[ようやく『おにいちゃん』と再会できたという事の前に、獣の笑いなど些事。
ただ、心を満たすのは、ただ『おにいちゃん』に会えたという喜びだけ。
そのありもしない幻想をすっぽり受け入れられるくらいには、少女の心は虚ろであった]
おにいちゃん……おにいちゃん♪……おにいちゃん!
うん!私良い子にして待ってるね!
頑張ってお仕事するから何でも言って!
私、おにいちゃんの言うことはなんでも聞くから!
[どこか壊れた笑みを浮かべながら、獣への忠誠を誓った娘はただただ幸福であった。
それが、例え偽りだったとしても]*
良い子だニイナ、可愛い妹。
そうそう、このことは他の人には内緒にしよう。
2人だけの秘密だ、いいね。
みんなの前ではいままで通り、この人は『キリク』だ。
[もっとも、彼女が「再会した」兄の名など、知る由もなかったが。
声音だけは優しく子供の約束のように囁いた]*
しかしまいったな…こう色々とメニューがあると、誰から食べようか迷ってしまう。
占師から行くのが王道だが、あえて霊能者というのも捨てがたい。
この炎タイプの墓守というのも珍しいな…
いかんいかん!
じっくり腰を据えてかからないと、とんでもないことになっちゃいそうだ。
よし、ひとまずは…
あのー、すみません…烏龍茶、と、あとこの黒枝豆下さい
〜 孤独のウルフ@ 〜
─ 廊下 ─
床が腐って落っこちたら、どうしましょう。
上の階が抜けたら、吹き抜けというのに、なるのかな……どう思う?
[天井にも天上にも思い至らない頭では、雨漏りの心配はしていなかったものの。無意識に誰かさんが踏み抜いた床板を思い出してか、恐る恐る歩きながら妙なことを考えている]
ただでさえ湿っぽかったのに、日も出ないんじゃ乾かなそう。
一応、日が落ちる前に、見に来ようね……。
[道中、洗濯物が干された大部屋の窓が閉まっているのを確かめて、フラフラ食堂を目指す。
天気も気分も良くないが、今日は夕日を見ずに済みそうで嬉しい。
騒動を経て、夕暮れが嫌いになった。
教会にお裾分けして、のんびりと明日に備える時間ではなくなったから。恐ろしい夜を待ちながら、地獄の火に投げ込まれているみたいだから]
[ここに来た当初は、ろくに食事も出来なかった。
特に、光が茜さす頃合いはダメだった。柔らかい光が、昏く血に染まりそうで。
それがマシになったのは、ヤーニカ>>0:138が娘たちにケーキを振る舞ってくれた頃からだろうか。
懐かしい、年上の女性の優しさ。
ほんの一口頂いたそれは、現実みを思い出させてくれた。
美味しいという感覚はなくしたままだけれど、誰の味かは分かるようになり、ニイナとクリスタが台所に立っているのに気づくようになった。
……私も、出来る事をしよう。
引きこもっていた資料室の戸口で見た、華やかな大人のひとの紅の色を思い出す。紅や茜は優しい日々の色ではなくなったけれど、夜に馴染んだひとのかんばせを、ぼんやりと思わせるようになった]
― 食堂 ―
いえいえ。確かにコレは。
[包帯と薬を示して承知の意を伝える。
ほっとした顔>>24、こういうのを積み重ねていこうと思ったのはニイナの兄と友達になれた頃からの事。
彼女本人に避けられなくなる迄は凹みもしたんだっけか、もう懐かしいと言ってしまえる程前の出来事だ。]
なるほど、縋る相手…。
ならニイナはともかく、本当に俺で?
[芯があると言うのなら、ひとえに村の人々のお陰だろう。ただ、自覚がある訳ではない。だからつい聞き返してしまう。
まさかキリクが偽牧師であったとは思わず、語られる言葉には首を横に揺らして]
…買い被りすぎ、すよ。
そりゃ、清濁併せて飲み込まねえとやってけない、とは思ってますけど。…他人の分までは、どうなんすかね、
[牧師さんの方が、とは言わない。ゆるりと首を振るのみ。
マイダの事を返さず受けたのと理由は同じで、二人が同じ村の出、だから。何かなかった訳がないから。
触られたくない筈の事に、わざわざ触れずともいいと思うから。]
…あぁ、……なるほど。
[相槌打ちつつ話を聞く。頭の端では必要な木材の量を考えて、雨漏り等の修繕なら倉庫へ残っている分で如何にか、しかし流石に十字架は、と見当を付けて]
なら、修繕は見かけたらやっときます。
十字架に使える木は嵐が明けてから、すかね。
[続きは仕事とは関係ないが、少しいい知らせだ。
ヤーニカのケーキを褒める話を、ニイナから聞いた事があった気がする。]
へぇ、ヤーニカさんのアップルパイ、当たれば嬉しいすね。
あ、俺炊事はてんで駄目なんで大丈夫すわ。
じゃあ、とりあえずマイダ探してみます。
[なるべく明るく軽く聞こえるように声のトーンを保って答え、引き止められなければその場を離れた。**]
[男は置かれた鉈に手を伸ばす。
ずしりと伝わる重みを確認する様に柄を握り。]
[がすん]
[真顔のまま投じた鉈は気の壁に突き刺る。]
……しまった。
[壁にも穴が開いてしまった。**]
― 廊下 ―
[資料室へとしばらく廊下を歩いていれば、床に大きな穴が空いていた。
修繕しようにも包帯を汚す訳にはいかないと、ひとまず近かったので自室へ包帯と薬を置いて、木材と道具を倉庫から取って来た。はいいが]
これ、基礎の方大丈夫か…?
[踏み抜かれたのであろうその下が気になって、頭を穴へ突っ込んで見てみる。
暗いだろうと同じく用意したランプで照らし見れば、とりあえずは大丈夫そうなのでそのまま修繕する事にした。]
よ、っと。
[穴の周囲へ板を打ち付けるべく、穴へ上半身を入れての作業。
傍目には床へ這い蹲る下半身といった、中々おかしな構図だろう。]*
/*
マコト様が面白い人になってる
すごい無愛想で無表情なんだけど時折見せる、その
なんていうか あの その
言葉では言い表せないときめきを感じる
/*
犯罪組織で思い出したけど、最初は暗殺者にしようと思っていました。やっぱり貧民街出身で。
農村の領主を暗殺する為にシスターとして潜入して人狼騒動に巻き込まれるみたいな
でもなんか設定が膨大になってわけわからんくなってきたのでないないした
[顔の入れ墨が特徴的なランス>>33の声に振り返る。]
……なにを?
[何処か不思議そうに男は、彼の顔と、足元の木の板、壁に刺さった鉈をゆっくりと順に見て。]
キリクさんが開けた穴を誰かが直そうとしていたみたいなんですけど、見当たらなくて。
釘がないんでそれを取りに外に出ていたらまずいだろうな、と。
だから、俺は大丈夫だけれど、どうするかと思って。
[壁に鉈の刺さった経緯以外を話す。
激しい雨音は治まる気配がない。
これほど激しくはない雨音に紛れる様に、これに似た鉈を手にして人狼騒動の夜を過ごしていた。
その冷たさを思い出す気がして、軽く腕をさすった。]
/*
おーこれはマコトさん狩人っぽい?
今回人数少ないからできれば襲撃通したいけど、GJでるときいは鉈でがっすんされるのかと思うとドキドキするね!
― 台所 ―
え、ええ〜、どうしたらいいんですかこの状況…
[繰り返しかぶりを振る仕草は、明らかな拒絶を背中越しに伝えていた。
小さく繰り返される呟きはほとんど聞き取れなかったが、かろうじて「来ないで」「あと少し」という言葉を拾う事が出来た]
分かりました、近づかないのでせめて聞いてください。
少し深呼吸をしましょう。ほら、吸ってー…吐いてー…
はい、もう一度、吸ってー…吐いてー…
[それは傍から見れば奇妙な光景だっただろうが、たとえクリスタが合わせてやろうとしなくても、数度深呼吸を繰り返してみせた]
震えが止まったら、破片に気をつけてベンチにでも腰かけて、姿勢を楽にしてください。
大丈夫です、恐怖で人は死にません。大丈夫ですよ。
…私はヤーニカさんを呼びに行こうと思いますが、良いですか?
[雷におびえる幼子のような姿に、この中では一番母親に近い彼女を思い浮かべた]*
/*
クリスタさんに絡み過ぎな気がしてきた… 汗
他PCと絡みたいのにって思ってたらごめんね!
他の人がオンになったらあとはまかせるよ!
/*
>クリスタメモ
>結社員が来なくてもこの建物そのうち破壊される気がしてきた(真顔
HAHAHA、潜在的放火魔が存在するのに何をいまさら
でも私、昼食の準備を……まだ全部終わっていないですし……
破片も片付けなくては……。
[座るよう促されても、娘は頷かず。]
あの、人を呼んで頂かなくても大丈夫ですので……
ひとつだけ。
[皿の破片を避けながら、キリクへ少し近づいて、]
……もし、さっき、
私がおかしなことを口走っていたなら、
忘れていただけると助かります……。
[他者に聞こえぬよう、小さな声で請うた。]
― 台所 ―
[彼女が少し近づいた>>42のにあわせ、思わず2歩、3歩と同じ距離だけ後ずさる]
本当に、大丈夫なんですか…?
昼食なら、私たちでもなんとかできますから、少し休んだ方が…
あ、でもランスさんは本気で無理だって言ってたような。
[身体の緊張はやや落ち着いたようだが、まだ少し顔色が悪い気がして念を押す。
また同じような発作が起こったとして、自分では対処が出来ない。
今すぐでなくとも、いずれヤーニカあたりに話した方が良いかもしれない]
おかしなこと、ですか…?
特に無かった気もしますが、分かりました、口外はしません。
懺悔だとでも思って、ここにしまっておきます。
[胸に手を当てて、こくり、と頷いた]*
[ぎゅっとトレイを抱え直した。
呼び止められなければ、入れ違いに用を済ませにいくだろう。
なんとなくクリスタの顔色が悪いようなのを見てとり、落ち着かなげに瞳が揺れる。彼女は、騒動のあとでも『普通』に見えたから、聖職者とはそういうものだと思っていた]
……片付けだけ、させてくださいな。
[言葉が見つからなかったから、トレイの食器を流しに下げようと台所へ。昼食の準備が進んでいるようだ。何か言われる前に大きい破片を除け、洗い物の準備を始める。
洗い物が済んだら、箒でも取りにいこう。
苺を眺める振りをして、いつも通り互いに線を引いておく]
― 食堂 ―
あ、マイダさ―…
……してないですよ、何も。
[むしろ、何もできなかったというべきか。
彼女の言葉を『自分が』『クリスタに』何かをしでかしたのか、という問いだと解釈してそう答えた。
彼女が嫌だというなら、自分はもう関わらない方がいいというのは分かっている。
けれど、拾ってくれた恩師をはじめとする亡くなった村の人々のことを思うと、ここで諦めてしまうのは見捨てることと同義ではないかと思えて、結局どっちつかずの態度をとり続けている]
破片、気をつけてくださいね。
[立ち去ろうとしていたのだが、しばしその場で破片を片付ける彼女>>49を見ていた。
が、やがて背を向けてその場を立ち去った]*
ー アリスの部屋 −
[何処かでカタカタと何かが震える音がする。
俺じゃ無い、私じゃ無いと命乞いの声がする。
最後に人狼だったと言う客に辿り着いても、
その客に爪や牙は生えなかった。
爪が生える筈の手には松明が炎を孕み、
自ら惨劇のあった宿と共に燃え尽きて逝った。]
[あの客が燃え尽きてから、人喰い事件は起きなくなった。
だからあれが人狼なのだと結社は言った。
本当だろうか。
死者を見る能力者しかいなかった村。
占い師がいればもう少し早く何とかなったかも知れないと
呟いた結社員の言葉が忘れられない。
そんな能力者がいるなんて、全てが終わった後に知った。]
う……ん? あれ、寝ちゃったか。
アリス?
[自分の魘される声で漸く目が覚めた。
アリスを撫でながら気付けば自分も転寝をしていたらしい。
ベッドに寝ていたのは自分だけ。
サイドテーブルには空の皿があった。]
アリスを見舞いに来たのに。
あたしがこれじゃ、駄目だねぇ。
[張り付いた髪が、汗を掻いたのだと教えてくれる。
べたつく不愉快さに、今まで見ていた悪夢を思い出し、
誰もいない事を良い事に溜息を吐いた。]
全く……生きる為には、
誰か死ななきゃいけなかったんだよ。
[苦虫を噛み潰した表情をしているだろう。
だが今はそれを見る部屋の主もいない。
何処へ行ったか探しても良いが、その前にもう一度顔を
洗った方が良いだろう。
不自然に音を立ててでも歯車を回し続ける為に、
空の皿を手に部屋を後にした。]
あたしがしっかりしなきゃ。
[手首にアリスが付けただろう、掴んだ手の痕が残る。
痕が付くほど握り締めたアリスは何を思っているのか、
他の皆も心配だが、後で話を聞いてあげよう。
部屋から出ると不安を掻き鳴らす様に、
ガラス窓がカタカタと震えていた。]
− 廊下 −
[カタカタと震える窓から空を見上げると、
朝よりも雲は厚く、風も強い。
本格的に嵐の訪れを予想させる。]
こりゃ今の内に脆そうな所を補強していた方が
良さそうだねぇ。
[牧師様が滞在した時は屋根や壁の補修をお願いしたが、
彼にばかり頼るのも申し訳ない。]
ランスやマコトも頼りにしないと。
[1人にばかり頼り過ぎてはいけない。
喪った時に倒れてしまうから。
戻らない思い出に引き摺られない様に、
今生きている者達へ想いを向ける様に目当ての男達を探す。]
[親しみこめて牧師様、先生、と呼ばれていた老牧師に、自然と語られるまで時を待ちなさい、と教えられていた。キリクの身の上については然程詳しくない。ねだって聞いた村の外のこと、兄弟がいたらしいことくらいか。
いずれ、聞く機会もなくなるだろう。
結社員が来たら、或いは結社員になれたら。
ふいに現れた牧師。
住人同士というふうには見えない男と修道女。
彼らが何に導かれ何を思おうと、結局騒ぎは避けられなかったのだから、深く考えるのはやめよう。神様と"聖職者"の記号を恨んでいなければ、芯をなくした自分一人で抱えきれないから]
― 食堂 ―
[卵を焼く事にはそんなに時間はかからない。
人数分のオムレツを焼き上げ魚の身を散らして、人数からひとつ引いた分を食堂へ運ぶ。
今日はまだ姿を見ていないアリスとレーナの分も。
マコトはきっとまた台所で食を摂るだろう。
彼の分の食事は台所の机の上に置いておく。]
デザートに苺の砂糖がけもありますので、食事が終わりましたら仰ってください。
お出しします。
[食堂へ来た者には順次そう告げて、ある程度人が集ってきたら再び台所へ引っ込むつもり。]
/*
あぁ^〜〜^マコト様のロールきゅんきゅんするんじゃぁ^〜〜
さりぷるがちょろすぎるせいでこいつすぐデレちゃいそうなので気を付けよう
距離感が重要だと思うのです
/*
マコト様に自分の素性と過去すっげえ暴露したいんだよ^〜〜〜
汚いものを見るような目で見られてもいいし無反応でもいいから
[建物の構造は単純だからか、食堂へ向かう道は少ないからか、
またしても廊下でマコトの姿を見かけた>>63
ランスの姿もあれば、空の様に曇った表情から
一転して笑顔で手を振る。]
あ、2人とも丁度良かった。
天気悪すぎて……え?
[酒場を切り盛りしている時は皿や酒瓶を持って
忙しなく動きまわっていた。
だから今も無駄なく動けると思っていたが。
マコトの指摘に逆に意識した床に、脚を取られた。]
きゃあ?
[グキッ、と床では無い何かが歪む音と共に
勢いよく尻餅を付く。
皿も空を飛んであらぬ方向へ転がった。]
あいたたたたた。
もう、美人に恥掻かせるんじゃないよ。
[少し現場から離れただけで恥ずかしいと、打ったお尻と
右足首を撫でながら転がった皿の行方を追う。]
嵐になりそうだから、雨漏りしてる所が無いか
点検して貰おうと思ったんだけど、
まずは床の総点検が先だね。
[みっともない姿を見せた事に顔を赤くしながら、
これにかこつけて点検と補強を提案した。]
― 廊下 ―
[食堂を出ると、無意識に潜めていた息を大きく吐きだした。
壁に凭れ少し俯いて右手指で眉間を摘まみ、親指で皺を伸ばす。
あの日拾ってくれた恩師は、思った以上に立派な人だったらしい。
老牧師亡き後、その代わりを務めなくてはと懸命に足掻いたところで、人徳や信頼とはそう簡単に得られるものではなかった。
誰かを立ち直らせる事はおろか、励ましの言葉をかけることも、目を合わせ手を差し伸べることさえ出来ない。
それでもここで諦めてしまえば、あの村で過ごした大切な3
年間を無駄と認めることになる。
今はまだ、自分もまた誰かを助けられる人でありたいというあの日の祈りを杖に立っている]*
/*
きりがもっくもくだー
そろそろアリスさん起動してないとペースきつい気がするんだけど、動いていいのかなあ…昼食時だし、食堂に強制拉致していいかな?
/*
キャアアアアアァァマコト様アアアアアァァァアアアアア焼き殺してェェェエエエ!!!! #物騒
まあ実際、クリスタが処刑されるならマコト様にされたいよねっていう
[足首は捻った位で、お尻も少し赤くなる程度だろう。
走る必要性がないなら別に問題は無い。]
恥ずかしい所を見たんだから、
あたしがうら若き乙女なら責任を取って結婚してもらうけど
まぁここは洗濯当番を1度引き受けて貰う事で
許してあげましょう。
[ぼったくりの下衆と間違う様な発言でその場にいた者に
笑い掛けたが、瞳に責める色は無い。
軽い冗談のつもりだが、通じる相手だかどうかは
甚だ怪しすぎたが構わず口にする。]
……マコトこそ怪我無かった?
[一通りからかい終えた後、やはり真面目な相手に
悪い事をしたかと、皿を払ったマコト>>68が心配になった。]
真面目だねぇ。
そこまで謝る事無いよ。
あたしの不注意だ。
それよりその鉈……女の子達の前では
あまり振り回さない方がいいよ。
[上がり掛けた手が下がるのを>>69、見たくないと言う様に
目が細くなる。
視線が皿に向く事が、彼の心を表しているようで、
下げた手を握ろうと自分から手を出した。]
ほら、いつまでも女の子座らせとかない。
ちゃんとエスコートしなさい。
全てを公平に照らす太陽を隠す様に雲は厚くなり、
雨と風は悲鳴のように窓や扉を叩く
ある者には断末魔のように、
ある者には助けを求める切羽詰まった願いのような嵐の声
その日の夕食、皆に集まって欲しいと
声をかけたアリスは重い口を開いた
人狼なんているわけないと
言い続けた彼女が語り出した内容は……
人を食うだけの人狼より上位種の食った人に成り変わる憑狼と言う存在。
今日明日に来る予定の占い師より
更に上位の能力者で無ければ認知出来ない存在。
結社はこの中にその憑狼が紛れていると疑っている。
だから私が証明してみせる。
人狼なんていないって。
いたら……嵐で逃げられる前に見付けて見せる。
何故なら、私にもその能力があるから。
と
力強く語るアリスは
ある種狂気とすら言える力を込めた視線で皆を見る
果たしてアリスが語ったのは真実か妄想か
ただ言い切ってから食事を取り終え、
部屋に戻るまでアリスは
ここに来てから最高の笑顔を浮かべていた
何も役に立たなかったけど。
今度こそ役に立って見せる。
そう泣きそうな顔を必死に笑顔に変えて、
彼女は部屋に戻って行った**
[――なにもしなかったくせに。]
エスコート、すべき、ですね。
[一際大きな耳鳴りを振り払うように呟き。
差し出された手を取って、足首を痛めたらしいヤーニカが立ち上がりやすいようにと支える力を込める。
その手はいまだに震えていた。]
/*
デストロイヤーと化している気がしますが狩人です。
夜中に鉈を手にしていたり、お皿に過剰反応したり分かりにくくアピ。
まだ人狼騒動すら起こってませんからね。しっかりCOはそれから。
たぶん占い師とか霊能者とか一切守ってないよ!
― 夕方・食堂 ―
[普段部屋に居ることも多いアリスが皆の前で話すことにも驚いたが、それ以上にその内容に衝撃を受けた]
馬鹿な!私たちは皆…なぜ結社はそんな妄想を…
[思わず声を上げたが、そんな横槍にも構わずに話し続けるアリスは、どちらかと言うと「いないこと」を証明するつもりらしい]
この中に狼の居るわけがない。
誰かが狼だとしたら、その人は此処にいない筈、でしょう?
[自分を落ち着かせるかのように、ぼそりと呟いた。
昼食もパテにサラダにイチゴとしっかり摂っていたため、もとよりそこまで空腹ではなかったのだが、話を聞いた後はなおさら食べる気がせず、フォークとナイフを置いてしまった]*
……寡黙な男も良いけど、
少しはユーモアもあるとモテるわよ?
[真面目な答え>>72に、やっぱり冗談は通じなかったと
くすくすと笑いながらも掴んだ手を取り立ち上がる。]
何もしてなくないでしょ。
[手の震え>>73を止める様に更に力を込めて、
自身に言い聞かせる様な言葉に重ねる。]
生きてる。
それだけで、今はいいの。
[彼にそして自分に言い聞かせるように、
視線をマコトから外さず口にした。]
[手を繋いだまま、今度は女性達を探す事になる。]
クリスタかニイナかマイダいるかしら。
湿布してもらわないと。
足首と、お尻に。
[冗談が通じないと判っていても、また試したくなる。
どんな反応を見せるだろかと横目で見ながら
皿を拾って食堂へ向かう。
その場に女性陣がいれば、からかった通り、
足首と腰に湿布を貼ってもらっただろう。]
[少女が浮かべていた泣き笑いの表情>>#4を網膜に転がしながら、その勇気に感心したような声を出す]
あの子に占師の才があったとは。
あっさり名乗り出てくれたのは好都合だ、探す手間が省けた。
さてニイナ、一緒に居るにはどうやらあの子が邪魔らしい。
何をすればいいか、わかるね?
[まだ吊るされるつもりは無い。
ニイナが無理だと言えば、己が喰らうつもりでいる。
これはあくまで余興だ。
少女の健気な明るさに甘え、その壊れそうな心に気づきもしなかった彼らが、一時でも黒幕を見誤り、疑念に苛まれることがあればこの上なく愉快だ]
彼女を殺さなければ、ぼくが彼女に殺されるだけだ。
[そう付け加えるのも忘れなかったが、彼女の返事は、さて]
今日は静かにしとこうかね。
[食堂では少し遅めの昼食が待っていたか。]
もしかしてあたし午前中は寝て過ごしたって奴かい?
[これは体動かさないと、とお腹周りを掴みながら
それでもニイナやクリスタの食事は美味しいと
パクパクと口に入れる。]
あの子もこんなオムレツ得意だったなぁ。
[匿った娘。
山の酒場のせいで、魚料理は希少だった。
それでもこの味付けに何処か似た様なものを感じたのは
歳が似ているせいだろうと思っていた。]
クリスタ。
今度茸でオムレツ作っておくれよ?
[酒場や宿で好評だった茸料理を思い出し、
自分では無く彼女に調理してもらいたいと
食堂にいなくても、彼女を見掛けた時に声を掛ける。]
今日は大人しくしてるから、繕い物があったら言っとくれ。
[天気が良くても今日はこの足では外には出られない。
静かに過ごそうとカーテンや他の縫物をしながら
その日は過ごし、明日も同じように過ごす、はずだった*]
― 食堂 ―
…………。
……本日の昼食は鶏のパテと葉野菜のサラダ、タラのオムレツになります。
[マコトとヤーニカ。
二人が手を繋いだまま>>76現れたならその手を一瞬ちらりと見て、それから、昼食の内容とデザートの事>>64を告げた。
無表情で、語調こそ柔らかいものの素っ気ないのか淡々としているのかぼうっとしているだけなのか判らないようないつも通りの態度。
そう、いつも通り。]
湿布、ですか。
わかりました。
……一度別の場所へ移ってから貼りましょうか。
[足首はともかく、人の集まる場所で腰を晒すものではないだろう。
棚から薬箱を出すと、食堂を出てどこかの部屋で貼ろうとヤーニカへ促した。
ここでいいと言われたなら、他者へ見えないよう自分が影になりながら貼っただろうけれど。]
[生きている。
手を汚す事も、庇う事も、―――事もせずに、生きている。]
……火が見たい。
[ぽつり、と聞こえるか聞こえないかというくらいの声で呟く。]
うん、分かった。
2人だけの秘密だね。ふふふ。
ランスさんもびっくりさせたいもの。
[お兄ちゃんが帰ってきたことをランスさんに教えたかったけれど、久しぶりの2人だけの秘密。
お兄ちゃんとの約束は絶対だ。
これからも、普通に出会った時はキリクと呼ぶことを心に決める。
優しく囁かれた内容に、うっとりとするような笑みを浮かべて、これからの事を妄想した]*
やぁだ。
おばさんの肌見たい人いないわよ。
[気遣ってくれたクリスタ>>79の肩をパンッと
軽く叩いた後で目隠しになってくれた彼女に
こっそり礼を考える。
パイ、切るとき少し贔屓しておこう、それ位の礼*]
― 台所 ―
[食堂で一通り事務的な対応を終えると、台所へ。]
…………。
[マコトと目を合わせようとするでもなく、話しかけるでもなく。
黙って彼の近くへ水を置くと、席について、朝と同じようにゆらゆらと揺れる火を眺めた。]
− 夕食 −
[久しぶりに針仕事に没頭した。
震えていた窓ガラスは、誰かが外から懸命に叩いている様に
激しい音を立てていた。
雨も風も、もう嵐と言っても良いだろう。
そんな中、何処へ行っていたのかアリスが
話があると言い出した。
午前中の彼女の様子を思い出して、
何かあったのだろうかと心配しながら夕食の席に付く。]
……アリス?
あんた自分が何言ってるのか判ってるの?
[唐突に喋り出した彼女は、現実から逃避していたとは
思えないほど饒舌に、力強く話し続ける。]
[牧師が声を荒げた>>74
到底信じられるものではない。
人狼が、自分達が知らない化け物がこの中に混じっている。
結社は生き残り傷付いた者達に更に鞭打とうとしているのだと
知って、絶望し掛けた。]
アリス……。
ねえ?
……何でもない。
[だが絶望と共に疑問が沸いた。
自分が能力者だと名乗り出た彼女。
何故、生きているのだろう……と。]
私、自分が生きるためなら何でもしてきた……つもりです。
[ぽつり、炎へ視線を向けたまま、独り言のように呟いた。]
だからこれからも、そうやって生きると思います。
[でなければ、彼の村で多くを手にかけたことが嘘になる。
今までの人生も。
何をしてでも今日を生きて、明日も生きる。それだけが自分の真実。]
だけど……
もしも、死に抗うことができなくなったら……
[たとえば、結社員となる前に、“彼ら”が自分を連れ戻しにここへ来たなら。]
[自分の村にも占い師がいれば、
もっと結末は変わったかもしれないのに。
アリスが生きたその騒動の結末は……どうだったのだろう。
今度こそ役に立つと告げた事から想像は付く。
これ以上追求出来なかった。]
止めとくれよ……。
あたしは……そんなの無くても……信じてる。
信じたいんだ……。
[出来れば黙っていて密かに占って欲しかった。
能力者の存在は嫌でも人狼を、惨劇を思い出すから。
疑われていたとしても、知らずにすむならそのまま
目を閉じてやり過ごしたかった。]
ひょう?
人を喰った挙句、その姿を乗っ取るとか
あまり知りたく無いけど。
[急激に食欲が落ちていく。
それでも無理にでも咀嚼と嚥下を必死で繰り返す。
食べなければ生きていけないのだと言い聞かせながら**]
― 初めてひとを×したときの ―
「お前の脚には家畜の証が刻まれている。
これがある限り、お前はここを出たってまともな恋愛なんかできやしねえ。
けど、俺は気にしないぜ。
何せこの印を付けたのは俺だからな。」
…………。
「だからなあ、俺のものになれよ、シャリー」
……やめて……貴方なんかに……
「この期に及んで、俺に心を渡すのを嫌がってるのか?
お前に拒否権なんてねえんだ。大人しく――」
――――嫌っ!!
[どんっ]
[迫ってくる男――娼館の主を突き飛ばす。
その背後には階段があることを失念して。]
あ…………。
[声にならない叫びを上げながら、主が転げ落ちていく。
その音を聞いて、仕事仲間達が次々に部屋から出てきた。]
「親方が倒れてるわ!」
「ひっ! し、死んでる……!!」
「自警団を呼んで! それから、シャリーを捕まえておかなきゃ」
「あっ、逃げた! 待ちな、シャリー!!」
[仲間は主へ従順で。家畜として扱われているにも関わらず、主の死を喜ぶ者はいなかった。
自身も主に迫られさえしなければ、きっと何の疑問も抱かずここで暮らしていたのだろう。
ただの一度。成長し、主に気に入られ、楽な暮らしをさせてやるから結婚しよと迫られたとき――普段感情を表に出さない娘は、強い拒絶を顕にした。]
はぁ……はぁ……
[殺した。この手で殺した。]
[死体を見るなんて、貧民街では日常茶飯事だったのに。
どのような形であれ人を殺したのだと、娘は山道を走りながらも、震えが止まらない手を見つめていた。
今日を生き延び、明日を生きる。その為なら何をしても平気だと思っていた。
もし仕事の過程で名も知らぬ誰かの子を身に宿したとして、貯水槽へ沈めることになっても、それは自分が生きる為に不要なものを切り捨てるだけで、仕方のないことなのだと。
ああ、けれど。飼い主を殺すなんて、生きる為の利益など一つもないのにどうして自分は。
わからない。家畜の自分でも、いつかは――なんて、望んでいたのだろうか。]
「いたぞ――――!!」
「シャリー、てめえが娼館の主人を食い殺した人狼だってことは判ってんだ!」
[追いかけてきた自警団が怒声を投げる。
人狼。少し前から噂は耳に入っていたけれど、いつの間に自分はそのような存在になったのだろうか。
情報が頭の中でまとまらないまま、娘は逃げた。
山道を昇ったところにある村の酒場まで**]
やだよ、ダメだよ、そんなの、そんなの。
[かき抱く腕に力がこもる]
もうおにいちゃんは離さない。
もうおにいちゃんは傷つけさせない。
もしおにいちゃんを傷つける人がいるなら
よし、よし、ニイナは良い子だね。
大丈夫、相手は子供だ。
必要なら、台所からナイフでも持っておいき。
[とはいっても、心配はしていない。
彼女の両手には消えない死臭が染みついている。
まあ、彼女が仕留め損ねた時に備え用意だけはしておくつもりだ。
彼女にはまた別の機会もあるだろう]
― 夕刻/自室 ―
夢…………。
[全身が、汗でじっとりと濡れていた。
少し休憩するだけのつもりだったけれど、眠っていたのか。
運動をしたわけでもないのに、激しい動悸と息切れがする。]
……気持ち悪い。
汚い……。
[滴り落ちる雫が。
心まで奪おうとするように伸し掛る汗臭い体が。
いや――気持ち悪いのも汚いのも、自分自身か。]
[湯浴みがしたい。
ふらりとベッドから立ち上がると、娘は部屋を出た。]
― 廊下 ―
アリス様……?
……ええ、わかりました。
すぐに食堂へ行きます。
[廊下へ出ると、ちょうど自分を呼びに来たらしいアリスと遭遇して。
浴室へ向けようとしていた足は、食堂へ。]
ランスに教えてあげるのはもう少し後にしよう。
ああでも、君はしたいようにおし。
そちらのほうが楽しめる。
[正体がばれても、新たな顔に成り代わればいいだけのこと。
人に好かれる性質の彼女が『狂い』なのは好都合だ。
彼女なら何をしたとしても彼らは最後まで疑心暗鬼に迷うだろう。
もししくじって彼女自身が吊られたとしても、その死体に歪む彼らの表情を見れるのなら悪くはない]
[再び始まろうとしている惨劇を待ちわびて、抑えきれぬ高揚の内に様々な情景を思い描いた。
マイダの幼い拒絶はもうすぐ永久のものとなる。
ヤーニカは可愛がってきた娘たちを手にかける。
マコトはそれでも表情を変えないのだろうか。
クリスタはすぐに壊れてしまうだろう。
存分に殺しあうと良い。
生きる為という真理を自己愛と錯覚して]*
― 食堂 ―
[周囲を見回せば、アリスの言葉の受け止め方は三者三様だった。
平静を保つ者>>102も、恐怖に震える者>>98もいる。
信じたい、というヤーニカの言葉>>91をぐっと噛み締める。
これからまた見るかもしれないものを、想像したくはなかった。
溢れだした疑いはきっと何もかも呑みこんでしまう]
……ごちそうさま、でした。
[そっと席を立ち、食器を台所に下げる。
食堂抜けて廊下へ出ていく途中、小さくなって震えるニイナ>>98の傍らに足を止め、少しためらったが]
ニイナさん落ち着いて、大丈夫ですよ。
きっと勘違いかなにかです。
ほら、目をつぶって、ゆっくり息をしてください。
[トントンと軽く肩を叩いてそういってから、その場を立ち去った。
ゆっくりと、礼拝室に向かう]**
[昼食を取る者の背景に隠れるようにして、掃除用具を取ってくる。
道中、鉈に裂かれた壁に立ちすくみはしたけれど、すぐさま虚空へと意識をやってやり過ごした。壊れたものを見ていよう。そして細かな破片を集めて、現実を見すぎないように没頭していた]
アリス──…?
[だったか。
マコトと共に「何かぼんやり呟いてる系」というお前が言うなカテゴリに仕分けていた少女が、夕食に皆集まるように言う。
『人狼なんていない』
去り際の言葉は、この間繰り返していたそれより重く響いた。
揺れる窓枠の向こうへ目をそらす。
風の音は誰かの声に似ているのに、やっぱり人のそばでは死者の幻影を見ることは出来なかった]
─ 夕食 ─
[食事を取らず、じっとアリスの話を聞いていた。
憑狼、占い師の来訪予定、それから──]
占い師……。
あの時の続きみたい、だね。
[狼がいるかもしれないから、森に近づいてはいけません。
ぶつぶつ幼子を諭して俯く。
ここに集まった者たちは、生き残りの人間ではないか。
牧師と同じやりきれなさを覚えたが、娘は占い師の生存は当然のように受け止めていた。
多くの能力者、特に占い師は命を落とすとはいえ、村ごとに状況は異なる。
それに、後発で目覚める者もいれば、失う者、……隠す者も、いると知っていたから]
/*
今回の騒動で目覚めようかと思ったけど、赤がアリス憑狼設定かも、に備えるとアリスの霊見て気づいたーは私がうっかりミスしそうだしなー……。
2dに正式にCO、どうやろう。
[否定するもの、怯えるもの、宥めるもの。
それぞれが受け止める中、男はぶつぶつと独り言ちる。]
人狼が人に成り変わるのなら。
あれは……いや……。
違う、違う。ちがう。
[けがらわしいと罵る醜い声。
村の占い師もまるで人が変わったように人狼だと名指しした相手を殺せと声高に叫び、そしてその死を願った口で処刑人を責めて立てていたのだったか。
結局、すぐに無残な姿に成り果てていたが。]
……床の具合心配なので見てきます。
誰かが転んだら危ないので。
[言うだけ言ったアリスが去り。
一人また一人と人が立ち去っていく中、男も誰へともなしに、どこか場違いのような日常の事を言って食堂を後にした。
頑ななほどにクリスタの方を見ようとしないまま。**]
― 廊下 ―
や、だから
[鉈を引き抜き眺めるマコト>>44に、どう言ったものか迷う。
彼が行ったことではないのか、何があったのか。
迷って言葉を詰まらせていると、たった今知った様な呟き。
その後続きがあったが、それでもパーツは余りに足りない。
けど、]
そ、すか。いや大丈夫すよ。んな頭下げないでください。
えと、釘なら届いた物資を置いてる部屋にあるんで、
[考え込んで云々なら自分にもあるから。
思考は流してしまうべきだ。常時考えている必要は無い。]
…その……マコトさん?
[意識を揺らしてる間に彼もぼうっとしていたらしく、声をかけたのとかかったの>>63のはほぼ同時。
ヤーニカが来れば>>65挨拶を返して、転んでしまったのには慌てながら、やるべきであった事>>17を思い出した。]
― 夕方:自室 ―
…あ゙
[やってしまった。
資料を置いた>>92と聞いて、部屋に立ち寄ってしまったのがいけなかった。読み耽って、気付けば昼が過ぎ、夕方だ。]
―――はー……ぁ、
[ニイナに昼前、
「キリクさんが、マイダの事を気にかけてほしい。っつって、ニイナと俺に。お前の負担にはならない程度でいいから、俺からも頼む。」
「それと、資料ありがとうな。礼言いがてらマイダに包帯と薬届けてくる。」
等々、言っておいて。深い溜息がつい漏れる。]
ん?ああ、アリスさん。
[今からでもと立ち上がると、ノックの音。鍵のない扉が開けば、アリスが食堂へ集まってほしい>>#2と。
何の話があるかも知らず、昼を抜いて鳴る腹を押さえ、食堂へ向かった。]
― 夕食後/台所 ―
[洗い物を終える頃には表面的な汗は引いたけれど、服はべたりと肌に纏わりついたまま。
修道服はこれ一着だけ。湯浴みがてら洗って、部屋の中で干すか。
明日までに乾くかどうか、かなり怪しいけれど。]
[火の消えたかまどの前で立ち止まり、自分を見ずに食堂を出たマコトの席と、交互に見つめた。]
炎は穢れを浄化する……。
[彼の言葉を反芻するように呟く。]
[自分が穢れている、などと意識し始めたのはいつからだろう。
それまでは、ただ生きるために必要なことをしていただけで。
きれいな人間にどれだけ軽蔑されても罵倒されても、何も思うことはなかったのに。]
[人狼騒動のときには、既に自覚していた>>0:97
ならばそれよりも前からか。
いや――騒動が始まってから、か。]
[なぜ。いつから。
疑問は洪水のように湧いてくる。]
[消えているとはいえ先まで火のついていたかまどの前にいたせいか、また額がじとりと汗ばんできて。
洗い流すべく、娘もまた食堂を出て、浴室へと足へ向ける。]
― 浴室 ―
[人目を避けるようにしながら脱衣室への扉を開くと、脱衣籠にはロザリオなど最低限のものだけ入れて、服を着たまま浴室へ。]
[ベールを脱げば長い髪がばさりと下ろされ、ローブを脱げば下には刻印と、今はもうだいぶ薄れている鞭の跡。
商品だから殺すつもりでさえなければそこまで強く叩かれはしないものの、やはり消えずに残るものも多い。]
……やはり水では穢れなど洗い流せないわ。
[床に置いた衣服ごと洗うように湯を被るも、消えないものを眺めながらひとり呟く。
それでも、消してしまいたいというように、手拭いで右太腿の刻印を、ごしごしと何度も擦った**]
/*
クリスタさんの、どう転んでも災厄とおいかけっこ感ハラハラ……。動きかた素敵だなぁ。
時々繋がらなくて消えちゃうのもあって、いつも以上に動きが鈍くなっちゃう……。
➖ 礼拝室 ➖
[この中に狼がいるということはもとより、結社が自分たち生き残りを疑っているという降って湧いたような話を未だ受け止めきれず、現実からの浮遊感を伴って礼拝室に入れば、降り続ける雨のせいで室内はぼんやりと霞んでいた。
白いクロスだけが薄暮に浮かんで奇妙に目立つ。
半ば手探りに燐寸を擦って、祭壇に立てた左右の燭台に火をつける。
小さな炎は四隅に闇を残して柔らかな光を投げかけた。
十字を切って跪き、見上げてもそこは空っぽだ。
目を閉じ、胸の内に祈りを探る。
やがて胸の下に手を組んで頭を垂れると低く微かに祈りの言葉を唱え始めた。
静かな声は窓越しの雨音にたゆたう。
開け放しの扉から流れ込むかすかな風に炎が揺れるたび、年季を経た壁や床に黒い影がゆらゆらと踊っていた]**
― 夕食:食堂 ―
んだよそれ、
[始まった話>>#3に食事の手が止まる。
漏れた言葉は結社へ、ではなくアリスへ向いていた。
力のある視線もその笑顔>>#4も、理解が追い付けば虚勢にしか見えなくて。頭が芯から冷え切る。
さっきの資料の中にもっと有力な能力者が居なかったか、どんな能力者なら憑狼を見つけられるのか、記憶を辿る。
この冷静ささえ、自分にとっての虚勢か。
それでも漏れた呟きが、誰かの耳に届けば、]
無駄…だろ、犠牲が出たら、
[それは、酷く冷たく響いたろう。
その憑狼が居る前提で思考は回っていく。回って、回って、空回って、何も思いつけないのがもどかしい。
食事の残りを流し込んで、目指すは、]
…そ、だ。
[資料、資料室、未だ持ち歩いていた包帯と薬。
繋がって、行動が決まる。
マイダの姿はまだあっただろうか、無かったとして追い付けただろうか。
声をかける事が叶ったのなら]
資料ありがとう、ニイナから受け取った。
その、礼っつったら変だけど、薬、抗生物質と、包帯。
ずっと巻いてるから、替えに。
[キリクの名は出さずにそう伝えて、資料室へ向かうのなら同行していいか尋ねただろう。**]
―廊下―
[穴が開き、無残になりつつある廊下の一部。
ランス>>113に教えられた資材の運び込まれた部屋に寄り、釘と金槌とロープを持ってそこへと戻ってきた。
そして早速、床の穴に用意されていた板をを打ち付ける。]
人狼。
また、また、ああなるのなら。
俺のやるべき事は……。
[耳鳴りのせいか鈍くも思考が回る。
また、目を逸らさなくてはいけないのだろうか。
釘はすぐに打ち終わる。
躓きそうな不自然な段差ができるが、本格的に本格的に直すには周囲を丸ごと引っぺがさなくてならないだろう。
ついでに余った板を柱にして、応急処置をした痛んだ床周辺にロープを張った。
それらの作業が終われば、鞘に納めた鉈を腰にぶら下げて、余った板と釘とを抱え、歩き出した。]
[アリスの言葉を受けて食も進まず散っていく面々を見るともなしに見送り、廊下へ出ようとしたところだったか。グサヴィエ>>121の声にはっと顔を上げる]
……ランスさん。
今日は行き違いになりそうだったから、ニイナに届けて貰えてよかったです。
[噛みそうだし、ニイナに合わせてランスと呼んでいる。
彼女とのやり取りから兄のような性分とは思っていたが、少し意外だ。
ぼんやりと刺青を見上げて気遣いに目を瞬かせつつも、申し出はありがたく受けた]
大したことしてないのに、かえってごめんなさい……。
はい、資料室に──良かったら、ぜひ。
少し、聞きたいこともあって。
[包帯などを自分で持とうと手を差し出しつつ、歩き出そうか]
──えぇと。困りましたね。
憑狼、なんて。
本当に次々人間と入れ替わってしまうなら、犠牲が出たら占いが信用できなくなっちゃう……。
[廊下での道中は言葉少なだった。聞きたい質問は、人前では憚られたから。
代わりに、ポツポツと先ほどのアリスの話について呟く。どこか追い詰められたような表情で。結社員になってからを想定するようにも、後の惨劇を仄めかすようにも聞こえたかもしれない]
― 礼拝室 ―
あれ、マコトさんいつからいらしてたんですか?
よろしければ、どうぞこちらへ。
[祈りを終え、ふと戸口から差し込む影が揺れたのに気付きそちらを見れば、いつのまにかマコトが来ていたらしい。>>123
何を祈っていたかと問われて、少し恥ずかしそうに苦笑しながら]
うーん、大したことじゃないですよ。
ただ、今日みたいな明日になるようにって、そんな程度です。
本当は当たり前のことなんですけどね。
…マコトさんは思い出せますか?
こうなってしまう以前は、どんな気持ちで毎日を送っていたか。
[ちらちらと揺れる燭台の炎を見つめながらそう問いかけた]*
― 浴室 ―
「これだから異端者は」
「平気で人を殺せるなんて」
「汚らわしい」
[刻印のある場所が赤く熱を持っても、娘は表情を変えることなく擦り続ける。]
「お前は家畜だ」
「平気で知らない男と寝れるなんて」
「汚い……」
[村で投げられた言葉が、貧民街で浴びた言葉と重なる。
貧民街での自分も、処刑を請け負った自分も、どちらも穢れきっている。]
[後戻りできないところへ堕ちてから、自分が穢れた存在だなどと自覚してしまったら、もう、生きていくことなどできないのに。]
「――――……。」
…………。
[ふと、脳裏にだれかの声が浮かんで。
娘の手はぴたりと止まる。]
…………痛い……。
[気が付けば手拭いは赤く染まっていて、太腿からは血が流れていた。
それでも、刻印が消えることはない。]
[修道服を絞ると、脱衣室へ出て、手拭いで太腿を縛った。
別の手拭いで髪の毛ごと頭を巻いて、バスローブを羽織り廊下へと。]
[浴室と脱衣室までの間に、血の跡を残したままで*]
/*
蝋燭に火つけたらマコトさんが釣rもとい会いに来てくれるんじゃないかと思っていたなど決してそんなことはない。
そして家の鍵を外に忘れたせいで箱到着が遅れたWW(ウッカリウルフ)が私です。
− 食堂 −
[昨日まで、いや昼までは歪であるが、それなりに
楽しい食事を過ごせた場所は、今や間も無く迎えるだろう
嵐の前触れの様な雰囲気になっていた。]
ニイナ。
[信じたいと喉の奥から絞り出し、燃え尽きない残酷な
幻影を追い掛けた自分を、怯える声>>98が引き戻す。]
大丈夫。大丈夫だよ。
アリスは、いない事を証明する為に話してくれたんだよ。
[彼女や周りや自分を落ち着かせるように
言葉にしても、消し忘れた火が燻ぶっている。
そんな感覚に気付きたく無くて皆を見る。]
[ニイナには声は届かなかったのかもしれない>>99
こっそりやればと言う呟きは聞こえなかったが、
同じ事を思っていた。
もしかしたらそこにあるものは
違うものかもしれないけれど。]
牧師様。
ニイナはお任せするよ。
[彼女を宥める牧師>>103を見ながら、少しだけ羨ましいと
思ってしまった。
ここでは自分が抱きしめてやらなければならないと
気を張っていた。
誰かに頼られる慕われるのは悪くない。
でもどうしても、頼りたい守られたいと思うのは。]
あたしも業が深いね。
[もっと必要だと思う者にこそ
手が差し伸べられるべきなのだ。]
マイダ……あんたも無理するんじゃないよ。
あたしも手伝えることがあったら言っておくれ。
あ、後で資料探させてもらうよ。
[もっと怯えるかと思っていたマイダは
意外と冷静だった>>106
ただ、何の続きなのか。
それを聞く事も想像する事も憚られる。
必死に楽天的に考えようとする思考を、赤く流れ、
赤く燃えた炎の幻影が呼び戻す。]
根を詰めないようにね。
[資料室で見掛ける事が多いマイダは資料室の管理者の
印象が強かった。]
[逆に1人の世界に籠り始めたマコトの呟き>>111が
気になった。
いつも落ち着いて見えた彼は、今もある種落ち着いていた。
アリスの話等無かったように、日常生活に戻ろうとする。
防衛本能のようにも見えるそれは、自分も覚えがあった。
どんな惨劇があっても、朝食だけは欠かさず作っていた。
食べる者がいなくなっても、その日常の行為が
自分を現実に繋ぎ止めていたから。]
そうだね。
怪我人増やさないようにしとくれよ。
[廊下を見てくると立ち上がったマコト>>112に
ひらりと手を振った。
まるで鉛の手袋でもしてるかの様に、自分の手が
重く感じて仕方なかった。]
キリクさん……。
は、はい。
すー……はー……。
[肩を叩かれながらのアドバイスに素直に従い深呼吸。
少し落ち着いたか]
その――ありがとうございます。
[幾分先ほどよりもマシになった表情で、彼が礼拝堂へ向かうのを見送った]*
[決してマコトが見る事の無かったクリスタ。
彼女は淡々としていた>>102
何も、何も変わらない様に。
修道女だからだろうか、それとも何か、一周廻って
冷静になったのだろうか。
昼の食事は美味しかった。
あの時の様に、この食事も美味しい筈なのに。
味が判らなかった。
きっと薄味か、口に合わない味で、彼女は食べないのだ。
そんな勝手な想像をしてしまう位、
彼女は夕食を口に運んではいなかった。]
後で、スープでも。
[そんな日常の続きの予定を立てながら、
ランスの声>>120に酷く安堵した。
ぎこちない声が動揺を伝えて来て、不謹慎だと思いながら
ホッと息を付く。
次の「無駄だろ」と聞くまでは。]
そうかもしれないし。
違うかもしれない。
もしかしたら。
どんな風に振る舞うかテストしているのかもしれないし。
[そんな馬鹿げた妄想を口にする。
アリスがそんな演技が出来るかどうかは判らない。
けれど、生き残った者として、彼女は嘘を吐いていない。
直感がそう告げていた。]
― 廊下 ―
ああ、俺も色々してる間に資料室行き損ねてたから。
[もう一度ありがとうと添えて、目を瞬かせるマイダ>>124に少し悩む。
彼の、キリクの名を伝えていいのか。自分を挟んだのだから、…どうなんだろうか。と。
かえってごめんなさい、なんて言われると]
あー……や、その、俺の自発じゃねえから、
あんま気にしないでくれ。後付けみてぇになったけど。
[結局歯切れの悪い返答になってしまった。
ともかく、預かった二つを渡して、]
よかった、俺も一人だと煮詰まりそうで。
…聞きたい事、俺に?
[聞き返しつつ歩き出す。まだ言い辛い様なら無理は言わず。]
― 自室 ―
[洗った修道服を干しながら。
いつも首から下げているロザリオを手に取って眺める。]
[裏側にはChristaと掘られている。
きっとこれや修道服の持ち主の名なのだろう。
当時はその名を頂くことに何の躊躇もなかった。
今は――……わからない。]
[未だ勢い良く窓を叩く雨は、ここから逃がさない、と言っているようで。
この雨だと、さすがに“彼ら”も此処へは来られないのだろうなとぼんやり考える。]
[今日はレーナの姿を見なかった気がする。
たまたま会わなかっただけだろうか。
社交的と言えない自分は、1日中会わない人がいる、なんてザラだったし。
不審に思うのは、明日になってからでいいだろう。
そう、明日になってから。]
明日も、これまで通りの朝が来るのかしら……。
[仕事の影響が抜けなくて、夜なかなか眠れない自分。
朝食時になってから起き出して、またニイナに心配されて。
彼女がランスと仲良さげに話している様を、自分は目を細めて見つめるのだ。
マイダは変わらず自分を敬遠気味で、そしてその自分はキリクを敬遠して。それでも少しずつ、対話らしい対話をできるようになって。
ヤーニカが作るアップルパイの手伝いをして。
そして、――――]
…………。
[傷の舐め合いなのかもしれない。
それでも、今まで経験したことのないような日常は、決して嫌いではなかった、と思う。]
……どうせ眠れないのだもの。
[ロザリオを机の上に置いて。
バスローブの娘は、部屋の扉を開けた。]
[足を向ける場所は、
これまで決して近づこうとしなかったところ――*]
[皆それぞれ動き出す。
いや何かから逃げるように、立ち向かう様に。]
後でその憑狼とか、占い師について調べておかないとね。
[本当は結社員が来る前に頭に叩き込んでおく内容かも
しれなかったが、嫌でも騒動を思い出させる事に
手を伸ばすのは拷問でもあった。]
アリスはどうやって占う気なのかね。
それもこの人数。
一度に全部とか……そんな便利な能力は無いか。
ただのテスト、であってくれないかね。
[未だ有り得ない可能性を夢見て、仕方なく席を立った。
資料室に行く前に、騒動の後から祈る事を止めた
場所へ足を向けてみようと思い立つ。]
/*
クリスタごめん挟んだ!
にしても
さーびす てんぽらりりー あんあゔぇいらぶる
から抜け出せないの巻。ひらがなで書くと間抜け。
− 礼拝堂 −
[食堂への道程ではあまり気にしなかったが、
今は妙に足首と腰が痛む。
これでは逃げられない。]
……あたしは何から逃げようとしてるんだろうね。
[少なくとも死からは逃げ出したい。
では死を齎す存在は何なのか。
神では無い、目に見える何かなのは違い無い。
一気に考える事が不吉な方へ不吉な方へと
流れている事に気付いて頭を振った。
纏めていない髪がうっすらと汗を掻いた肌に張り付いて
不快感を増していく。]
身を清めるのが先とか言うのかね。
こんな歳食った女にそんな慎み深さを求めてもねぇ。
……?
そうです、か? でも、ありがとうございます。
[濁された返事>>139に、ぼんやりと首を傾げた。
キリクのやんわりとした眼差しに気付かないから、素直に受け取る]
「テスト」が来る予定の結社員の思惑なら、いいんですけど。
私も、アリスがそういう事するようには、思えないんです。
[ヤーニカ>>131にこくんと頷いてから、続いたランスへの言葉>>137を思い出した。あの笑顔が胸に刺さって、普段のようにふわふわと目をそらしていられない。
それに、嵐の間は狼も結社員も辿り着けないだろうから、何人かの人間証明を済ませておけば理不尽な扱いはされないのではないか、と言うような話をして]
占いは……手を汚さなくても使えるから。
なんとか、生かせる手立てがあるといいんですが…。
[虚空へとさ迷わせる視線は、いつものように何かを見つめはせずに。少し遠い目をして、資料室の戸を開ける]
─ 資料室 ─
椅子でも何処でも、お好きなように。
[受け取った包帯などをまとめて置く。
新しい資料群から、走り書きを取り出して机に置く。
グサヴィエとニイナの村を訪れた結社員のものだ。生き残りたちの騒動については生々しくて読めていないが、整理の時に目を引いた一行は覚えていた。
グサヴィエ・ランスの名の後に線で消された、霊能者の文字だけは]
……聞きたいこと、この事について、なんです。
[聞いていいものか迷っているから、強いることはせずに
うかがうようにグサヴィエを見た]
何か……客が多いね……。
[礼拝堂に訪れる者を客だと言ってしまう自分に
苦笑しつつ、小声だが1人では無さそうな人の気配に
入るのを躊躇った。
別に何か悪い事を祈りに来たつもりではないが、
牧師の顔を見て安心したかったと言うのは
どう取られるだろう。
あの牧師の事だから、平等に笑って迎えてくれるだろうが。]
後で良いか。
[くるりと軽やかでは無かったが、元来た道を返り、
べたべたになった肌の汗を落とす事を優先しよう。
髪が乾いたら資料室へ。
その後に礼拝堂へ向かおう。
日常と非日常の優先順位を無視して、浴室へ向かう。
そこに非日常の血の痕>>128を見付けるまでは
まだ平静でいられた。]
― 礼拝室 ―
クリスタさん、服……着ましょうか……。
[戸口から現れた姿>>151に一瞬唖然とする。
彼女がこの部屋を訪れたのは、初めてではないだろうか。
しかし、なぜ、その恰好で。
けれど、布一枚に体を隠したその恰好が受難者のようで、追い返すことも躊躇われた。
不謹慎にも、美しいと思った。
普段はフードの下に隠された青銀の髪が顔の輪郭を覆い、まるで光輪のように淡く輝いて見えた]
ちょっとさすがに目のくす、もとい毒なんですが……
ええと、特にその恰好である必要に迫られて無いのなら、これ、着ますか?
[祭壇のそばに畳んであった白いアルバを取って、目を逸らしながらそっと差し出す。
頭から被る形になっているから、この場で羽織ることも出来るだろう]*
―― 夕食終えて ――
……そうだ、行かないと……。
[夕食を終えれば、皆それぞれの場所へ行っただろうか。
私も、自分のやるべきことの為に、一人嵐の中を資材小屋へ]*
− 脱衣所 −
[着替えを取りに戻って浴室に向かう道は
いつもより少し長く時間が掛かった。]
これは足を挫いたせい。
歳のせいじゃない。
[自分にぶつぶつ言い聞かせながら脱衣所に向かえば。]
ひっっ。
[抱えた着替えとタオルと共に床に尻餅を着いた。
赤い赤い痕が、儚い幻想を打ち砕くように床にあった。
それが誰かのものかとか、怪我をしている等と
心配する余裕も無く、手にしたタオルで赤い痕を
拭いていく。
乾き掛けた赤は完全に拭い切れずに、
線を床に広げる事になった。]
なんだよ。
なんなのよ。これ。
止めておくれよ……もう、血は、嫌なんだよ。
[流れる赤は思い出させる。
記憶に新しい村人や客達の命の赤と。
お腹から消えていく温もりの赤と。
どれもこれも大切な赤だった。]
お願いだから消えておくれよ。
こんな痕。
[自分でも嫌になる程、喉が苦しくなる。
完全ではないがやっと薄くなった血の痕に、
頭が漸く追い付いた。
こんな血を流してるのは誰だろう。
怪我なら手当てをしなければ。
だが震えているこの手で今出来るだろうか。
誰かに声を掛けると言う事も浮かばなかった。
何も、いや、一つだけ浮かんだ思いを抱えたまま
風呂に入る事もせず、血塗れのタオルと
着替えをそのままに、痛む足を引き摺って部屋へと逃げ込んだ。]
[張り付いた血を見ると、何故か思い出す。
助けたあの娘はボロボロだった。
あの娘は元気だろうか。
そして、何故クリスタを思い出すのだろうか。
混乱しながらも震える体を抱きしめながら、
何も無いように明日を祈り、嵐が去るのを待っていた**]
いいえ、それは服ではありません。
それは自分の部屋など一人の場所で着る服です。
あ、服ですね……
[相変わらず目を逸らしつつ、彼女が着替えるのを待つ。
3年前の自分ならガッツリ見ていただろうが、いまここでそれをすると何かに負ける気がする。
布ずれの音が止んで、やっと彼女に視線を戻した]
…なんだか絵に描かれた天使のようになりましたね。
ああ、そうだ。
マコトさん。
[はっきりと呼び掛ける]
それが何か私にはわかりません。
ですが、あなたも確かに何かを願っている筈です。
もし欲しいものが何もないのだとしたら、なぜあなたは今も生きているのですか?
[一語一語を諭すように語りかける]
クリスタさんも、何かを祈りたくなったのなら、いつでもここは開いています。
けれど、無理強いはしません。
ただ私は、自身を見つめ、何かを望みたいと願いを探ることもまた祈りだと思っていますよ。
[そう言い終えた]*
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