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― 台所 ―
[料理に集中したいのに、雨音がうるさい>>#0
否が応でも窓の外が気になってしまうじゃないか。]
……随分遠くへ来たのだもの。
来るわけがない、とは思うけれど……。
[自警団に見つかって捕まれば、貧民街に連れ戻されて処刑される。
ここは結社の庇護下にあるとはいえ、絶対にここまで追ってこられないとは限らない。
結社によって人間であると証明されれば、自警団に追われる理由はなくなる。
自警団は「人狼の」娘を追っているのだから。
だからそれまでは――]
…………あ。
[考え事をしていたら、オムレツに使うつもりだった魚が少し焦げてしまった。
雨に叩かれる窓を小さく睨むが、焦がしてしまったのは自分だ。責任を取ってこの部分は食べよう。]
― 食堂 ―
すみません、ランスさん。
いきなりで申し訳ないのですが。
[雨音の騒々しい窓辺でコーヒーを啜る男>>15にそういって差し出したのは、定期的に補充される物資>>142にあった、包帯と抗生物質だ。
噛むのも失礼だとおもい、いっそ潔くラストネームを使っている]
マイダさんの傷の状態、見てやってもらえませんか。
ここと…ここに、衛生面を考えると、包帯を替えたほうが良いと思うんです。
[そういって、自分の首と肩、左腕までを指さした]
あなたと、ニイナさんに。
筋違いな頼みですが、彼女のこと、お願いできませんか?
[活気を取り戻しつつあるニーナと、その支えとなっているらしいランスが、未だに逝ってしまった者達との会話を繰り返す彼女を引き戻してはくれまいか、と淡い期待も込めて。
にこにこと差し出した包帯と薬は受け取って貰えただろうか?]**
[泡立てた卵に火を通す。
余計なことは考えずに集中しよう。
パテとサラダを前菜に付けるのもいいだろうか。
デザートには果物をふんだんに使ったパイを……]
[“仕事”をしていた頃から、食事を作ることは好きだった。
作っている間は叩かれることもなかったし、“家畜”である事も忘れられる。
そして――もっと別の理由もあるのかもしれないけれど、娘にはそれが何かわからなかった。]
[食事が出来上がる頃には、きっと時刻は昼食時だ**]
ん、ああ。どうしたんすか?キリクさん。
[顔を上げた先にいたのは、牧師>>17。
物腰の柔らかい印象が悪くない彼が差し出したのは、包帯と薬で。
残りの珈琲を飲み干して窓辺へカップをおけばそれらを受け取る。
ファーストネームを噛まれるのは、よくある事だ。]
俺でいいなら、わかりました。
ずっと巻きっぱなしは確かに良くないすね。
[指さされる位置をマイダに当てて思えば確かにと頷く。
その続きには幾らか表情を落として]
あぁ…はい。ニイナにも声かけときます。
つっても、何かできるかって言われたら、わかりませんけど。
[あればかりは、お願いされて直ぐどうこうできるとは思えない。
けれど気にかける位なら、そうする間に少しずつでも良くなれば、そうは思う。]
あ、そうだ。
あの雨で予定潰れたんで、何か手伝える事とか他にないすかね。
特に力仕事とか、あったらやりますよ。
[身体か頭かを動かしていないと、立ち止まって動けなくなりそうで。
だから訊いてみる事にした。勿論先ずはマイダの事だが。**]
―― 嵐の気配と共に ――
[嵐の気配と共に何かを感じた。
惨劇の記憶と共に心の奥底にしまっていた感覚]
……おにい、ちゃん?
[騒動では兄が人狼であった。少なくとも私はそう思っている。
この嵐の中で、兄と同じ匂いのようなモノをほんの少しだけ感じ始めていた]*
―― 回想:17年前から10年のとある村>>0:114>>0:115 ――
[最初は怖い人?と思った。
だって、ずっと包帯をしているんだもの>>114。
案の友人だからと言って、最初は兄の背中に隠れてみるのが精いっぱいだった]
おにいちゃん……あのひとこわいよ……。
[少し怯えながら言った言葉には、兄の困ったような声でたしなめられた事を覚えている。
そんな事はないから安心しろ、って。
私は、それでもしばらくは不安だったけれど、兄の背中からずっとランスを見ているうちに怖くないのかなと思い始めて、最終的には兄とランスの後をずっとくっついているような、それくらいなついて行った]
/*
ああああああああああニイナさんとマイダさんだけはああああ
子供は辛い…とても辛い……
ううん、ニイナさんこんな頼りない狼だけどよろしくね
いや、ここは前向きにランスさんにターゲット☆オンだな。
最終日進行なら、3dランス噛み→4d▼or▲ニイナが良いのだろうか。
そして計算間違えてた、最終日は4dか。
―― 廊下 ――
[どこか雨漏りしている所はないか見回っている最中、今日のマイダの様子を考える。
見えない誰かに話しかけているのはよく見かけているけれど、私に何かできる事はないだろうか。
いつも話しかけてる人物はきっと近しい人物か親しい人物だったのだろう。
そう言った人がいなくなった経験は私にもあるのだから、その気持ちは少しだけでもわかってしまう]
――あれ?
[そういえばそろそろ結社員の一団がやってくるらしいけれど、嵐になったならどうなるだろうか。
雨の中に紛れて、何か妙な予感がしたけれど、ふとそんな疑問]
――お兄ちゃん。
[今は亡き兄。村を騒がせた人狼の一人だったかもしれない存在を思い出し、表情に暗い影を落とした]*
/*
<これランスさんフルボッコフラグじゃないですかヤダー
自分用メモ:
@ニイナさんが狼と対等な狂人or可哀そう系狂人のどちらを希望しているか見極める。
A赤窓はできるだけ断定口調で、躊躇いや疑問は極力しない。吊られendを目指すうえは、ep で赤窓が公開された時に、後味が悪くならないように。
― 食堂 ―
ああ、ありがとうございます。よろしくお願いします。
[包帯と薬を受け取って貰えれば>>19、ほっとしたように表情を和らげた。
目つき、言葉づかい、顔を覆う入れ墨と、一見近寄りがたい要素も持ちながら、実際のところ彼はそう悪い人間ではない]
ええ、私も何ができるかは分からないのですが……
ただ、彼女が誰かに頼りたい、となった時には、縋る相手がいてやってほしい、と思うのです。
[それは彼我の最大の違いかもしれない、なんて思う。
ただ物柔らかなだけの自分とは違い、彼には信頼したい、頼りたいと思えるような、優しさの奥に強さの芯があるのだろう]
ふふっ…あなたは意外にいい人だ。
実はあなたのこと、もっと粗野な人だと思っていました。
あなたのような人にこそ、人は閉じた心を開くのでしょうね。
綺麗なごとだけではないと、苦しみも後ろ暗いことも纏めて受け止めてくれそうに思えるから。
[たとえばニイナのように]
[しかも面倒をすんなり引き受けてくれただけでなく、更にこうやって人に手を貸そうという]
そうですね…礼拝室の祭壇に十字架をしつらえたいのですが、1人では難しそうです。
今日は木材を伐りに行けそうにないですが、お時間のある時に手伝って頂けるととても助かります。
雨漏りも気をつけないといけないですし>>10、修繕が必要なところも何箇所かありそうです。
あとは…そうですね、ヤーニカさんが特製アップルパイを焼いてくれる気がします。こう、故郷の味、というか、懐かしくて優しい味で本当に美味しいんですよ。
とはいっても、台所の手は十分ありそうです。
[一つづつ思い浮かべながら、最後はだいぶ仕事とは関係の無い話になってしまったが、朗らかにそう伝えた]**
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