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[星の数を口にする影居。
それを己の見たものの記憶と照らし合わせる。]
ええ。
見立ては同じですな。
九ツの星のなかに、恐らくは
性質の違う“見る”ものがひとりずつは居るでしょうな。
どの星がそう、というのは分かりませんが。
[顎に手をやり、付け加えた。]
はぐれ識を?
[眼を一度瞬かせて。
眉間の皺は変わらないものの、眼が輝いているようすにすこし笑む]
なるほど、その気持ちは分からないでもない。
捕らえられたまま、まだ開放はされていないのでしょうから。
[恐れる気持ちゆえ、致し方のないことなのだろうが。
屋敷のものに聞いていたところ、
門の前が騒がしくなった。]
――おや、橘中将さまもお着きか。
[白鳥の式神が大きな木の上で鷹をじっと見ている。]
あちらから来るのは――いつぞやに見掛けた薬売りでは無いか。
[なんとなく袖の中に手を隠し、
箱を背負った禿のものに歩み寄った。]
もし。
薬売りと見えるが、そこな屋敷へ商いか。
[箱を背負い、傘も背負い。
ゆっくりとした足取りで。
近づくにつれ強くなっていく陰の気。
小さく息をつけば、禿の髪を掻きつつ]
…酷くなっておるのか?
[ぽつり、呟くも。足を止める事はない。
足を止めるならば、自身の言葉ではなく]
ええ。確かに薬売りですが…
商いもありましょうが、どちらかと言えば噂、でありましょうか。
嘘か真かは分からずとも。話を聞ければ御の字でございましょう。
[此方へと歩いてきた者にそう返すと顎に手を当て。
ゆるりと屋敷を見やった]
…白い鳥……
[庭先に止まっているものは式神か。以前鷹が襲ったものと同じ姿。
それはおそらく白藤のものだろう]
…いるのか、奴も。
[翡翠はこの妖気をいくらかも防いでいるのか。
とりあえず屋敷の中に入れば彼ともであうだろう]
ほう。
恐らく薬の入用はあるまいが。
[薬売りの言葉にすこし興味を引かれた]
噂か。噂の内容へついては大方の予想はつくが。
して薬売りが噂の真偽を確かめて如何するつもりだ?
たしか先日もこのあたりをうろついてたろう。
おや、其れは残念ですねぇ。
なれば、屋敷の主が消えたと言うのは真でありましょうか。
[男の言葉を聞けば、視線を戻し]
さて、ね。
私は流れの薬売りです故。
そういう話には、少々敏感なくらいが丁度良い。
[ふふ、と小さく息を漏らせば。
眼を細く頷いた]
よく覚えてますねぇ。
確かに其処の屋敷に居た兄さんと世間話をしておりました。
[橘が現れたなら、丁寧に一礼する。
影居は常どおりに対応するだろう。]
お勤めお疲れ様、ですかな。
[と、先刻謂ったのと同じ様なことを口にして]
まことのことだ。いずれ知れようが。
[袖から出ている手を顎に添えた]
……商いの種とする、か。
逞しいことよの。
……私は屋敷での事件に関る方に遣えて居るのでな。
出入りのものの顔を覚えておいて損はあるまい
誰が何処で係ってくるか知れたものではないからな。
それに……その背負いものは目立つ。
…面倒が起きたな。お前らも御苦労なことだ。
[最近眉間にしわが出るようになったのはこの影居のせいだと思う]
大殿の件は聞いた。天文官からもな。
お前たちはここで何をしている。大殿の死にざまは見たのか?
いやいや…
知らぬのと知っているのとでは、知っている方が断然良いですからねぇ。
教えてくださってありがとうございます。
[小さく笑えば緩く頭を下げる]
成る程…だから事について詳しいのですか…
本当は其処の屋敷にいた兄さんに話を聞こうと思っていたのですけどね。
この屋敷に入るか否か、少々迷っていたのですよ。
[こめかみを指で掻くと緩く首を傾げ]
…こればっかりはしょうがないとしか。
薬売りが売る薬持ってないんじゃ、話になりませんからねぇ。
もう少し、軽くなれば良いのですけど、そうもいかないのが。
[橘の眉間の皺を見て、
何か思ったように影居のほうへちらと視線を向け
薄笑みのまま眼を閉じ]
いえ――
おれは面倒へと足を踏み入れるのはいつものことですから。
が、今回の面倒は本当にただごとではありませんな。
[言葉の端に常にはない重みがかすかに滲んだ。]
影居さまは此方の調査にいらしたので。
……おれは、雇われておりますからな。
呪が決壊したからといって勝手に逃げ出すわけにも行きますまい?
[否、騒ぎに乗じ去った陰陽師も居るだろう。
白藤は自らの信条に従って此処にいるのだが
それは誰に謂うべきことでもない。]
大殿さまの死に様は―――
[頷く。揺れる翡翠]
ええ。見ましたとも。
酷い有様だ。死に際のあれはもはやひとではなかった。
獣のにおいと、濃い呪いと祟りと――怨が渦巻いている。
死んだのではない、……殺されたのですな。
[僅かに滲むかげ、隠すように眼を伏せた。]
望まれるならば、ご覧になれますがどうしますかな?
それがお前の商いの道具とあれば仕方あるまい。
身を立ててゆかねばならぬだろうから、
切って切れる縁でも無かろうよ。
……兄さん?
…………這入るか?
這入っても善きことなどはひとつも無かろうが――
影居は調査か。この後陰陽寮からいやというほど依頼がくるのにな。御苦労なことだ。
私が聞きたいのは大殿がなくなった後に何か処置などはしたか、だ。白藤、お前の居る理由はもう聞いている。
天文官より四辻の呪、羅生門の凶星、それに関係する九曜、見解があった。大殿も何やら深い縁にとりつかれていたともな。
このことにそなたらの見方と似るか異なる点はあるか?
大殿はまだ動かしていないのか…。
お主の翡翠も他人の魔は防げぬものか。しかし…
[祟り、呪いは陰陽寮の天文博士と似た見解。しかし獣臭いとは何事か]
なにやら呪い、祟りを背負った獣でもいたということか。
とまれ大殿にはお会いしよう。案内せよ。
さて素性も知らぬ薬売りだが
よきものもよからぬものも集まるとすれば
素直に導いて影居さまに見て頂いたが得策か?
中将どのも居られるから、
何かあれば鷹が嗅ぎつけようか。
ええ。重くて切れませんねぇ。
[ふふ、と小さく息を漏らす。
しかし、続く言葉には一つ瞬きをして]
…良いんですか?
良いなら…兄さんもいらっしゃるだろうし。
残っている方々に薬を売る事も出来るやも知れません。
[そう言うともう一度屋敷の方を見やり]
…流石に、大事にはならないでしょう。
白藤の兄さんは陰陽師、ですしねぇ。
調査が入るという話でしたからな。
動かしてはおりません。
[屋敷のほうへ体を向け、一歩進み]
翡翠か……其処までの力があればよかったのですがね。
承知しました。こちらです。
[手を差し伸べて、歩みを進める。]
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