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[頬に触れる。まだあたたかい。
力抜けて重い体を起こしてやる。まだ、あたたかい。
ぐたりと自分に寄りかかる不安定な重み]
とう、や―――――
[まだ、あたたかい]
[ぞわり、と背筋をふれわせたのは、人ではない声]
…僕が死ぬ、か……それともこの街が、死ぬか…
[うつむいたまま呟く。
少しだけ*沈黙*]
[声は届かない]
[手も届かない]
[眺めることしか出来ない]
[もう、動かない胸が痛む]
[否][心が、痛い]
[生きて欲しいと、願う]
[…謝るな、と言われれば、頭を掻きつつ]
そう言われると、私が困ってしまう。
…謝るな、と、言われると、ねぇ…
[ふふ、と小さく笑えば]
何、私が生きていたとて、其れこそ亡霊の様に生きるだけだったでしょうし。
兄さんが…気にすることは、無い…よ。
[先ほど言っていたこととは、相反してしまうのだが。
やはり、弱った様に言うのだった]
[汐を見たまま、数歩歩み寄って]
[矢張り困ったような顔をして]
[自分の項に手を遣るしぐさ]
―――……謝るのは、おれだしな。
[うまくやれなかった]
[及ばなかった]
[ただ糧となっただけで]
[都は最早]
[うらみの闊歩する]
[渦の中]
[鬼どもの群れを為して歩く只中]
いやしかし。
かつて私が刃を向けた折には、
その身を差し出さんとした宮さまのこと。
案外、京のため身も心も投げ打たれるやも知れぬなあ。
また、あの穢れなき心のうちに鬼の棲まう余地あらば
鬼道へ身を投ずることもあるやも知れぬ。
さて、いずれにせよあの方のお考えなど
到底私には及びもつかぬ。どうなることやら。
それに。
桐弥が側へあるのなら、奴が邪魔立てするかも知れぬ。
[桐弥は死んだ、と言う声がある。]
[楽しげな笑いがあがる。]
ほう。
どうなることやら。
[二度、呟く。
かつて識であったものの去ったほうを見た。]
明輔というものに会ってみたいものだ。
[既にあれは我等が仲間、と言う声がある。
蟲ともまぐおうた、と言う声もある。]
ほう。
[鬼の群れから離れてゆこうとしたとき、
何処ぞで衣の裾へでもひっかけて来たものか、樹の葉がはらはらと舞った。
見れば、血で文字が綴ってある。]
おう。随分と熱心なことだなあ、恒仁よ……
[せせら笑いに似た笑みを浮かべ、その文を懐へ仕舞って進んだ。]
[その姿。二つ、目を閉じ、座る様は若宮様と呼ばれたる季久に礼を行っている風にも見え。
白き面は穢れを纏い、陰気を周囲に漂わせ、廃屋の温度は夜以外の理由でか寒さを感じさせる。
広がる墨色の衣、端はガチガチと音立て蟲が哂笑溢し蠢く。極彩色の輪は奇怪に歪み、朧に闇の中浮かび上がる。]
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