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[おとこと同化していたあの犬の呪が 他 様々な呪] [あか][くろ][透き通る むらさき] [見えるものの目蓋の裏 点滅する目眩に似た 毒]
[ 怨 …── 渦をえがき、][剥がれ落ちる。]
[怨念の池が廊下を滑り 庭先に広がり ──… ぼこぉり]
[ぼこぉり] [もはや、犬の形状止めぬ それは] [巨大な球形を成し、花山院の屋敷の真上に、不吉なくろい星のごとき姿を晒す────]
[そして、怨の目は] [ぎょろり] [羅生門を向き──]
[うぉおおおおん] [怨] [怨] [怨] [Won oh AAAAAAァアアアアアアアアア アアアアアア] [怨]
[もはや、犬とも人ともつかぬ咆哮]
[黒球がゆれ なまぬるい風にたなびき] [千切れ]
[低い空を漆黒 黒雲で覆い ──羅生門へと 吸い寄せられるようにながれていく。]
[帳、真言の檻に囲い閉じ込められた 銀の狐と
墨染め法衣のおとこの間に、どのようなやり取りがなされたのか
──今は分からぬ。]
・・………
[おとこは、穢れに染まりたる痕跡 澱みの残滓を銀の毛皮に見いだすか。あるいは、部屋に残る藤の花のかおりに、獣が随分と熟れあまくなってしまったと、かなしむか。またひそやかに眉を寄せながらもわらうか。くちづけるか。]
[すべては空白で埋まり──*暗転*。]
[──何時しか羅城門のなかは、
無数のざわめき、
叫(おら)び、呻き、呟き、囁き、嘆き、
怒声、罵声、慟哭、嗚咽、
溢れかえり、響(どよ)もすそのただなかに座すは、
黒白の式、
──── 否、
今や、無数の色が肌(はだえ)犇めく、極彩色の、]
[「向う側」ではどう見えるのかは、おとこには知りようもなく……何故ならおとこは霧が結ぶ映像を見ては居なかったので……ただただ、この深い闇の中に渦巻く気を感じていた。
このみやこに満ちたるあらゆる怨みが、
虚ろなる巨(おお)いなる器に引き寄せられ、吸い込まれ、呑み込まれてゆく、]
[その激流]
[────……]
[怨み]
[彼方より]
[狗の吼えこえ荒々しく 通り歩くもの共 おそろしと逃げ惑い]
[蝗(いなご)の如く空ゆく黒雲 羅生門を潜りて中へ入れば]
[塚の周囲を包み込み 内へ内へと吸い込まれてゆく]
[ 低い 幾つもの哂い声が羅生門の中 響き合う
きちきち 蟲が蠢き 声 は さかしま 憎々しく 喚(おらぶ) ]
[ 禍ツ星 …こごつ ]
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