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(知っているが、そんなことは在り得ない。じゃあ何で知っている)
[足音を忍ばせて上は廊下になっているだろう下を進んで]
[それを見つけた]
(……この、庭だ)
[正確に言えば、見る景色は微妙に違う。石の場所や樹木の高さも、咲いている花も。
それでも、確かにそれは、記憶の庭だった]
(後は、あの男に会わなければ。見るだけでもいい。でも、もうここにはいないのかもしれない)
死は、欲しくない。
[呟く]
生きてほしいんだがねぇ。
[眉を寄せ、苦い笑み。]
汐、
おまえをそんな風にしてしまったのは、おれかい。
おれは、
おれを、
憎むか な 。
[――猫が、鳴いた]
[桐という字は、ただの庶民である自分には高貴すぎるものだった。『とうや』と呼んだのは母だったが、つけたのは父らしいと聞いた。
『桐の弥(きりのあまね)』と呼ばれたのはただ一度。母はそんな名はいらぬとそれで呼ぶことは無く、けれど名ではない『桐』の字は残したまま]
[人がいないのを確かめてから、顔を出し、その場所がなんであるのかを確かめて、名残惜しそうに、*その場を後にした*]
羅生門の闇の中 小さく泡立つ音が聞こえる
不気味 茸が生えるように闇の中鎌首を擡げる影
し ゃ ぁ ぁ
息を吐き出して
のったりと胴体を地に這わせて
鱗が擦れても音すらせず
始めは五匹 ついで二十を 五十を 百を越え 蠢く様は濁流
互いに身を擦り合い 一匹の生き物に凝結するごとく
白藤の下へ四方八方より襲い来る
おかし 喰らい 怨 に取り込まんとするごとく
或いは 京覆うものの一部が 白藤に対して赦せぬ怒りを擁いていたのだろうさ 大殿への怨 結実するを遅れしをば
濁流にゆるゆると呑み込まれ
忘れられた古池 掃除されず腐敗の極みに辿りつき ねばねばとした粘液や蛙の卵 蟲の卵浮くだけの池
身を這う感触はさながらそのような池に呑み込まれたようなものだったろう
平面より少しでも盛り上がった部分は 蛇の口がかっぽりと咥内に引き入れ
穴という穴は 蛇達が棲家と定めるばかりに 身を潜り込ませる
蛇が潜り込むのは赤い場所よ 突き当たりに辿り着けば 幾らかは行きつ戻りつを繰り返したろう
それも 池を覆う薄氷
下から上から破られて
嗚呼 その軟体動物 大きな蛭(ひる)や大きな蛆(うじ)のように艶かしく動く舌は蛇に噛まれて食い尽くされる
灯を見るための二つの球は 中の芯をば なくして 怪異――滑り込み 再度 太陽を見ることあたわず
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