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[赤黒は肌の下に吸い込まれ 破れた衣から覗く肌に 新しく萌黄色の徴が浮かんでくる]
[此方からは敷布の下の顔は分からず
茫とした湖(うみ)の目を向け ゆっくりと頷いた]
[霞の鏡を振り返る。
そこには羅生門に集まる縁の人達]
…私はもうお前たちに未練はない。
好きにするがいい。見届ける気もありはしない。
まだ鬼にはなりたくないからな。
[霞の鏡は見たいものを写しはしないらしい。
父のいる左大臣邸、姉のいる後宮を拝し]
…父上、姉上。どうかお健やかに。
智鷹はそれを望みます。どうか来世にまたまみえんことを。
[一礼し、踵を返して]
どうせ…兄さんも居らぬ。
橘様も。師輔様もお亡くなりになられてしまった…
此処には。悲しき思い出しか残されてはおりません…
[嗤う男を見ていたが、視線を白藤に落とせば]
捨てれれば…どれだけ、楽になりましょうか。
ですが。
私は…捨てれはしません。きっと。
ずっと、引きずる…
だからと言って。
私が。己で死ぬことは…
[そう言うと、黙って。立ちつくした*]
そうだな。酒か。
そいつがおれにはちょうどいい。
――ん、謝ったのもおれが勝手に思ったことさ。
[わらう。]
……見届けるしか、ないからねぇ。
もうちっと、いろいろ話したかったが。
[嘆きを。痛みを。鏡に触れた手を握り締める]
鬼になりたくないなら、そうかもな。
……まただれか、此方に来てしまうんだろうか、な。
…せめて。
せめて嘆けばよいものを。
辛いとは、おもわぬのですか?
[敷布の下から、そっと見上げるのです。]
わたくしは…
あなたのそんな姿を。
そんな役目を…見ているだけで、辛いとおもうのです。
この身を満たす 犬の怨みも痛ましいけれど
…汐どのの、静かな言の葉も
わたしを痛ませる。
兄は、汐どのを気に入って居られたようだった。
この様に、怨みと共にあるわたしなどどは、会わぬがよろしいが──
又、星星のごどく 澱みの中で巡り会うでしょうなあ
[声だけが、独経のごとく低く 響く──]
[もう霞鏡を見ることはない。
そのまま、歩みを進めて]
…誰が来ようともう関係ないな。
お前はその誰かを迎えてやるといい。
あぁ、桜はどこにあっても美しいな。
躯埋めるなら桜の下と望むよ。
[もう供となる鷹も、笛もない。未練も恨みも何もかも。
最後にふ、と笑うとそのまま、姿は闇に溶けた──*]
[あかき霞、薄く揺らぐ法師の腕に、
手を伸ばさんとする若宮に、]
──季久さま。
[名をひとつ、常と同じくやわらかな声で呼ぶのみで、止めはせず、]
──あなたが約束を守ろうと守るまいと、
私を愛そうと憎もうと、
もう良いのです。
あなたに出会うて影居の生は報われた、
生きていて良かったと、
あなたがこの世に在ることが嬉しいと、
一度でも思えたのだから。
…・・若宮さま
わたしと、こちらに来られますか…?
[ささやく]
[琴をつまびく若宮のけがれなき雪花石膏の 細ゆび
触れたたは、犬の呪と混じりおうた 毒の滲む、おとこのゆびさき]
[寄り添う恋人たちを引き離し 汐、桐弥、鳶尾、そして影秀のこころを、影居に味あわしめんとするか。] [怨…──]
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