人狼物語(瓜科国)


156 The Nightmare ─百鬼・咲麗─


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【墓】 流れ者 ギルバート

――勿体ない話しだな。

手土産にか、おれのなんかですまないが。
……たましいも人のありさまを遺してるんだな。

[汐、とその名に鏡を見つめ]

……なに、減るもんでも無し。

[薄笑み、だがふとそれは淡く消え
泣くかんばせを見つめ]

……

( +47 ) 2008/03/27(木) 22:20:08

書生 ハーヴェイ

─羅城門─
[──あまやかな一時は過ぎて。

想い人から身を離し、未だ白藤の骸の前に屈み込む人影に視線を移す。]

季久さま。
白藤という流れの陰陽師をご存知か。
死んだ大殿の邸に居た。

( 159 ) 2008/03/27(木) 22:22:40

吟遊詩人 コーネリアス

[胸苦しさに荒い息をつくのです。
未だ気分は優れぬまま、正体を隠しきれぬまま、
彼の法師の思いが篭められた、その帳の中へ隠れているのです。]

…あなたも、何故?

[赤い髪のあの従者なら、もしかすれば何処にでも…とは思っていました。
けれども、姫君の姿をしていた童が此処に来るなど、思いもよりませんでしたから。]

病に倒れて、臥しているのです。
…このような内から、ご無礼を。

( 160 ) 2008/03/27(木) 22:23:07

書生 ハーヴェイ、その時ぴくりと眉顰めた。「式が…」

( A85 ) 2008/03/27(木) 22:26:39

牧童 トビー

――花山院邸・奥座敷――
[男の問いに一瞬目に鋭さが映ったかと思うと目を伏せて]

あんたたち、昨日の晩羅生門で一悶着起こしてただろう?
あの後、あいつは六条の若宮を奪って逃げたらしいね?

六条院の邸じゃ、大騒ぎになってたみたいでね。
そうしたら、さっきのことだ。羅生門にあいつが現れた。
あんたの、主な。

それに、童女姿に見える若宮まで。

そのときに付けられた、みたいだよ? あんたにとっては大事な主人なんだろうけど。

おれにとってはただの憎い男、だ。……いや。

もう、憎い二人って言うべきか。

[再び瞼を開いたときには、冷たさだけが宿り]

( 161 ) 2008/03/27(木) 22:27:45

双子 リック

−羅生門−
[抱きしめられた腕の強さに、漸く表情は少しだけほころび。
いつまでもそのままではいられぬと知りながら少しだけ甘えた時間の後、少年は青年の示す遺骸に瞳を向けて]

…すこし、だけ。
軽く…挨拶をした程度、ですが…。

( 162 ) 2008/03/27(木) 22:30:26

修道女 ステラ、奥座敷……目立たぬ場所に何時の間にか座している。

( A86 ) 2008/03/27(木) 22:30:42

医師 ヴィンセント

──羅生門──

[目の暗いおとこの傍を、若宮の澄んだ淡い翠のいろが走り抜ける。
 淡い宝玉は、泪に濡れているのか。何処から流れ込んだともしれぬ、花吹雪の中でにじみながらも綺羅綺羅──。]

人であるのに、けがれなきこと・・

 [おとこの目に映るはにじむいろと気配のみ]

[耐えかねたように走り去る桐弥の背]
 [かのような場所で] [互いの他は誰もおらぬとばかり、抱(いだ)き合う恋人達──]

[無惨、白藤のしろを染めたあかい海が広がり、薬師が泪するその近くで、甘い甘い刻が流れていた。]

( 163 ) 2008/03/27(木) 22:32:56

牧童 トビー

[病と聞いて腰をかがめる]

何故というか。
ただ、服ごと着替えようかと思って入ってきただけだったんだ。

[葛木のほうを見やる視線には、先程の冷たさも剣呑さも無く]

病は、治さないとね。
体が健やかであるのは、いいことだ。

[にこりと、笑いその尾を目にして瞬かせる]

人、じゃなかったんだ。
おれは、桐弥(とうや)って言う。ねえ、名前、教えてよ。

( 164 ) 2008/03/27(木) 22:33:38

書生 ハーヴェイ

─羅城門─

然様ですか。

死んだのは、その白藤です。

[そう若宮に告げ、もう一度、白藤の骸の側、佇む薬師に近付いていく。]

( 165 ) 2008/03/27(木) 22:33:45

【墓】 冒険家 ナサニエル

お前しかいないならそれしかないだろう。

[つ、と手を離す。
見つめる先、汐の伏せたかんばせ。それを見る白藤]

……。悪かった。

[暫く白藤とその視線の先を見ていたが]

…今…人が鬼になるのがわかった気がした。
汐も同じくなったか…、な。

( +48 ) 2008/03/27(木) 22:33:56

【墓】 流れ者 ギルバート

汐。

[届かない、なまえ]

―――汐。


[もういちど。

鏡に触れる手はそこから先へは行けない。
眼を伏せて]

( +49 ) 2008/03/27(木) 22:34:53

【赤】 医師 ヴィンセント

[ぴちゃぁああん]

  [水音] [が、白藤の屍骸のそばで──]

( *3 ) 2008/03/27(木) 22:35:29

医師 ヴィンセント、メモを貼った。 メモ

( A87 ) 2008/03/27(木) 22:36:02

学生 ラッセル

……ほう、病とな。


[笑いを含んだ。
 桐弥が恒仁に訊ねるあいだ、
 識のほうへ目線を向けた。]

( 166 ) 2008/03/27(木) 22:37:07

吟遊詩人 コーネリアス

―花山院邸・奥座敷―

…何故そのような、恐れ多い……。
[宮様と呼ばれる方は帝のご子息と言う事くらい、狐の身にもわかっておりました。]

そのような尊い方を攫うなど。

都に降りかかる凶事のひとつとしても、あまりに恐れ多いことでは。

( 167 ) 2008/03/27(木) 22:37:55

【墓】 流れ者 ギルバート

謝るなよ。
……大丈夫。

[眉を寄せ]

鬼に、か。
おれはそんなのは―――

( +50 ) 2008/03/27(木) 22:38:36

医師 ヴィンセント


──羅生門・白藤の傍──

[おとこは恋人達が気付かぬうちに、薬師の傍に移動していた。
 白藤の屍骸をのぞきこむ、おとこ。墨染めの法衣が、羅生門の陰の気にまじりなまぬるくなりはじめた花風になびく。]

…あなたとも、奇縁でしょうか。
汐どの・・
泣いておられるのか。

( 168 ) 2008/03/27(木) 22:41:02

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。 メモ

( A88 ) 2008/03/27(木) 22:41:04

見習い看護婦 ニーナ

―羅生門―

[近くで何をしていようと。
薬師には見えぬし、関係のない事。
更に冷えいく肌に、もう一度、指先で撫でれば]



[近づいてきた足音に顔を上げる。
最も、その目は開いては居なかったが]

( 169 ) 2008/03/27(木) 22:42:11


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