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─夜の羅城門─
[まだ抱えたままの若宮に目を落とすと、その琥珀の瞳の奥のその奥までも貫くように覗き込み、]
──あなたも見たであろう。
今の私は鬼、
ひとのこころを捨てた鬼なのだ。
あなたは鬼に攫われるのだ。
怖くは無いか?
−六条邸→道−
[これほどの騒ぎがあったというのに、道すがらは平穏に見える。まるで今まで自分が見ていたものが全て夢うつつであったかのようだ。
そう考えてるうちに、大殿邸の前に差し掛かった]
・・・ 大殿様、か。
[最初に起きた惨劇。花山院邸も気になるが、こちらももう一度見ておくのも悪くないのかもしれない]
[若宮の応(いら)えが何であったか。
だが、何であろうと最早おとこは逃がさない。]
[朧に照らす月の下、
少年を抱きかかえ、おとこは*闇中を駆ける──*]
―朝/花山院門前―
だろう。懸命な判断だよ。
[汐に謂うと、鳥を手の甲に乗せ、再び放つ。]
――うん。
情ゆえの刃傷沙汰も転がっているわけだがね。
一を知り、次が欲しくなる、さらにその次を。
なんて、キリがない話でな。
ああ。鳶尾あたりは随分――ひとによく似た式だよな。
[かれらが羅生門で刀を交えたことなど知るはずもないが。
物好きなんだろう、と言う言葉は大いに肯定した。]
あ…ああ、もう、起きても大丈夫なのですか?
[桐弥の様子に頭を掻いて、目を逸らしていたが。
此方へと声を掛け、近づいてくる気配に顔を向けた]
そう…それは良かった。
あまりご無理は為さらぬ様…
[足取りが何処か不自然と感じたのか、そう、小さく笑んで]
…ええ。
私が薬をお渡ししました。
気を失われてしまったので、あまり強くない薬しか渡せなかったのですが。
−大路→大殿邸−
[足を踏み入れると、大殿邸は静まり返っていた。恐る恐る中に踏み入ると、丈が長い服装の者が木の下にいるのを見かけた。気になるのはその表情。まるで陶器のように生気が無い]
・・・お主、この屋敷の者か?
影…居?
[鬼のような相をしたそれは。もう自分の知る彼ではないのだろうか]
何故だ…?何故なんだ、影居……?
[ともに京を守ろうと任についたのではなかったのか]
[全て嘘だったのか?]
[初めから影居という「人」はいなかったのか?]
………
[声もなく、ただ茫然と見守る中。曇った瑠璃鏡が見せたのは翡翠の色と蒼い髪の薬師、小さな少年]
[だが、今は何も考えたくも、みたくもない。
何故死んでまでこのようなものを見なければならないのか]
……お。
[体をしろいおとこ――葛木へと向けて]
よう、大丈夫、……、ん。まだ本調子じゃないかねぇ?
まあ、大事無くて何よりだ。
まだまずそうなら、
症状話して汐から薬もらうといいかもな。
――故大殿邸――
[視線に気づいたのか
茫とした面 ひやりとしそうな肌をした 人の似姿の識が振り返る]
[問いにゆっくりと首を左右に動かした]
[目はやや半眼に近く 何処を見つめているのか分からない]
[何が思うところがあるのか 話をしようとする為にか 富樫影秀のもとへ音もなく向かう]
[近づいてきた男に気づき、その銀の髪を見て何時かの男だと気づく]
(あの時の、笛の持ち主を探してたやつだ)
[視点を合わせて]
笛の持ち主は、見つかりましたか?
[何時かのときと同じ声で、葛木へと]
…なれば…兄さんは、そう言うのも祓えるかねぇ?
[冗談っぽく言えば、小さく笑う。
しかし、其の後の言葉には緩く首を傾げ]
情故の刃傷沙汰…?
[尋ねるも。
其の後の言葉には、少し視線を逸らし]
…キリがない、か…
人間、望めば望むほど、というものは…あるんじゃないかねぇ…
[何処か覇気はなく。緩く頭を振り]
−朝/大殿邸−
お主、返事をせぬか。
[近寄ってくる者に対して言葉を再度かける。しかしその者は表情一つ変えず近寄ってくる]
・・・・・・喋れない、というのか。
承知した。ならばそうだな、字は書けるのか?
[近くを見回し、小枝を見つける]
これで地面に字を書くというのはどうか。
して、汝はこの屋敷の者か?
──花山院の屋敷/中庭──
[雪のごとく しろき花びら はらはらと舞い散る]
「…あぁ、…嗚呼。
心細ぅございます。」
「焦がれて追うた彼の方は、あのような目に遭われてしまい、
都で迷う狐一匹、頼れるものは…貴方しか。」
[おとこは、庭に立ち…──葛木の言の葉がおのれの裡にもどり来て反響すを聴きなおしていた。おとこはおのが指を見る。先刻まで銀の毛皮を撫でていたゆびさきを。]
…銀の毛並みに、黒く
沁みが出来ていた。
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