人狼物語(瓜科国)


156 The Nightmare ─百鬼・咲麗─


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双子 リック

[そろりと。
右の手を、安倍に伸ばしかける。
そのまま、彼に触れようとした指先が僅かに止まる。
視界のうちに識の動きを認め]

───駄目…!

[短く、けれど強く、音にする。
識を制そうと]

( 247 ) 2008/03/25(火) 23:32:52

学生 ラッセル

嗚呼、殺してしまいたいものです。

識らねばよかった。
わたしを唆(そそのか)したあれもにくい、
唆されたとあっても
最後に選んだは私
思うも私
我が身がにくく、
この期に及びて私の任を解いてはくださらぬ
あなたがにくい

( 248 ) 2008/03/25(火) 23:36:38

学生 ラッセル

たとい帝の命であろうと、
私には何の意味も持たぬと謂うに───

( 249 ) 2008/03/25(火) 23:37:24

流れ者 ギルバート

―花山院屋敷・門前―

[ふわり、と羽毛が風に舞うように、
白磁のすがたは消えてしまう。
その姿を追った先に]

お。

[見たことがある顔が、あった。
何だったかな、と顎に指を添えて暫しの後]

桐弥?

( 250 ) 2008/03/25(火) 23:38:00

書生 ハーヴェイ

唆された、か……

唆したのは、誰だ。

[背に刃があるのも構わず、鳶尾を制そうとする若宮を途中で抱き取る。]


式のおまえが自由なこころを持つように組んだはおれ、
さぞや恨めしかろう。

[式を見る、横顔は相変わらず鬼相の微笑。]

( 251 ) 2008/03/25(火) 23:40:53

見習い看護婦 ニーナ

…何、私は一度助けて貰ったからねぇ…
兄さんの方が正しいかも知れません。
法師様の事が、よく…分からなくなってきています故。

[首を捻る様子に、困った様に笑って見せ。
憮然と見ている様には頬を掻きつ…]

…何。
法師様の車の上に居ました所を。見ただけで…
名前は知りませんがねぇ…何者かも。

[何処かへ消えてしまった織。
織とすら知らないのだが…視線を白藤に戻す]

…兄さんは、あの方が何者か、分かりますかねぇ?

[尋ねてみて。ふと。何か聞こえた様な気がして目を向ける]

桐弥…こんな所で奇遇、だねぇ。

( 252 ) 2008/03/25(火) 23:41:35

牧童 トビー

[ようやく頭の隅から名前を引っ張り出して。名を呼ばれるとようやく笑み]

白藤、さん。

そっか、昨日も見たんだ。確か大殿のお邸で。

[口にしてからしまった、と思ったが、慌てるそぶりはなく]

京に来てたんですね。

[駆け寄って見上げる]

( 253 ) 2008/03/25(火) 23:42:16

牧童 トビー

[傍にいた汐にも気づき、気づいて礼をする]

昨日はありがとう。まだ布は巻いてるけど、もう、あんまり必要はなくなった、かな。

[自分の手を見る。巻いていた布は既に綻んでいて]

( 254 ) 2008/03/25(火) 23:45:26

流れ者 ギルバート、汐が桐弥の名を呼ぶのに、またも眼を瞬かせ彼のほうを見た。

( A161 ) 2008/03/25(火) 23:46:16

双子 リック

[鳶尾の紡いだ、帝の一文字に微かに表情は揺れて。
かといって、安倍に抱き取られたならその言葉問うことも、彼の腕を解くことも出来ない。
ただ、感情の揺らぐ瞳で鳶尾を見る。
先ほどまでの静けさが嘘に思えるほど、揺れて、揺れて]

( 255 ) 2008/03/25(火) 23:49:03

学生 ラッセル

あなたへ教うることなどありませぬ。


然う、
こころを与えるもあなたであれば
こころを乱すのもあなたにあります。

あれの謂う通りに、闇へ繋いでおけばよかったのか
ただ遣えておればよかったのか
あなたは何を望まれたのです。
私は
人恋しきにつくられただけでしょうか

( 256 ) 2008/03/25(火) 23:49:16

流れ者 ギルバート

助けてもらった、か。
どっちも、どっちも、だねぇ……。

[項に手を、小さく息を吐く。]

やはり奇妙な縁だな、なんともはや。
あれは、識だ。屋敷で話したろう。形代の識だよ。
高名な陰陽師に仕えていたんだろうが
今ははぐれてるようだ。

[陽の光が眩しいか、額の上に手を翳し]

おれも名前は知らないがね。

( 257 ) 2008/03/25(火) 23:54:23

見習い看護婦 ニーナ

…おや。
兄さんも知り合いか。

[同じように名を呼んだ白藤に目を瞬かせ。
桐弥の言葉には頬を掻きつつ]

ん…傷が治れば良いだろう?
布を使わずに手に傷を負っても私は知らぬ。

[薬も勿体ない。と、口元だけで笑って見せ]

( 258 ) 2008/03/25(火) 23:55:29

流れ者 ギルバート

[ひらり、手を振る。]

……大殿の?
盗みにでも入ってたのか。

[わらう。あの姫君であるとは気づきもせずに]

あぁ、雇われてな。
お前も都にいたとはな。随分なときに来ちまったみたいだが……。

( 259 ) 2008/03/25(火) 23:56:11

修道女 ステラは、牧童 トビー を投票先に選びました。


流れ者 ギルバート

あぁ。

[桐弥の手の布と汐を交互に見て、
ふむと合点がいったように]

( 260 ) 2008/03/25(火) 23:58:30

牧童 トビー

[二人の話す「識」が何者かもわからず、首を傾げて]

識? 法師様? 話は良く見えないけど。

ああ、そうだ。白藤さんなら何か知ってるかな。
橘の中将様が死んでしまったって話。襲われたって聴いたけど。

まだ、誰が襲ったのか判らないんだ?

( 261 ) 2008/03/26(水) 00:00:26

見習い看護婦 ニーナ

…どっちもどっち、か。

[ふふ、と困った様に息を漏らし]

確かに人間とは思えなかった、が…
あれが、形代の織だってのかい?
そりゃあ…何とも、見た目麗しく作ったものだねぇ。

[式の話を聞けば、考えることが分からぬ、と。
白藤と同じように、項に手をやり]

はぐれ…?
…あの法師様は。車の上に乗っていても、何もせずにいたが…
彼方にも奇縁があるのか。ねぇ…

[少し考えていたが。
続く言葉には、そうか、と小さく]

( 262 ) 2008/03/26(水) 00:01:29

書生 ハーヴェイ

鳶尾──

[嗤い含んだ声で、静かに囁いた。]


先におれは言うたな、
「おれとお前の繋がりは、呼び出した者と呼び出されたものであるとして、それだけとは思うてはいない」と。

お前はおれが使役する式ではあるが、さのみにあらず、ひとつの存在としてお前の意志を尊んでいたつもりだ──

( 263 ) 2008/03/26(水) 00:03:45

牧童 トビー

[二人が同じように自分を知っていたことに驚いているのを見て]

おれからすれば、二人が知り合いだってのも驚きだけどね。

そうそう、大殿の邸は入ったはよかったんだけど、あんまりいいものがなくてさぁ。
すぐに出てきたから何も盗んでないよ。

[入ったのは、まだ大殿自身が生きているときであったが、そこまでは言わず]

傷はね、もう傷を治す必要も余りなくなったんだ。治ればそりゃいいんだろうけど、どうせまた傷になるし。

( 264 ) 2008/03/26(水) 00:04:14


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