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お尋ね者 クインジーは、吟遊詩人 コーネリアス を投票先に選びました。
お尋ね者 クインジーが「時間を進める」を選択しました。
[出た場所にいた邸の女房へと事情を聞くと、頭を下げて車の方へ向かう]
(何を、しようとしているのだ、おれは。哀れみか、同情か)
(違う)
[車まで辿りつくと、女房と車には若宮を待つように告げて、中将邸を後にした]
…っ……。
[上手く言葉をつむぐどころか、体裁すら繕えず。
手元の絹で涙拭い、安倍の背を少しだけ見つめ]
…影秀のせいでは、ないよ。
そのように、自責の念に、駆られる必要は、ないから。
[やっとのことで音になった言葉は、涙ゆえに弱く、か細く。
安倍の背に無言のまま頭を下げて、廊下へと出る]
[おなごの姿は歩きづらいと、文句を言った。それは今も変わらずに、時折裾が道端の石へと引っかかる]
(おれがいなくなったら、同じように嘆くだろうか)
[頭を振り]
[六条院に辿りつく頃には汗が粒となって*滴り落ちていた*]
若宮の仰る通りです。
富樫殿が参られても、恐らくは間に合わなんだとは思います。
それどころか巻添えを食らい、富樫殿の命も危うくなったやも。
[何処か濡れた式部卿宮の声を背に、淡々と武士に語った。
宮が部屋を退出する気配に振り向き、此方も無言のまま礼を返した。
最後までその顔は見なかった。]
──左大臣邸・門前──
[中将殿と主は傍目には仲も良いようだったから、そのふたりの別れか職務か──どちらでも同じであるようにも思う。ともかく、妨げるつもりは無かった。
だから、ひとの出入りを眺めて居た。鳶尾へ気のつくもの、つかぬもの、貴賤入り乱れて出入りは激しい。]
[さて、先ごろ奪って飲みくだした呪わしい徴だが、
留めおく事が出来ぬ代わりに次第に形を変え、性質を変えて鳶尾という式を僅かずつ書き換えていた。]
―通り―
[やはり、空気がざわついていた。
春なのに、落ちた赤は花びらではない。
騒然となった橘の屋敷を、少しばかり難しい顔をしながら眺め]
……血のにおい、だねぇ
[伴った汐に、呟いた。
このような状況では流れ者など中に入るどころではなく、下人に話を聞くのが精一杯か。]
お供もやられちまったかね……?
[ひとではなく、鷹でだったが]
[後ろを振り向かぬ安倍をもう一度だけ見たあと廊下へと出る。
暫く進めば庭に植わった桜が見えた。
都にはいくつかの名園があり、左大臣邸もそのうちに数えられており、中でも春の庭の見事な風景は宮中は無論、遠国にまで及んでいるという。
桜の蕾は、膨らんで、今にも綻びそうに紅を湛え、それが余計に中将との先日のやり取りを思い出させ、思わず笛を抱いたまま踞って袖を涙で濡らして]
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