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[姫君と若宮が来たならば道を開け、頭を下げる。
姫の正体に感づく様子もなく。]
―――そうですな。
ゆめゆめ注意を怠ることなかれ、ですか。
[と、口にした。]
[おとこは、部屋にのこり、床、壁、布にはり付いた蟲に手の平を翳す。]
[喝]
[蟲はおとこの手の前で、溶けるようにして消える──。]
[思えば二十歳そこそこの若造が中将などとなれば蔭位の制とはいえ周りからどれだけ羨まれていた事か。わが身も危ないと思ったほうがよさそうか。自宅への牛車の中、ぼんやりとそんなことを考えていた。
そして自宅へ戻り、衣を変えていた頃に先触れが入る]
…宮様が?…丁重にお迎えを。父は不在の旨も忘れずにな。
香を焚き座を整えよ。
[控え、影居の様子を見ていたが、あるじの気が白い膚へ向き、白い膚の湛えた目があるじの姿をうつしたとみえては
日頃より音沙汰気配の少ない存在ではあったが、輪をかけてしずかに、風に揺れた衣の影で人知れず姿を消した。]
[…姫と若宮が来れば道を開け、頭を下げ。
傍にいなくなれば頭を上げて。
…姫の正体に気付いている様子はない]
…ええ。振り払わねば…ね。
[師輔の言葉に小さく頷く様に口にするが]
振り払う。か…私も何か。ちゃんと考えた方が良いのかねぇ。
──中庭──
[屋敷は騒がしい。陰陽師、役人、永漂以外の法師。葬儀を進めるために呼ばれた僧たち──。それにくわえ、若宮だけではなく、姫君が来訪と、他ならぬおとこの兄の訪れを聞く事が出来た。]
…兄上、も か。
[とうとう、おのれは兄に対面するのか、とおとこはひとり息を吐く。]
[答(いら)えの無いことも気にならぬ態で、水底思わせる瞳を覗き込む。]
お前は何のために作られたのだ?
その器に何を盛る…?
[くらいひとみの男の見る先。
どうやらそれは、かれの“兄”である様子で。]
……。
[邪魔にならぬよう下がる。
やはり、奇妙な雰囲気だと思った。]
[わずかに揺れる車の外を見る。遠くに離れていく三人の男。姿がばれずに済んだと一つ息をつき]
ああ、若君様、外に出たついでにこちらを求めてまいりました。
昨日の餅のお礼になれば、と。
聞いた所によれば、修練用としてならば使えるのだと。
[懐から弦の包まれた袋を取り出し、若宮の方へと差し出す]
[ふと。見やる先には黒衣の法師が居て。
頭を下げ…]
どうも。
あの時はありがとうございました…
[そう、一歩下がる。
しかし。何処か、其の目の色が気になった]
[ゆっくりとした動作で右の袖を引き上げる
紅碧 薄蘇芳 をはじめとし 種々の徴が白い腕を覆っている
安倍影居であればわかるであろう]
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