情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
―大殿邸・門前―
[庭まで降りて、おとこに一定距離まで歩み寄り]
然様、おれはやとわれの陰陽師。白藤と申します。
この屋敷に蔓延る怪異を祓う為、と此処におりましたが――
[首を横にゆるりと振って]
ことは既に起こってしまいましたな。
此方は穢れてしまった。
あやかしどもが先ほどから湧いておるのですよ。
此方に居ては、御身にも危険が及びましょう。
[――踏み入れた時点で、既に“関わって”しまったのであろうとは思ったが口にはせずに]
まぁ、確かに。正気の沙汰では無いでしょうねぇ…
…人の形をしていなかったら、兄さんの術でどうにかして貰うしかない、って事。か。
任せるしか無いですか、ね。
[出ても良い、と言われれば、よ、と箱から立ち上がる。
其の箱を背負えば、顎に手をやり]
お疲れ様…初めて祓うところを見たが。
思っていたよりも優雅…に感ずるものだねぇ…
おや。また物好きな貴族様かい?
[門の方へと向かっていった白藤を見る。
一拍遅れてゆっくりと其の後を追う]
[今の妖異を収めた「もの」の存在に気を取られるあまり、おとこは若宮が見ているということを完全に忘れていた。
深谷の如き、眉間の皺。
これを見たことの無いのは、恐らく若宮くらいである。
それくらいいつも渋面で過ごしているということなのだが。]
[何かしらの気配が周囲を包んでいるのは漠然ながら全身で感じる。いや、感じない可能性もある。全身が痺れているような――]
大殿の件ですかな? それとはもしや異なる何かかな?
確かに危険やもしれぬな。だがいてもたってもいられなかったのだ。
…ありがとう、ございます…。
[小さく、甘い溜息が零れる。
その旨に少しだけ頬寄せれば、少しだけ自分に近い香りがして、頬がかすかに緩んだ]
[深く眉間に刻まれた皺に、かすかにきょとんとする。
自分が見たことがあるのはさっきまでも、この間も、柔らかい視線と表情だけで。
かといって其れは不機嫌だと判断することはなく、むしろ少年はそれを真面目な表情と勝手に勘違いして捕らえていたからどうしようもない。
至極興味深そうに視線は安倍を見上げて]
[少しだけ、軽い笑みがこぼれる]
…そんなお顔も、なさるのですね。
[少しだけからかうような、小さな甘い声。
意外な一面が垣間見えたのが嬉しい、そんな気配]
大殿さまの件を発端とし、
あやかしや様々な呪が複雑に絡み合って
都を覆っていますな。
[いてもたってもいられぬ、という言葉には]
……物好きなことだ。
[細めた眼に僅かに苦笑が滲んだ]
やはり、か。 都が安寧を保っておられるのは今上の君の賜物である所が大きいと私は思っている。
だが…それだけでは抱えきれぬものもあるのだろうな。
しかして、それらの面妖なものに対して、手をこまねいている訳でもあるまい?
[神妙な面もちで周囲の空気を探りながら語りかける。]
…おや?
[遅れて白藤の後ろまで来てみれば、見覚えのある男が居て。
一つ瞬きをし]
花山院…師輔様…?
[ぽつり、と。其の名を呼ぶ。
聞こえてくる話には、顎に当てていた手の親指を口の端へと押しやり]
珍しいところで逢うものだ…
はて。
そうでしょうとも。
[薄笑みで謂う。]
抱えきれないものを支える為に
仕えるものが居るのでしょう。
動いてはおりますよ。
流れのおれの動きではたかが知れましょうが
既に橘中将、安倍影居さまも動いておりますゆえ。
[屋敷の方を見て。
不意に怪異の気配が“吸い込まれるように”消えたのを感じ眉を少しばかり寄せた]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新