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……私は今は戻ろう。少々気になることがある。
[検分者には屋敷の状況とそれぞれの言葉をすべて記入させ、兵をまとめさせる。寝所内にいる者達に去る旨告げ、屋敷をでた。途中すれ違う見知った者達にへは急いでいたこともあり場合によっては目もくれなかっただろう*]
それはおれもだな。
流れの宿命というやつかねぇ。
[薄笑みのまま謂って]
ちからの強い式であればこそ、だな。
術者でなくとも、縁があれば仕えることもあるそうだがね。
[瞬きするのを見て、眼を細め]
さぁて、それは仔細にはわからないねぇ。
何せ呪が縒り合わせた糸のように絡んでいるからな。
中心となる者がいるのは確実なんだが。
[星をもっと読むべきだろう。
この奇縁に導かれた星を。]
[もうとうに都も国も荒れて果てているのだ、とは言えなかった。
先見で得た、この国の未来の姿も。
戦乱。大火。疫病。飢饉。
更に多くの人間が死に、地には怨嗟が満ちよう。]
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイ を能力(占う)の対象に選びました。
……追い立てられでもしたかな。
[少し笑った。
毛を摘んでいた指に息を吹きかけた。]
狗を使って蠱毒というのは、あまり聞かぬように思うな。
[本当は。
帝も、都も国もどうなろうと構いはしなかった。
あの時、若宮に逢わなければ、
迷子となった若宮を、見さえしなければ、]
笑い事ではございませぬ。
[ほんの少し機嫌を損ねた風に、赤毛の彼を軽く睨むのです。]
わたくしも聞きかじったのみで詳しくは無いのですが…
良く世間で知られるのは、壷に蟲どもを詰め込み、それぞれ互いを食い殺させて、最後に残ったものを使役するものでございましょう。
犬神を使った蠱毒は、それよりも更に強いとも。
[影秀に、]
穢れには、似つかわしくない澄んだいろの──宮ゆえ。
呪だけではなく、いっそ、けがして見たいと云う下賤のやからもあらわれそうな──。
……守れるものならば、守って差し上げねば。
[云ってから、過去の何かを思い出したのか、苦い顔になる。
おとこは、首を振って大殿の屍骸の傍にかがみ込んだ。]
[おとこの顔に影がおちる。]
──…お前自身が、宮を穢すので無いならば。
[声はくわんくわんと耳を打つ鐘のごとく反響し、法師の姿は、富樫にだけ水面の波紋のごとく揺れてあやしく見えただろう。
影秀の声には答えはなく──]
[部屋の床より あかくくろい 血満水があらわれて影秀の足元を濡らす。]
[────ぴちゃぁあああん]
[ぬめりをおびた反響]
[>>212生真面目そうな中将の言葉に、大殿の屍骸の傍にしゃがみ込んだまま、独り合点したように相づちをうつ。]
ああ。
お役目で呪いやら何やらに関わられていては。
嫌気がさす事もあるでしょうなあ。
わたしは、権謀に長けた鬼の跋扈する都をおちて、田舎で人の死を弔うておりましたが…飢えて恨んで死ぬるも辛いが、都は羨みそねみ憎しみなぞも。
おのが野心のため、犬の蟲毒を、使うて大殿を陥れん者が──居たのやもしれませんが…、
[銀色の姿の狐がよわよわしい声をあげるに、>>222驚いたように顔をあげ、狐ならば分かるかとまばたきをだけを繰り返す。]
先が分からぬのと分かるのとでは断然、という事でしょうねぇ…
[顎にやっていた手で頬を撫で。
薄笑みを見やれば、親指を唇の端へと持っていき]
力の強い…ほぅ、縁が在れば、か。
夢見て現を抜かしそうな話ですねぇ。
[目許は笑っているものの。
其の続きを聴く様子は何処か余裕は無く]
ふぅん…絡んだ糸ほど厄介なものはないねぇ…
…と言う事は、祓うというか。除ける事も難しいわけかな…?
弱った…ねぇ。
[片目を瞑り、小さく息をつくと髪を掻き]
…その、中心となる者、って言うのは。
やはり、この呪いを…この屋敷の主にかけた者、って事…なのかな?
ふふ、済まぬな。
[気安げに笑ったが、すぐに顔を引き締めた]
狗神か。
犬は忠義も尽くすし、恩義も感じるそうだな。
さてもそういった心を持つものを遣えば
より強き念をもって、強き呪を行えるか。
……それがもし人ではどうであろうな。
[口をつぐみ、静かになってあたりの様子を見る]
[影居らが星の話をするを、おとこも聞いていた。
四つ辻の呪と、犬の蟲毒と、廊下に残った無数の血の付いた手形(まるで血塗れの人の群れが通って行ったかのような)とは、すべて別口の呪いであり、さまざまな呪が複合して作用し、たまたまあるいは必然的にこの屋敷に兆しがあらわれたのではないか──と思えたが。
さて、怪異を解さぬ風の影秀や、生真面目なカクカクとした役人の中将にどう説明したものか、おとこが口ごもっているうちに、中将は慌ただしく出て行ってしまった。]
[おとこは思う、
若宮を奪い、全てを捨てさせることはいとも容易い。
己にとりては身分も家も、何の意味も持ってはいない。
人の身にありては禁忌となることも、己にはそうでない。
人のこころを無くせば、人で在ることを止めれば、簡単に全てが手に入る。
それを為すだけのちからと……狂気が、己には備わっている。
だが、奪われた若宮はどうなるだろう?
人で在ることを止めた己は、若宮の身もこころも貪り尽くして已まぬだろう。
恋うるが故に己は鬼となるだろう。
その後は?]
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