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問題ありません、影秀。
場に居合わせた以上、事の顛末を問う資格くらいはあるはずです。
下がるのなら、置いていってくれてかまわない。
[不意に見せる意固地、こんなときに限って少年は頑として武士の意見を却下する発言を返す]
あぁ――お気に触ったのならば、失礼を。
[が、言葉の端に滲んだのは笑みだ。
橘にふいに翡翠を引っ張られて、眼を瞬かせた。
橘が言葉を紡ぐ間に、一歩退く。]
……ええ、犬の毛です。何か感じますかな?
[墨染めのおとこに謂って。
富樫に問われ頷いた。]
然様です。人喰い、凶星の仕業ですな。
……酷いものだ。
─故大殿の寝所─
[面倒臭かったのか、良く喋る白藤にもっぱら説明を任せ、自分は相も変らず面白くもなさそうな顔で形ばかり付いて回る。
が、流石に式部卿宮が現われた時には、その渋面も色をなし、]
何故、
[と思わず呟いた。]
……おれを訪ねてきているものが居るようなので失礼を。
橘さま、先の話し、続きがあるならば後ほど。
[“屋敷に結界を張れるのか”という問いについてであろう。
また礼をすると、部屋を辞して廊下へ出た。
向けば、すぐに汐の姿が見え]
(……さて、これも奇縁か、物好きゆえかねぇ。)
[そちらへと歩いていった。]
――大殿の寝所→寝所傍の廊下
若宮様・・・
ならば、某もお傍に。その事の顛末を見定める若宮様を守るのもまた某の使命故。
・・・犬の毛?まさか、人喰いとは犬だというのか?
弔いのご意思はご立派にございます。
御不快を重々承知で愚臣申し上げますが大殿は何が原因でなくなられたのかわかりませぬ。そしてこの部屋の異常さも然り。下手人がまだ控えているやもしれぬのですぞ?
大殿も自ら穢れに触れたのでなければ宮様がこの場にて穢れをお受けになることも望まれますまい。
上に立つお方が自ら死地に飛びこまれるとは元服前の子供と何が違いますか。
[一息いれて顔を幾分ゆるませ]
故人にはこの後僧都に祓いをして頂きましょう。
その上でお別れを申されても十分礼に則っているかと存じますが如何?
[おとこは影秀を見上げ、鬼のような大男だと思うた。
感情の読み取りがたい薄い笑みを浮かべたまま、]
…いやあ、人が人を食うたのではないでしょう。
呪に成り果てたあわれな獣が乗り移り、内側から大殿さまの魂ごと喰ろうたのではないかな。
[白藤の言葉を否定するようなことを、淡々と云う。]
[…彼の黒衣を来た法師が見えれば、流石に微かに目を丸くしていたが。
白藤が此方へと向かってきてるのが見えれば表情も元に戻り]
…祓いの最中でしたか?
白藤の兄さんに起きた事を聞いておきたいと思ったんですが…ね。
[小首を傾げ、微かに目を細め。
白藤を見ていたが]
…急ぎでないならば、少し、この場から離れませんか…?
陰の気も酷いですが…臭いも。
[そこに安倍の姿を見ればかすかに瞠目の後、小さく会釈を一つ。
影秀の言葉に小さく意気をついたのもつかの間、中将の言葉に少しだけ眉根を引き寄せ]
………わかり、ました。
[溜息とともにかすかな音量の言葉を紡いだ少年は、その後少しだけ唇を噛んで俯く]
…僧都に祓いを願うのであれば、少しだけ、安倍殿をお借りすることは出来ますか。
先ほどは詳しいことをお話できなかったゆえ。
[一度安倍を見てから中将へと視線を向け]
成る程、そのようなことがあり得るならば合点は行くが。
・・・して、先ほどから見上げておられるお方、失礼ですがお名前は?
もちろん、獣がみずから呪に成り果てる事などありませんゆえ。哀れな犬畜生を呪に仕立て上げたのは、ひと──其処のお役人の方がおっしゃられる《下手人》なのでしょうが。
[そう云った後、ここにある大殿の屍骸はすでに抜け殻とばかり、犬の毛を無造作に床に放り捨てた。]
─故大殿の寝所─
[やつれた形の法師と、式部卿宮の随身が何やら言葉を交わしているのに、ちらりと視線を走らせる。
恐らくその内容も耳に入っているのだろうが、口を挟む気はないようだ。
すぐに視線を戻し、式部卿宮と中将の前に恭しく目を伏せた。]
―大殿邸・寝所傍の廊下―
いいや、どちらかというと検分かね。
上にも伝わっているから、騒がしくなっているのさ。
まさか若宮様まで出てくるとは思わなかったが。
[部屋のほうへ眼を向けた。
墨染めのおとこの犬、という言葉を聞いても特には何も謂わず]
やはり物好きだねぇ。
そう遠くなく話は広がるだろうが。
[におい、と聞いて口元と鼻先に手で軽く触れ]
あぁ……それは、そうか。
いけないな、ずうっと此処にいるから麻痺してるのかねぇ。
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