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[肌へ、ざわざわと何かが纏わりつくようで酷く気分が悪いのですこしだけ屋敷を離れた。
ただならぬ様相のなかにあって確りしなければいけないとは思うのだが、塀の外へ出るとすこし生きた心地がした。しかし、すこし離れたところでうしろへ屋敷の控えている以上は何も変わらないような気もした。]
[袖からそっと手を出すと、あやしき血糊は夢であったかの如くに消えていたが、手を濯(そそ)ぎたくもあった。]
―故大殿邸・庭先―
[読んではいる、という影居の言葉に頷く]
――まぁ、結果ご覧の通りでしたな。
[肩を小さくすくめて]
四辻のそれは、呼び水のようなものだということですな。
たったひとつの呪が、都すべてを巻き込めるとはおれも思っては居ない。
見立てが甘かった部分もあったのも
間違いはないのでしょうが――
ところで。
話は変わるが、その、はぐれ式とやらだが。
是非に見てみたいものだ。
おれは、件のお方は父の話にのみ聞いただけで、直にお会いした事はないのだ。
道を究めたと名高いお方なれば、一目なりとも、な。
[少しく瞳輝かせそう言いつつ、尚も渋面を崩さないのは、*それが習い性となっているらしい。*]
…なんとも。
厄介な物だ、ね。
[件の屋敷の主が居なくなったとかなんとか…
誰かの呪いだ、と。此は物の怪の仕業、と。
そう言えば、役人が動きがどうの…
好き放題に言っておる…]
…笑うに笑えんのが辛い所だな。
陰陽師…白藤の兄さんが居た。か。
まぁ…私にも分かるほど陰の気が濃かった。
なれば、その他にも雇っていてもおかしくは無かろう…
[しばし、人の流れを見ておったが。
立ち上がると箱を背負い]
そんな中、何処ぞの貴族が呪を施したとは考えにくい。
なれば…祟りの方、かね。
どれ。一つ話でも聞きに行くとしようか。
[星の数を口にする影居。
それを己の見たものの記憶と照らし合わせる。]
ええ。
見立ては同じですな。
九ツの星のなかに、恐らくは
性質の違う“見る”ものがひとりずつは居るでしょうな。
どの星がそう、というのは分かりませんが。
[顎に手をやり、付け加えた。]
はぐれ識を?
[眼を一度瞬かせて。
眉間の皺は変わらないものの、眼が輝いているようすにすこし笑む]
なるほど、その気持ちは分からないでもない。
捕らえられたまま、まだ開放はされていないのでしょうから。
[恐れる気持ちゆえ、致し方のないことなのだろうが。
屋敷のものに聞いていたところ、
門の前が騒がしくなった。]
――おや、橘中将さまもお着きか。
[白鳥の式神が大きな木の上で鷹をじっと見ている。]
あちらから来るのは――いつぞやに見掛けた薬売りでは無いか。
[なんとなく袖の中に手を隠し、
箱を背負った禿のものに歩み寄った。]
もし。
薬売りと見えるが、そこな屋敷へ商いか。
[箱を背負い、傘も背負い。
ゆっくりとした足取りで。
近づくにつれ強くなっていく陰の気。
小さく息をつけば、禿の髪を掻きつつ]
…酷くなっておるのか?
[ぽつり、呟くも。足を止める事はない。
足を止めるならば、自身の言葉ではなく]
ええ。確かに薬売りですが…
商いもありましょうが、どちらかと言えば噂、でありましょうか。
嘘か真かは分からずとも。話を聞ければ御の字でございましょう。
[此方へと歩いてきた者にそう返すと顎に手を当て。
ゆるりと屋敷を見やった]
…白い鳥……
[庭先に止まっているものは式神か。以前鷹が襲ったものと同じ姿。
それはおそらく白藤のものだろう]
…いるのか、奴も。
[翡翠はこの妖気をいくらかも防いでいるのか。
とりあえず屋敷の中に入れば彼ともであうだろう]
ほう。
恐らく薬の入用はあるまいが。
[薬売りの言葉にすこし興味を引かれた]
噂か。噂の内容へついては大方の予想はつくが。
して薬売りが噂の真偽を確かめて如何するつもりだ?
たしか先日もこのあたりをうろついてたろう。
おや、其れは残念ですねぇ。
なれば、屋敷の主が消えたと言うのは真でありましょうか。
[男の言葉を聞けば、視線を戻し]
さて、ね。
私は流れの薬売りです故。
そういう話には、少々敏感なくらいが丁度良い。
[ふふ、と小さく息を漏らせば。
眼を細く頷いた]
よく覚えてますねぇ。
確かに其処の屋敷に居た兄さんと世間話をしておりました。
[橘が現れたなら、丁寧に一礼する。
影居は常どおりに対応するだろう。]
お勤めお疲れ様、ですかな。
[と、先刻謂ったのと同じ様なことを口にして]
まことのことだ。いずれ知れようが。
[袖から出ている手を顎に添えた]
……商いの種とする、か。
逞しいことよの。
……私は屋敷での事件に関る方に遣えて居るのでな。
出入りのものの顔を覚えておいて損はあるまい
誰が何処で係ってくるか知れたものではないからな。
それに……その背負いものは目立つ。
…面倒が起きたな。お前らも御苦労なことだ。
[最近眉間にしわが出るようになったのはこの影居のせいだと思う]
大殿の件は聞いた。天文官からもな。
お前たちはここで何をしている。大殿の死にざまは見たのか?
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