情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[御簾の奥にあるのは形容するなら 白]
[眠る顔は苦しげであり連日の怯えが顔に刻まれている。身体は蒼白。呪のようなものは外側からは見えてはいない]
[無我は、鶯茶色の御簾の間から音も立てず滑り込み、肌蹴られた胸元へ身体ごと横たわるようにし、肌へ手をひたりとあてた]
……千客万来、ってねぇ。
[――四辻に手を出してくれるなよ、
と口の中でだけ呟き閉じていた片目を開ける。
下手に手を出せば波紋がひどく広がるに相違ないのだ。
肩を竦めて扉前。]
用命を受けてまいりました。
大殿邸より――陰陽師の白藤、と申します。
[告げれば、早々に案内されるだろう。]
−六条邸−
若宮様、お言葉ですがご報告させて頂いたとおり巷ではよからぬ・・・
[言葉を続けるつもりが、若宮様の無邪気な笑顔にそれ以上言葉を続ける事も出来ず]
・・・分かり申した。御供させて頂きます。
但し某よりあまりお離れにならぬようお願い申し上げます。
[事が起きた時にこの太刀が通じるかどうか。否、常に敵あらば斬らねばならぬのがこの富樫の使命]
[くちくちくち 穢れが陰気が怨が 嗚呼呪いが 無我の墨色の衣の下、白い肌の肩下から腹部にかけて茶色い痣が浮かび上がり、また白い肌に飲み込まれてゆく。それらは胎(なか)で凝結し紅碧(べにみどり)の徴を肌に刻み込んでゆく]
[渋ったようなあとの許可に微笑んで]
うん、ありがとう。
それと、今日は車は要らないからね。
じゃあ、支度を頼むよ。
[では後でね、と小さく伝える表情もまた無邪気。
きっと彼が初めて護りの任についたときと、何一つ変わらない]
…はて…な。
[三条…花山院の屋敷。門を見やれば、先客が居て。
見覚えのある姿。目を細め見ていた]
白藤の兄さん…?
あの法師様が居るなら、陰陽師を呼ぶ必要はある物か。
[しばし、顎に手を当て門を見ていたが。箱を背負い直すと門へと向かい]
もし。花山院師輔様はいらっしゃいますでしょうか。
汐という名の薬師が話を伺いたい、と…
[番の者に問いかける。しかし、返ってきた答えは留守。という返事]
なれば…いや、また時を改めて参ります。
[法師は居るか。そう、尋ねようとした。
しかし。名を聞けなかった故に、名を問われれば答えられるはずもなく。
薬師はこめかみに手を当て通りを歩き始めた]
―花山院邸―
……。
[花山院の面々は一様に不穏な気色を漂わせていた。
はて、と心中で首を傾げるがおくびにも出さず。
裏庭、松の葉が瑞々しく風に震え。
立っていたのは細身に白装束のおとこ。]
失礼いたします。
[と、形式通りに頭を下げて]
(僧だろうか?)
[それにしては、妙な扱いだと思いながら
急かすような周りの視線に、手早く祓いの準備を整え]
御意。では仕度が済み次第門前にてお待ちしております。
[頭を垂れてから下がる]
・・・いつまでもかのような澄んだ瞳でおれらる。
[ふと最初に仕官した時の事を思い出す。その時もすぐに外にお出かけになられ、また今日と同じように傍にお仕えした。
自分とは違い気軽に外の空気を吸う事も出来ず、見るもの全てに興味を示された若宮様は正に天の使いかと思うほど眩く、その時から何も変わっていない。否、わずかばかり背は伸びられた]
[身支度をし、門の前で若宮様を待つ]
[若草の絹を纏い支度を済ませる。
頭上から暗い色の衣を被り、門で待つ武士の前に現れる。
頭上から衣を被るのはもはや癖のようなもの。
目立たぬように、ただそれだけ]
…待たせたね。いこうか。
[告げる声は大人しく。
背の高い武士を見上げて促し]
御意。
[仕度を終えた若宮様に促され、外に出る。常に斜め後ろに位置を取り]
さて、どちらにいかれるご予定でございますか、若宮様。
[赴くのは大殿のお屋敷。あれからどういったことがあったのか。
門より出る気配は変わらず、鷹も目を細めている様子。
そういえばあの大殿はどうしたものか。まだあの屋敷、人は残っているのだろうか]
橘中将が来たと伝えてくれ
[先触れの使者を走らせると意外にも人はまだ残っている様子。
大殿とは知らぬ中でなし、警戒している様子はあったがそのまま奥へと通された。いつものように礼に則り挨拶するが]
[やがて空が白み始める頃には、市まで足を向けて]
弦ってどこに売ってるんだろう。
そもそもこんななりで売ってくれるのか。
[並ぶ魚や織物、塩や米などを見て歩きながら、やがて雑貨を並べる所へと辿り着く。
そこに辿り着くまでには手に饅頭を一つ持って口に咥え]
ご無沙汰をしております
先日の騒ぎもあり大殿様のご無事をお伺いしに参ったのですが…
[通されたのは寝室。烏帽子だけを付けたその姿はまさに死人というべき顔色で]
大殿様…なんという…。
大方京の噂に中てられたのでございましょう。
信心深きは徳にございますが噂を信じ物の怪を呼び込むとはいけませぬ。何、すぐによくおなりです。どうか加持等を怠りないよう。
[取り繕うだけの見舞いの言葉をかける。少しやりとりをした後に障りがあるといけないとすぐに寝室を後にするが。
あれは手遅れだろう。しかしあくまで表向きは励ますように。庭の月白はどこかを見つめている。この屋敷に何か人あらざるものがいるのなら…きっとその気配を感じているに違いない]
―花山院邸―
[祓いを順に済ませていく。
おとこが誰であるかは白藤の与り知らぬ所。
外に訪れていた汐のことも、今は気づかず。
時折片目を閉じ、見える大殿の様子を伺っていた。
あの識がなそうとしていたのは]
(……形代?)
[つめたい清浄な水がはねる。
中将の姿が見えたところで、両目を閉じて
祓いの最後の声を紡いだ。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新