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[雨の上がった後の大路というものは、やはりややぬかるんでいて。履いた草履はすぐに役立たずとなり]
下駄履いて来ればよかったか。でも、履き慣れないのは走り辛いからなぁ。
[まだ明けぬ空を眺め、闇の中を一人歩く。向かうのは九条殿で]
[やがてたどり着くと、ぐるりと一回りして西の門の前で足を止める]
でっかい屋敷だからなぁ。
見張りとかいそうだよなぁ。ま、中を見るだけでも。
[辺りを見回し、何の気配もないことを確かめてから跳躍し]
[からり、とわずかに音を立てて塀の上に足をつける]
[その目に映る庭は、やはり記憶とは違うもので。ここも違う、と舌打ちをひとつ]
ここで捕まったら、まずい、よな。
[それでも足は邸内へと降りて、足音を立てぬようにそろりと庭のほうへ行き]
(やっぱり、違うな。考えたら、こんなに立派な家のはずがないし)
[またその足で塀を越えて、小路へと降り立つ]
──花山院の屋敷──
松の色は、常磐だね。
この庭が、わたしの記憶に無い、今の兄のものではなく、父上のものだった頃と同じ色をしている。
[無我が行く前に、識神のしろいゆびに刺さった松葉を眺めて、おとこは薄く微笑んだ。]
[ふわりと音も無く、識神が去っていったのち──おとこはぽつりと呟くのだった。]
幼い頃に、内裏向こうの松林で女官が鬼に攫われ食われた話を聞いた時、この庭の松が不気味なものに思えて、泣いたことはおぼえている。
・・・その時、兄上は何をおっしゃられたのだったかな。
[おとこの声は、静かであまり響かない。]
「《穢れ》までは申すまい──けれども」
「はやく、殿(師輔)にお戻りなってほしいものです」
「あのお方も出家なさる前は…」
[屋敷の者たちは遠巻きに、おとこを眺めている。ひそめた声はおとこの居る場所にも届くか届かぬか。]
[陰陽師を呼びに行った者が、くだんの屋敷──白藤の居る場所へ向かったのは、陰陽寮へ向かうよりも、屋敷が花山院から近く、かつ、法師、陰陽師、他、呪を払う類いの者が大勢、入れ替わり立ち替わりその場所に居る事を知っていた所為だろうか。
北の方が出て行って以来、その屋敷の事は都中でひそかに噂になっていたやもしれない。
また、花山院邸のものたちは、はやく祓いを済ませてしまいたかったのだろう。それもまた何かの*予兆であったのかもしれない*。]
−九条殿→?−
[昨日の晩に忍び込んだ邸はどうなっただろう、と足を向ける。足取りは緩やかに、特に急ぐわけでもなく]
陰陽師がいるとか何とか言ってたっけか。
そんなのが出張ってくるんじゃ、物の怪だの鬼だのの仕業なのかねぇ。
[見上げる空にはまだ月があり]
−六条邸−
[付近の様子を見回った後に六条邸に戻る]
若宮様はおられるか?富樫影秀が戻ったとお伝え願いたい。
[若宮様のご休憩を邪魔する事無く、そして自身も夜通しの活動に僅かな休息を与えるため邸内で体を休める事にした]
……このような刻限に、
童?
[静かな路に、何処からかわかい声がしたようであたりを見回した。またもあやかしの類であったとすれば、今日は本当によく、わけの分からないものに逢う日である]
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