情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
まぁ。暫くは蟲毒も使わんで良さそうだ…
流れにはなかなか廻っては来ぬが。
求む手が大きくなれば、私にも来るであろう…
[ただ、と。小さく震える]
…なんなんだ?
この気は。
──羅生門・内部──
ああ。
まいたはずの相手に、見つかってしまったかな。
やはり、あの屋敷に行かねば・・
[影のように、だれかがおとこの目の前に在る。
おとこは首だけをわずかに動かした──]
おや。
迎えの者、ではないね?
もしや、物取りかい。屍骸の髪でも取りにきたのかな。
―大殿邸・庭先―
[白い蝶を眼で追う。
枝に止まっているのは白藤が置いた鳥の式である。
羽を広げて、ひとつだけ羽ばたく。
よどんだ空、重苦しく垂れ込めた雲。
おかされない白。]
……雨足の強くならぬうちに、
屋根のあるところへ向かったほうがよろしいでしょうな。
[去る者たちへ向けて。
野次馬の中に立つものに向けて。]
祟りもおそろしいが、
祟られる前に熱病に浮かされては
お話にならない。
[うたうように謂って、また空を見た。
正しくは見ているのは空ではなかったが。]
[邸の壁も空も越え、ひらりと自らの前に現れる白蝶。
そっと、黒き袖の先にのぞく指先差し出し、蝶はふわりとそれに乗る]
…嗚呼。
[小さく、唇が笑みの形に揺れ。
逃げも怯えもしない白き蝶に唇寄せて]
[雨が零れる。降るか降らぬか雲立ち込めた空。
その場を辞そうとする影居に労いの言葉をかけて]
うむ、ではここで解散を。ゆるり休まれよ。
白藤とやら、そなたも務めに励め。
[視界に入る白い蝶、白い鳥。何かその色がとても浮いて見える。
下官を従え、屋敷の門から出ようとすると薬箱背負うかむろ頭の少年らしきが。ふとこちらをみていたかの視線はこの者か?]
[二の雫の落ちぬ間に
つい、と腰のうしろへ手を回し
刀を抜くように、はじめから携行してきたかの如く
さり気なく唐傘を取り出し、あるじの頭上へ広げた]
[踵を返し、門へと向かう。
ちらりと鳶尾を横目で見、]
お前は思うように動いて構わん。
ただ、報告は怠るな。
[言い捨て、後も見ずに歩み去る。]
――羅城門――
[識が歩く度に 世の理は煌き空気へ紫紺と朱銀を遺す
幾何学直線の黄金の軌跡 指先を伸ばして 遊ぶ指先へ絡ませる 血色の悪い肌にひやりと染み入る肌の感触 おとこの指先を頬にあて 上から茫とながめた]
[縫われたように唇は微動だにしない]
[おとこの頭髪、薄茶の濁りの影は微か――闇と紅を孕んでいた]
[ふと。空を見上げれば。
澱んだ雲。小さき雫を落としていた]
…やはり。良い気では無さそうだ。
[小さく息をつく。
箱の上に括っていた布を手に取り、箱に被せようと]
…?
[手を動かす。
しかし、目は先ほどまで見ていた男の方へと戻っていた。
先ほどの言の葉が聞こえたのか…口を開こうとするも。
視線の先、下官を従え門を出ようとする役人に塞がれて。
開きかけた口は閉じ、道を譲るように脇へと寄った]
[蝶は答えるように二三度羽を開き閉じしていたが、]
「──これより、御許に参ります」
[寂びた男の声を伝えた後、はらりと二つ折りの紙片に変じて宮の手元に落ちた。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新