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成る程ね。
[頷いて、ありがとう、かね?と眼を細め]
そうだな。礼儀作法には厳しいもんだ。
下手な口をきけば叩き斬られかねないというもの。
[肩を小さくすくめた]
海か。随分遠いな。
流れ流れて都まで……か。
ああ。行って来な、根付いて、水を遣るために。
[小さく手を挙げて、ひらり、振る]
役立てたんならよいことだ。
それじゃぁな。
[順繰りに辻を巡り、屋敷のぐるりを巡り、いまは屋敷へ入るべく門を目指す。
薬売りの姿をしたものが、屋敷から出て雨のなか何処かへ向かって行った。]
……やまいあらば、薬の入り用もあろう。
さしずめ、商いどきといったところか。
雨とて、無碍に花を散らすばかりでは無いな。
[いずれもっと現れる。
さればさ、押し止めるよりはむしろ…]
[流れ者の術士に目を留め、]
……御身、まだこのようなところに居られましたか。
お勤めご苦労に御座います。
して、わたくしなどには何ぞの変わった風にも見えませぬが、
ことの進捗は如何に御座いましょう。
[穏やかな涙雨は未だに止まず、
橋の下にて雨露を凌いでいた白狐はつまらなそうにため息をつきました。
ふと思いついたのか、河辺に育った大きな蕗の葉を、一つくわえて折りました。]
[門から屋敷へ戻ろうとしたが、
椿の花の横で立ち止まり]
影居の使いかね?
[肩越しにゆったり振り向いて]
おれは呪に対する呪を施しているからな、
そう容易には動けない。
で、進捗の程か……芳しくないがね。
場つなぎにしかならんだろうな。
[ごまかすことも無く謂って、眼を細めた。]
祓う祓わんではない、ということだ。
[御簾の内、几帳の中。
降り頻る雨のざわめきが、衣擦れの音掻き消して……
薄闇に覆われた室内をも満たしてゆく。
それより後は、密か事(みそかごと)――*闇の中。*]
ほう。
[対して目をすこしばかり見開き、術士をみた。]
……あるじも同じ事を申しておりました。
わたくしも辻辻を巡って参りましたが、見たところ埋められた呪もの、掘り起こして如何するという類のものでもありますまい。
して御身、これからどう出られるお積りで。
影居もか、さすがは。
[世辞でもなんでもなくそう謂って。]
そちらの見立ても同じだな。
厄介この上ない。
[少しばかり眉を寄せ、椿の花を流し見る。]
さて、どうしようかねえ。
妙案が直ぐに浮かべばいいんだがな。
――まずは、冷えた体をあたためるかな。
[茶でも淹れるか、と軽く謂って屋敷へ戻る。
拒まれなければ式にも進めた*]
[さすが、という言葉に満足げに頷いた]
茶、ですか。
――気の長いことに御座いますね。
折角のお誘いですが、失礼します。
そも、わたくしのようなものに茶なぞ勧めて如何なさるおつもりか。
飲んで飲めぬこともありはしませぬが。
[術士の男が目を離すと、椿はぽとりと首を落とした。
落椿から目をあげ、術士とははんたいに通りへ出た。]
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