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[直垂に袴を膝丈で裁断したような衣服を纏い、昨晩通った道を歩く。短く刈られた髪は、道行く者に奇異に映るかも知れず、それでも当人は気にする風でもなく]
なんだ? 何か、あったのか?
ああ出入りが多いと、今晩は無理だなぁ。
[昨晩入り込んだ邸を遠目に見つめて、近くに座り込んでいた老人に何があったのかを尋ね、答えを得るとやがて引き返した]
[──後刻。
おとこは物言わぬ侍女たちに傅かれて、乱れた狩衣から衣を改めていた。
陰陽寮に出勤するにもこの頃は簡易な狩衣で済まそうとするこの男が、きっちりと衣冠を纏っているのは何を予期してのことか。
女房装束の女が庇まで出て見送るのに、]
留守中に人が尋ねてくるやも知れぬ。
その折は、直ちに知らせるように。
[と言い置いて屋敷を出る。
卑官ゆえ牛車の類も許されぬが、何かと物騒な昨今、下人の一人も連れ歩かぬのも奇妙ではある。
とまれ、ふらりと大路に歩み出た。]
[足を向けたわけでもなく、通りがかった邸の前で、値踏みでもするかの様に塀の中へと視線を送り]
でっかい屋敷だな。確かここは九条の……。
狙うには、でかすぎる。
[中に見える寝殿をみながらぐるぐると屋敷を囲む道を歩く。見れば物乞いの子に見えなくもなかったが、来ている衣服は上物で]
[近衛府に馬を走らせ、検非違使へと使いと検分改めを要求する。
して気になるのはそこにあった銀と翡翠紐の男の二人と赤毛の青年の妙な気配。陰陽師と言っていた。銀の男、キツネとは真か?]
……気は進まぬが…仕方あるまいか。
[陰陽寮へも使いを走らせる。了解を得られれば同行求め、なくとも事の次第寮へも伝わるだろう*]
[やがて東の門まで来ると、通り過ぎながらこそりと中を覗く]
(窺うなら、夜だな)
[通り過ぎると、足早に駆けていく。駆けながら、それでも目線は辺りの様子を確かめるように]
……物好きと申されますか。
都にわざわいのきざしあらば、疾くあるじのもとへ運ぶ文となるは我が勤めのひとつ。
尤も、御身陰陽寮にてみかどにお遣えする身になくば、関わりのあらぬ事ではありましょうが。
[どういった手練手管か、男の”はなしを通す”様子や、飄々とたなびく白き衣に悪しきところあれば見定めんと、周囲の検分と同じく目をそそぐ。因果か禍根か、奇禍に見舞われた屋敷は血のにおいがまつわりつくようだった。]
[しかしその場に長くは留まらず、
失礼、と短く断りを入れたのちにおとこの姿は掻き消えた。]
[つぎに男が現れたのは安倍の屋敷の内だったが、
あるじは既に発ったと聞いては裾の地につく間もなく再び表へ出た。
まさか往来の真ん中へ忽然とあらわれる訳にもゆかぬから、
足を急がせてあとを追う。
あるじは昨夜も書に埋もれていたようだから、暫くは床(しかし床と呼べるものかは甚だ疑問である)に居るであろうと願ったの*だが。*]
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