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>>20 アリスの城(花園):聖
―――全く。本当に。
[聖の"炎"も"蓬莱の薬"のカードによって私の身体に近付く所で掻き消える。
でも、こっちの"∞"の弾幕までが聖に届くこともきっとないでしょう。
―炎もまた、原始の力の1つに他ならないのだから。]
…結局、何処か似た者同士だったのかしら。
根本的な考えが一緒なのか、それとも。
誰かを導く伝道者でいたかった、自分がいたのか。
まあ、どっちでもいいわね。
―お互い、色々苦労しているわね…ほんと。
[花に囲まれて、そのベッドの中で沈んでいる私の溜息と共に吐かれる言葉は、聖には伝わったかしら、どうかしらね―]
いっきますよおおおお!
冥途『メイド イン る〜こと』
[おもむろに箒に力を込めて、自分に向かってくる弾幕を撃ち返そうとする。]
[私の黒は、マスタースパークの白と、永遠を描く∞。そして、白蓮の無によってゆっくりとかき消えてゆく]
―――。
もう、届かないのね。これだけやっても。
[呆然とつぶやく少女もまた、ゆっくりと消えてゆく。それは当然といえば当然のこと。彼女もまた、この魔法の一部。だから。そっと消えて…消えて…]
―――究極の魔法。
それを持ってしてもまだ遠いとか。
しかたないのかも、しれないけどね。
この変わってしまった世界には。あんまりにも…
私の想定する世界も、せまかったのかも。
[そう言って自嘲して…消える。
それとともに、ゆっくりと城がアリスの屋敷に戻って。
空に飛んでいたのも、まるで軟着陸するように落ちてゆく。
アリスがいた場所には…一枚のスペルカードが残っていた」
>>23 永琳さん
[永琳の言葉を受けてうっすらと微笑む。]
その苦労もまたこの世界に生かしてもらっているからこそのもの。
それを否定することはできないですよね…
[返事を期待したわけではない。ただ、そう言いたくなっただけだ。]
>>19>>20>>21>>22>>23>>24>>25>>26
[降り注ぐ薬。
弾幕の炎。
弾幕を掃おうとするメイド。
そして――――白がアリスの屋敷に戻ると共に消えていき、そして『生まれる』一枚の"アリス"。
それを見届けて、光翼を纏いながら
上空のそこから太陽の畑を見たのならば。
異変の前に咲かせ、枯らして、もう一度咲かせて、『花の異変の再現をはじめたその場所』で共に連れて行った一輪の向日葵は。
お還しする為に咲き誇った他の向日葵達と共に、今は太陽の畑の中に溶け込むように咲いていて。
―――あの向日葵のまわりに広がるのは触れられぬ幻影の黄色ではなく、共に咲く黄金色の向日葵達で。]
……綺麗?そう……よかった。それなら私は生きているのね?
……もう、大丈夫ね。
[上空であるはずなのに、花達が伝える永琳の呟き。それに私は安堵して。
そして、私にも生まれた…いや、新たな意味を持った一枚の『スペルカード』を見れば。
私は、今ここに居る感覚を、今昔の混ざる今のこの感覚を『認めて』。
さあ、咲かせたのならば花びらは土に還るのだ。
だから。]
[弾幕を箒で撃ち返そうとするのだが、
威力が桁外れまともに相手できるレベルではないのは明白だった、でもこれは時間稼ぎ、霊夢を信じて、霊夢の攻撃のお膳立て、これが今の自分の精一杯。]
(霊夢様…。)
……霊夢!妖怪は巫女が退治しないと締まりがつかないじゃない。
だから――人間らしく。妖怪を退治しなさいな。今、この幻想郷のルールで!
[そしてその手にカードを掲げて、『宣言』をするのは]
―――"双蓮『デュアルスパーク』"
[六枚の光翼を纏った私が『ふたり』。
分身をして二人の私が放つ、二つの『マスタースパーク』。
どちらも『私』。今も昔も『私』。
どちらだって幻影なんかじゃない。どちらだって本物の私。
記憶が少しずつ薄れる?否、重なり、この場所へと再構築されながら――]
[桜花の恋塚より目覚めて、お還しをして、昔の幻想郷の私と今の幻想郷新の私を新たに再構成して、新たなる概念の世界に降り立った『どちらもが混ざり合った私』の『意味』を持つその『二人の私』は、
霊夢に向かって傘を開いて、光線と、花と、鳥と、風と、月を放つのだ。
妖怪らしく。私らしく。異変を解決する者である巫女へと向かって二つの光線が向かって行く。"弾幕ごっこ"のその弾幕として。]
>>29>>30
る〜こと…幽香…。
[他の連中も…ここからは見せ場をくれるらしい。なんというか…お人好しというか]
わかった…まとめて退治してあげる!
夢符「夢想亜空穴」!!
[高速で飛び回り御札をばらまきつつ、飛び交う弾幕を躱していき…4つの輪で妖怪たちを囲うように霊力を展開していく。
展開した霊力はそれぞれを囲うよう、弾となり飛んで行く]
―妖精輪舞―
[踊る、花と一緒に、散りながら
踊る、弾と一緒に、光りながら
踊る、妖怪と一緒に、逃げながら
笑いながら、踊る、被弾しまくって、ぼろぼろで、究極魔法も、曼荼羅の光も、天才の法も、メイドロボズも、マスタースパークも。
すべてが雪の花を飲み込んで、吹雪を掻き消して。
それでも、おどって、踊りつけれるまで踊って]
――あーあ、やっぱりさいきょーはつよいわねー!
[そう笑いながら、さいごに、霊夢の弾幕をもろに喰らって…]
≪ピチューン≫
[満身創痍に、なったのだった。]
>>31
だって、幻想郷の異変を解決するのが霊夢様の役目でございますからね…。
[いくらタフなアンドロイドでもとんでもレベルの弾幕を受け続ける(掃き清め続ける?)のは無理なようで]
そうですか…、これが霊夢様の弾幕…。
綺麗…です…。
[エネルギーが限界だ、自然回復するとはいえ、消費しすぎたエネルギーを回復するのは時間がかかりそうである。
霊夢のスペルカードが発動したのを見届けたならば、そのまま意識が遠のいて、セーブモードに移行することだろう。**]
>>31
[現れては消えて、現れては消えて、赤の無慈悲な密度のお札と青のお札をばら撒く霊夢。『二人の私』にそれを避ける術はない。妖怪退治をするべき立場の人間だからこその弾幕と言うべきか。]
まったく……あなたはほんと、滅茶苦茶なんだから。
ああ……『花の異変』だもの、ね。
それに本当、あなたらしいわ。こういうの。
[『終わっていない花の異変』。ならば、隙間なき"弾幕ごっこの弾幕"も『花の異変』ならばなるほど、カメラを持っていない者が放ってもいいのだろう。
『デュアルスパーク』を展開中である私はそれを掻き消す力を同時に放てる二つのスペルカードに手を伸ばすことは勿論できず。お札に囲まれて、それは次々と迫り
そうして
私はお札の弾幕に巻き込まれて、赤と青の視界が広がって
『二人の私』は両方ともそれを食らって、ダメージはどんどんと蓄積されてそうして――――]
[―――そして"スペルブレイク"。
『二人の私』は『ひとりの私』へと戻り、背の六枚の光翼を失って。
そして高い空から落下して行くだろう。
人間が妖怪を退治する。妖怪は人間に退治される。この"弾幕ごっこ"のルールの中で。
それが満たされた私はぼろぼろになりながらも、微笑ながら――――そうして、花の咲く地面へと落下をする。]
[落ちた地にて満身創痍で体の全てをその大地に預ければあとは――――]
……あーあ、負けちゃった。ふふ、弾幕ごっこで、負かして…もらえた、わ……。
ふふ……楽しかったなあ、弾幕ごっこ。
やっと、やっと。みんなと一緒に沢山、遊べた……。
[だからもう、きっと大丈夫。
もう『私』がお還しする力は全て還しきって。
あとは花は自然にゆっくりと、散り行くだけだ。]
>>32>>33>>35
[それぞれが被弾、スペルブレイクされていく中、なんとか意識を保ってはいたものの]
…本気出さずにここまでやるのは…流石に疲れるわ…。
[カード時間が終わると、ゆっくりと地へと降りて行き…]
ちょっと、休もうか、な。
[木へともたれかかり…寝息を立てる]
―――桜花の恋塚より目覚めし力、全て、全て。咲かせるお還しを致しました。あとは散らして、土へと真に還りましょう。
[地に触れた私の体から溢れる力はもう、無い。それが花達を咲かせるピークが過ぎる合図。
急激に枯れるような不自然ではなく、少しずつ自然に自然に。
向日葵も、鈴蘭も、竹も、蓮も、幻想郷中の花達が自然に散り始める時期がはじまるのだ。
かつての『花の異変』と同じ。放っておけば、あとは四季のそれぞれに元通り。
土に還りきったその時が完了なのだ。『花の異変』は自然に収まるものである。望んだ退治は、新しい場所に立つ為の儀式。
最後に散るのはいつだって桜の花。これから少し長い時間をかけて、やがて、いずれ桜が散りきったその時が、私が起こした『花の異変』が収束した証となるだろう。それまでは―――景色をただ、純粋に楽しめばいいのだ。以前の花の異変の時と同じように。]
>>25>>30>>31 アリスさん、幽香さん、霊夢さん
[カードになって地面に着地したアリスにふわりと微笑みを向ける。]
永遠の少女の名を持つ魔法使いさん、貴女の生は道を外れども未だ終着に或らず。だから…
今度は私たちと"一緒"に、遊びましょう。
[そう言っている間にも、弾幕は激しさを増す。霊夢が宣言したスペルによる霊力の輪が身を守るかのように待機していた炎に当たり、相殺し合った。両者の弾が残っていないことを確認すると、結跏趺坐を解き、スペルカードも破棄する。]
…これで異変解決ということで言いのでしょうか、霊夢さん?
[満身創痍で死屍累々な周囲を見渡してそんなことを霊夢に問いかけただろう。]
>>37 霊夢さん
[…と思ったら既に夢の住人になっていたようだ。仕方ない、とため息をついて自分も手頃な木の下に座り込む。]
少しだけ、休ませてもらいましょう…
[最後のスペルは流石に堪えた。体は問題ないが、空を飛ぶだけの法力も残っていない。]
[欠片を持ち越すように、欠片がぼんやりと消えていくように、花達が散り始める時期がはじまれば私の記憶は覚えていればいい事だけを除いてあとは薄れて行く。
記憶のお掃除。持ってくるべき大切なものだけ残して、そうして薄れていくものたち。全部消えてしまう覚悟はあったのに、それでも残っているものも沢山あって。これで本当に大丈夫なのかしら、だけど……見えない壁は超える事が出来た気がするから、まあいいやと私はもう、納得するしかない。
記録をして歴史になったものは新しい場所へと持って行くことができる。『記した』スペルカード、そしてそれを放つ時についてきた出来事達も共についてくることができるのだろう。
何気なくポケットから取り出した時計は、秒針が進み始めて、新たなる時を刻む。
私はその場に倒れたまま顔を少し動かして、落ちているカードとそのあたりに気絶をしているアリスを見て]
なあに寝てるのよ。……異変が終わったらクッキーと、カモミールティー。カモミールティーはこの前あなたにあげたんだから、あなたが用意しないと駄目じゃない。
[私は少しふくれて、そう呟いた。**]
彡ミ. ゚ 〜 :: . : :. 。 ;
彡ミ彡ミ: . ::: 。:: . : 〜 : : .. ゚
彡ミ彡ミミミ : 。 〜 : ゚ ::
彡彡ミ杉ミミミ゚ コレデオワッタトオモウナ、ダイニダイサンノカフンガイズレ…
ヽ|i >д<i|ノ ヘクション!::. ゚ 〜 :: . ..
|i!iハlハl!|: ゚ :。 〜
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