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>>55 聖:人里・茶屋
そうね。今度はもう少し落ち着いた場所で話をしましょう。
お互い言葉を重ねあって"賢者"を名乗れる様に精進したいわ。
永遠亭の子達には伝えておくわね。
うちの姫様は"堅苦しい相手は苦手"って言いそうだけど。
[手を振って聖を見送って、私はお茶を啜ってもう一度空を眺める。]
……私、溜息多かったかしら。
[そう想像して、それから再度溜息を吐いてから。]
…駄目みたいね。私。もう少し休憩しましょう。**
>>62 幻月
ついさっき……?
[見えない壁、概念的な境界に恐らく一番近い場所に立っているだろう私は少し不思議なものを感じるのだ。そんな思考が過ぎるけれども、一体何の概念なのだろう。はて。なんだろう。だけど何かが……。]
はぁ……出てきたばかりなら仕方ない、かしら。
夢幻世界みたいにこう、簡単じゃないのよ。
ルールがないと壊れる世界。まるで儚き花のよう。暴れたいなら美しく暴れないといけないのよ。美しく暴れるにはそれなりに準備が必要なわけ。
[一枚の札のようなもの、数少ないスペルカードのうちの一つをひらひらとさせて言えば]
人里?そりゃあたまに降りるけど……
[人里に定められたルールを破りそうな目の前の悪魔をジト目で見て]
……あなた、人里で何かやったりしていないでしょうね?
>>67
るーるをまもらないとこわれるせかい・・・?
[眉を顰め暫しの間考え込む。
なにそれ? 戦い方に拘るのは理解できなくもないわ。
無様に足掻いても勝てば良いって姿勢は美しはない。
でも、そうしないと場すら成り立たないというのは初耳ね。
誰がそんな面倒なことを…。
先ほどから巫女の使う札のようなものを幽香が手にしているアレがそのルールということなの?
想像より遥かに此方は面倒な場所のようでした。]
ご飯食べてきただけよ?
メイドが欲しかったんだけどタダじゃないって言われたし、手持ちがあまりなかったの。
もう少し身形の良さそうなのを探すべきだったわね。
まさかあんな完璧なメイドがあんな店で売ってるなんて想像もしないじゃない?
やっぱり夢月ちゃんと一緒に来てたら良かったわ。
[向けられた視線はどこ吹く風。
2人だったらそのあたりの店を吹き飛ばして資金調達したのに。
なんて目が語ってます。]
>>64 >>65
小傘ね。よろしく。私は、アリス。
アリス・マーガトロイドよ。
[おばけだぞー!という小傘に、人形たちは一緒にテンションをあげてきゃっきゃと笑う人形たち。ほほえましく見ていると…]
・・・!!
"ダレダー!"
”だれかいるー?”
[がたがたと動いた墓石。それは、私には誰もいるように見えないけど…人形たちはそれを感知する。半自動の精神、完全な心を持たないがゆえに、人形たちは無意識の干渉を受けずに、墓石を揺らした少女を感じ取った」
>>68
ルールがないと壊れる世界。
人間の為のルールに見せかけた妖怪の為のルール。
私も、まあ。『妖怪さん』だし〜。
[人間が異変を解決しやすくする為のルールだと思われているスペルカードルール。
けれど命名決闘法案の原文は―――妖怪同士の契約書に使う用紙に書かれていた頃のそれは私が記憶している限りは。それは妖怪の為のもので。
けど……幻月だからなあ。あの幻月だからなあ。]
長く居座るつもりならいろいろ説明するけど?けど、あなたのことだからそんなの聞いても右から左へかしら。
[はぁ……と、ため息が出たところでご飯を食べてきただなんて話が出てきたけれども――]
>>69
……このメイドフェチ。メイドマニア。
メイドさんなんて簡単に売ってる訳ないじゃない。
それどころか今やメイドさんが喧嘩を売る時代よ?あなたが買っても言う事なんて聞くわけないじゃない。
[これ程ないというぐらいのジト目だ。]
>>71 >>72
仕方ないわね。遊ぶ前に壊れちゃったんじゃ来た意味ないし。
守ればいいんでしょう。そのルール。
一応聞くわよ。
[聞く気はあるようですが聞いても覚えていられるかは定かではありません。
曲解や都合の良い解釈はデフォルトで備えていると思われます。]
フェチとかマニアとか失礼ね。
ただメイドさんが好きなだけよ。
[メイドが言う事を聞かないらしいとの言に首を傾げ。]
そこも変わっちゃってるのかしら。
メイドって言ったら主人の言う事には絶対服従、どんな要望にも応える万能スキル持ちと相場が決まっているのに…。
でも店に居たのは本当よ。メイド。
もらってくって言ったらタダじゃないって言われたんだから。
つまり売ってるってことでしょう?
[ジト目で言ってくる幽香に不満そうに反論しました。]
>>73>>74
やっぱりメイドフェチなんじゃない。夢月も大変ね、これは。
私の知ってるメイドは主人に毒のお茶を飲ませたりするわね〜。
[珍しい植物がないかとか聞かれた事ももしかしたらあるのかもしれない。]
店にメイドがいてもらっていくって言ったらタダじゃないって言われた?う〜ん???
……メイド以外に何が売ってたの?その店。
[絶対なんか勘違いしているだろうなあって事だけはわかるのかもしれない。だって相手が幻月なのだから。そうしてここのルールについては……]
人里では人間に手を出してはだめ、ってのがあったりするのよね。人間の総数がむやみに減るといろいろ困るらしいのよ。いろいろと。
[細かい事を説明しても相手が相手だから、人里については単純明快に言うだけ。そして]
-命蓮寺・参道-
[様々な食材を手にいれて買い物から帰ってきた聖は、参道の清掃を行っていた。礼拝に来る者、見学に来る者、説法を受けに来る者と様々だが、それに分け隔てなく挨拶を行なう。その姿はまさに慈母といったところだろうか。]
>>75
―――ここでは誰かと戦って遊ぶ時はね。
お互いに技を見せ合い、美しさで競う決闘ルールが流行っていてねえ。
自分の得意技に名前をつけて競うのよ。
それが、これ。
[ひらりと先ほどから手にしている一枚の札。
自分の数少ないスペルカードのうちの一つである『幻想「花鳥風月、嘯風弄月」』。]
自分の力に美しさと意味を持たせて、そして意味がそのまま力となる。
意味を持たせた名前を紙に書いておいて、力を使う時は宣言をして、相手に魅せるのよ。名前が決闘の名前になる。
「弾幕ごっこ」って呼ばれてたりもするわ。
――妖怪同士の決闘は小さな幻想郷の崩壊の恐れがある。だが、決闘のない生活は妖怪の力を失ってしまう。
[そして夢幻世界にはない概念のスペルカードルールを説明していくだろう。]
[巫女が定めたほうでは人間本意に見えてこいつの耳に右から左だと思ったから、原案のほうを、かいつまんで。
決闘の美しさに意味を持たせる事を。
意味のない攻撃はしてはいけない、意味がそのまま力になる事を。
決闘で敗れた場合は余力があっても負けを認める事を、勝っても人間を殺さない事を。
美しさに拘って戦う戦い方のそれを。
ざっくりと大雑把に説明するけれど、さて、どこまで理解するやら。
けれど最後の締めくくりは]
決闘の命名を契約書に同じ形式で紙に記す。それにより上記規則は絶対となる。この紙をスペルカードと呼ぶ―――、と。
その「弾幕ごっこ」にも突き詰めればもっと細かいところはいろいろあるんだけれども……
[言った所でまた、はぁ…とため息。]
いろんな弾幕が見られる所は面白いんだけど……ちょっとスポーツ感覚になってるところが、なあんかつまんないなあってところでもあったりして、ね。
>>75
だから違うって言ってるでしょ。
夢月ちゃんだって喜んでメイド服着てくれてるもの。
毒のお茶? 人間って毒飲んだら死ぬんじゃないの?
死刑執行人も兼ねるものなの?
[それは知らなかった! なんて顔が輝いてるかもしれません。]
そうね、お品書きにはヤツメウナギの蒲焼とか豚肉炒めとか載ってたわ。
食堂っぽかったわね。
[最初は食事しに行ったわけで食堂なのは当然なのですが、メイドが居たことで全て記憶から抹消されているようです。]
はあ!?
人間に手をだしちゃいけないとか意味がわからないわ。
勝手に増えるじゃない、あんなの。
[それにお金を作る方法がなくなる=メイドが買えない。
そんな事を認めて良い物だろうか? 断じて否。]
>>77
[此処のルールとは決闘の方法だと幽香は言う。
なんだ、ちゃんとそういうのあるんじゃない。人間に手を出しちゃいけないとか言うから何事かと思った――… なんて思っていたんです。]
得意技に名前… ねぇ…。
[弾幕は使えるが名前は特につけていない。
それに伴いあの札――カード?――を使うみたい。
・・・・そこまではいいの。純粋に遊びとしては面白そう。
決闘で負けた場合、余力があっても負けを認めねばならないのもルールってことで100歩譲りましょう。
でも勝っても殺さないとか。何よそれ。]
・・・・・・・・・・意味が分からないわ。
[分からない。分からないけど、それをしないと世界が壊れるのだと言う。
幽香がそんなつまらない嘘を吐くともおもわない。]
世界が壊れたらメイドも買えない… でも人間が殺せないとお金が…。
[かつてないほど苦悩した顔で悩む幻月でした。**]
>>79
……それ。
メイドを売ってる店じゃなくて。
メイドさんが働いてる食堂だったんじゃないの?
[どれだけメイドに頭を支配されているのよ……今日はため息ばっかりついてる気がする。ため息をつきすぎると幸せが逃げちゃうからため息は控えたいところだけれども。
―――幻月の様子を見て、ああ……こいつやっぱり博麗大結界とか把握していないのね……と、すぐに感じ取った。「ついさっき」、来たばかり…?夢幻世界から出てきたばかり……という事なのだろうけれども……?]
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