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成程ね、君は大分苦労しているようだな。
しかしこれは聖杯戦争だ、彼女があのままでいいなんて事はない。
いつか死ぬよ。君がそれを理解して同行しているのは罪だ。
違うかい?
ランサーメモ>システィーナ礼拝堂わざわざ調べてくれたのか。ありがとう。
すごく嬉しかったが全部あたしの作みたいにまで持ち上げられちゃうとその。他の巨匠の皆さんが。ほら。なんかこう。座に帰った時に怒られそう。
M「ベタ褒めにおびえてるね」
D「なんや中の人性能が滲み出てんな」
[ランサーは遅れて跳躍し、投げ落とした彼を追い越すように壇上へと落ちていく。そうしてアルフレートがあれやこれやをぶちまけてしまう前に受け止めた。長い滞空。長い浮遊感。彼は走馬灯を見られただろうか。残念ながらランサーには知るべくもない。]
…いっしょにいってごはんたべるだけだよ??
コンソメパンチみたいなおかしもっといっぱいあるよ。
…みちる、あじのこいおかしきらいだから
たべてくれるひとがいないとこまるんだもん…
[手を差し出し続けて疲れてきたのか、
うさぎの耳までしおしおとへたれているようにみえてきた]
…だめかなぁ…
[大人の小難しい話をよそに、手は差し出されてにぎにぎと時々拳になったりする]
……随分と痛い事を、
はっきりとおっしゃいますね。
[違うかい?その問いには、みちるを一度見下してから、
違いませんね、と緩く首を振る。]
とはいえ、何もしてこなかったわけではありません。
聖杯戦争について色々と私なりに
みちる…マスターに教えてきました。
それでも、――、みちるはこの調子ですから、
私が傍にいて守るしか、ありません。
[アサシンへと手を伸ばして、まだかまだかと待っているみちるの様子はいつもと変わらない。]
――――……
[ランサーは無言で壇上にアルフレートを下ろし
主祭壇上から、遠く壁際に視線を投げる。]
何やら気配は感じますが、我が身では正確な位置は測りかねますな。
[飛び降りた際の一切合財は触れないことにしたようだ。]
……ならば良し。その言葉信じることにする。魔力さえあれば、このくらいの相手には負けはせん。もしくは負けはしても最後はわしが勝つ。
…本当だろうな?敵わん相手に無様に負けるくらいならわし、むしろ自害も考えるぞ?
[空間の中を見渡すと、彫刻のようなものの残骸が見えた。近付いてみてもやはり彫刻。均整の取れた美そのものではあったが]
美しいものだ…が、これで誰が戦っていたかというとまるでわからんな。
キャスターの可能性すらある。
―2F、すみれの花の咲く場所へ―
……人を愛し、
大切に思っているのだろう?
――私は其れを笑わないし、
貶めたりもしない。
……守る為に戦うのは、
[ きっと、理想として紡いだ――騎士の在り方に似ている。
ふわり、と宙に浮く感覚。
きらきらと、風をまとって、吟遊詩人とその主たる若き芽は、現れる]
貴様、先日の運転といい。
少しは主である私の負担を考えろ。
構わんとは言ったがこれで消耗しては元も子もないだろう。
[呼吸を整えながら抗議する。]
[聖書の話か、と少しだけ眉を潜める]
君の言う通り、人は皆罪人として生まれる。
だがそれは神の価値観の上でだ。
神は地上の覇権を人に与えたのに、人は神の掌から脱せてはいない。
その上で、こんな無垢な君のマスターを君は罪人と定義する。
僕はそうは思わない。
人は人同士でそれを決めるべきだ。
君はそうは思わないのかい?
かつての人間として。
―2F、すみれの花の咲く場所へ―
[ふわり・・と、体を浮かせて菫の咲く場所へ…
昨日居たはずの場所なのに…何年も前にいた場所のような、切ない胸の痛みに、胸の辺りをぎゅっと抑える。
と、覚えのある左肩の痛みに…レティを見上げる]
…っ!
レティ!マスターが近くにいるよ。
セイバーが事あるごとに「自害」を口にするのなんてかすごい新鮮な気持ちだけど。
なんかに覚えがあるなあってずっと思ってたんだ。
M「うんうん?」
昔ヤンジャンかアワーズかどっかで「ああ… 死にたい」を口癖に無茶ばっかする警察庁の若いお兄ちゃんの漫画があってそれだ。
M「わかるひとすくなそーなこというのやめようね?」
ごめんなさい。
わたしがいいと言ってるの。
それでもわたしの魔力総量を気にするなら、それはわたしへの侮辱よ。
あなたは兵站に気兼ねせずに戦いなさい。わたしの力不足のせいで自殺なんて、間違っても許さないわ。
[彫刻に気をとられた隙に、令呪が反応した。
周囲を見やれば、二つの影。
その組み合わせに驚き、言葉をなくして立ち尽くす]
此方だついて来い。
[若干だけふらつく足を制すべく。
その場で強く地を踏んだ。
そしてゆっくりと気配の方へ足を向けた。]
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