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投票を委任します。
妹尾柊は、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
おお、マスターを待てば今夜にエピ入りできそうだな。
そう言えばわしの宝具も、よく考えるとシェムハザには有利に両方有利に働く気がするしあまりビビることはなかった気もするがまあ、ラスボスだしな
<Epilogue>
夢を見ていた。
僕の中にたくさんの英霊が流れ込んできて、いろんな夢を見ていた。
ある時は一国の王、ある時は暗殺者、ある時は、街で生まれた少女。
僕は色んな人生を観、そして涙を流した。
僕はいったい何者だったんだろう。
僕は、どこからきたのだろう。
僕は、どこにいくのだろう。
<Just before the loop.>
気が付くと、そこは闇だった。
ごうごうと激しい風の音。
まるで嵐の中にいるよう。
重たい風が僕を凪ぎ、体中に力を込めていないと、吹き飛ばされそうだった。
たぶん、ここは何処かの教会。
きっと、塔があったあの真下あたり。
僕の視界にいたのは、片翼の天使。
体中から血液を流し、息も絶え絶え。
その状態で、彼はその闇の渦の中心へと向かおうとしていた。
どす黒い、闇の核。そこに何があるのか、判っている。
僕と彼以外、誰もいない空間。
『やり直すんだ、聖杯戦争だけを。1万年かけてここまで来たのに、全てを無に帰すなど出来はしない。
螺旋の呪いを聖杯に施すんだ。』
彼は言った。
そうか、彼はループの時間の流れの中にながらループしていなかったのだ。
つまり、彼もまた僕と同じく、あのループの先へと、ここへとたどり着いた。
だが彼の肉体は違う。あの瞬間滅んだという事実が残ってしまったんだ。
そして、1万年かけて神への叛逆を願った堕天使は、本当に消えた。
まだだ。ループの中でループしておらず、あの結末が適用されている存在がもう一つあった。
”聖杯”。
この渦は聖杯の暴走の結果。
今までは塔の形をとっていたが、ここでは杯の形状でそこにある。
駄目だ、まだ終わっていない。
暴走したままの聖杯が残っている。
せっかくループから抜け出せたのに、結末が変わらない。この街が消えてしまう。
僕は、前に進んだ。
風に押し返されようとも、地面に這いつくばろうとも、歯を食いしばって前に進んだ。
聖杯も元にたどり着いた頃には、僕の体はぼろ雑巾のようだった。
地面を掴んでいた手は血だらけになり、足には感覚が無い。
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