情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
リリン リリーリンリンはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
セイバー 足利尊氏はブライジンガー 諒に投票を委任しています。
赤竜パピー (羽鐘辰)はブライジンガー 諒に投票を委任しています。
鴻 みちるはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
バーサーカー ヘイズレクはブライジンガー 諒に投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
キャスター メルカトルはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
アルフレート ローヴァインはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
ランサー ディオメデスはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
妹尾柊はブライジンガー 諒に投票を委任しています。
「管理人」 鳴木素子はブライジンガー 諒に投票を委任しています。
トゥルバドール クレティアンはブライジンガー 諒に投票を委任しています。
アサシン シェムハザ は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
リリン リリーリンリン は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
セイバー 足利尊氏 は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
赤竜パピー (羽鐘辰) は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
鴻 みちる は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
バーサーカー ヘイズレク は ブライジンガー 諒 に投票した。(ランダム投票)
キャスター メルカトル は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
アルフレート ローヴァイン は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
ランサー ディオメデス は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
妹尾柊 は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
「管理人」 鳴木素子 は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
トゥルバドール クレティアン は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
ブライジンガー 諒 は バーサーカー ヘイズレク に投票した。
バーサーカー ヘイズレク に 12人が投票した。
ブライジンガー 諒 に 1人が投票した。
バーサーカー ヘイズレク は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、赤竜パピー (羽鐘辰) が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、アサシン シェムハザ、リリン リリーリンリン、セイバー 足利尊氏、鴻 みちる、キャスター メルカトル、アルフレート ローヴァイン、ランサー ディオメデス、妹尾柊、「管理人」 鳴木素子、トゥルバドール クレティアン、ブライジンガー 諒 の 11 名。
――創作居酒屋『俺の筋肉』――
へいらっしぇい。
ゆうべは おつかれ でしたね。
お客さんには南部鉄の佃煮とかどうだい?
[南部鉄製のやかんがまるごと佃煮にされていた。]
王子もお疲れさん。御付き菓子にフルーツ大福の盛り合わせを用意したのでどうぞ。
[巨峰大福、苺大福、バナナ大福の山。]
[眼鏡メモの悲痛な叫びに苦笑。]
眼鏡もお疲れ様だ。随分と佳境になってきたようだし地上の皆は身体に気をつけてどうか。
やかん、もったいない!
金属で出来た道具は大事にしてあげて!
まあ、佃煮にしたものは仕方ない。
いただいておくぜ。
[やかんに手を合わせて、体内へ補給する事にした。]
そういえば、いつか俺、空き缶食って「食事じゃねぇよ、補給だ」って言ったけど、あれ本当にただの補給なんだよな。
鉄を体内で弾丸上に加工して、口や体の部位から打ち出す予定だったのよ。
今回、使う機会が無かったけどな。
成程。メカのモトか。
[やったー!]
口からガトリング砲でも出るのだろうか。見てみたかったな。
病院もだが流石に色々日常とかけ離れすぎた騒動だったし。
あの駄天使の嫌がる"綻び"とやらが大量発生するんじゃないか?
[それはそれで面白そうだが。と自分も巨峰大福をもひもひ。]
…昨夜のかぐやとの会話から早速甘味を仕入れてみたが本当に甘いな。
旨いんだがやたら腹に溜まりそうだ。
[YO-RO-軒と書かれた大福の箱を眺めた。]
投票を委任します。
ランサー ディオメデスは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
― 回想・第一階層東・病院前 ―
[――運命を狂わされた王たる者が、闇夜に溶けて後。
美しくも儚い満天の星が、彼の在った場所に瞬いている。
月の下で我こそ映えんと瞬く星達。
されど、その一角は、何か黒いものに切り取られている。
それが何であるか、注視しようとして――、声がかかった。]
…………、賛辞、ありがたく頂戴しよう。
だが、貴君の大地の理無ければ、
……彼を眠らせるには足らなかっただろう。
[明らかに正気を失っていたサーヴァント。
自身もアルゴスの王であったランサーにとって
彼がどこかの王族であったことは見て取れた。
その身が、狂気に囚われるまでの経緯は仔細知らずとも
――彼のマスターであったらしき、竜も息絶えているのを見れば
意を汚す何かが在ったことは、想像に難くなかった。]
――感謝する。
[そうして。その場に集ったサーヴァントを見やる。
キャスター。騎士。リリンのサーヴァント。]
間隙を封じるその剣戟。……見事であった。
[別れたばかりのリリンのサーヴァントには、その確かな功績を、短くも惜しみなく、賛辞した。
そうして最後に、物語を束ねし騎士を見やれば
――怒りに染まった目は、遥か虚空を睨んでいて]
―――――、…………。
[追うように空を仰げば、――先ほどの、黒く切り取られた空。
否。それは紛れも無く、黒き翼を持ちし天使の姿。
悪態の内容までも聞こえずとも、その歪んだ表情もまた、騎士とは異なる怒りに満ちている。ランサーは双眼を以って片翼の天使の姿を焼付け――呟いた。]
あれが今宵の元凶。神の使い、シェムハザか。
[静かな声が、風に乗る。
灰色に身を纏いし槍兵は、黒翼が視界から消えて去るまで、じっと見つめ続けていた。]
…………。失礼する。
[みちると名乗った少女を抱きしめるキャスターを冷静に眺め、冷静に辞する言葉を口にする。思い出される公園での様子は一瞬。ランサーはその愛の形を崩さぬようにと、周囲に一礼し、霊体化してマスターと共に軽トラックへと*向かった。*]
ランサー ディオメデスが「時間を進める」を選択しました。
わらわのおうちフィールドはどうなったんじゃろ
大将、あたらしいお客さんのために流しそうめんの台を設置させてもらうぞ
[壁から竹が伸びてきた。そして器用にスライスを開始した**]
ー病院前ー
[やっと見つけた時には、英霊はぼろぼろだった。
令呪は残り一つ。左目は、まだ痛いまま。
自分を包む腕に、背伸びをしてぽふん、と慰めるように背を撫でる]
…じゃあ、おうち帰ったらごはん食べようね。
みちる、おなかすいちゃった。
[ぽふん、ぽふ。
頬をちょっとゆるめてから提案した。
キャスターの食事になるべきだったベーコンエッグサンドはランサーの腹の中だ。
ちょっとこの場所を見て回りたいのかちょろちょろと痕跡を歩いて回った後、手を繋いで家への帰路を目指す。
きっと置いて来なさいと怒られるから、こっそりこっそり。
黒い羽をカバンの中にしまい込んだ**]
あれ4Fて戦闘……。まあまあまあ。
まだ流しそうめんには季節早い気もするが。いいか。
[そうめんの準備をしながら指をぱちんと鳴らせば店の裏に乱立していた筋肉彫刻のうち2体がやってきた。
そして「流すよ! そうめん流すよ!」と流し役をするべく待機の姿勢。]
―回想:東地区 戦いの後―
――……いいえ、
[>>4:408 キャスターの言葉に、緩やかに一度、眼を閉じる。
滲む怒りを抑えるように。]
どうかお気になさいますな。
止めねば、皆殺されていました。
[吟遊詩人は己の騎士――ペルスヴァルと共に一礼を向ける。]
それに、助けられたのは私もです。
感謝を。
[ふ、とそれから小さく息を吐く。
豊かな衣の下は騎士の受けた傷のフィードバックで鋭く痛むも見せぬは矜持であり―ー]
投票を委任します。
鴻 みちるは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
鴻 みちるが「時間を進める」を選択しました。
―東ブロック病院前―
[あまりの静けさに、自分一人世界から取り残されてしまったのかと不安になり…植え込みから這い出した。]
…レティ?
[数名の英霊や魔術師と共に立ち尽くすレティの側に、、、
覚束ない足取りで近寄る。
去りゆくキャスターとすれ違うも、彼は己のマスターのことで心が一杯のようだった。]
鴻さん、無事だったんだね。良かった…
―回想:東地区 戦いの後―
[あまりの静けさに、自分一人世界から取り残されてしまったのかと不安になり…植え込みから這い出した。]
…レティ?
[数名の英霊や魔術師と共に立ち尽くすレティの側に、、、
覚束ない足取りで近寄る。
去りゆくキャスターとすれ違うも、彼は己のマスターのことで心が一杯のようだった。]
鴻さん、無事だったんだね。良かった…
[胸元で手を握りしめる。]
……こんな屈辱的な方法で
願いを捻じ曲げる、なんて。
[――物語の途中へ、
まっ黒なインクをぶちまけた様な
穢され方ではないか。
ゆっくりと――槍の英霊へ、剣の英霊へ、視線を巡らせ。]
ご助力 ――感謝します。
[常より幾らか沈んだ声を落とした後、
ペルスヴァル、と小さく傍らの騎士を呼ぶ。
銀の騎士は頷くと、大地に縫い止めていた羽から槍を引き抜き、吟遊詩人を軽く勝てで抱えると、ヒイラギのもとへ、飛ぶ。]
―回想:東地区 戦いの後―
[胸元で手を握りしめる。]
……こんな屈辱的な方法で
願いを捻じ曲げる、なんて。
[――物語の途中へ、
まっ黒なインクをぶちまけた様な
穢され方ではないか。
ゆっくりと――槍の英霊へ、剣の英霊へ、視線を巡らせ。]
ご助力 ――感謝します。
[常より幾らか沈んだ声を落とした後、
ペルスヴァル、と小さく傍らの騎士を呼ぶ。
銀の騎士は頷くと、大地に縫い止めていた羽から槍を引き抜いた]
――ヒイラギ、……
[は、と金萌葱の眼を瞠る。
騎士と共に、駆け寄って――]
ヒイラギ、すみません、
……こんな、ぼろぼろになって、……――
[酷く心配そうに、
ヒイラギに視線を合わせて肩に手を触れる。それから、眼を伏せて]
討つより他、方法が見いだせなかった。
……、申し訳ありません。
投票を委任します。
妹尾柊は、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
妹尾柊が「時間を進める」を選択しました。
[地に落ちた赤は、
血よりも鮮やかな竜の色。
ヒイラギが慕っていた彼らは最早この世にない。
――己が主の安全と、かの王子たちの誇り≪ものがたり≫を踏みにじるような所業に意識を奪われ、
少女が、槍に貫かれてなお形を残す黒い羽を拾いあげたのを知ることは、なく>>4 **]
メモでのみっちゃんが楽しそうだな。
[微笑ましくみていたが駄天使のメモには「またかっ」とTVリモコンを投げつけた。]
投票を委任します。
トゥルバドール クレティアンは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
トゥルバドール クレティアンが「時間を進める」を選択しました。
ちょ、っ …レティ!怪我してるっ!!
[見上げる英霊のこめかみに、一筋の赤
そして、取った手も血濡れていた。]
急いで止血するから…じっとしていて
[魔力を込めた手をこめかみにそっと当てると、
見る々傷が塞がって行く…
自身の英霊だからこその快復で有るのだが、、、
続き衣の下の傷に手を当てると、見た目だけは傷が塞がったようだ。]
取りあえず、目に見える傷は塞がったけど…
一端家に帰って休もう?
[騎士と英霊を従え戦場跡を後ろにした…]
自分用メモ
メートルさん
ことに地中海の東西の距離は、それまでプトレマイオスに従って経度で62度にわたるものと見なされていたが、メルカトル図では53度(それでもまだ10度ほど過大であるが)にまで縮小され、また陸地の輪郭や内陸の状態もいちじるしく改められた
自分用メモ
対メートルさん
通常のメルカトル図法では赤道を基準線とするのに対して、経緯線からみて斜めとなる大円を基準線としたメルカトル図法である。正角図法であり基準線付近の帯状地域内であれば歪みが小さい一方で、基準線を離れると縮尺の変化が大きいメルカトル図法
煌びやかに物々しいボディガードをはべらせたもんだな。ラギ…。
ほんとお姫様になってきた。
[おとうさんどうよう。]
「男子三日会わざれば刮目して見よ」と言う言葉があってだな、男子も三日会わないうちに、まるでお姫様のようになっている……って、あれ、違ったっけ?
[英霊達が、ひと組、またもうひと組とその場から去る。
みちるの手が背をぽふぽふと撫ぜるひと時は静かに瞼を落とした。
みちるが周囲をちょろちょろしている時は、ようやく終わったのだという安堵に浸って上を仰ぎ見ていた。]
はい、帰りましょう。
[みちるが戻って来ると、周囲に一礼してその場を去る。
いつも通り手を繋いで洋館まで帰る道のり。みちるが、あの、黒い羽を鞄に入れた事にはまだ気付かないまま。]
みちる。
私、タケノコを食べてみたいです。
[帰路はいつもと変わらないご飯の話に花が咲いていた。**]
投票を委任します。
キャスター メルカトルは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
キャスター メルカトルが「時間を進める」を選択しました。
―西ブロック・拠点―
[自宅に辿り着くと、倒れ込むようにベットに崩れ落ちた。
英霊を二人分闘わせるだけの魔力を使ったのだ…
当たり前の話しである。
それでも死んだように眠った後、朝日が昇れば目を覚まし]
あーー昨日帰ってきてそのまま寝ちゃったんだぁ。
[鏡を見ればどろどろの真っ黒な顔や体のまま…
シャワーを浴びれば清潔な服に着替え、朝食の支度を始めた。]
レティにはカモミールティーだよ喉に良いんだって。
[簡単なサンドイッチとサラダを摘みながら、ミルクティーを片手に再び辞典や色々な宗教の教典、偉人伝などを調べ始める…]
― 5F・城塞都市 ―
[石材と煉瓦とに積まれた街並みは、素朴の一言に尽きた。
石畳が敷かれた路地からは、その威光を多くの民へ知らしめるように、どこからでも聖堂と城とが覗いている。
歩けば歩くほどに薫る、土と石とのにおい。
再現の中に在ってなお、民の息遣いが根付いた精巧なる再現。
都市を取り囲む二重の城壁。民を、王を、外敵から護らんと聳える防衛機構の一端――塔の一つへと登れば、その全てを一望することができた。]
――――、
[城壁の外側は、眼下に見える小さな町を除けば、傍に湛えられた水と、山の端までを彩る緑に溢れている。
強固な外殻とは裏腹に、空も、景観も、遮るものは何もない。]
[――リリンのサーヴァント。キャスター。物語を束ねし者。黒翼の王子。アーチャー。アヴェンジャー。そしてシェムハザ。
一同に会した昨夜の出来事で、八騎の全てと、その生き残りが割れた。そして残ったサーヴァントが皆宝具を撃ったとあれば、今の内に新たな階層を探索するが得策だろう――と言い出したのは、アルフレートだったか、ランサーだったか。
塔の上で、見張り兵のように佇むランサーは、無言のままに城塞の都市を眺めた後。元より何も無かったかのように、その場を*後にした。*]
―西ブロック・拠点―
――あぁ、おはよう、ヒイラギ。
起こすのも悪いかなと思って、
そのままにしてしまったのだけれど……
[大丈夫だったかい、と尋ねる吟遊詩人は一見すれば穏やかな調子である。>>13
――昨夜。>>11
>>10 大丈夫だから、と答えるヒイラギの肩に触れ、言葉なく頷いたのは、無念を隠すためだった
繋がりの強いマスターによる治癒魔術は
通常よりも効率よく傷を塞ぐらしい。
その分魔力消費を強いたのは間違いなく。
拠点に還りつき、
ヒイラギが眠るのを確認した後
すぐにペルスヴァルの物語を閉じ、
静かに窓辺に佇んでいたのだ。]
……ありがとう、
咽喉は吟遊詩人のの命だからね
[カモミールティーを
ごく丁寧に両手で受け取り、>>13
集中しているヒイラギの邪魔をしないよう、詩人はカモミールの香りを口の中に運びながら暫し黙って思考する。
――8騎、これで全部相見えた。
――今残っているのはあの場に居た者。
――黒い片翼、あれこそがシェムハザ。
――ヒイラギの謂う通りリリンは嘘を、付いていなかったらしい。
悩ましげに眉が寄るのは、あの黒い羽に物語を穢されたと感じる故にだろう。]
――…… 5Fが「現れた」ね
ヒイラギの傷次第だが
……ひと段落したら行ってみないかい。
[窓の外、空の方向、透ける地上を流し見、クレティアンはもの思うように眼を*細める*]
―回想 東地区病院―
[英霊達の攻撃で落ちていくまだ名も知らぬサーヴァント。
そして最後に残したのは黒い羽だった。(>>4:400)
これまでの材料を元に現状を考えていると声が聞こえる(>>1)]
シェムハザはあちらか。
であれば今打たれたサーヴァントとこの黒い羽は……。
[事態を解明すべく脳内で思考をめぐらせていると、
少女がその羽を持ち去っていた(>>4)
止める事も考えるも行先が明確ゆえに良いと考えて放置した。]
―回想・東地区病院付近―
また、新たな回想が開いたようだな。
教会の管理人を問いただしたい所だが、
今回のように後手を踏むのも不愉快だ。
それに英霊が須く消耗している今こそ探索の好機だ。
[トラックに向かう足を止めて5Fへと向かう。]
投票を委任します。
アルフレート ローヴァインは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
アルフレート ローヴァインが「時間を進める」を選択しました。
―5F―
[城塞都市を眺める。]
典型的な中世欧州の城塞都市といったところか。
あとは礼拝堂がまた存在するようだな。
[辺りを見回して感想を述べる。]
今のところ目立ったポイントや障害は見当たらぬな。
これまでの貴様の戦闘を考えるに悪くない戦場であろう。
問題は昨日のサーヴァントであろうな。
戦っていたのがシェムハザだと思いきや別であろうな。
そして戦っていた英霊が残した黒い羽も異質であったぞ。
魔術回路が張り巡らされた上に呪いの類が行使されていた。
空に飛んでいたシェムハザと思われる英霊。
そして自我すら失ったように見える英霊。
判断するに、あの英霊は犠牲になったのだ……。
シェムハザのな。
犠牲になった事、それ自体は構わん。
敵が一人減っただけであろう。
だが英霊三人がかりでないと敵わぬ状況はよろしくない。
何か手を打たねばならぬな。
[辺りを見回しながら己の従者へ告げる。]
しかしだ、羽は幸い魔術師とは程遠い人間がもっていった。
奴の英霊も魔に通じている故に迂闊に触りはしないだろう。
万が一に備えてだが、キャスターを妥当する策は考えておけ。
迂闊な事はしないと信じたいが、シェムハザがいて、
この聖杯を管理している管理者達も信用は出来ぬからな。
ああ、ここの探索をあらかた終えたら教会へも行かねばならぬな。
[現在注意すべき人間達を改めて告げる。
そして次の目的地も指針として示しておく。]
――手か。
[塔から降りて、城塞の都市を眺めやる。
天上より落ちる陽射しにか、時折眩しげに目を細め]
如何なる虚構。如何なる幻想。
如何なる伝説。如何なる夢想。
如何なる理想。如何なる神性であろうとも、
逃れ得ぬものが一つだけある。
[視線はアルフレートを見ず、素朴な街並みを眺め
今は無い槍を眺めるように、掌に視線を落とした。]
手は――、無くはない。
アレが英霊より上位の幻想であるというならば、
経験上、最後にどのような手に打って出るかも想像がつく。
――――そうだな。
奴と一対一の状況。
奴が逃げずに立ち向かわざるを得ない状況を作ってくれれば、
後は俺の実力次第といったところか。
[続くキャスターの打倒に関する言葉には、短く承知の意を返し、静かに霊体と化した。]
/*
毎日、すべての英霊の中で最弱だよな
って思っているよ。高速詠唱ないから
だいたい詠唱してる時にやられる気しかしない!
しかし、ランサー好きだな()
あとみちるかわいいです。
*/
―西ブロック拠点>>19―
[闊達とした返事がある。
ヒイラギは前に進む為に努力を惜しまない。]
ああ、地の利を知るのは大切だ。
[ 故に。自ら地の利を引き寄せるキャスターの力は大きなものだな――と、詩人は考える。
つと、付箋が数多挟まれた本を見て]
――探していたものは見つかった?
[ アドバイスは存分に、
口出しは最低限。時に共に悩みもする。
クレティアンの態度は若木を伸ばすに清涼な水と風を注ぐような緩急だった。
詩人が本を読むと
物語ばかりが気になって、対策や弱点看破などに思考が向かないのもヒイラギに任せている一因だが。 ]
――また、大きくなったかい?
[立ち上がる少年に、背のことをふと口にするが気のせいかまことかは――さて。
向かうべき場所は、決まっている。]
お疲れSUMMER
[流し素麺待機なう。]
……いや、うん。
昨日はやり過ぎ
た。
反省している後悔はしてないけども。
ー回想ー
………御辺からの賛辞、有り難く受け取っておこう。
[黒翼の男に操られた英霊の正体はわからないままではあったが、その場の全てのサーヴァントが宝具を解放したとあっては、さすがに令呪の全力といえど負ける道理はなかったか。消滅したことを確認して刀を下ろす。
触れずに敵を斬る呪いの刃は、あのサーヴァントにもよく効いた。攻撃の間隙をつき、四肢を狙い幾度となく打ち込んだ。最も、止めの一撃は鮮やかに槍の一撃がもっていったのだが。
骨喰の名はその場にいたものには知れたろう。真名が辿られるのもすぐかもしれないが、それはどうでも良いことだった]
しかし、やはり御辺は大した男だ。わしはあのような見事な槍捌きは見たことがないよ。さしずめ神殺しとでもいったところか。
奴が手を出してこなかったのはなぜだろうな。
[元凶としか思われぬシェムハザは、この好機にまとめて嵩にかかってこちらを潰しには来なかった]
あの操られた男、手の内を読むための捨て駒にされたか?
さすがに少々哀れではあるが…戦よな、これは。
…さすがに答えた。一度飯にするか?リリン。
上に行くならそのあとだ。
[さらに上には何があるのか。興味はあったが、その場の者達にはひとまず一礼して後にした]
わかった、貴様が其処まで言うという事は自信があるのだろう。
退治した際は、その状況を作る事に専念しよう。
[>>26の言葉に頷く。]
地上で、背が伸びたのに突っ込まなかったけど、俺は小さくて常に見上げてるから、気づき難いんだよな。
この成長は、どんな理由なのか気になるところだ。
いや口からでまかせだ。
ラギはちゃんと前を向けているな。なによりなにより。
[遠い親戚の姿を見て嬉しげに眼差しを細め。た、が。]
でも女の子口調がどんどん加速してないか…。
[前向きにどこいっちゃうんだろう――。]
>>+17
王子お疲れ様。目一杯堪能したようでなによりだな。
[そうめん茹で上がりました。氷水を張ったガラスのボウルにそうめんを入れて準備完了。]
後はそうめん台が完成したら開始かな?
[麺つゆの支度もできております。]
流れるそうめんプールはできあがったぞ。
[おかしい、この竹、切った痕がない。一本の竹がレールとなっている]
――、ひとは騎士にうまれるのではない。
騎士になるのだ……か
[ ふと歌うように呟く。 ]
――ありがとう、我が主。
再契約、というかたちであるけれど
君に付き従えること、誇らしい。
[ 大仰に、貴族への礼を行ってしまうのは染み付いたもの。 ]
――……嗚呼、
よい言葉だね。
はい。流しそうめん開始しまーす。
[筋肉彫刻にお箸とそうめんの入ったボウルを手渡した。
1体の彫刻が器用にお箸でそうめんをつまむと適度なテンポで流していく。]
[もう1体の彫刻はカッコいいポーズを取っている。]
…お前帰れ。
[ポーズを取っていた彫刻はガーン!ってなってる。]
[大きな声を上げる様子に
クレティアンはいとけなく瞬く。
気付いていなかったのかと首を傾ぐ ]
……確かに、流石に急に伸びすぎか。
しなやかなる若木の成長も
ここまで瞬く間ではないだろう。
……会った時、随分小さな、と思っていたけど……なにか、反動かな……?あるいは封印されていたか。
……封印の物語……ありだな
[詩人は魔術師ではない。
新しい物語の種となりそうな現象をしげしげ興味深そうに見つめているのであった。]
―西ブロック・森林公園〜
[僕を誇らしいと語る英霊に、ちょっぴり恥ずかしかったがそれ以上に嬉しかった。]
でしょ?
だから一緒に「生きよう」。
[身長が伸び続けることにも、不安げな僕をよそに
それほど気にする様子もなく、新しい物語とか
考えて居るらしく…]
なんでよー。もう少し心配してくれても…
[恨めしげに頬を膨らませると、そのまま吹いてしまった。]
ぷっ!うふふふ…
まあ、何処も調子は悪くないし、寧ろ調子が良いくらいだから心配ないよね−。
[笑い飛ばすと、、、上に向かって足を踏み出した。]
―まずは3Fに―
― 中央ブロック・駅前の喫茶店 ―
[窓際の席で日差しを受けながら、ゆっくりとカップを傾ける。砂糖とミルクを入れたコーヒーは甘く、ほんの少しだけ、疲れを紛らわせてくれるようだ。
一夜明けてしまえば、昨夜の慌ただしさが嘘のようにゆったりとした朝だった。
サーヴァントたちの規格外の戦いも、何かの事故という形で処理されたのか……町ではちょっとした噂になっている程度だ。管理人が巧くやったのだろう。
ざわついてはいるが、それだけ。混乱もなく、住人たちは曖昧な日々の日常を今日も繰り返す]
結局、なんだったのかしらね……。
[昨夜のことを思い出す。短い間に多くのことが起きたせいで、全貌を把握できてはいない。
ただ、黒翼のサーヴァントは明らかに正気を失っていた。おそらくクラスはバーサーカーだろうが、あの様子は狂化というより、暴走に近かった気がする]
リリン リリーリンリンが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
リリン リリーリンリンは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
― 朝から昼 西・古びた洋館にて ―
[みちるが眠るまで傍にいた後、道具の修復と残っていた書物を読みながら激しい戦いであった事を思い起こしていた。恐らく他の組も、残された英霊が全て集ったのだから同じことを考えていたのかもしれないが―――
>>1片翼の天使――シェムハザ。と、確かにランサーが言った。
僅かに眉を寄せるのは、聖書を読む身として聞き覚えがあったから。
かさりと手の中でメモを開く。
これを、誰が書いたのか――それが解らなかった。
手当たり次第聞いて回ってもいいかと思考していると朝になっていた。]
おはようございます、みちる。
[食事の用意が終った辺りで、皿の準備を手伝うために姿を見せる。
食卓テーブルには、鰆の西京焼き、紅白なます、ほうれん草の白和え、かきたま汁―――筍ご飯だ。
豪華すぎる朝食に驚いて、どうしたのかとみちるに思わず問えば、
昨晩私が頑張ったから、みちるも頑張った。
そう返されて、何だか嬉しくて、笑みが自然と浮かんだ。
いただきます、と手を合わせて食事を取る。]
これがタケノコ…!
柔らかいけれど確かな歯ごたえがあって美味しいですね!
[おお、と感動をそのまま口にしながらみちるが作った朝食を全て綺麗に食べ終えた。]
―西ブロック森林公園から―
――、……ええ、“ 生きましょう”
――約束を。
[ 英霊にとってそれが正しい表現かは分からない。だがそこに込められた意味こそ、肝要たと、彼は。 ]
――え、だって、
大きいことは良いことかな、と
[ きょとんと目を瞬き、
そんな風に詩人は答える。
か弱きよりは、自ら風に向かう強さを、と歌って ]
ええ、ヒイラギがそういうなら
きっと良いことだと、思うから。
[ 魔術的な封印が施されていたという可能性、もっと魔術に長けたものなら可能性を示唆したろうが、あいにくそちらはふたりとも詳しくなかった。 ]
―三階へ―
―三階、竹の群れる大聖堂―
[ さて、移動は一瞬であったが―― ]
――なん……、っ、緑の筒が、森になっている……?!
[ 西洋生まれの詩人は、
竹を知らなかった。 ]
ー中央ブロック・喫茶店ー
平和なもんだな。
[セイバーの前には抹茶とクリームあんみつがあった]
これも甘い。胸が焼けそうだ。
[ぶつぶつと呟く間リリンの声は耳に入っていないようだったが、やがて顔を向ける]
んっ?ああ……わからんな。
わしらにとって大事なのは、ひとまず今残っている連中の手がある程度分かったことと、あれもこの間の…シェムハザ?とかいう奴が絡んでいるだろうということぐらいか。
[あの黒翼の少年―――
セイバーは、彼が操られたと言っていた。酷なことだと思ったが、たしかにセイバーの言うとおり、これは戦だ。
勝つためであるなら、あらゆる手段は肯定される]
……やっぱり、わたしたちとの戦いで消耗したから、あんな策に出たのかしら。
あいつが直接戦いに参加してなかったのも、それなら筋が通るし。
[ありそうな話だが、それだけに少し胸が痛んだ。
あの黒翼のサーヴァントの有様は、自分たちが招いたかもしれないのだから]
― →西ブロック 住宅街 ―
[筍のご飯が美味しかったのでそれを握って
昼飯にしようとこちらから提案する。
準備を終えれば、外に出ようと言う。
上の階層を見てみたかった。]
……、そういえば あの羽
[みちるが持ってきているとは知らないまま、ぽつぽつと少し歩きながら話しだす。それが監視の役割を持っていることを教えた。>>4:213]
[隣であんみつを食べるセイバーは、渋面をしている。
そうまでしてなぜ甘いものばかり選ぶのか。砂糖は麻薬と同じように中毒性があるとどこかの学者が言ったらしいが、あながち馬鹿にできないかもしれない]
そうね。とりあえず情報が揃ってきたのは喜びましょう。
あの片翼がやっぱり信用はできなさそう、ってことも何となく分かったし。
[あんな手を取る相手なのだ。信用なんてしようとすら思えない]
―3階・システィーナ礼拝堂―
――…こ、ここはっ!?
[大きな礼拝堂の中(多分実物よりも大きいのだろう)
天井には「創世記」…間違いない。]
…システィーナ礼拝堂?
でも、なんで竹が一杯生えているんだろう。
戦闘の後もある…
ねぇ、レティ心当たりある?
[傍らのレティに尋ね。]
―――それに、あの 魔力…
[バーサーカーの横にいたからこそ、確かに感じていた。
令呪と共にバーサーカーを包んだ光の源。
その後、黒い翼を生やした姿。
彼の最期を思うと、面持ちは険しい。
北欧の英霊 ―― ヘイズレク。]
…みちる、なにか 隠してたりしていませんよね?
[彼が一体どんな英霊であったのか、
それを知りたくもあって五階へと駆け上がる。]
おー明日来るのはみちると足利尊氏か、この段階で再契約とは難儀な事だな。
お侍さんはともかく、みちるはどういう結末をたどるのだろうな。
あまり死んでほしくは無いのだけど。
消耗?
………違うな。いくら力が戻っていようと、表だって振る舞いたくない、ということはあろう。
本当に消耗していたなら、まずは身を潜めるとわしは思うが。
[あんみつの甘味を抹茶で抑えながら、スプーンでバニラアイスを取り崩し、黒蜜と寒天と一緒に口に運ぶ]
茶と一緒ならまだいけるかと思ったが、まだ甘いな…
手頃な甘味が…
お前も疲れたら甘いものが欲しくならんか?リリン。
[黙々と目の前のあんみつと格闘する。]
あの黒翼は他の全員敵に回したようなものだ。
恐ろしい相手だが、その点はまだ与しやすい。
…まあ、あの武人が随分頼もしい事を言っておったから、いざとなれば何かしら条件付きで頼るのも悪くなかろう。
ところで…リリン。今日はまたのんびりとしているな。上に行くのではなかったのか?
[思いついたようにそんなことを尋ねてみた。別に特段上に行きたいというわけでもなかったのだが。]
―3階・システィーナ礼拝堂―
システィーナ、礼拝堂……?
あの、図録に載っていたもの……?!
嗚呼、ミケランジェロの……
[ 大きく眼を瞠り、そして輝かせた。 ]
ちょっと緑の筒が邪魔だな……っ!
[絵に被ってる。
夢中になる詩人は、呼び止める声にはたと瞬く]
あ、ええと――
[ こほん、と咳払い ]
……このような面妖な植物を操る物語は、聞いたことがないな……なんというか、エキゾチックな香りがする……
―5F―
[地形を従者と共に綿密に調べながら歩く。
そうしてる時に令呪が反応を示した。>>47]
ふむ、どこかのチームが上がってきたようだ。
何処も先程の戦闘で疲れてきっている故に戦闘はないだろう。
だが、念の為に警戒はしておけ。
[そうして自分も気配の方向へ集中しだした。]
そっか、たしかに消耗してたら身を隠すわよね。
じゃあ別の理由があったのかも。
[セイバーに言われ、むぅ、と考え込む。
彼にそんな気があったのかどうかは知らないが、なんだか気を使われた気がした]
甘いものはねー、好きなんだけどねー……。
あんまり食べると兄のようになるからね……。
[遠い故郷を見つめる目をした]
― 5F城塞都市・城前 ―
[城壁の中に在って聳える城は、その中に王がいないだけで、石の壁一つ一つに到るまで、悠然と再現されていた。
霊体ながらもその壁に手を添え、見上げながら呟く。]
家屋の中の装飾の類まで再現されているとはな。
――何を参考にしたのか、謎は多いが。
後はこの中だけだろう。
[そうして城門を睨めば、警戒をとの言葉が響いた。]
――……ふむ。
確かに、サーヴァントの気配も在るようだが、――――。
[名残惜しげに城を見上げ、壁から手を離した。]
― 5F 城塞都市 ―
[みちると手を繋いだまま、光と共に地に足をつける。
降り立ったのは都市のちょうど中央に位置する家の屋根の上。
足元から魔力を周囲に伝え、同時に周囲の地形を見渡す。
都市を越え、二重の城壁の外。
その奥、水辺の背後にに聳える山脈。]
…理解しました。
まあ、あの片翼はいずれ打倒しなければならない相手だわ。
魔眼に、操りに、その強さ……いろいろと危険だけど、対策が練れる時間があるのは朗報だし。
いざとなったらあなたの言うとおり、あのランサーに頼るのもありかもしれないわね。
[とはいえ、アルフレートの方はそれに頷くだろうか。正直、自分とはあまり合う相手ではない気がしていたが。
のんびりしている、との言葉には、肩をすくめてカップを置いた]
1Fがどうなってるか知りたかったのよ。この調子だと大丈夫そうだけど。
ま、たしかにちょっとゆっくりし過ぎたかしらね。
……行きましょうか。
ああ、主従で間違いない。
城の中で待ち構えたいところではあるが、
それでは先手を取られてしまう可能性がある。
中を見るのは後にするぞ。
[ミケランジェロ…まだちくりと胸が痛むけど…
それでも、ぐるり周りを見回して]
――…荘厳だね。
神々しくて重圧感があって…
あっ!筍みつけ!!
[持っていたシャベルで掘り起こし…2つほど頂いた。]
また大変そうな組み合わせになってしまったな…。
みっちゃん来ちゃうのか。残念だ。
[レイとかぐやのやりとりを微笑ましく見守りながら。]
何にせよ、あれは共通の敵となっているが、他の英霊が味方というわけでもなし。…いや、戦うと言えば、詩人には全力を出すと言うておったっけな。
[果たされるかどうかもわからない約束だが、ふと思いだし、呟いた。]
そうか、リリン。お前には兄がおるのか。
……よい兄だったか。
―3階・システィーナ礼拝堂―
その様な速さで?
……さながらいま、伸び盛りの
ヒイラギのようなもの、なのかな……?
[ 真顔であった。あくまで真剣だ ]
たけのこ。
食べられるのか、これが。
若芽はどこに……ずいぶん鋭い葉なのですね……?
[若芽と聞いて
葉の方を探している。
竹の葉は鋭いので要注意だ ]
― 5F 城塞都市 中心部 ―
みちる。
…誰か、いますね。
[気配のある方に顔を向けるが、]
宝具も使えない今、戦闘区域にいる事は
あまりお勧めしません。
仮に…相手があのアサシンだった場合は、
下の階層に逃げます、いいですね。
[ね、というのと同時に手を強めに握る。]
……そうよな。誰が最も聖杯に近いと言えば、あの武人だ。上代の英雄というのは、人ながら気高く神々しい。英霊というのは、元々はああいう連中ばかりだったのかもしれん。
羨ましいものだ。
[抹茶を飲み干し、器を置いた]
…行くのか。わしもまあ、今日は中々調子が良い。
今のうちなら、どこへとも付き合ってやるとも。
なんだ、貴様等か。
[少しだけ顔をこわばらせながら相手を見る。>>61
幼女を引き連れているその姿と以前に語られた視線に警戒して。]
アサシンではない故に安心するが良い。
[誤解を招かぬように明確に伝える。]
[筍を掘り出すときに、声が聞こえた…]
あぁ、そうだね…君達に聞けば良かったんだ。
[青々とした若い竹に手を添えて・・・
――…頬に一筋の涙が伝わる。
そっと、竹から手を離すと]
…ありがとう。
良い兄でも、悪い兄でもなかったわ。
というよりそもそも、わたしには興味がなかったんだと思う。
遊んでもらったこともないし、会っても家族らしい会話はない。兄と言うより、血の繋がった他人ね。
何を考えてるかもよく分からない人だった。
ま、わたしの兄姉はだいたいそんな感じだったけど。
[席を立ち、会計を済ませる。
店を出てから、目立たない場所に移動した]
あなたの兄弟は?
やっぱり仲良しだった?
― 5F城塞都市・城前→ ―
[此処まで来た道筋を手繰るように、家々の狭間を歩く。
徐々に徐々に、気配の濃密なる方へ。
何かの店であったのだろう家屋を過ぎ、小さな階段を越え、更に少しした頃。都市の中心部が見え始めた。]
――――……。いるな。
[石造りの家の中心。屋根の上に、手を繋いで立つ影が見えた。]
あれは、……キャスターと、みちるか。
[未だ霊体化は解かぬまま、アルフレートのするがままを見守る。]
ーおじさんといっしょー
[筍ご飯のおにぎりには焼き目をつけて、焼きおにぎりにした。
昨日の味玉の残りと、朝の白和えとなますの残りをパックに詰めて、
今日はキャスターに荷物を預けることにした。
猫耳のフードのパーカーはまじかる☆まろんのオフィシャルアイテムで、みちるのお気に入り。
丈が長くって、尻尾も付いていてチョーかわいいのだ]
…またひとつうえにきたんだねえ。
[パーカーの下、ワンピースのポケットにはこっそり黒い羽根。
雑然としたあの場所で、キラキラして見えたそれはまるで秘密の宝物]
[風に乗って聞こえる声、姿は見えずとも感じる気配。]
…ああ、ええと
[名前を知らなかった。
しr、
と言い掛けて止めた。本能的に。]
ランサーのマスター…。
何だ貴様、怪しい奴であるな。
いきなり動揺とは何かを隠しているのか。
[いきなり慌てる相手がまさか呼び名で悩んでいるとは思わない。
故に疑いの視線を送る。
何かの情報を隠しているのではないかと。]
―3F システィーナ大聖堂―
[夢中になると、気をつけていたことまで
口走ってしまう詩人である。――悪い癖だ>>58]
……ええ、本当に。
ああ、あれが、……あの時見たノアの……
え?
[ヒイラギが何かを掘っている。
横から覗き込み、しげしげと見つめた]
いつのまにシャベルを。
若芽、……?
[まじまじと見て指先でつつく。未知との遭遇だ]
かたくて、大きいのだけれど…若芽?
ー???ー
師直を……殺したそうだな。南朝に下ってまで。
[紙燭に灯が灯されただけの真っ暗な部屋のなか、自分は弟と二人、屋敷の中で顔を会わせていた。会うのは久しぶりだ。弟は敵方に下っていたのだから。]
そんなに師直は憎かったか。…分からん。
わしにはお前が分からん。わしは誰も憎いと思うた事がない。殺した者達を憎いと思ったことが一度もない。
それなのに、お前は…憎いというだけでそうも易しく人を殺すのか。…情のないやつだ。
『これは…おかしな事を。情がない?それは兄上の事ではありませんか。人は兄上を人徳の方だ、欲のない方だ、敵を許す慈悲の方だという。
……笑わせる。兄上ほど人の心のわからぬ方はこの世にない。兄上は人間というものに関心がないのです。兄上には、この世で本当に大事なものが何もない。そればかりか、自分というものが抜けている。だから平気で後先考えずに敵を許すことも、命を惜しまぬ真似もできるのです。』
違う。わしは…ただ。
『では、兄上は何のためにこうして戦っておいでなのだ。兄上に、命を懸けるほどの譲れぬものがあるのですか。
…答えられまい。』
―3F システィーナ大聖堂―
―――ヒイラギ?
[ヒイラギの魔力が外へ向かい、
「竹」に通っていく。
“声”に、耳を傾けているようだった。]
……、彼らは、なんと?
お名前を知らなかっただけです。
ランサーのマスター。
以前――、図書館で一度お会いしているのですが、
ランサーが何故か肩にあなたを担ぐようにして休ませていたので
お顔もあまり見れなければ、名前もお聞きでませんでしたから。
[肩をすくめながら、そう補足を加える。]
…隠し事はありません。
むしろ、助言を頂きたいものを持参しています。
あっ!おしりのおにいさん!
[こんにちわー、と手を振った。
ランサーはまたどこかに隠れているのだろうかときょろきょろきょろきょろ辺りを見回しつつ]
…おにいさんまいご?
貴様、しり等とはしたない言葉で私を表すでない。
[みちるを睨み付けた後、キャスターへと向き直る。]
ほう、助言が必要とは如何なる事だ。
魔術師として劣るつもりは無いが、
魔のサーヴァントが私に助力を求めるとは如何なる事だ。
[興味ありげな視線だった。]
貴様、しり等とはしたない言葉で私を表すでない。
それに迷子等ではない、我々は目的を持って歩いておる。
[みちるを睨み付けた後、キャスターへと向き直る。]
ほう、助言が必要とは如何なる事だ。
魔術師として劣るつもりは無いが、
魔のサーヴァントが私に助力を求めるとは如何なる事だ。
[興味ありげな視線だった。]
…………。
[どうやら、お互いにマスターの教育方針について思うところがあるらしい。申し訳なさそうな顔をするキャスターに、ランサーは非常に申し訳なさそうな顔を返した。だが霊体化したままなので伝わらない。悲しい風が城塞都市を過ぎていく。]
『兄上が何をなさろうとも、私はもはや構わん。
ただ、私の邪魔をなさるなら、兄上とて容赦は致しません。師直亡き今、私に着く者の方が多いのです。その事、お忘れになるな。』
………それ以上言うな。わしとて幕府の長だ。
わしは、お前と争いとうはない。
[そうして出ていく弟を見送り、一人残された室内で、自分はただ嘆息した。長い思索の時間。そして、誰にも聞こえぬまま、呟きを漏らした]
誰も憎いと思わなんだ。誰も殺しとうはなかった。
これが、その報いなのか。
………わしは、弟を殺さねばならん。
それに、息子も。
[かぐやの前に立ちはだかったケイを見る目は愉しそう]
あら、代わりに貴女が可愛がられたいの?
そうね、どうしてもと言うのなら。
[ケイとの距離を縮めた]
[会計を済ませたリリンを見て、外に出る。人通りの少ない場所を二人で歩く。戦場が頭上にあり、人の世とも思えぬ戦いが繰り広げられているとは思えぬ風な平和さだった]
兄弟か。
………良い弟だったよ。真面目で、頭もよかった。頭の固いところはあったがな。わしはいつも尻を叩かれてばかりだった。
……リリン。お前はやはり、家のために戦うのか。
/*
>>78
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwものすごく芝噴く
[近付く程、みちるとは素質、というか持っている魔が違うのが解る。]
貴方は、随分と優秀な魔術師ですね。
あのランサーを召喚したのも納得できます。
[はっきりとランサーのマスターにそう告げる。]
故に…、これを。
2階層で拾ったものです。
誰が書いたものかは解りませんが―――
真の地の理とは異なるこの塔の、
異質の聖杯戦争の謎を解く鍵となるのではないかと。
[そういうと、懐から拾ったメモを差し出す。>>3:262]
―3F システィーナ大聖堂―
>>70 シャベルはね。造園家の必需品!弱っている木に肥料上げるのに使ったり、根っこの様子見るのに使ったり…
[始めて見たのだろう、物珍しげに筍を突くレティに]
家に帰ったら煮てあげるよ。ばあちゃんが使っていたレシピ本があるから何とかなる…はず。
[涙に濡れた頬を袖で拭うと…]
>>72 あ、心配しないでちょっとシンクロし過ぎちゃって。
ここで闘ったのは「なよ竹の姫」とランサーだと思う…
竹は槍使いの無骨な男って言っていたから。
「なよ竹の姫」…僕らが良く知っている「かぐや姫」の事.
家に帰ったら、子供の頃の「日本昔話」が残って居ると思う。読むと判りやすいかな?
取りあえず「かぐや姫」はここでランサーと闘って破れた。マスターは宝具に守られて家に帰った?って
…じゃあ、えっと…ぼんじり?
[それは鳥の部位である。
チルチルが避難するように鳴いた]
いるの?
また、ススーーって出てくるのかな!
…うん、いるよね。
[興奮が冷めれば目が痛む。
何を聞くのだろうかと、英霊と魔術師の間で視線が往復する]
みちる。
お尻から離れましょう…。ね?
[ただの保護者だ。
霊体化しているランサーの顔は見えない。
吹いた風が、なぜか慰めてくれている気がした。]
[謎の紙片を渡すキャスターの表情は、極めて真剣なものだった。
優秀な魔術師。――確かに、アルフレートという基点を考えるならば、みちるというマスターは、彼とは明らかに異なっている。それがいいことであるのか、そうではないのかは分からないが――。
少なくとも、キャスターは彼女のそうした点を、上手く補っている。
そうして、アルフレートへ渡されたメモを背後から見やり。]
……………。
キャスターよ。
[ランサーは、みちるが言うところの「ススーと出てくる」感じで実体化しながら、キャスターを見た。
その表情は重苦しい悩みを抱えたそれを映し出している。
眉間にシワが寄り、顎に手をやり、――――一言、問う。]
『こんそめぱんち』とは、どういったものを指すのだろうか――。
[双眼から放たれる眼光は苦悩に濡れ、もはや睨ぎに等しかった。]
/*
シリアスな!!回想の!!合間に!!!
シリassってだれか絶対謂ってると思うから私も便乗します
※ひどい
/*
>>86
コラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こんにちは、ランサー。
[霊体化を解いた英霊に軽く頭を下げる。
が、続いたひと言に、ぱち、と眼鏡の奥の瞳を瞬かせる。]
芋をスライスして揚げたものに
コンソメという調味料をこれでもかとまぶした
この時代の菓子の一種です。
………、貪るように食べていました。
[そういえばサルヴァトーレピッザ味はどうだったんだろう。]
私が優秀なのは当然であるな。
我がサーヴァントも比較的よく働いてくれてはいる。
ふむ、メモのようだが。
[満更でもない表情と共に差し出されたメモを見て一変する。
一つの例外を除いて非常に重要な事が書かれている。
その例外に質問をする従者をにらみつける。]
貴様、そんな事はどうでもいい!!
今重要なのは他の項目だ!!
へぇ、あなたと違って真面目そうな人なのね。
いいわねー、仲の良い兄弟って楽しそうで。
[上階に転移するなら、人目のない場所が良かった。探すのにはそこまで時間はかからない。裏路地に入ってしまえば人目はぐっと少なくなる。
行くなら4Fだろう。5Fも開放されているが、まずは情報は欲しい。
しかし―――家のために戦うか。そう聞かれて、その足が止まる]
……そうね。
たぶん、違うと思う。
[兄のことを聞かれ、改めて確認した思いだった。
自分はきっと、家のためには戦っていなかった。
ずっと。
最初から]
ぼんじりだの、こんそめぱんちだの下らない事に気を取られるな。
貴様等、少しは真面目に考えろ。
このメモはこの戦争、いや聖杯の根底に関わる事実が記載されているのだぞ。
この街は3年前にとある家系によって消し去られている。
それが今こうして存在している。
そしてループというのは消滅した街が存在する事だろう。
また、アサシンが干渉しているのは明白。
つまり、我々が勝利したとしてもそれはアサシンの掌の中かも知れぬ。
我々の戦いは無駄になるのかもしれないのだぞ。
これを捨て置けるか、いや私にはそんな事はできぬ!!
[メモを見て一気に語る。]
>>88
…………。
[ランサーが、このランサーが凄い扱いを受けている。
そんな気がして、暫し、黙した後、みちるから預かった荷物の中から筍ご飯を握って作った焼きおにぎりをランサーに差し出す。]
私達が生きていた時代とは、異なる時代。
それは食生活も、宗教も、異なります。
筍、というこの国で春によく食べる食材を
米、と混ぜて握ったものです。
これもまた、美味しいですよ。
―3F システィーナ大聖堂―
……なるほど、
確かに、よく土に刺さり、よく抉れそう。
……煮て食べる。
[こくり、と頷く。
濡れた頬を拭うのを、気遣わしげに見つめつつ]
……シンクロ……?
[胸元に手を、ヒイラギの言葉に耳を傾ける]
カグヤヒメ……?
姫、と謂えば思い当たる高貴な方が、ひとり……嗚呼……
[あの、傾国の姫がここで倒れたのか――と、気高く麗しきひとの姿を思った]
――、そう。後で、ぜひ、読ませて欲しい。この国の、古い物語、ということだね?
嗚呼。昨夜振りになるな。
……無事に再会できたようで何よりだ。
[視線はみちるとキャスターとを見比べ]
芋を切り刻み、こんそめという調味料を……。
なるほど、確かにこの時代には食に対して貪欲な研究を行っている機関が多かった。こんそめというものがどういうものかは分からんが、シェムハザも人間が生み出した叡智の結晶には勝てなかったということか。
……貪るように…………そうか……
だが菓子というものは体に悪いとみちるに聞いたことがある。
奴の胃袋に大量に投与すれば自滅するのではないか……?
[ランサーは考え込む。悲劇的にもアルフレートの熱い語りの十割程を聞き逃していた。]
えーっ。ぼんじりおいしいのに…。
[これもダメらしい。
大人ってなんて難しいのだろうかと首を捻りながら
アルフレートが一気に捲し立てる内容に
鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした]
…???
[傍の英霊を見上げた。
それからランサーをみやった。
また、首をひねる]
ふむ。美しい形でありますな。
これも食べ物……。かくもヒトとは進化し得るものなのか。
我が時代には、叩くか刻むか斬るか焼くか程度のものだったが。
……良いのか、キャスター。
[キャスターより差し出されたおにぎりに、恐る恐るといった様子で手を伸ばす。]
か、かたじけない……。
[ランサーはおにぎりを前に震えている。]
おいコンソメパンチはくだらなくないだろう!
最重要事項だぞ。きっとコンソメパンチを罠の上に置いておけば確実に引っかかるぞ!
[見せる相手は案外、正しかったようだと思った。本当に。]
……3年前の話。
私は初耳です。
できれば、その話を詳しくお聞きしたくはあります。
[ランサーのマスターがひと通り喋った後に、そう頼み、]
こうして英霊が召喚されたという事実は確かですから
聖杯そものもは、存在しうるのでしょうが、…
―――…この、繰り返す聖杯戦争の 根源は、
ループの始まりを知る必要があるのではないでしょうか。
[と、自分の意見を告げれば、その反応を待った。
みちるの持つ羽が盗聴機能があると言う事に気付かないまま**]
食文化とは素晴らしいな、キャスター。
[ランサーは静かな声で告げた。
その瞳には、怒りも、憎しみも、嫌悪もなく。
ただ、静かな――感動だけが滲み出ていた。]
ああ。わしよりずっと真面目な奴だったよ。
あれがいなければわしも、こうして英霊になることもなく、お前と戦をすることもなかったろう。
平凡に歌でも作って、絵を描いて…まあ、自慢の弟というやつだ。
まずは4階から見ていくか?
[リリンの顔を見て、戦う理由について考えていたことを知る。深くは尋ねないけれど]
そうか。家のためにではないのか。
では、やはり自分の矜持のためか?
とりたてての望みもないのだろう?
3年前の話か、いいだろう。
私が知る限りを伝えてやろう。
[本来は取引のカードにすべき内容。
しかし、昨日の戦闘を考えるにカードを伏せている場合ではない。
そう判断して語り始める、他2名を一切無視しながら。]
―3F システィーナ大聖堂―
――すごいな……
私も聞いてみたいものだ。
ええ、それはそれは麗しい方だったよ。
街を歩けば人だかりが出来るほど。
[少年なら一目見て釘付けになってしまうかもしれない――と、思いながら。]
――うん、恐らくわかる。
そうか、楽しみにしているよ。
[頷き、ふわ、と浮遊感と光に包まれて、上へ――]
[4Fに行くか、と聞かれた。行くべきだろう。分からないことはたくさんだ。少しでも早く、情報を得るべきなのだ。
だが、気づけば。
思うだけでできる転移もせず、ただ立ち止まっていた]
……セイバー。
わたしの起源ね、「楽」っていうの。
喜怒哀楽の楽。楽しい、の楽。
[最初に戦った女のマスターを思い出す。
楽しいことを探しに来たと言った彼女は、この戦争では脱落したようだが……果たして、それは見つけたのだろうか]
楽しければそれで良かったわ。
そりゃ苦しいことも、悲しいことも、悔しいこともあったけど……楽しいことをやってるときが一番、自分が自分らしくあれた。
魔術だってそう。楽しいから身につけて、楽しいからものにした。
[そこまで語って、表情が曇る]
……けど、それが一気に楽しくなくなった。
全部ニセモノで、全部馬鹿らしくなった。世界の全部が色のない空き箱みたいに空虚で、そんなふうに感じる自分が悔しくて、惨めだった。
[聞き流していた記憶からどうにか会話の内容を引きずり出す。]
3年前の話というものは俺も初耳だ。
そして、そのメモの主は『ループ』というものについてある程度の知識があるらしい。メモに書かれている『僕』という存在が、マスターがいう家系に関係しているかは分からないが、少なくともこの疑問符の多さから察するに、仔細に事情を知っているということではないらしい。
そもそも、『僕らは消滅』というものは一体どういう意味を指すのか。何故この『僕』とやらはアサシンの事情を探り、アサシンを基点に探っているのか。まるでアサシンという存在が元凶であると知っているかのようではないか。
この『僕』とやらがアサシンの関係者であると仮定するならば、――この『塔』で部外者が存在するとは思えん。
他のマスターやサーヴァントが謀っているのでなければ、あの教会の管理者か、リリンが語っていた、存在は感知したが姿を見せなかった、シェムハザのマスターとやらを当たってみるのが良いのではないか。
3年前の話であるが忍神町でブライジンガー家という家系がいた。
根源に到達する為に聖杯を造りだす事に挑み、
他家の力を借りてではあるが、聖杯の機能を持つものを作り出した。
しかしだ、この目論見は成功はしなかった。
何らかの肯定でブライジンガーはミスを犯した。
そして造られた成敗は暴走し街の総てを飲み込み死の土地とかした。
それが1Fの下に見える光景である。
しばらくの間は忍神町は死の土地として扱われた。
協会も教会も特に動く事はなかった。
しかし、そんな自体は一変するのだ。
空の雲間から地面に向けて聳え立つ、魔力によって構築された構造物によってな。
つまり今我々がいるこの塔である、そして我等が今此処にいる今へと時間は到達するのだ。
私が知る限りの3年前からの出来事はこれで総てだ。
どうにかしたいと思ったわ。いてもたってもいられなかった。
もしかしたら家を立て直すことができれば、わたしを道具扱いしかしなかった家族が、わたしをちゃんとわたしとして見てくれるかもしれない……とか、思って、そしたら……そしたら―――。
[言葉を句切る。
ゆっくりと息を吸って、吐いた]
―――そしたら、また楽しくなれるかなって。
わたし、家族のことなんてどうでも良かったみたい。
ずっと……自分のために戦ってたらしいわ。
[人ごとのように、やれやれ、と。そう口にした]
―4F・竹林精舎―
ここは…なんて静かな場所なんだろう、、、
[まるで絵本の中そのままを切り取ったような。
竹の葉擦れの音と木漏れ日…
雀の鳴き声と、虫の小さな羽音、そして小さな庵…]
ここでは、戦闘は無かったみたい…何処も壊れていないし
かぐや姫の世界…なのかな。
3階のシスティーナ礼拝堂と言い、4階の古い日本家屋と言い…
この塔は消えて行った英霊を糧にして伸びている。
だったら、5階は…レティ!王子の真名を聞いたよね。
なんと言っていた?
また、1Fは消滅したと思われる忍神町その物である。
私の記憶が確かであればな。
つまり、ループとはこの再現された忍神町のことであり、
この町はまだ生きているのかもしれない聖杯に囚われている。
このメモの主はアサシンと少なからず因縁を持っており、
独自に目的を持って動いている。
[其処まで語ると>>107の言葉に頷く。]
今後については此奴の言う通りだろうな。
この「僕」に接触してその真意を測る他ないであろう。
「僕」と名乗る者がアサシンの何を知るか、
そして目的は何かを判断し真相を切り分ける。
私はそれで動く、貴様等がどう動くは任せる。
だがアサシンとやらをどうにかせねば誰に未来は無い。
それだけは心に刻んでおけ。
[またしても一気に語る。]
[ランサーはアルフレートの話を黙って聞いている。
彼の話について、ディオメデスはあまりにも門外漢だ。そも、魔術師という生業の多くを知らない。キャスターとみちるの反応をちらちらと確認しながら、おにぎりを食べ終える。]
俺は、魔術師がどうであるとか、どういったものを暴走と指すのか、失敗と指すのかは分からん。そのブライジンガー家というものが何を目指していたのかもな。
だがアルフレートよ。一つ気になるのだが。
……ああキャスター。美味であった。
感謝する。何か馳走しなければならないが……。おっと。
[話が脱線しかけたので、アルフレートへ向き直る。]
貴君はそれだけの情報を知りながら、何故この『塔』の聖杯がまともな機能を有していると思っていたのだろうか。
[そんな、当たり前の疑問を口にした。]
えっと。
えっと……せいはい、は、…えっと…
[キャスターはキャスターで話を解釈しているらしかったが、一気に捲し立てられた内容はみちるには謎の呪文でしかない]
…せいはい、は、今、お願いかなえてくれないかもしれないってことなのかなぁ。
[生きているか、死んでいるか。
ランサーに味玉もすすめながらみちるは悩む]
―4F・竹林精舎―
……――先ほどの竹林とは
また趣が違うね。
……賢者の住む森の中のようだ。
[竹に囲まれた翡翠色の森。
独特の清浄さで満ちている。
ふわり、と金の髪を風が攫う]
……王子の、名―――?
確か、「ヘイズレク」、と。
………そうか。楽しいことは、そうだな。一番自分らしくあれる。もっとも、それだけで生きていくのは難しいものだ。
[転移しないのは話をしたがっているからだろうか。珍しいものだ。自分のことを話すとは。黙ってリリンの話を聞いていた]
お前の家族の事はわかるはずもないが………
自分のためにと思って戦えるなら大丈夫だろうな。
そう思えているうちは、お前もは大丈夫だ。
わしのようにはならんさ。
[何を言っているのかリリンには伝わらないかもしれない。それならそれでよかった]
ああ、聖杯がまともに機能しているかは確かに怪しい。
お前の言う事も尤もであろう。
しかしだ、失敗したであろうと聖杯は造られた。
根源に通じてる可能性は有り得る。
正しい機能を持っていないのであればその詳細を切り分ける。
そして、今後の私への糧とすればいいと考えた。
私の力があればその程度こなせぬわけが無い。
それだけだ。
[力強くさも当たり前であるかのように語る。]
…………。
[アルフレートの答を聞きながら、ランサーは考え込む。
――みちるに勧められた味玉を、良いのだろうかと問いながら
口に運べば――それはまた、未知の味が広がっていった。
アポロンの雷以上の衝撃を受けながらも、何とか立て直し]
……つまり、分かっている事は、
聖杯は願いを叶えぬかもしれないということだな。
[奇しくもキャスターの幼いマスターと同じ結論だった。]
貴様、まぁ、いい、貴様等の言う通りだ。
今のままでは願いを叶えることは出来ないであろう。
アサシン、そして「僕」の目的が如何なるものか。
それを切り分ける必要がある。
[結論を述べた。]
そう。それだけで生きていくのは、難しい。
今なら……今の自分だったら、分かる。
[戦いを経験した。
敵と会い、その想いの一端に触れてきた。
己の心の内と、向き合うことができた]
だからセイバー。わたし、願いが欲しいわ。
[以前言ったことを、もう一度、切実に口にする]
誰から何を言われても、ぶれない自分が欲しい。
これがわたしの願いだって、一人でも自信を持って目指していけるような、心の底から渇望するような、そんな願いが欲しいの。
そのために……もう少し、戦いを続けたい。見極めたいの。なんだか分からないけど、ここにはそれがある気がするから。
あなたの願いが、平穏だってことは知ってる。あなたがどんな過去を持つのか、わたしには分からない。
けど……ごめん。
わたしのために、力を貸して。セイバー。
…で、でもー、もしかしたら!
かなえてくれるかもしれないんだよね?
[確率はゼロではないが100でもない、そういうことだ。
詳しいことは分からなくてもそこだけは理解できたらしい]
そーなんだぁ。
…でも、みちる、おねがいしたいことあるの…。
[心底困ったように肩を落とした]
どうも
アサシンを叩いたところで解決にはならないような書き方だが。
……まあ、どの道、俺には魔術のややこしいことはよく分からん。
聖杯とかいう厄介なものになれば余計にだ。
アサシンのマスターと接触するにしても、アサシンを誘き出さねば話にならんだろう。誘き出して槍の一つでも交えれば、色々なことがわかるというものだ。
天使だか塔だかなんだか知らんが、
俺がアサシンを刺せばいいのだろう。
後は貴君らがどうにかせよ。
[ランサーなりの結論だった。]
それも貴様の言う通りだ。
アサシンを叩くだけでは解決しないかもしれぬな。
マスターが姿を隠しているようであるな。
其処に接触する、この書き方であればアサシン打倒に協力もありえよう。
[「アサシンを刺せばいい」の言葉には頷く。]
そうだ、貴様はそれで構わぬ。
私が切り分けた結論に向かう道を貴様の槍で貫き切り開け。
願いを見つけるのが願いなのは変わらんか。
相変わらず分かったような、分からんようなものだな。
[面倒くさそうにため息をついて、上にある大地を眺めた]
まあ……それも良いだろ。その気持ちさえあるうちは、どれだけ迷おうとも自分らしくいられるかもしれん。
死ぬことになっても笑いながら死ねるかもしれん。
[死んだ後までも己の生き方に後悔し続ける自分とは違う、そうあってほしいものだ。]
まあ、死なん程度に頑張れ。ここの連中は甘いから、お前を本気でどうこうする手合いも、あのシェムハザ以外にはおるまいし。
……そろそろ行くか?
[ランサーは考える。およそ戦闘と政治以外には働かない頭であったが、アサシンを誘き出すとなればアサシンの興味を引かなければならない。答はメモに示されている。つまりコンソメパンチか――――ランサーはひとりうなずいた。]
……いわないもん。
[壮大な話をする大人から比べればみちるの願いはささやかなものだ。
きっと、馬鹿にされたり、笑われたりするのではないか
だから、口を噤んでしまった**]
……良いだろう。他生の縁だ、力を貸すのも仕方あるまい。
わしは負けはするが、わしに勝った奴は全てわしより先に敗死した。だから、心配するな。
そうか、ならば構わん。
では我等は行くぞ。
[最期にキャスターに視線を送る。]
一つだけ忠告をしておこう。
其奴とちゃんと話し合う事だ。
そして絶対に触れるな。
[視線を幼いマスターに向けながら述べた。]
―4F・竹林精舎―
――サガ、北欧の……
[成る程、と形よい顎先に指を添える。
「ヘイズレク王のサガ」は13世紀に成立した物語。
詩人の生きた時代には重ならぬが、その原型には触れていたか]
呼び方はそのままだったというわけか、
押さえ込まれながらも
香るようだった貴人の気配にも合点がいく。
……ティルフィングは、あの剣か……
[睫毛を伏せ、思うままに語るのは]
――城、かもしれませんな。彼の、ふるさと。
笑いながら死ねる……か。
なんか、いいわねそれ。理想だわ。
[セイバーの言葉。いかにも戦に生きた人間の言葉に、笑う。
ここに来て、初めて笑った気がした]
ヒイラギは分からないけど……アルフレートはきっと、必要だったら殺しに来るわよ。
あれは生粋の魔術師だもの。本気で戦うとなったら、甘さなんて見せないわ。
[そう口にする表情もまた、笑顔だった。
想いを口に出したからだろうか。心が軽くて、少しだけ……己の起源を、取り戻せた気がした]
ええ、行きましょう。
4Fへ。
…………。
[幼い少女は、願いを問われ、その口を閉ざす。
どこか彼女なりの拘りを感じさせるその姿は、公園で見かけた時の姿と重なるものがあった。]
――みちるよ。それでいい。
願いというものは、貴君に知らしめるものでも、言いふらすものでもない。貴君にとって大切であるということが肝要なのだ。
……そして、貴君が本当に語っても良いと判断した者にのみ
その心の内を教えてやれ。
[ランサーは、僅かに微笑み、この場を辞そうとするアルフレートの言葉に、霊体と化した。]
――感謝する。キャスター、そしてみちるよ。
馳走になった。
……いずれまた、戦の場で会おう。
[最後に、それだけを言い残した。]
[レティの言葉に頷き、昨晩の恐ろしい戦いを思い出す。]
ふるさと…レティにも懐かしい風景になるかもしれないね。
[切り取られた思い出の部屋…5階に思いを巡らせ**]
まあな。そういう死に方をした奴を、わしもほとんど知らん。そうさな。孫に囲まれて畳の上で往生するのが一番の早道だろうな。お前は案外良い女になるかもわからんし。
まあ、…行こうか。どこへでも行くぞ。
[リリンに付き従って、飛ぶ先は4階の竹林か。そこは全く、なよ竹のかぐや姫の世界そのままだった]
[眼を瞑り転送を開始する。
イメージするのは教会だった。]
では、向かうぞ。
[体は静かに消えていき。
転送が始まった。]
―4F・竹林精舎―
そうだね、
城に住んでいたからな……あのころは。
[国は違うが、「城」というものは
共通であろう。
己は付き従う者、
彼は王族、と立場は違うが―――と、遊ぶ思考をひたりと止めた。]
……、 ヒイラギ、
[彼も気づいているだろう。
この階層に、新たな気配の訪れたことを。]
投票を委任します。
「管理人」 鳴木素子は、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
―教会前―
[教会前へと転送が終わる。
そして足早に中へと向かう。
ノックをしようと思ったが以前に扉を壊したままであった。]
貴様のお陰でノックは不要か。
はいるぞ、戯けが。
[悪態をつきながら中へと入る。]
管理人はいるだろうか。
幾つか聞きたい事がある。
[中に入って早々に問いかける。
奥にいても聞こえるようにと大きな声で。]
― 教会前 ―
……やはり、我が身では実力に不足しているということか。
[修復したはずの扉が、また壊れている。
恐らく留めが甘かったのだろう。ランサーは残念そうな目で見上げた。
教会前の茂みに隠しておいた樽を担ぎ、続いて中へと入る。]
頼もう!
[それはもういい。]
―4F・竹林精舎―
[己の魔力の具合を確かめながら
空を滑らかになでるとリュートがきらめき纏い現れる]
昨日の今日、だけど。
――さて、何方(どなた)かな。
― 4F ―
……やっぱり。
[転移して開口一番、口をついて出たのはそんな言葉だった。
ミケランジェロが脱落し、システィーナ礼拝堂が3Fに現れたこと……。繋がりを疑ってはいたが、やはりそういうことらしい。
なよ竹のかぐや姫、だったか。
竹を操って戦ったらしいサーヴァントが脱落し、開放された4Fは……神域のような清浄さに包まれた、竹林だった]
この塔は、脱落した英霊によって形成されるようね。
どんな意味があるのかは、分からないけれど。
―教会―
はあー、くたびれた。
やっと帰ってこれたわ。
[結局、昨日の詳細な顛末は分からなかった。
あんにゃろめが何をしたか分かれば「今後」にも生かせそうだったが、あの場で出て行って「ねえねえねえ何があったのよー教えなさいよー」とやるわけには色々な意味でいかなかったし、後始末もあったので仕方ない。]
寝不足よ。
私じゃなかったらお肌にダメージがいってるとこね。
ん?
扉が壊れてる?
誰か来たのかしら。
[慎重に教会に入るが、誰も居ない。]
誰が壊したのかしら、乱暴ねえ。
[と、ほっとした瞬間、背後から声!]
ー4Fー
静かなものだ。やはり、復讐の名は似合わんな。
[馴染みぶかい風景に少しばかり昔を思い出したのは束の間。サーヴァントの気配を感じ、そちらへ目を向け、歩き出す。]
いるな…シェムハザではないようだが……
[ああ、奴だ。ここにいるのは]
― 4F ―
孫、ね……そんな未来、想像もつかないわ。
そんなにいい女になる自信もないし。
ああ……やっぱり、か。
[転移して、口をついて出たのはそんな言葉だった。
ミケランジェロが脱落し、システィーナ礼拝堂が3Fに現れたこと……。繋がりを疑ってはいたが、やはりそういうことらしい。
なよ竹のかぐや姫、だったか。
竹を操って戦ったらしいサーヴァントが脱落し、開放された4Fは……神域のような清浄さに包まれた、竹林だった]
この塔は、脱落した英霊によって形成されるようね。
どんな意味があるのかは、分からないけれど……ああ、他にもいるようね。
[令呪のうずきを感知し、セイバーに警告する。
もっとも、彼もとっくに気づいているだろうけれど―――**]
………わしだ。また会ったようだな。
[詩人と柊の姿があった。リリンは自分の横にいるだろうか。]
この中でもやはりお主の美しさは映えるものだ。
詩でも歌いに来たか?
それとも、誰ぞ待っているのか。
― 1F西・教会 ―
!
[教会の奥に浮かび上がる、見覚えのある金髪。
――その言葉は、鮮やかな程にランサーの言葉へ応えていた。
『にゅうすばんぐみ』で知ったばかりの知識。遠き彼方の国での挨拶。それが、確かに通じ合った瞬間。まさしく異文化交流。ランサーは感動に打ち震え、暫し言葉に詰まっていた。]
――――久方振りですな。管理者殿。
[暗闇の中から浮かび上がる、樽を担いだ筋肉男一名。]
頼まれてくれるのであれば一つ聞こう。
今回の聖杯戦争、八体目のサーヴァントがいると聞いた。
管理側としてこれは把握しているのだろうか。
[端的に質問を投げた。]
んー、あんまりできてなかった主従の絆を深めたかったのだけど、これで良かったのかどうか。
なんか自分ばかりになった気がする。
早めにトルバ組と合流すべきだったかね……。連絡が取れなかったのが悔やまれるな。
嗚呼。
タダでモノを訊ねるのもなんだろうと、持参してみたのです。
この街の市場で人気のぶどう酒であるそうだ。
[つかつかと歩み寄り、樽を管理者の前に置いた。]
―――、
[はっ。]
はい。
あっ。
これはどうも、ご丁寧に。
[?]
えっと、そう、8組目の話よね。
ええ、知ってるわよ。
いるってことはね。
―4F・竹林精舎>>149―
ああ――白刃の方。貴方でしたか。
[リュートを手に、真っ直ぐ向き合い
目を笑みの形とする。。
ヒイラギを少し後ろにさがらせた。
ふ、と笑みを浮かべて青い葉がうたう。]
――お褒めに預かり光栄です、
……そうですね、
初めて見るこの青々とした“竹”の輝きを
歌に編みたいとは思います、が。
……、待ち人――といえば、
貴方がそうかもしれません、ね?
「管理人」 鳴木素子が「時間を進める」を選択しました。
「管理人」 鳴木素子は、鴻 みちる を能力(襲う)の対象に選びました。
詳細については知らぬという事だろうか。
[口振りからするに詳細は語りたくないように見えた。
だけど、此処で引くわけにはいかない。]
その8組目に少し不公平なところを感じているのだが、
何か心当たりは無いだろうか。
そこにあるぶどう酒を飲みながらで構わぬから教えてくれぬか?
[樽を指差しながら問いかける。]
いや、その、それは、そのうち、いただくわ。
[?]
えっと、「8組目」が誰かってのは分からないわよ。
「どうして8組いるか」も、「8組いることで聖杯がどうなるか」も、正直確定的には言えないわ。
情報を集めてはいるけど、私じゃなんともね。
聖杯に直接訊ければいいんだけど。
[頬に指を当て、考えるしぐさ。]
あと、「不公平」ってのは、どういう方向性かしら。
もうちょっと具体的に言ってもらえると助かるわ。
――――。
[ランサーはじっと管理者の挙動を見つめている。
アルフレートの質問事項についてはするすると言葉が出てくるが、その挙動がふらつくことがある。有体に言えば違和感である。果たしてそれは何かと観察を続け、一つの答に辿り着いた。]
――――もしや酒が苦手なのか。
だとしたら、その、なんだ。すまない。
承知した、では詳細を語ろう。
我々が掴んだ情報ではアサシンと呼ばれるサーヴァントがいる。
そして其のアサシンがこの聖杯の根幹に関わるのではないか?
そんな疑惑を持たざるを得ないメモを手にした。
内容は以下のような物だ。
[先程キャスターに見せてもらった物を書き写した自らの手帳を見せる。]
この記述が本当であると仮定しよう。
其の場合、アサシンは一人優位な立場にいる。
私はそう考えている。
―――これ、どこで手に入れたの?
[面食らった。
これは、誰のものだろう。
ブライのもの?
彼は無事なのだろうか。
結局、昨日は確認できなかった。]
まず、そうね。
アサシンの能力自体はチートでもなんでもないわ。
ちょっとくらい強いと感じても、それはアサシン自体の特色で、今回の聖杯戦争における異常さとは関係がない。
ただ、アサシンはこの「塔」や聖杯戦争についての知識を誰よりも持っているわ。
そういう意味では不公平ね。
――――、有利?
[ランサーは、アルフレートの質問に目を細めた。
――だが、それ以上の口を挟むことはしない。]
体調の異常ということであれば、摂取は控えた方がいいでしょう。
……すまない、こういった贈り物を考えるのは苦手で。
ここは、神に祈りを捧げる場所だと聞いた。
……この街の人間にも、朝の祈りを捧げに来る者はあるのだろう。
管理者殿が難しいようであれば、彼らに分けてやってくれ。
入手先は私は別の組から手にした。
元々は2階で拾ったと言っていたな。
能力についてはチートではないか、
ただの有利と考えるのであればそれで構わない。
だが、聖杯戦争に対する優位な組がいるとすれば、
其の不公平は貴様等はどう考えるのだ。
不公平である事を看過するつもりか。
[是正するつもりは無いのかといった意図を載せて問いかける**]
―4F・竹林精舎>>149―
先日は、――場所を改めて、と
失礼にも、
一方的にお願い申し上げましたけれど。
[弦を押さえる。
微かに、柔い音が竹林に響いた。
囁きが竹の葉ずれにも紛れず届く。]
お願いすれば、
……聞かせていただけるのでしょうか?
貴方の、物語を**
私が奴の敵だ、ってくらいね。
まともに働きそうなカウンターパワーは。
ちょっと頼りないと思うけど。
[ぱ、と手を広げてみせる。]
詳しく話すと、長くなるけど。
簡単に言えば、今回のアサシンは、勝つまでこの「塔」の機能を使ってコンティニューするつもりで、アサシンは勝ったら聖杯を破壊するつもりで、聖杯を破壊されたら私たちはお陀仏で、お陀仏にならない方法は私には見つけられない。
その結末を避けるために、私はアサシンを敵視してる。
そんなとこね。
このメモを書いた当人は、諦めてない、のよね。
そのことが、なんだか、私には、
―――いや、ま、それはいいや。
とりあえず、聖杯が破壊さえされなければ、少なくとも私も、あなたたちも、生きてれば死なないはずよ。*
― 1F西・教会 ―
……マスターは公平ではない、と言うが。
[暫く話を聞いていたランサーは、やがて静かに口を開く。]
絶対的に公平であることは極めて稀でありましょう。
体格、素質、武具、兵数、資産、生まれ、種族――
程度の差こそあれ、多くの者は戦に立つ段階で、
何らかの優位劣位を定められている。
戦だけではない。
マスター。貴君や、ここ数日で聞いた限りではありますが、
貴君ら魔術師の世界でも、それは同じではありませんかな。
話を統合すれば、
アサシンが此度の戦に於いて、我々より知識を有しているのは事実。
種族の差と呼ぶべきかは分かりませんが――、
英霊を一騎、狂わせる程度の能力も持ち合わせている。
力、知識、立場――、
オリュンポスが人を罰する力を持ち、目を有するように。
彼は確かに、我々より優位に在る。
しかし――ただそれだけのことです。
アサシンが天使であれ神であれ、
我らが人であり、人より召し上げられた幻想である以上、
どうしても程度の差、始まりの差というものはある。
だが、それが何だと言うのか。
アサシンが神であろうが天使であろうが
――それは、我々より少しばかり優れているというだけの話だ。
まずは、それを認めなければならない。
[そこには無い槍を眺めるように、自らの掌を見やる。
分厚く、硬く、色気のない、――かつてを共に駆けたもの。]
貴君らのような専門家を出し抜いて塔や聖杯の知識を持ち
英霊が課されるべき、宝具の制限を受けず莫大な破壊を齎し
あまつさえ敗北が必定となれば、幾度となく繰り返す。
聞けば聞く程、――面白い男ではないか。
その執念、実力、技術。惜しげも無く投入する容赦の無さ。
全てに於いて大したものだ。
[灰色の槍と鎧を抱く男は、淡々とこれまでの話を評する。
それはまるで、人に裁きを下す絶対者を語るものではなく
戦の場に降り立った、益荒男の一人を賞賛するかのように。]
――――実に、超えがいがある。
[未だ槍を交えぬ難敵を見やるように、――僅かに笑った。]
管理者殿の言葉を手繰れば、まるでシェムハザは、
全てを見通した上でこの状況を作り上げた男であるようだ。
益々に見上げたものだが――
八騎だのイレギュラークラスだの、
そんなものはどうでもいい。
この俺を、聖杯より喚び出すを律しなかったことこそが
シェムハザにとっての最大のイレギュラーであったと
そう教えてやろう。
[ステンドグラスから落ちる光を浴び、教会の奥を見つめる。
正面には、大きな十字が掲げられていた。]
シェムハザが真にサーヴァントであるならば、
聖杯の奪取ではなく破壊を目的とするなど
理解できないことも少々あるが……。
管理者殿。
貴君の言葉に従うならば、シェムハザが能動的に『塔』の機能を使用しない限り、るーぷだのこんてにゅーだのは起こらないということだろうか。
[そこまで告げて、ようやく管理者の方を見た。]
後は、俺としてはシェムハザのような益荒男を従えているマスターとやらにも興味がある。どのような豪傑なのか、一度会ってみたいのだが、やはり管理者としては行方の推測は告げられないものなのだろうか。
おはよう。
夕べはレイ様の要望にお答えした後、ちょっと彫刻しようとして寝てしまった。
>>+47
全く以て同意しよう。
ー4階・竹林ー
そういう約束だったな。
[笹の葉のそよぎが聞こえる。静かな場だ。リリンをちらとだけ見たが、すぐに視線を戻す。]
わしの物語は美しいものではないぞ…正々堂々とした戦、滅び行く者の美しさ…そんなものは琵琶法師が唄って聞かせた物語の中にしかない。
それで良いなら、…愛い奴よ。いくらでも聞かせてやるとも。
全力を望むと言っていたな。ここで良いのか?
上に行くならその方が良いかもしれんな。
―4階・竹林―
ええ。そう望みました。
[そう、頷いた。
リリンはさて、どう反応したか。
少女は随分と――そう、拠点で見た時より晴れがましく、なにかが吹っ切れた様な表情をしているように見えた。]
……私は、私の生きた世に成しえなかった
「理想」を物語として紡ぎました。
けれど、今、私が欲しいのは、
貴方の物語ですから。
貴方という英霊の
歩んできた、その道を。
[どの言葉にか。瞬きを一つ、気を取り直すように声をただす]
幾らでも、とは 身に余る光栄、――ええ、上に参りましょうか。存分に。
[>>173 ちらり、と視線をヒイラギに向けて微笑んだ。
ヘイズレク王子のたましいが聖杯に注がれ
創りだされたであろう5改装。
森でも――城でも、複雑な構造。
入り組んでいるなら、なおいい。
此方にも動きようがある。
視線を改めてセイバーたちに、向けた。]
――行きましょうか。
[若葉色の光、身を包む。
向かうは5階、――狂える王子の階層へ]
―回想・5F 城塞都市中心部にて―
[筍のおにぎりを食べるランサーを見て、みちるがいつも食事を大切にしているかを感じ取るひと時。
>>100素晴らしいな、というランサーには、そうですね、と笑みながら言葉を返す。
>>107咀嚼を続けつつ語るランサーの話は、顎に手を添え、思案顔で聞く。]
成程…。
『僕』という一人称を素直に受け入れるなら、
女性である教会の管理人さんよりは、
アサシンのマスターとお話したい所ですね。
ここまでアサシンを中心に書いているのですから
何度か接触している、もしくは…と考えるのが妥当かと。
アサシンのマスターは、警戒心が強い>>3:132…と、
言っていました。
とはいえアサシンの近くには必ずいるはずです。
――…諸刃すぎますかね。
[シェムハザ――と、アサシンをその名で呼ぶランサー。
特定に至った理由は知らないが、幾つか思い当たる節はある。
>>3:105『享楽を与える義務がある。』と言っていた。
グリゴリ達を統べる天使――ヘルモン山での出来事。
言葉から推測はできるが、こじつけかもしれない。]
…ブライジンガー家
[>>109>>112アルフレートの3年前の出来事を静かに聞き終えれば、
眉間に皺を思いっきり寄せて、嶮しい面持ち。]
「なぜ」聖杯を作る「必要」があったのか。
そして、そこまでしてまでの「願望」とは一体何だったのか。
その辺りが、ループの鍵になってそうですね。
[どう思います、とアルフレートに視線で問いを投げて、]
3年の間に…一体、「何回」ループが起きたのでしょうか。
[それなら教会の管理人さんが知っているのかもしれないなと思う。
ふと、アルフレートが話しを終えているのに思考の中に入り込みかけていたので、ありがとうございます、と我に返り、礼を告げた。]
はい。私もこの件を解決せずに、
本腰を入れて聖杯戦争に挑み…
ランサーと戦いたくはありません。
[戦った所で、詠唱中に刺されれば終わりだろう、と思っている事は言わずのまま。
アサシンをどうにかしなければ未来はないというアルフーレートの言葉には頷き、]
貴重なご意見…ありがとうございました。
[ぺこりと丁寧に頭を下げた。]
[ランサーとみちるが同じ疑問を抱く様子に、ふ、と思わず口元が緩み、]
そうですね。
とはいえ、おそらくどこまで完成形なものかは不明ですが
―――…、聖杯は機能している。
この塔と、英霊が一人消えるごとに増える階層が
何よりの証拠であると私は考えます。
[>>119 根源、詳細を切り分ける、と、
はきはきと言葉をしゃべるアルフレートへ視線を戻し]
全ての事象には始まりがあります。
この地にもそれがあり、
魔術もまた、同じく。
起源を知らずして、理解には及びません。
故に…貴方 、のその考え
[ちょうど、風が強く吹いて「のその考え」の部分が聞き取り辛くなった事に気付かず]
――私は、好きですよ。
[キャスターはそう言葉を続けた。笑顔で。]
こうして話し合いいくつか仮説を立て、
それがどうか検証し、証明できないか確かめていく。
そうすればきっと、いつか…辿りつけますかね。
[語尾の上がらない疑問を呟いてから、
>>124おねがいごとがあるというみちるの頭を撫ぜた。]
…そうですね。
ランサーが惹きつけている間に、という戦法は悪くないです。
[しかし、その思考がまさかコンソメパンチにいっているとは知る筈もない。>>129]
…はい。それでは。
[去る二人を見送ろうとするが、アルフレートの忠告に
眼鏡の奥の瞳が仄かに開いて]
みちる、と…?
[触れるな。
どういう意味だと視線を下――みちるに向ける。]
あっ、はい。
ランサー…今度こそ、疑問の何もなくすっきりした形で
思いっきりお互い戦えるといいですね。
美味しく食べてもらって、私もみちるも嬉しいですよ。
…ああ、ランサー!
[ギリシア神話から宝具の――否、自身の遺した最高傑作の地図の名を引用したメルカトル。二度見る事となったランサーの宝具。その名から、ひとつ、言葉で試すことにした。]
――――…“馬”は お好きですか?
[眼鏡の奥で、どう答えたにしろ静かにランサーの答えを聞いた後、頭を下げ]
…そうですか。
はい、それでは。
[そう言って2人を見送れば、みちるを見おろしながら]
私達も一度、下に行きましょうか。
ここは戦闘になる可能性があります。
[宝具が使えない今、留まるのは得策ではない。
同意を得られれば、その場から二人の姿は消えた。**]
―5階・城塞都市―
[石に囲まれた二重の城塞。豊かな緑と土の道
北欧の古い街並みそのままに。
行ったことはないが、きっと今でもこういった風景の街があるのだろう。
リリン達が辿り着く前、素早くバックに手を入れ瓶の中身を撒き散らす。
レティに尋ねられれば…]
ちょっとね。ひ み つ☆
[唇に人差し指を立て笑った。]
― 1F西・教会 ―
[管理者とアルフレートの言葉を聴きながら、
ランサーは暫し残っているであろうサーヴァントを回想する。
リリンが連れていたサーヴァント――互いの武を讃え合った英雄は、その言葉には確かな気迫が見て取れた。
一見すれば、風を受け流す柳のように、静かで、柔らかなものであったが、彼は彼なりの生き様を持ち得ていたように見えた。
その、普段見せるどこか飄々とした所作は、かつて戦場を共に駆けたオデュッセウスと似ていただろうか。もしも同じ時代に生まれたなら、酒の一つでも飲み交わしていたかもしれない。
物語を束ねる騎士を夢見し者は、アーチャーを失った主と共にあった。
昨夜、どこか落ち込んだ様子であったことは気にかかったが、あくまで主に供せんとする矜持は、未だ手放さずに在れているようだ。
いずれ、彼とも決着をつけなければならない。その時こそは、――文字通り、騎士が持つ全ての力を受け止めることとなるだろう。]
―5F 城砦都市―
[5Fに降り立った吟遊詩人は、
小さく感嘆の息を零した]
これは……まるでカルカソンヌだな
[吟遊詩人の故郷たるフランス、
その南部に位置する、名高きいにしえの城塞都市。
中世の街並みをそのまま残す故、望郷の想いさえ湧きあがろうもの。
これが、かの王子の風景か。]
[そうして、キャスターはと言えば。
彼の前で宝具を晒したのは、騎士と同じく二度。『馬は好きか』と問うた眼鏡の奥は、ランサーを試すかのようでもあった。>>184ネストールのように聡く、自らには追究し得なかった頂を望んだ男のこと、恐らく、自身の真名に当たりもついているのだろう。
『――良き飼育師、良き調教師に恵まれた馬は、どれほど広い戦の場であっても、活き活きと駆ける。世話になることも多い。……だが、やはり何より肝要なのは、中身が詰まっているということだ』
――果たして、それを以って彼が答を確信したかは分からない。だが、それでも構わないと、ランサーは、いつものように、静かな声で答えた。
シェムハザを含む全ての益荒男が、自らの武に比類する、或いはそれを超える何かを持ち合わせている。――ステンドグラスの向こうに浮かぶ月の光が、いつもより充溢しているように*見えた。*]
―5F 城砦都市―
……ヒイラギ?何を…
[はた、と。
己の主が何か振りまくのを見て、
不思議そうに顔を向ける。>>188
秘密、と謂われれば頷いた。
彼は彼なりの知略を巡らせている。
主たる彼を何処までも信頼するのもまた詩人の在り方だった。]
……故郷を思い出す町並みを
戦いの中で損ないそうなのは
些かならず心苦しいが、仕方ないな。
[――そう、軽やかに、歌うように嘯いた後。
そっとヒイラギにささやく。]
……巻きこまれないように気をつけて。
きっと、リリンも本気で来ますから。
[――さて、既に己が
騎士を編むことを彼は知っている。
それではきっと、“愉”しんではもらえない。
吟遊詩人の物語は、
聴くものの耳をよろこばせ
心に届けるために在るのだから――と、微笑みを向けた。始まりはあくまで真っ向から、理想の騎士道を体現するように。]
整われましたか。
――此度は、
存分に聞かせてくださいませ。白刃の方。
どうぞ、私の物語と踊っていただけますよう―ー
>>193
………………………。
[自身の最高傑作品を戦場にされた挙句。
竹林と見事なコラボレーションを果たされたルネサンスの巨匠のアカウントがこちらです。]
アサシンのマスターは警戒心が強いか。
しかし、アサシンの近くにいるか。
[>>177の言葉に考える。
そして諸刃の言葉に対しては。]
貴様の言うとおりリスクが高い。
警戒心が強いマスターを捉える前にアサシンにつかまる。
其の可能性が非常に高い。
やはり、まずは管理人にそこについて聞かざるを得ないな。
[自分なりの見解を伝える。]
[ブライジンガー家についてのキャスターの疑問。
聖杯を求める理由等、根源以外には考えらない。]
根源であろう、現代の魔術師である以上はな。
貴様の時代では想像が付かぬかも知れぬがな。
我々魔術師は根源への到達を求めて魔術を行使するのである。
ブライジンガー家が堕ちているというのであれば異なるかも知れぬがな。
そして、何度ループが行われているのであろうな。
我々が観測しだしたのは最近のことだ。
しかし、観測できていなかっただけで存在した可能性もあるであろう。
西洋と和の国によるコラボレーションによって
世界に新たな芸術の扉が開いたと思えば。
ワンチャン。
[無理だな]
ああ、そうだ。
総ての事象には始まりが存在する。
故に我等、魔術師は根源を目指すのだ。
[聞こえてくる行為を示す言葉。]
き、貴様一体何なのだ!!
幼女を囲い、私に変な視線や言葉を掛ける。
我々は敵なのだぞ、少しはわきまえろ!!
[最後の言葉に得体の知れぬ恐怖を感じた。
それ故に言葉がきつくなっていた。]
[体調を聞かれれば……今一度自分の身体に意識を向けた後、ゆっくりと頷いた]
ええ、身体は大丈夫みたいだわ。あなたのおかげでね。
本当に腕がいいのね。
あなたも、あなたのお祖母さんも。
[そう、晴れやかに笑んで見せた]
―回想・教会―
管理者が抑止力であれば十分と思いたい。
しかし、どうやら貴様の言い分からすると違うらしいな。
では、アサシンを敵視している貴様に質問だ。
アサシンのマスターは警戒心が強いそうだ、アサシン曰くな。
対象に心当たりは無いだろうか。
我々は接触しなければならないのだ、アサシンのマスターへとな。
恐らくこのメモはアサシンのマスターが残したのであろうと思う。
管理者としてみたら一参加者に過剰な情報を与える事であろう、
しかしアサシンの打倒という観点からすれば、
我々の目的は遠くないところにあるであろう?
[不公平を指摘した自分。
それが不公平を強いるのは矛盾以外のなんでもない。
だけど、そんな事はどうでもよかった。
もともと不公平だから問い詰めたのではなく、
アサシンの詳細を引き出す為のカードとして不公平を使ったのだから。]
最後の審判の左上あたりにかぐやのアルカイックスマイルを描き加えておくか。
[最後の審判は制作中に難癖つけてきた教会のお偉いさんをミケランジェロは地獄の使いのモデルにしちゃったっていうエピソードが有名ですがところで左上は天国方面です。]
[ヒイラギとリュートの英霊が転移する。5Fへと向かったのだ。
あの二人と戦いになる……。それについて、思うところはあった。助けてもらったし、互いの事情にも触れ合ったのだ。
……しかし、これは約束された決闘だ。
どんな理由を用いても、この契約を果たさぬ言い訳にはならない]
セイバー。覚悟はいいかしら?
[聞いた後、笑ってしまった。
歴戦の英雄に、自分程度の小娘が何を確かめているのか。
上階へと転移を望む。光の粒子を纏う]
行きましょう。5Fへ。
二人が待ってる。
ー5Fー
[そこは異国の地だった。湖の畔の森。岩作りの強固な城塞。]
異国の侍の住む地はこういうところなのか。なるほど。良い土地だ。守りがいがありそうだな。
そういう話をお主の歌に聞くのも悪くはなかったろうが…
[詩人の方に向き直る。空気は戦場。燃え盛る鎌倉のように、張り詰める。]
覚悟か。あの時の覚悟に比べれば、こんなものは何度も通った道よ。負けてもわしが消えるだけ。何も残せなかったわしの身を、惜しむ者もおるまい。
いや、そんな事を言う場ではなかったな。
[リリンに振り返らず言って、腕を掲げる。魔力が充満し、場を作る。]
昔、お主のような見目麗しい若武者を六千人ほど集めて、わしの親衛隊を拵えたことがある。わしの可愛い命鶴丸…あれを大将に、鎧も揃えて六千。梅の花を一輪差して、京を練り歩けば都の大路に薄紅梅の薫りが漂う。匂い立つような壮麗さよ。
……酔狂なことをしたものだ。戦になれば、すぐにその美しさも生臭いもので汚されてしまうというのにな。
だが、だからこその美しさも………ある。
[セイバーは魔力で編まれた鎧を纏う。その周りに、
白い花吹雪が舞った。
いや、よく見ればそれは刀。大小、合わせて数十本の刀が渦のようにセイバーの周囲に展開されている。]
わしも征夷大将軍と呼ばれた男。
我が足利の蔵には、古今の名物、業物が数多ある。
刮目するがいい、これが我が宝具…………
『花一揆』よ!
[言葉とともに、渦を巻く数十本の太刀、脇差が詩人の元に向けて射出される。矢のような、いや、速度で言えばそれより早く、まるでミサイルのように一時に放たれた]
はぁ? 何言ってるの?
自分が消えて惜しむ者がいないなんて、それって寝言のつもり?
[呆れた声。呆れた表情。
ため息を吐きつつ、前髪を掻き上げる]
……まあいいわ。たしかにそんなこと言ってる場じゃないし。
でも、この戦いが終わったら説教してあげる。
[セイバーの剣気が膨れ上がるのを感じながら、鈴を取り出す。
戦いはすでに始まっている]
うたを、平穏な風の中
白刃の方に吟じるのも
趣き深かったでありましょうな
――惜しいことですが、……
[ これは、戦争なので――とは言葉の外、承知の上、双方理解の上。奏でる音色に、艶の乗る。
語るに耳を傾けて、
魔力の嵐に金の髪が大きく乱れる。
詩人は金萌葱を瞬かせた。]
……貴方は随分と豪華絢爛な
花園を作るようなことをなさる。
それに……命鶴丸というかたを、
大切に思っておいでだ。
百花繚乱、花の嵐といったところでありましょう、な……
ー???ー
『まさか、兄上が南朝に下るとは思いませんでした。それで、なぜこの場に私を呼んだのです。』
[薄暗い寺の中、自分は弟と二人で向き合っていた。捕虜となった弟はひどくやつれて見えた]
…お前と袂を分かったままでは、二つに割れた国が、今度は三つに割れてしまう。…考え直せ。また二人で幕府を盛り立てていかんか。お前が何を言おうとも、わしはもうお前と争うつもりはない。
『今さら兄上が何を仰ろうとも無駄。兄上では幕府を治めることはできませぬ。兄上は私がいなければ何もできなんだ。それを…』
[そういう弟に、自分は茶菓子を差し出した。お前は酒は飲まんが甘味が好きだったなと、そう言って差し出した甘味を弟はじっと見て、視線を上げた。]
『こんなもので折れはしませんよ、私は。』
分かっている。だから、争いはもう無しだ。
[弟は、黙ってそれを口に運んだ。
しばらくの間ーーーそして、皿が床に落ちる音がした]
[ 桜吹雪が舞い踊る。
雪ではなく、華やかで香り立つ。
詩人が見たことのない景色が広がっている。]
……なんと壮麗な……!
[ 熱帯びた感嘆。
その美しさ、筆舌に尽くしがたい。
刃をはらみながら、それは何処までも花であった。]
雅な、と、いうのでありましたか……
[ 剣の花、数多嵐のように
降り注ぐ前の一刹那]
――嗚呼、――なれば
私の――この、クレティアン・ド・トロワの
物語の深みも、
開かねば成りますまい!
『兄上………私に、毒を盛りましたな………?』
[その目は、驚きに満ちたものではなかった]
いつからこうなってしまったのだろうな。わしは…お前の言う通り、自分では何も望んではいなかったのかもしれん。覚悟など、何もなく…今ならわかる。わしは、自分が守りたかった者を、全て自分の手にかけてきたのだ。
『それも天命でしょう…良う決意されました。これで兄上も、ようやく大将軍だ……さあ、後は直冬だけです。兄上は自分の子も殺さねばならぬ。それでようやく、幕府も安泰よ…』
[弟はそう言って息を引き取った。その顔は、気のせいか少し笑って見えたのだ*]
[桜の花のいろは華やかなのにどこか仄暗い。
それは血に濡れた花ゆえなのか
セイバーの記憶がそうさせるのか
―――弟殺し、
その歴史を詩人は未だ知らず。
物語の一端、
総てをまだ掴むに至らない
知りたいと願ったのならば、
何処までも詩人は物語(あなた)に貪欲だ。
最も速い刃の一陣、
掠めて血が走っても
刃の雨に向かい朗々と響き渡る。]
[ヒイラギはなんだか、少し大きくなっただろうか?
英霊たちが戦いを始めるのを感じながら、そんなことを思う。
彼は自分よりさらに若い。それは成長するだろう。肉体的にも、精神的にも。
少年はこの戦争で何を得て、何を失ったのか。
それを確かめたく想い、鈴を振った。額の魔術刻印が淡く光る]
わたしたちも、奏りましょうか。
[澄んだ音が響き、音の弾丸が少年へと疾る。
思いっきり戦える、と少年は言った。
その言葉に、自分も魔術師として応えよう]
―――ne por chier tans ne t'esmaier !
《欠乏に落胆してはならない!》
Bien adoucist par delaier,
《待たされたときの報酬はさらに魅力的で》
et quant plus desirre l'avras,
《欲すればそれだけ》
tant iert plus douz a l'essaiier.
《幸福の味は甘美になるだろう。》
[――花の嵐に対するは、
若葉の薫風、吹き荒れる光。
キャメロットの幻が一瞬その背に浮かんだ。
物語が質量を得て現世に降り立つ。
詩人を囲むように降り立つ鎧の騎士
荷車の騎士、
獅子の騎士
聖杯の騎士、
彼らを含みその数は6]
――汝らが騎士の誉れ、永久に語り継ぐものなり
今此処に勝利を刻まんことを!
[騎士は、ときの声をあげる。
詩人は円卓の中心に。
襲い来る刃の雨、盾にて散らし、剣で弾き、火花を回せた。桜吹雪のその中で、狙うは剣の英霊だ。クラスを与えられた英霊に比べれば下位とはいえ、彼らも英雄である。]
[――円卓に座る騎士は12人。
伝承を知る者には数が足らぬと容易に知れる。
原因があるとするならば
昨晩の戦いによる魔力不足か
――それとも。]
リリン。魔力はまだ十分だな?我が花一揆の威勢はまだこんなものではないぞ!
[リリンの魔力は、本人が言う限りは一級のはずだ。さらに力を注ぎ込む。射出する側からさらに大量の刀剣が渦となって現れる。一つ。また一つ渦が増える。計百本近い刀が打ち込むそばから現れ、放たれる。]
お主にはどの刀も同じように見えるか?
それとも一つ一つの美しさが感じられようか?
九字兼定、朝嵐勝光、厚藤四郎、笹丸拵、鶯丸…
皆、一度は我が倉にあった刀達よ!
[せかいは、ぐるぐるしている。
グラウンドを一周走るとまた、スタートラインに戻ってくるように]
[ぐるぐるしているのだ]
…ぐるぐる。
[足元の石を蹴飛ばす。
石は飛んでいく。
けれど、あれもまたぐるぐるするのかもしれない]
ー西、土手ー
[カバンは置いた。
その近くに座り込む。
川は流れていて、水は戻らないというのだけど]
めぇおじさん。
ループって、ぐるぐるまわってるってことだよね。
土星のわっかみたいなやつだよね。
[厳密には違うのだが、今のみちるにはいい表現が出てこなかった。
拳で星を作り、そのまわりをチルチルが回って飛ぶ]
…みちるも、ぐるぐるしてるのかな。
めぇおじさんも、鯖さんたちも。
…ぐるぐる。
[レティを襲う刀と花の乱舞、頬を掠めた刃が赤く染まる…
頭の中で思考を巡らしている間、
自分に向かう音の弾丸 >> 213 へ、防御が遅れた。]
――…ぐ、、っ!
[弾丸は脇腹を掠め、右腕に突き刺さる。
膝を折りそうになるのを堪え…
左手を地面へと当て魔力を流し込む]
葡萄!蔓を伸ばし絡め取れっっ!!
[先ほど撒いた種が一気に成長し、数百本の蔓が音の弾丸の魔術師を絡め取らんと足下を襲う]
―5F―
[さりとて総てを払いきれるわけでもなく
騎士のうち膝に大きく傷を負ってよろめいた。
さりとて倒れるものでなし、歴戦の物語で編まれているのだから]
っ、 ァ――ッ!
[詩人自身にも脇差の一本が肩を掠めて赤が散る。
痛みに声を上げながらも、
ふ、と――クレティアンは笑んだのだ。]
貴方の宝物はこんなにも、鋭いくて
……うつくしいのか……
[新たな刀が次々と現れ咲き乱れる、
贅を尽くした宴のようだ!>>218]
……すべてが武器としての鋭さを保ちながら鋼の宝石、と呼んで余りある―――、
嗚呼、王侯貴族たちが見たらきっと、眼を回してしまうな……
それがお主の……紡ぐ唄に語られる英雄達か。
なるほど。気高く、美しい。
平家物語の源平武者のように…荘厳だ。
[現れた六人の騎士の姿にため息が漏れた。国は違えど、その偉容ぶりは一目瞭然。刀の雨を弾き、受け流す。その側からまだまだ花吹雪の如く、白刃が現れる。百本、二百本、無銘のものも、銘ある宝剣も。]
大典田光世、鬼丸国綱、童子切安綱……
裁ききれたなら、確かにその武者、国士無双であろうがな!
― 1F 西ブロック 土手 ―
空腹は敵。
…そういうことですか。
[>>191 ランサーからの返答を考察するひと時。
みちるから声が掛かれば、なんでもないですよ、と返して。]
はい。ループとは繰り返す事ですね。
とはいっても、みちるや私達サーヴァントも
そのループの輪の中だとは思えませんけれど。
[片手、差し伸べるようにセイバーを示す。]
―――貴方の宝物と、我が誉れ、
……武勇比べと参りましょう――足利様――!
[――風切る音]
「汝が一刺しは雷の速さ」!
[雨の合間を縫ってセイバーに向けて
ペルスヴァルの投槍が飛来する。
踊るように足を踏み出すと、詩人は騎士イヴァンが繰る獅子の背に飛び乗った。その間も、剣の嵐の主からは眼を離さないで]
[セイバーの宝具。
あの2Fの破壊痕を目にしながら、対抗してみせると嘯いたそれに、急激に魔力を吸われていく]
魔力は気にするなと言ったはずよ!
[気勢を張る。
彼らサーヴァントは魂喰いだ。魔力を限界以上に持って行かれれば、魔術師とて死にかねない。
だが問題ない。
家は凋落したとはいえ、その血筋に継がれる回路にはなんの支障もない。魔力総量だけは一級品を自負している。
この程度で音を上げるわけにはいかない]
……歪に、のたうて。
[ツタが迫る。葡萄を用いた植物を操る魔術。
鈴を振る。一度、二度ではなく、連続して。
魔術刻印が鼓動し、妨害の性質を加えられた音がツタを逆に絡め取る。
葡萄は捻れ、うねり、互いに絡み合い、その速度を緩め……その間に音の弾丸が再度、少年を襲う]
みちるもねー、そうおもえないんだよー。
…でもねー。
[膝を抱えたうえに顎を乗せる。
みちるにしては割と真面目な顔をして]
せいはい、が、おねがいかなえられないから
やっぱりやり直すってしてるのかなって。
…ちょっぴり。
[視線は川に向かったまま]
…みちるは、本当にみちるだけなのかな。
みちるも、もしかしたらなんにんも、
>>166〜
逆に、こっちが訊きたいんだけど。
「狂わせる」って言ったわね。
あのパタパタ野郎、一体何をしたの?
「今後」の参考にしたいのよね。
あんにゃろめが「全てを見通し」てたかは甚だ疑問だけど、少なくともあの男がこの聖杯戦争の終点であり始点であることは間違いないわね。
[肩をすくめてみせる。]
「塔」の機能を能動的に使用しなければ「ループ」が発生しないというのは、おそらくは間違いね。
奴がいなくなっても「塔」は自律的に巻き戻る。
願望機が正常に使用されたら、ね。
これは推測だけど。
ループが始まる前、本当の「始点」で「塔」はそうした働きをするようになった。
そして、その本当の「始点」までは時は巻き戻らないわ。
[続き、先ほど掘り出したばかりの筍を地面に置き魔力を流し込む。]
竹よ!城壁を…音の弾丸を弾く城壁を作れっ!!
[レティの近くへ…
――僕の声が届くまで近く…
竹の城壁の裏を走り抜ける…少しでも声が届く近くに]
レティーー!足利尊氏だっ!!
背中を、、、背中を狙ってーーーーーーーーーー
[果たして、僕の声は届いたのだろうか? ]
いません!
今ここにいて、私と一緒に戦っているみちるは
たった一人。
過去にも未来にも、今のみちるはいません。
[膝を抱えているみちるの傍ら。
立ったまま、暗い夜に流れる川を見る。]
みちる。
そんな、悲しい事を言わないで下さい。
……我が物語の誇りです。
語る折があれば、―― っ!!
[獅子が急に方向を変える。
一拍おいて氷を切るような澄んだ音と共に針山の如くに降り注ぐ宝石が如き刃。触れれば切れる名刀ばかり。]
ああ、惜しいな……
ゆっくりと眺めるべき品ばかりじゃないか…!
[セイバー――足利に向けた眸が大きく見開かれる。]
――…なんという、……奇跡の品か…!
[>>223 詩人は名を知らぬが敏感に感じ取る。
日本における“国宝”と呼ばれるクラスの業物だ。
込められた魔力も段違い――!]
まだまだいけるな、ならば上等!
[リリンの言葉に勢いづけて閧の声のように叫びをあげる。草むらを凪ぎ、城塞の壁を抉り、辺りの景色をまるで戦場跡のように変えながら、幾百戦の刀が突き立っていく。その中を稲妻のように駆ける騎士が一人。]
このぐらいでは我が倉は空にはならん!
[すさまじい早さで風を切る槍に数十本の太刀が飛び込み、槍身を削っていく。千、二千…放っただろうか?
いかな雨霰とはいえ、無限に放ち続けられるわけではない。それでも浮かべるのはいつもの笑み]
[大きな声に、びくりと肩が揺れる。
フードの猫耳も揺れた。
黒い服は夜に紛れるかのようだ]
でも、せいはいは"ふかんぜん"なんでしょ。
そんなの、みちるはやだ。
みちるは、おねがいかなえたいの。
[自分の感情が高まるにつれて、ポケットが何だか熱く感じる。
黒い、綺麗な羽根をしまい込んだ、あのポケット]
おねがいかなえてくれなきゃやだ。
そのために、みちるはせいはい、が、ほしいの。
[ぐるぐる。ぐるぐる。
ポケットが、頭の中が、やっぱり熱い]
だから、みちる
[そびえる竹の城壁。その圧観に目を細める。
植物を操る魔術の家系……彼はその刻印を受け継ぐ、正当後継者なのだと実感する。
おそらく、自分とはすべてが違う。習熟も、覚悟も、経験も]
……けど、勝てない理由にはならない。
[振り続けていた鈴を、手の内へと握り込む。なのに鈴の音は鳴り続けていた。鳴り続け、音が増える。
家の専門は付与魔術だった。そして、自分の属性は音だった。
それは「音」という現象に「性質を付与」する魔術。
倍加、増殖の性質を付与するそれは、ビスケットクラップと呼び……音に感知の性質を付与するそれを、ソナーと呼んでいた。
竹の城壁の向こうに、少年の姿を正確に捉える。
人差し指を立て、ぴたりとまっすぐに、そちらへ向ける]
[>>228の言葉に]
参加したサーヴァントを操って自分の手駒にしていた。
根拠は一つ、操られたと想定されるサーヴァントが羽を落としていった。
そして其の羽には呪いの類が掛けられていた。
黒い羽は奴の象徴みたいなものであろう?
そして他の奴らに対してそれを匂わせる発言をしている。
[アサシンが行ったと思われる行為を推論ではあるが伝える。]
本当の「始点」までは時は巻き戻らないというのであれば。
もはやこの聖杯に取り込まれた忍神町は切り捨てるほかないという事か。
我々、参加者はそれぞれの願いを叶える。
其の代償にこの街はループを続ける。
それをとめる術は現状存在しない。
そういうことだな……。
― 西ブロック 土手 ―
[>>233 幼い子供の我儘のような声。
暗い夜の土手、嶮しい面持ちを隠さないまま、]
…っ
[息を一度吐いてから、膝を曲げてみちるの横にしゃがむ。
お気に入りらしい猫耳のフードの奥、横顔を眺めながら]
不完全かどうかは、まだ解りません。
そうはっきりと決めつけるのは良くありませんよ。
…だから、一緒に聖杯を手にいれましょう?
[竹はしなやかに音の弾丸を弾き飛ばす…が、度重なる攻撃に一本二本と折れ曲がって行く。
嫌が上にも吸い上げられて行く魔力に、呼吸もままならない…]
く、っそーーーーーーーーーーーーー!
[魔術回路に思い切り魔力を流し込み、もう一度地面に両手を当て…吹き出す血が地面をどす黒く濡らす。]
…くぅ…っ、葡萄よ。鳥の囀り、葉擦れの音、虫の羽音意外に心揺らすなっーーーーーーーっ!
――鈴を取り落とせ!!
聖杯は、不完全じゃないよ。
[そこには闇があった。
光を逃さないかの闇。
その闇の中に、だれがいるのかもはっきりと判っているというのに、それを闇と認識が出来ていた。
闇はささやきかける。]
聖杯は君の願いを叶える。
君が勝てば、必ずね。
[まるで、奥底に封じ込めた不安が形になったかのようなその闇は、まるで一歩一歩歩いてくるかのように、徐々に近づいてきていた。]
だが、君は勝てるのかい?
サーヴァントに常に保護され続け、戦いが何かも、誰かの死とは何かも判らない、君が。
魔術が何たるかも、その先に何があるかも判らない君が。
君には早すぎた。聖杯戦争は。
[そして、その闇はみちるの持っている翼をも浸食していった。]
― 1F西・教会 ―
…………。
[ランサーは管理者の答と、アルフレートの考察を黙って聞いている。その表情は至って真剣そのものだ。顎に手をやり、脂汗を浮かせて悩みぬき、そして]
ならば、聖杯ではなく塔を刺せば良いのではないか。
[脳筋ゆえの結論だった。]
君の願い。僕には判るよ。
父、母。
ただ一緒に暮らしたい。それだけの、ささやかな願い。
それを願うにはこの聖杯は過ぎた物だし、君は未熟すぎた。
ならば、君はどうする?
ここからまだ、君は背伸びが出来るのかい?
君の願いは、僕が代わりに叶えてあげてもいい。
その代わり、君は君の殻を破るんだ。
・・・・・・サーヴァントという、君の殻を。
―5F―
――無尽蔵とはいかない、はず、だが…っ!
[獅子の背、鬣を手綱のように握り締め
駈けて行く詩人の姿。
それとは正反対の方角に、
降り注ぐ刀を掻い潜り、
張り出した石の窓に降り立つ騎士の姿在る。
その青年の名はトリスタン。
「無駄無しの弓」と呼ばれる弓を引き絞り
豪雨とは行かぬまでも
矢の雨をセイバー向けて放った。]
[飛び退った先の交差。
秀でた詩人の耳に、
>>229 主の声が確かに届く]
足利―― タカウジ?
[セイバーの真名――それにヒイラギは辿りついたのだ。]
……背中。
――分かりました、ヒイラギ。
そもそも、「巻き戻る」と言っても、「本当に時間が巻き戻っている」わけじゃないわ。
そんな魔法みたいな真似、簡単にはできない。
「ループ」ってのは、実際には、「状況が再現され続ける」という風に捉えてもらって構わないわ。
実際には時間は着実に経過しているの。
過去のループを覚えている観測者がいるんだもの。
時は少しずつ針を進めているのよ。
いくら「状況」が完璧に再現され続けたとしてもね。
例えば私、「こんな話するのははじめて」よ。
私がここにいるのは、この「町」の住人を守るためなの。
本当はね。
これが、私の大目的よ。
だから、私の目的が「アサシンの打倒」ってのは間違い。
あんにゃろめがどうなるかは、実際にはどうでもいいの。
ただ、奴が勝ってしまったら、この「町」の住人を守れないから、私は奴を勝たせないようにしたいのよ。
[チリリリリン。チリリリリリン。]
む。電話か。
はいもしもし。は? ああ。うん。解った。
[簡単な会話が終わり受話器を戻す。]
――。はて。このタイミングでどう電話が繋がったのだろうな。
[不思議なこともあるものだ、とテレビの向こうで奮戦するラギの姿を見ながら頷いた。]
……、
[何か違和感を感じた。]
……?
[「声」は聞こえなくても、徐々に侵食しようと力を増す気配。
それは一度感じた事のある暗い闇の気配―――]
みちる、なにを 言って
[ランサーのマスターが言っていた言葉を思い出す。
みちるの方を見て上から下まで目視し、ポケットで止まる。]
――――!
何を…持っているんですか??
言ったはずです。
アサシンの羽根は、私達を監視する事ができると!!!
その羽のせいで、バーサーカーがどうなったか、
…、っ
[思い出すだけで、胸が痛みを思い出す。
まだ、あの惨劇は終わってなかったというのか。]
みちる!!そのポケットの中のものを―――捨てなさい!
…あなたの代わりなんていません!
どうか、
どうか正気を取り戻して下さい、みちる!
[両手でみちるの肩を掴もうと手を伸ばす。]
いつか、届くだろう。君の願いへと。
さあ、今のみちるから、脱却するんだ。
幼虫は蛹になり、蛹は蝶になる。
いつまでも幼虫であるみちるは、やがて蛹となるみちるへと。
それは連続していなくても、きみはみちるであり続ける。
[もはや、それは雑音まじりの声であった。]
[葡萄のツタが鈴を狙い、手元へと殺到する。
もはや関係ない。ビスケットクラップで鈴の音は増殖している。握り込んだ鈴を手放してくれてやった]
……自分の心を、そのまま音に込めて奏でたいと思ったことはあるかしら?
[ここからでは誰にも届かぬ言葉を、少し寂しそうな笑みで紡ぐ。
それは、純粋な少女の想い。
音楽が好きで、ただ奏でるだけで楽しかった子供の夢想。
「音意付与」―――音に、意味を込める魔術。
しかしその純粋さを形にした刻印は、戦いにおいて、陰惨なる魔術師の武器へと成り下がる]
―――「詠唱付与」「重複詠唱」……サウンドバレット。
[魔術回路が悲鳴を上げるのもかまわず、回転数を上げる。
音意付与の魔術刻印が一音に込められる限界は、魔術詠唱の一小節。
ビスケットクラップで増殖した鈴の音……その音を利用し、音意付与の刻印でもって、魔術の詠唱を「重ねる」。
刻印をピックに音を弾き、魔術を奏でる。
先ほどとは比べものにならない魔力を内包し、音の弾丸がツタの群を吹き飛ばし、竹の城塞を貫いて……ヒイラギへと襲いかかった]
―5F―
[「見事なり、異国の兵よ――なれば我が剣、受けてみよ!!」
いくつもの刀を跳ね除け、
傷を負いながらも
矢に意識を向けたセイバーに向け
雄雄しく踏み込んだ騎士の名はランスロット。
正面より袈裟懸けに切りかからんとし。
その一方、
詩人は路地の間を器用に抜けいなしながら間隙を狙い、
足利との距離を詰めるため駆けた。]
っぐ、……!!
[騎士が深く傷つけば詩人にも跳ね返る。
物語が解けぬように意識を保とうとしながら
クレティアンはリュートではなく、地に着き刺さる剣を手にした。]
― 1F西・教会 ―
なるほど。
聖杯を破壊すれば『町』の住人や、この塔に侵入した魔術師は根絶やしにされ、聖杯にて願いを叶えれば、魔術師は脱出可能ではあり『町』の住人も絶滅はしないが、今在る住人は絶滅する代わりに次世代の住人が新生する、ということでありますな。
[窓の外は夜。この『町』の住人も夢を見る頃合。
当たり前のように眠りに就き、当たり前のように、――――。]
おや。
では、聖杯で願いを叶えた後で聖杯を破壊するとどうなるのでありましょうか。やはり、そのような猶予も無く、即座に巻き戻るものなのだろうか。
だから、「塔」を刺すのはやめてもらいたいわね。
それをやるなら私、あなたを止めるわ。
この「町」の人たちを私は守りたいの。
だって彼らは、私の家族だもの。
彼らは私のことをそうは思ってないけどね。
アサシンのマスターはこのループの中にいる人物よ。
彼のことも、私は守りたいわ。
彼に会ってどうするつもりなの?
―――彼は警戒心が強い人物じゃないわ、正直ね。
夜中ふらふらひとりで教会に来たことがあるくらいよ。
あなたたちの前に現れないのは多分、パタパタ野郎、今回ならアサシンが、そう指示してるのね。
もしくはそういう「役割」を最初から認識してるかも。
[そうだとしたら、今回はそれが崩れてしまってるけど。]
彼が今どこにいるかは、私も分からないわ。
みちるは、おきてるもん!
ちゃんと、みちるはみちるがきめたんだもん!
[バーサーカーがどうしてああなったのか、仔細をみちるはしらない。
だからこそ、あのとき黒い羽根を拾った。
知っていれば、拾わなかっただろう]
みちるじゃ、だめなの。
なんにもしらない、わかんない、なんにもできないもん!
…だから、
[ポケットの中の羽根を強く握る]
おじさん。
みちるを────
[葡萄の蔦は鈴を取り上げ、横へ、高くへと伸び続ける…
増殖する鈴の音に頭が割れそうに痛い!
足りない空気を補うように、浅い呼吸が胸を上下させ…
それでも一つ大きく深呼吸を]
―――は、っ…はっ……はっ、、はぁーーっ
葡萄っ!その鈴を礼拝堂の鐘に思い切り
― 投げつけろっ。 ―
この中を斬り進んでくるか。その心意気よ……見上げたものだ。
[正面から袈裟懸けに斬りこんでくる騎士。名前も分からぬその一撃は、飛び交う刀剣だけでは防護しきれない。抜身の太刀、二つ銘則宗で受け止めた。重い一撃に、火花が散る。]
手練れよな……!!
[刻々と舞い散る刀は蔵の中から数を減らしていく。騎士の鎧に向けて、斬りつけると同時に、飛び道具として刀をぶつける。名乗りもしない、大勢でもって一人を狩る事にもお互い躊躇しない。
――――戦だ。自分が戦い続けてきた、その戦だ。
気分が高揚していく。けれど、詩人には注意は向いていなかった]
― 西ブロック 土手 ―
大丈夫です。
言ったじゃないですが… 誇りに思うと。
私はみちるのサーヴァントで良かっ――…
[“だから”
続いた言葉に、伸ばした手が固まる。]
私は 次のみちるより、
今のみちるがいいのです。
[考えてなおして欲しいと、首を横に降る。]
時間が少しずつ経過しているか。
そうだろうな完全な再現を永劫に続ける等、
もはや魔法の領域だ、私とした事が迂闊であった。
そして貴様の目的がこの街を守る事なのも把握した。
しかし、守るとは何をさす。
この再現を繰り返す事だけをさすのか?
開放する事は考えていないのか?
真に守るというのであればこの再現から抜け出す事であろう。
その目的と私達が聖杯を手にする為にアサシンを打倒する事。
二つの道は同じ方向を向いているのではないだろうか。
[>>242>>259の会話を聞きながら。]
私の目的、そして貴様の目的の為に今必要な事は一つ。
アサシンのマスターから情報を聞く事である。
別に今すぐ討とうといったわけではない。
居場所を教えてもらおうか。
或いはコンタクトが取れるならば話をつけろ。
−5F−
[「――足らぬか!ならば我が力続く限りに!」
それはトリスタンの口から放たれたものであり
クレティアンが紡いだ物語の思想だ。
騎士道の誉れ、愚直なほどの理想。]
――“汝の弓矢は的を違わず
数を増しても変わりなし、
疾風と呼んで余りある”
[歌により存在の力を支援する。
さりとて軌道が変るわけではない。
幾百の剣に阻まれれば、そこで矢の道は潰えてしまう。
されどそれでいい。
――“願わくば、君自身の物語を”と、
そう、アーチャーが消える間際に謂ったことを忘れていない。
詩人は自ら剣を取り 身を低くして足利に向けて駆けた。
その少し離れた横を、獅子が走って追いかける]
― 1F西・教会 ―
[アルフレートが物騒な話をしている。これは取引という名の脅迫である。だがランサーは残念ながら挟む口を持っていない。結局のところ、ランサーにはそのようなことに割く興味はなかった。だが]
俺は単に興味があるだけなのだが……。
[さりげなくアルフレートの脅迫の片棒を担がされそうになっているランサーは、言葉少なに訂正した。]
―5F―
[ランスロットと足利の鍔迫り合い。
戦の只中に在って、切っ先のような視線が交わる。
「貴殿こそな――!!」
が、それは火花のような一瞬だった。
容赦なく降り注ぐ>>264刀の雨と斬撃を受け止め、交わすのは至難の業だ。ランスロットは低く呻いて口の端から血を流す。
――足利の背後。
剣の英霊にの背を目掛け、
銀の閃きが空より煌いた]
[重複詠唱で無理矢理威力を増大させた音の弾丸。それがいったい、どんな結果を起こしたのか……それすら確認せぬままに、がくりと膝をつく。
刻印が酷使の痛みに悲鳴を上げる。
かついてない速度で回した回路が灼けるように熱い。
己の限界を知らぬ未熟が、容赦なく少女の体躯を蝕む]
……あ。
[自分の戦い方は、とかく燃費が悪いことは知っていた。
威力不足を補うために手数を要する。手数を稼ぐために速度を要する。速度を保つために刻印の酷使を要する。
豊富な魔力を湯水のように使い倒して、初めて成立する戦術。
だが恵まれた素質にも限界はあった。
魔力の不足―――その不吉を感じ、英霊たちの戦いに目を向ける]
…きめたの。
みちるは、きめたの!
[強く言う。
自分で、わかっているのだろう。
このままだと、自分はきっと甘えてしまうのだと。
子供は、子供なりに考えている。
顔を上げないまま、決めたことが揺らがないように
ポケットの羽根をまた握る。
掌が焦げているような匂いが少しする]
ごめんなさい。
みちるのこと、ずっときらいになっても、いいよ。
だから。
力の続く限り切り結ぶを望むか。
愚直だな。愚かしいほどだ…… そうやって主の命に従い勇敢に戦った者達が、わしの時代に何人ただの犬死で最期を遂げていったろう。
しかし――――憧れすら覚えるものだ。
[矢の雨はそのうち数本が刀の驟雨を潜り抜け、自分に向かってくる。肩に、鎧の隙間に、矢が刺さって血が流れた。それでもなお止めない。草原が抉られ、木々がなぎ倒されていく。]
猪口才な!!
[獅子が駆けていく。そちらにも数十の刀を飛ばした。刀が尽きることはもはや考えない。そのぐらい、目の前の騎士達はいずれも強者ぞろいだったから]
[己の脚力と、イヴァンが従える獅子、
その勢いを借りて飛び]
はあぁ―― ッ!!!
[宮廷で歌うべき吟遊詩人が、
剣の英霊へ、銀の刃を構え――その背目掛けて真っ直ぐに、斬りかかる]
長いこと、考えてきたわ。
「開放する」手段をね。
でも、私には、できない。
アサシンのマスターは、
―――ブライは、それを考えてるみたい。
それも多分「はじめて」のことだわ。
この「塔」の機能は、擦り切れてきてる。
確かに、ループを続けているだけじゃ、いずれこの「町」も壊れてしまうでしょうね。
既にその傾向はあるわ。
もう、
[首を振る。]
―――ブライの居場所は、本当に分からないわ。
病院を拠点にしていたみたいだけど、あの辺りがあれだけの戦場になってしまった後だから、アサシンが警戒して移動させている可能性もある。
そこにいなければ、彼は「またここに来る」と言っていたから、ここで待っているくらいしかないわね。
[葡萄の放った鈴は礼拝堂の鐘に当たり…やがてゆらゆらと振り子のように揺れて…]
カーーン カーーーン カーーーーーン
[今時の荘厳な音ではなく、軽く、しかし、遠くに響く音で鳴り響いた。
――即ち、音の相殺…
その鐘の音は、多多書き続ける戦士達の耳にも届くのだろうか…]
[三つ目のお願い―――令呪が発動する。
サーヴァントの意志を無視できる、絶対命令が下された。
それはどんなに拒絶の意志を示しても、何ひとつ意味はなく。]
―――――――
[最後に、最期にマスターの名を呼ぶ事も、
その身体に触れる事も叶わず、]
[突如、みちるの足元の土が形を変えて、
まるで大地が大口を開けたようになったと思えば、
そのまま、みちるをチルチルごと大地が飲み込んだ。]
……っ、あ
、あ、ああ
[大地が揺れ地面に圧が掛かり、
飲み込んだみちるの息を、声を、
ゆっくり、ゆっくりと奪っていく。]
嫌だ、
いやです、
こんな、こと
―― したく、
[止まらない。
止められない。
みちるがその命の灯を消すまで、
力を止める事ができない。]
どうして
なぜ、わたしが 、
[必死で首を横に降る。
何度も、何度も、手を抑制しようと、
魔力を止めようと、]
みちるを、地に―――
[ ――― しているのに。]
― ?? ―
[―――、死者は皆、大地に還るのだろうか。
それもまた、地の理なのかと。]
[異端の罪で牢獄に捕われる事7ヶ月。
尋問を何度も受け、肉体的にも精神的にも限界だと思っていた。
それがある日、突然の釈放となった。
釈放されてから知る。
プロテスタント信者の聖書の集いにメルカトルは出席していない。
そう、証言してくれた人がいたと言う事。
知らずのその人が、自分の命の恩人となった。]
…あの、その 方は。
ひと言お礼だけでも!
『―――、死んだ。』
…え?
『生き埋めの刑に処された。
彼女は、その集いに出席していたからな。』
[言葉にならなかった。
地を学び、地を記し続ける事に生涯を捧げていた。
その地に、まるで裏切られたかのような、
呪縛をかけられたような感覚に*陥った。*]
[ ぶつ っ… ]
[大地を通じていつも感じていた魔力の流れ。
それが突如、断ち切られる。
それは、マスターの死を意味する。]
あ、く……ぁ……?!!
[体の内から熱いものが沸き上がり、口の端から血が零れ出る。
その一撃は、背中を深々と突き刺していた。
獅子が迫っていることは知っていたが、詩人自体には気を留めていなかった。膝からくずおれそうになる。
否、今の一撃は――――致命的だった]
良く知っておったな……
わしが背中の傷が膿んで命を落としたという事を。
……は、っ
あっ、あ、ああ
みち、…みち、る。
[その場で膝折れて、地に両手がつく。
ざり、ざり、とみちるが消えた地面に爪を立て続けた。]
キャスターTの展開が辛すぎて
羽残さなければ良かったって後悔している
[残したばかりにかわいい幼女がこの有様。]
―5F―
……っ、―― 、は、……ぁ は、……
[半ば体重を預けたまま、
抜かれぬよう、両手で握り締めた剣の柄を、
離さない様に、
白い指が白くなるほど握り締め、頷く>>288 ]
……っ、――ヒイラギ、が
……マスターが、……教えてくれ 、…ました
……――貴方の、傷、 を……
そうか……あいつがな。ただの小僧と思っておったが……
男児たるもの、成長するものか……
[感慨深そうに息をつき、力を込める。]
だが………残念だったな。わしには、天恵がある。
何度負けようとも、一命をとりとめてしまう。
この距離では最早、お主の騎士達よりわしの刀の方が早い。
外さんぞ……!!
[あれほど湯水のように打ち続けていた刀。その浮かぶ量がここに来て、数少なくなっていた。リリンの魔力の事を考えても、自分の傷を関考えても、もはや余裕はない。その中に浮かぶ、三本の重篤な魔力を帯びた太刀]
王子はみちる推しだったもんな。
羽根がなかったら、アサシンが殺りに来たんじゃないかとは思えるが、その場合はキャスター自身が手を汚さずにすんだのかな。
―――にしても、すごいわよね。
[ふ、と笑う。
「願いを叶えた後で聖杯を壊す」。
それは自分が長く、長く考えてきた、ひとつの結論だった。
「巻き戻っている間に聖杯を壊す」。
でも、そんなこと可能なの?
それに、それに。
そんなの、怖くて、できない。
家族を、失ってしまうかもしれない!]
別に、ブライに会うのを止めやしないわ。
もし会えなければ、またここに来て。
「願いを叶えた後で聖杯を壊す」ってのは、面白いけど、すぐにループ自体は発生するわ。
どうしたらいいか、私には分からない。
ブライに会えたら、話してみて。
足利重代の太刀………
大包平。
大般若長光。
………それに、……三日月宗近、
見切れるか……!!
[宙に浮かぶ残りの刀剣。宝剣、業物、その全てを――――いちどきに撃ち放った]
[リュートの英霊が振りかぶる剣が、セイバーの背中を斬り裂く。
己の失策に怯えた目はその瞬間を捉え、その光景を網膜に焼き付けた]
セイ、バー……ッ!
[叫ぶ。それは悲鳴だった。
英霊の戦う場ということも忘れ、痛みに喘ぎながら走り寄る]
/*メンバーから無垢なるものが消えて、闘争が激しさを増すってシチュエーションは物語によくあるけど、今日の流れはそんな感じだな。
!
[自分の周りの地面が大きく揺れた。
顔を上げないで上がりそうな声をこらえる。
覚悟を決めたのだから、それに負けてはいけないとみちるはおもった。
ただ、転がり落ちる中で瞳に青が映る。
視界の半分はもう何も見えていないから、いま青を見ているのは右の目だけなのだろう。
きっと、青は空ではなく小鳥の羽]
──ありがと、めぇおじさん。
[大地がふさがるその時、確かにみちるは言った。
聞こえてなくてもいい。
みちるは、みちるのワガママで勝手に死んでいくのだ。
今のみちるのことを嫌いになってくれたら、次のみちるのことはもっと上手なマスターにしてくれるだろうとみちるは思った。
まあ。
意識が途切れた時、土のなかで落ちたなみだなんで、すぐに土にしみて消えてしまったのだけど──**]
[鐘の音がしていた。それがなんなのか、気を払う余裕などなかった。
リュートの英霊が振りかぶる剣が、セイバーの背中を斬り裂く。
己の失策に怯えた目はその瞬間を捉え、その光景を網膜に焼き付けた]
セイ、バー……ッ!
[悲鳴を上げる。
彼はまだ戦っている。だが傷は深いことは明らかに見えて、涙がこぼれた]
[ランドセルを背負った姿。元気よくバスのブザーを押す姿。
猫の耳の、兎の耳のついたパーカーを愛用していた姿。
一緒に手袋を買いに行った。狐の絵本。
ぱっくり開いたクジラのお財布。
離れ離れになった日の事。
筍で喜んで、一緒に食べた筍ご飯の味。
まじかる☆まろんが大好きで、
自分の芯を持っていた可愛らしい、みちる。
私の大切な ―――― マスター。]
……きらいに、なんて、―――
[大地の上に、ぽつ、ぽつと雨が降る。
暗い大地が更に黒に染まる。]
…、っ、 ふ
[嗚咽混じりの声が喉の奥からこみ上げてきていた。]
鴻 みちるは遅延メモを貼りました。
―西ブロック・土手―
・・・・・・アサシンは去ったのか。
[その惨劇の後となった土手に、ブライは姿を現した。
警戒心のない様子で、彼はそのまま、みちるが消えていった地面を見つめた後、近くにいるキャスターへと声をかけた。]
はじめまして。
キャスターさん、ですよね。
あなたに、お話ししたいことがあります。
― 西ブロック 土手 ―
私は…このまま、
消えてしまわなければ ――いけないのですか。
[マスターを自分の手で撃つという無念を抱いたまま、
この聖杯戦争の理を知る事も出来ないまま、
仇を討つ事も出来ないまま、
唯、魔力が尽きて消えるのを待たなければ―――]
そんなの、いや、です。
[拒絶の声がはっきりと出る。
頭の上の方から声が掛かったのはその時で、>>301]
……、あなたは?
[詩人とて、騎士の傷の跳ね返りや
直接の刃傷をうけて、血塗れだ。
けれど、まだ、気を失うわけにはいかない。]
嗚呼…… 神にあいされるような
――天運の持ち主か
ますますもって、
うつくしい物語では在りませんか
[吟遊詩人は、戦場にあって
唇に弧を敷いた。]
― 1F西・教会 ―
――『発生する』か。
[何かを得心したように、ランサーは頷く。
僅かな笑みをこぼした『管理者』。
何一つとして交われずとも、『町』の住人の生存を願う少女。]
承知した。少なくとも、今はそれで十分だ。
元より人とは地に足をつけることを定められた身。
神のように飛ぶことは叶わず、不可思議な力を使うこともできない。
――だが、地に這うということは、頭上に多くの空が広がっているということでもある。有限にして無限の空。我々がその存在を賭し続ける限り、――大空を舞う夢想は、いつとて抱くことは出来るのだ。
うん、みちるすごい可愛くてな…。推しだったね…、
というか、キャスターTの組み合わせが好きだったな。
幼女とおいちゃんの組み合わせは可愛い。
みちるが羽を拾った時点で、これは落ちるなとは思ってたけど
……いや、この この落ち方は…。
かなしみ。
& <…。
[結構落ち込んでいる。]
[瞼を閉じ、管理者へと背を向ける。]
世話になった。
……この返礼、酒樽一つ程度では足りぬだろう。
――民の平和を願うその願い、我が身が確かに聞き届けた。
…………王とは民を守り、導き、その願いを叶えるものだ。
今宵の返礼、アルゴスの王たる我が宿命を以って返そう。
――――、
『また、会えると良い』な。管理者殿。
[そうして。
ランサーは闇夜に熔けるように、霊体と化した。]
ブライジンガーと言います。
・・・・・・アサシンのマスターです。
たぶん、貴方のマスターはアサシンによって心を乱されたのだと思います。
本当にすいませんでした。
[少し俯いたまま、言葉を紡いだ]
情報には感謝する。
従者もやる気を出したようで助かる限りだ。
礼というわけではないが、
聖杯からの開放は私も考えてみよう。
正しく、自体を切り分けてみたい欲求がでてきたのだ。
では、失礼しよう。
マスターにあえたにせよあせなかったにせよ。
また、そのうち訪れる事になるであろう。
[言葉と共に教会の外へと向かう。]
僕はここに、アサシンの羽根を拾いにきました。
アサシンからそう依頼されていましたので。
でも、もうそれは無理みたいです。
あの羽根は、貴方のマスターと同化してしまったと思うので。
…あなたが、あの、アサシンの?
って、ブライジンガー…!?
[爪の間に土が入って茶色まみれの掌。
四つん這いに近い体勢を元に戻すけれど、
まだ立つ程の気力はなかった。
土手に腰を落としたまま、片膝を立て
もうひとつの手は地につけたままブライを見上げる。]
――、…いえ
キャスターの私が、あの羽を見抜けなかった。
悪いのは、私です。
貴方が謝る事ではありません。
アサシンにも…言われたことがあるんです。
きっとこうなる事を彼は見越していたんでしょうか。
[思い出すのは>>3:140 あの時の言葉。
『いつか死ぬよ。君がそれを理解して同行しているのは罪だ。』]
―――…、… 同化?
―5F―
―― ……!
[3振りの、光放つような太刀が浮かぶ。
――月夜のような輝きは、見る者を魅了するであろう。
遠い鐘の音すら意識から剥がされるような。
剣の柄を握る手を片方解き、
血塗れた指先で己の咽喉に触れた。
同時、ランスロット、ペルスヴァルら、
編み上げられた騎士の姿が旋律と文字に溶け、詩人へと流れ込むように集う。
魔力が切れたか、
力が尽きたか、
否、詩人は歌う。]
・・・・・・キャスターさん、きっとあなたは僕が憎いでしょう。
正直、僕はあなたにここで殺されても文句は言いません。
[だが、キャスターから急激に魔力が失われていっているをブライは感じていた。
アサシンがブライをここに寄越したのも、もはや警戒すべき相手ではないからだろう。
きっと、もうキャスターには魔術を紡ぐ力残されていない。]
でも、もしそんな僕の言葉を信じてくれるなら。
僕からあなたに、お願いがあります。
時間がないので、詳しくは今はお話ができません。
この聖杯戦争は、螺旋の中で繰り返されています。
僕はこの螺旋から、抜け出す方法を探しています。
“汝は
円卓を、
統べる 王――” ……っ!!
[――僅かとなった魔力を集結し、紡ぎだすは一瞬
なれど、確かに物語の「王」の姿。
3振りの業物を、宝物を、伝説にある剣で薙ぎ、払い]
[一人称が―――『僕』と聞く。
自然と思い出すのは懐にしまったメモの事。]
…、ブライジンガーさん。
これは、あなたが書いたのでしょう?
[それを取り出し、身体の前で開き見せる。]
…… 聞きますよ。
私が、まだ、ここにいる意味があるというのなら…。
そして、貴方のマスターは、僕と同じ呪いがかかった状態にあります。あの羽根を抱えて死んだせいで。
貴方がたとは違う時間軸で。
彼女もまたループに巻き込まれました。
―5F―
[総てを凌ぐに、僅かに足りない。
最後の1本、三日月宗近に届こうかという交叉の瞬間、
顕現させるだけの魔力が失せて、するりと解けた。]
―― っ つ、 ぁ……!!
[身を捻ったものの、
ざっくりと肩口を切り裂かれ、片手で押さえてよろめき膝をつく。]
展開を見て悲しむのは仕方ないが、羽根に関して責を追う事は無いぜ。
羽根を他のチームがいち早く回収してたら、この流れはなかったし、みちるが拾わなくても、またなかった。
さかのぼれば俺が奴から受け取らなければ、なかったわけだしな。
彼女は生きています。
この聖杯戦争では彼女は死んでしまいましたが。
ループが起きて、次の聖杯戦争が始まる頃には、彼女は僕と同じく生きています。
貴方がこのループを脱出する方法を見つける事が出来れば。
その時は、僕や町の人たちと一緒に、彼女ももう一度人生を始める事が出来るかもしれません。
僕に協力してください。
そして、サーヴァントのあなたにこんなことを言うのは間違っていると思いますが・・・・・・
・・・・・・生きてください。
[そして、そっとキャスターの眼前に、魔力の貯蓄された宝石を置いた。]
時間切れです。
もし判らないことがあれば、教会へ行ってください。
[そして、ブライはそのまま後ずさっていく]
/*
やったぜ、ついに時間軸すらブレイクした!!
いや、なんだろう初呟きがこれでごめんというか。
じゃんくすまんwwwww
ところでずっと言いたかったけど、セイバーの出す刀は
一部のさにわにガタッってさせるには十分なアレソレ
[ガタンガタンガタン]
[羽と同化した事によりループの一部に巻き込まれた。
それはつまり、あのみちるは、ループの外にいた存在だった。
それなのに―――、あの 羽のせいで、と
ヘイズレクを、みちるを狂わせたあの片翼の顔が思い浮かぶ。]
……どうすれば、みちるや、
この塔の中の人たちを救えるか私も一緒に探したいと、おもいます。
[次の螺旋の中でなら、みちるにまた会える。
けれどそれは―――次の、みちるだ。
知らずのうちに、手が白くなるほど握っていた。]
―――…、協力したいのはやまやまです、が
[と、置かれた宝石。そこから確かに伝わる魔力。
これがあれば、すぐに消えるという事態は免れるが、]
…、…
[土のついた手でその宝石を握り込む。
“いきてください”その言葉に、頷きを返し]
わかりました。
―――…、これ以上、こんな悲劇を繰り返してはいけません。
ありがとうございました。
[場を去るブライジンガーに深く頭を下げた。]
[もう一本の筍に、救われた…
地下茎で取り巻くように竹を生やし穴を掘った。
その奥で…音を防ぎ、音の弾丸を防いだのだ。
這いずるように穴から抜け出し…]
レティ!?
…教会、ですか。
ええと、ここが西ですから…近いですね。
[とりあえず向かうべきかと、立ち上がろうとする。
けれど立ち上がれなかった。
みちるを飲みこんだ地。
見おろし、見つめて、込み上げるものを堪え、唇を横に引く。]
っ
[自分には時間はない。
解っている、解っていても、苦しいものは苦しいのだから仕方がない。
それでも何とか自分を奮い立たせ、必死で立ち上がる。]
[体中の魔力はもう一滴も残っていない気がする。
それでも、無理矢理回路に魔力を通す…
足も手も痺れて動かないけど…転がりながらでも行かねば。
レティの側へ、、、]
――…レティ レ、ティーーーッ!!
―5F―
……、いいえ、 随分と喰らっていますよ
何せ、……物語は
私自身でも、あるので。
[>>321 浮かべるのは苦い表情、微かに混ざる笑み。
悟られまいとする強がり。
自分で人を斬ったのも、実のところ、初めてだ。
騎士が負った傷、それは詩人にも跳ね返る。
衣の下の腹部、背中、腿に腕と、
実際のところ惨憺たる有様だ。
足元に血の雫、落ちる]
……、っ、――
[なお立とうとするセイバーに、ずるりと、抜いた、剣を向け]
― 西ブロック ―
[よたり、よたり。
その足取りは非常に遅いもの。
それでも顔は、既に前を、未来を見据えて―――**]
そうか。………よく見れば確かにそうだな。
[肩の傷だけかと思っていたが、よく見ればあちこちを負傷している。四肢から滴り落ちる血が、足元に小さく赤く溜まっている]
だがまあ、……そうしているのも美しいものだ。
お前はやはり良い男だ。我が元に置いておきたい。
……それでわしを手づから刺すのか。剣を握った事もないのだろう?
……わかるぞ。やってみるか。わしを。
でなければ……
[傷は深い。口の端から血が噴き出していく。握り締めた太刀を構えるように持ち、ゆっくりと振りかぶった]
[現れたのは伝説そのもの。
それが振るう宝具に薙ぎ払われ、すべての刀が力を失って落ちる。
もはや彼の宝具は敗れた。魔力も、己の失策のせいで使い果たした。
セイバーが膝をつく。深手を負っている。それでも立ち上がらんとする。
涙に濡れる目で、それを見る。
もはや彼に、戦う力はないように思えて]
セイバー……セイバー!
[叫ぶ。叫びながら、痛みに喘ぎながら、もつれる足で必死に駆け寄る]
ところでここまで来ると聖杯戦争勝利の可能性も見えてくるんですけど、何を願うか全然なんにも考えてないっていうね。
願いそのものへの憧れってテーマだっただけにね、こいつ何にも願いないんですよほんとに。
―5F―
……―― 、身に余る 宝物の 数々、を
身に受けましたよ ――……本当に
[傷もすべて見事に鮮やかに斬れているのだろう。
このような状況で。
そのような顔をして、そんなことを謂うか。
詩人は僅かに眼を瞠り、困ったように]
……あなたという ひとは。
……っ、……
[図星を指されて一度言葉を飲み込んだ。]
私は、…クレティアン・ド・トロワは吟遊詩人であり
……騎士、でも、あります……貴方と戦場(いくさば)で向かい合った、だから……っ!
[振りかぶる、その太刀は何処へ向かうのか。
クレティアンは咄嗟、剣をセイバーへ向けて振るい――!]
リリン。………どうした。
[叫びながら駆け寄ってくるその姿を見て困り気味にふいと視線をやった。太刀を振り下ろすでもなく、ただ持ったまま]
叫ぶなよ……手負いなんだ。傷に響く……
ああ……もう。泣くな、こんなところで。面倒臭いやつだ…
泣くなよ。わしなんぞのために泣くことはない。
わしはただ、あの頃のように何事もない平穏な毎日を過ごしたかっただけの、つまらん英霊だ。それだけだ……
違う……つまらなくなんてない……。
どんな願いも、つまらないものなんてない……。
そんなの……もうとっくに分かってる!
[届かなかった。
間に合わなかった。
なにも、できなかった。
とめどなく、涙が溢れる]
そうか。クレティアン・ド・トロワというのか。御辺の名は。
[目の前の剣を握った詩人の姿は血に濡れて、それ故に美しい。
斬るのをためらうほどに。そして、美しいだけというわけでもない。]
わしの物語の事は忘れてくれてよい。
ただ一つだけ……御辺には何の事かわからぬかもしれないが。
わしは、誰も憎んではいなかった。誰も殺したくはなかったのだ。
[振りかぶった太刀を振り下ろすことはできなかった]
中の人はミケランジェロとは真逆で寝ないともたない人だからなあ。
M「中の人と比べるとかでなく親方は異常!」
D「ほんとなんで天寿全うしてんねん」
そう言ってくれるのか。優しい娘だな。リリン……
望みはまだこれから見つけるのだろう?
すまんな。見つかるまでは一緒にいられんかもしれんが。
まあ、聖杯にかけるだけが望みでもなかろうし。
ゆっくり探すのも良いさ。わしもずいぶん時間がかかってしまったが…
まあ、……なんだ。あまり細かい事を気にするなよ。
[その顔は、心なしか笑みを湛えているように見えたかもしれない]
―東ブロック・病院―
[時間を掛けて探索を続けるも収穫は無かった。]
今日のところはこの程度にしておくか。
また教会に向かってみるか。
管理者の言葉を信じてな。
[取り急ぎの探索は終えて明日への指針を立てた**]
M「ところで投票どーすんの?」
…それな。
D「いつもならもう投票してるやろ」
………リリンと眼鏡のやりとり見てからにしたい。ギリギリまで悩む。
[リリンの悲痛な声が、
泣きそうな声が聞こえる。
柄を握る手に力をなお込めた。滲む血色。]
ええ。……アシカガ、タカウジさま。
[ぐ、と眉をきつく寄せた。]
―― ……勝手なことを仰る、
忘れませんよ、貴方の物語は
……忘れられるわけ、ないではないですか
[あのように、輝かしく、何処か仄暗く、そのくせ鋭いのに
――誰も憎んではいなかった。誰も殺したくはなかったのだと、語るのだ]
……覚えて います。
[――セイバーから太刀は振り下ろされず。
その空いた身へ向け、半ば倒れこむように踏み込んで
セイバーの身体に剣をつき立てる。
戦場で向かい合ったものへ、責任を果す。
――果たしてそれは、叶ったか。]
ブライジンガー 諒は、セイバー 足利尊氏 を投票先に選びました。
アサシン シェムハザは、鴻 みちる を能力(襲う)の対象に選びました。
[膝から崩れ落ちる。泣き腫らした目でセイバーを見る。
ともすれば見逃してしまいそうな、笑みを湛えた顔をみて]
やさしいのは……あなたじゃない。
[泣き声のまま、そう口にした**]
違う、わしは優しいわけでは……
[その先は口にできなかった。詩人の剣が自分の胸に深々と突き立っていた。口から血の塊が零れ落ちる。そうして、身体は溶けるように消えていった。
その顔は、やはり少しばかり笑っていた**]
――― …っ
[…なにも…言えなかった…言葉を発しようとすれば、
口の中の泥が、ジャリと、音を立て。
黙ったまま、少しだけ動く足で這いずり、勝利を手にした血塗れの英霊の側に…
苦しそうな息使いを上げながら、這い寄る。]
―― っ、……!
[セイバーの存在が、消えていく。
リリンへの言葉が、最後まで伝わることは、なく。
己のものとも剣のものとも知れない血にまみれて
支えをなくした身体が傾ぐ。
倒れこむのをなんとか手に持った刃と片手を支えに、堪えるも精一杯の様子。
主は、ヒイラギは、大丈夫だったろうか。
魔力が不足し、朦朧とした意識で繋がりが近づくのを感じ取る>>345]
……かふ、、―― 、っは……
……―― ヒイ、ラギ…、
[ふらつきながら体を起こし、ぜい、と濁った息の音]
セイバー 足利尊氏が「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
セイバー 足利尊氏は、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
――、 ……
[ずるり、ずるりと片足を引きずる。
ヒイラギは、最早、立ち上がれないのか。
片膝をついて肩に触れる]
……無理を、させて、すいません
[眼を伏せ、それから――リリンのほうを、見遣る。]
……見事な、武士(もののふ)で あらせられました
[静かにぽつりと落とす。
そうして、ヒイラギへと視線を落とす。
笑顔を向けられ、ふ、と詩人は漸く表情を緩める。
身体が転移の光に包まれた。
マスターの意志だ。
残されたリリンに、手を出すつもりはなく、手を出してはならないと示す。
*甘いと謂われても、こうする。
そう、ヒイラギは、笑うだろう*]
ブライジンガー 諒が「時間を進める」を選択しました。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新