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―西ブロック・森林公園〜
[僕を誇らしいと語る英霊に、ちょっぴり恥ずかしかったがそれ以上に嬉しかった。]
でしょ?
だから一緒に「生きよう」。
[身長が伸び続けることにも、不安げな僕をよそに
それほど気にする様子もなく、新しい物語とか
考えて居るらしく…]
なんでよー。もう少し心配してくれても…
[恨めしげに頬を膨らませると、そのまま吹いてしまった。]
ぷっ!うふふふ…
まあ、何処も調子は悪くないし、寧ろ調子が良いくらいだから心配ないよね−。
[笑い飛ばすと、、、上に向かって足を踏み出した。]
―まずは3Fに―
― 中央ブロック・駅前の喫茶店 ―
[窓際の席で日差しを受けながら、ゆっくりとカップを傾ける。砂糖とミルクを入れたコーヒーは甘く、ほんの少しだけ、疲れを紛らわせてくれるようだ。
一夜明けてしまえば、昨夜の慌ただしさが嘘のようにゆったりとした朝だった。
サーヴァントたちの規格外の戦いも、何かの事故という形で処理されたのか……町ではちょっとした噂になっている程度だ。管理人が巧くやったのだろう。
ざわついてはいるが、それだけ。混乱もなく、住人たちは曖昧な日々の日常を今日も繰り返す]
結局、なんだったのかしらね……。
[昨夜のことを思い出す。短い間に多くのことが起きたせいで、全貌を把握できてはいない。
ただ、黒翼のサーヴァントは明らかに正気を失っていた。おそらくクラスはバーサーカーだろうが、あの様子は狂化というより、暴走に近かった気がする]
リリン リリーリンリンが「時間を進める」を選択しました。
投票を委任します。
リリン リリーリンリンは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
― 朝から昼 西・古びた洋館にて ―
[みちるが眠るまで傍にいた後、道具の修復と残っていた書物を読みながら激しい戦いであった事を思い起こしていた。恐らく他の組も、残された英霊が全て集ったのだから同じことを考えていたのかもしれないが―――
>>1片翼の天使――シェムハザ。と、確かにランサーが言った。
僅かに眉を寄せるのは、聖書を読む身として聞き覚えがあったから。
かさりと手の中でメモを開く。
これを、誰が書いたのか――それが解らなかった。
手当たり次第聞いて回ってもいいかと思考していると朝になっていた。]
おはようございます、みちる。
[食事の用意が終った辺りで、皿の準備を手伝うために姿を見せる。
食卓テーブルには、鰆の西京焼き、紅白なます、ほうれん草の白和え、かきたま汁―――筍ご飯だ。
豪華すぎる朝食に驚いて、どうしたのかとみちるに思わず問えば、
昨晩私が頑張ったから、みちるも頑張った。
そう返されて、何だか嬉しくて、笑みが自然と浮かんだ。
いただきます、と手を合わせて食事を取る。]
これがタケノコ…!
柔らかいけれど確かな歯ごたえがあって美味しいですね!
[おお、と感動をそのまま口にしながらみちるが作った朝食を全て綺麗に食べ終えた。]
―西ブロック森林公園から―
――、……ええ、“ 生きましょう”
――約束を。
[ 英霊にとってそれが正しい表現かは分からない。だがそこに込められた意味こそ、肝要たと、彼は。 ]
――え、だって、
大きいことは良いことかな、と
[ きょとんと目を瞬き、
そんな風に詩人は答える。
か弱きよりは、自ら風に向かう強さを、と歌って ]
ええ、ヒイラギがそういうなら
きっと良いことだと、思うから。
[ 魔術的な封印が施されていたという可能性、もっと魔術に長けたものなら可能性を示唆したろうが、あいにくそちらはふたりとも詳しくなかった。 ]
―三階へ―
―三階、竹の群れる大聖堂―
[ さて、移動は一瞬であったが―― ]
――なん……、っ、緑の筒が、森になっている……?!
[ 西洋生まれの詩人は、
竹を知らなかった。 ]
ー中央ブロック・喫茶店ー
平和なもんだな。
[セイバーの前には抹茶とクリームあんみつがあった]
これも甘い。胸が焼けそうだ。
[ぶつぶつと呟く間リリンの声は耳に入っていないようだったが、やがて顔を向ける]
んっ?ああ……わからんな。
わしらにとって大事なのは、ひとまず今残っている連中の手がある程度分かったことと、あれもこの間の…シェムハザ?とかいう奴が絡んでいるだろうということぐらいか。
[あの黒翼の少年―――
セイバーは、彼が操られたと言っていた。酷なことだと思ったが、たしかにセイバーの言うとおり、これは戦だ。
勝つためであるなら、あらゆる手段は肯定される]
……やっぱり、わたしたちとの戦いで消耗したから、あんな策に出たのかしら。
あいつが直接戦いに参加してなかったのも、それなら筋が通るし。
[ありそうな話だが、それだけに少し胸が痛んだ。
あの黒翼のサーヴァントの有様は、自分たちが招いたかもしれないのだから]
― →西ブロック 住宅街 ―
[筍のご飯が美味しかったのでそれを握って
昼飯にしようとこちらから提案する。
準備を終えれば、外に出ようと言う。
上の階層を見てみたかった。]
……、そういえば あの羽
[みちるが持ってきているとは知らないまま、ぽつぽつと少し歩きながら話しだす。それが監視の役割を持っていることを教えた。>>4:213]
[隣であんみつを食べるセイバーは、渋面をしている。
そうまでしてなぜ甘いものばかり選ぶのか。砂糖は麻薬と同じように中毒性があるとどこかの学者が言ったらしいが、あながち馬鹿にできないかもしれない]
そうね。とりあえず情報が揃ってきたのは喜びましょう。
あの片翼がやっぱり信用はできなさそう、ってことも何となく分かったし。
[あんな手を取る相手なのだ。信用なんてしようとすら思えない]
―3階・システィーナ礼拝堂―
――…こ、ここはっ!?
[大きな礼拝堂の中(多分実物よりも大きいのだろう)
天井には「創世記」…間違いない。]
…システィーナ礼拝堂?
でも、なんで竹が一杯生えているんだろう。
戦闘の後もある…
ねぇ、レティ心当たりある?
[傍らのレティに尋ね。]
―――それに、あの 魔力…
[バーサーカーの横にいたからこそ、確かに感じていた。
令呪と共にバーサーカーを包んだ光の源。
その後、黒い翼を生やした姿。
彼の最期を思うと、面持ちは険しい。
北欧の英霊 ―― ヘイズレク。]
…みちる、なにか 隠してたりしていませんよね?
[彼が一体どんな英霊であったのか、
それを知りたくもあって五階へと駆け上がる。]
おー明日来るのはみちると足利尊氏か、この段階で再契約とは難儀な事だな。
お侍さんはともかく、みちるはどういう結末をたどるのだろうな。
あまり死んでほしくは無いのだけど。
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