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[英霊達が、ひと組、またもうひと組とその場から去る。
みちるの手が背をぽふぽふと撫ぜるひと時は静かに瞼を落とした。
みちるが周囲をちょろちょろしている時は、ようやく終わったのだという安堵に浸って上を仰ぎ見ていた。]
はい、帰りましょう。
[みちるが戻って来ると、周囲に一礼してその場を去る。
いつも通り手を繋いで洋館まで帰る道のり。みちるが、あの、黒い羽を鞄に入れた事にはまだ気付かないまま。]
みちる。
私、タケノコを食べてみたいです。
[帰路はいつもと変わらないご飯の話に花が咲いていた。**]
投票を委任します。
キャスター メルカトルは、ブライジンガー 諒 に投票を委任しました。
キャスター メルカトルが「時間を進める」を選択しました。
―西ブロック・拠点―
[自宅に辿り着くと、倒れ込むようにベットに崩れ落ちた。
英霊を二人分闘わせるだけの魔力を使ったのだ…
当たり前の話しである。
それでも死んだように眠った後、朝日が昇れば目を覚まし]
あーー昨日帰ってきてそのまま寝ちゃったんだぁ。
[鏡を見ればどろどろの真っ黒な顔や体のまま…
シャワーを浴びれば清潔な服に着替え、朝食の支度を始めた。]
レティにはカモミールティーだよ喉に良いんだって。
[簡単なサンドイッチとサラダを摘みながら、ミルクティーを片手に再び辞典や色々な宗教の教典、偉人伝などを調べ始める…]
― 5F・城塞都市 ―
[石材と煉瓦とに積まれた街並みは、素朴の一言に尽きた。
石畳が敷かれた路地からは、その威光を多くの民へ知らしめるように、どこからでも聖堂と城とが覗いている。
歩けば歩くほどに薫る、土と石とのにおい。
再現の中に在ってなお、民の息遣いが根付いた精巧なる再現。
都市を取り囲む二重の城壁。民を、王を、外敵から護らんと聳える防衛機構の一端――塔の一つへと登れば、その全てを一望することができた。]
――――、
[城壁の外側は、眼下に見える小さな町を除けば、傍に湛えられた水と、山の端までを彩る緑に溢れている。
強固な外殻とは裏腹に、空も、景観も、遮るものは何もない。]
[――リリンのサーヴァント。キャスター。物語を束ねし者。黒翼の王子。アーチャー。アヴェンジャー。そしてシェムハザ。
一同に会した昨夜の出来事で、八騎の全てと、その生き残りが割れた。そして残ったサーヴァントが皆宝具を撃ったとあれば、今の内に新たな階層を探索するが得策だろう――と言い出したのは、アルフレートだったか、ランサーだったか。
塔の上で、見張り兵のように佇むランサーは、無言のままに城塞の都市を眺めた後。元より何も無かったかのように、その場を*後にした。*]
―西ブロック・拠点―
――あぁ、おはよう、ヒイラギ。
起こすのも悪いかなと思って、
そのままにしてしまったのだけれど……
[大丈夫だったかい、と尋ねる吟遊詩人は一見すれば穏やかな調子である。>>13
――昨夜。>>11
>>10 大丈夫だから、と答えるヒイラギの肩に触れ、言葉なく頷いたのは、無念を隠すためだった
繋がりの強いマスターによる治癒魔術は
通常よりも効率よく傷を塞ぐらしい。
その分魔力消費を強いたのは間違いなく。
拠点に還りつき、
ヒイラギが眠るのを確認した後
すぐにペルスヴァルの物語を閉じ、
静かに窓辺に佇んでいたのだ。]
……ありがとう、
咽喉は吟遊詩人のの命だからね
[カモミールティーを
ごく丁寧に両手で受け取り、>>13
集中しているヒイラギの邪魔をしないよう、詩人はカモミールの香りを口の中に運びながら暫し黙って思考する。
――8騎、これで全部相見えた。
――今残っているのはあの場に居た者。
――黒い片翼、あれこそがシェムハザ。
――ヒイラギの謂う通りリリンは嘘を、付いていなかったらしい。
悩ましげに眉が寄るのは、あの黒い羽に物語を穢されたと感じる故にだろう。]
――…… 5Fが「現れた」ね
ヒイラギの傷次第だが
……ひと段落したら行ってみないかい。
[窓の外、空の方向、透ける地上を流し見、クレティアンはもの思うように眼を*細める*]
―回想 東地区病院―
[英霊達の攻撃で落ちていくまだ名も知らぬサーヴァント。
そして最後に残したのは黒い羽だった。(>>4:400)
これまでの材料を元に現状を考えていると声が聞こえる(>>1)]
シェムハザはあちらか。
であれば今打たれたサーヴァントとこの黒い羽は……。
[事態を解明すべく脳内で思考をめぐらせていると、
少女がその羽を持ち去っていた(>>4)
止める事も考えるも行先が明確ゆえに良いと考えて放置した。]
―回想・東地区病院付近―
また、新たな回想が開いたようだな。
教会の管理人を問いただしたい所だが、
今回のように後手を踏むのも不愉快だ。
それに英霊が須く消耗している今こそ探索の好機だ。
[トラックに向かう足を止めて5Fへと向かう。]
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